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く‐く【九九】🔗🔉

く‐く九九】 ①1から9までの掛算表。 ②掛算表または割算表の簡易記憶法。掛算・割算・開平・開立にそれぞれある。

く‐く【区区】🔗🔉

く‐く区区】 ①まちまちであること。別々なこと。「意見が―に分かれる」 ②小さくてつまらぬさま。太平記1「空しく一生を―の中に誤る事」

く‐く【煦煦】🔗🔉

く‐く煦煦】 ①[韓愈、原道「彼は煦煦たるを以て仁と為し、孑孑けつけつたるを義と為す」]やわらぎ恵むさま。 ②なごやかに暖かいさま。

く・く【漏く】🔗🔉

く・く漏く】 〔自四〕 隙間をくぐる。古事記「我が手俣たなまたより―・きし子そ」

ククイ【kukui】🔗🔉

ククイkukui】 (カナカ語)トウダイグサ科の高木。アブラギリの近縁種。マレーまたは南アメリカ産。高さ10メートル余。葉は革質、卵形で3〜7裂。円錐花序は頂生、花は白色。核果は球形で甚だ堅く、その油を塗料・灯用とする。キャンドルナット‐ツリー。

くくし‐おび【括し帯】🔗🔉

くくし‐おび括し帯】 括し染めの帯。 ⇒くくし【括し】

くくし‐こそで【括し小袖】🔗🔉

くくし‐こそで括し小袖】 括し染めの小袖。 ⇒くくし【括し】

くくし‐ぞめ【括し染め】🔗🔉

くくし‐ぞめ括し染め(→)「しぼりぞめ」に同じ。 ⇒くくし【括し】

くくし‐もの【括し物・纐纈】🔗🔉

くくし‐もの括し物・纐纈(→)「こうけち(纐纈)」に同じ。〈運歩色葉集〉 ⇒くくし【括し】

くく・す【括す】🔗🔉

くく・す括す】 〔他四〕 ①くくる。しばる。四河入海「さてその足をば松に―・しつけて」 ②括り染めにする。〈日葡辞書〉

くく‐たち【茎立】🔗🔉

くく‐たち茎立】 (ククはクキの古形)菜の薹とう。特にスズナの薹のたったもの。〈[季]春〉。万葉集14「かみつけの佐野の―折りはやし」

くく‐なき【くく鳴き】🔗🔉

くく‐なきくく鳴き】 鶏のくくと鳴くこと。

くくのち‐の‐かみ【久久能智神】🔗🔉

くくのち‐の‐かみ久久能智神】 日本神話で、木の神。木の守護神。

く‐くばり【句配り】🔗🔉

く‐くばり句配り】 和歌などで、句の並べ方。句の配置。

くくみ【銜み・含み・包み】🔗🔉

くくみ銜み・含み・包み】 ①口の中にふくむこと。 ②轡くつわ。〈倭名類聚鈔15〉 ③刀の柄つかや鞘さやを金・銀・銅の薄板でつつんだもの。 ⇒くくみ‐ぐすり【銜み薬】

くくみ‐ぐすり【銜み薬】🔗🔉

くくみ‐ぐすり銜み薬】 うがいぐすり。 ⇒くくみ【銜み・含み・包み】

くく‐みら【茎韮】🔗🔉

くく‐みら茎韮】 (ククはクキの古形、ミラはニラの古形)ニラの茎の生い立ったもの。万葉集14「きはつくの岡の―われ摘めど」

くく・む【銜む・含む】🔗🔉

くく・む銜む・含む】 [一]〔他五〕 ①口に含む。蜻蛉日記「氷―・みたる声」 ②中にはめ込む。つつむ。くるむ。囲む。源氏物語夕顔「うはむしろにおし―・みて惟光乗せ奉る」 [二]〔他下二〕 ①口の中に含ませる。源氏物語薄雲「うつくしげなる御乳を―・め給ひつつ」 ②比喩的に、事情をよく納得させるようにする。→言いくくむ

くくり【括り】🔗🔉

くくり括り】 ①くくること。また、くくったもの。くくりひも。 ②指貫さしぬきなどの裾すそにつけ、裾を足首のところですぼめた緒。落窪物語1「―を脛はぎにあげて来つるに」 ③鳥獣などをくくって捕らえる装置。わな・足緒の類。古今著聞集16「―をかけて鹿を取りける程に」 ④(→)双六すごろく1で、自分の地内にある相手の石の前に自分の石を並べて、相手の石が進めないようにすること。 ⑤物事のまとめ。しめくくり。また、終局。 ⑥「括り染め」の略。 ⇒くくりお‐の‐はかま【括緒の袴】 ⇒くくり‐ざる【括猿】 ⇒くくり‐ずきん【括頭巾】 ⇒くくり‐そで【括り袖】 ⇒くくり‐ぞめ【括り染め】 ⇒くくり‐ばかま【括袴】 ⇒くくり‐ひも【括り紐】 ⇒くくり‐まくら【括り枕】 ⇒くくり‐め【括り目】 ⇒くくり‐もの【括り物】

くくり‐あ・げる【括り上げる】🔗🔉

くくり‐あ・げる括り上げる】 〔他下一〕 しっかりとくくる。しばりあげる。

くくりお‐の‐はかま【括緒の袴】‥ヲ‥🔗🔉

くくりお‐の‐はかま括緒の袴‥ヲ‥ 指貫さしぬきの古称。天武紀「会集まううごなはむ日に…―を着よ」 ⇒くくり【括り】

くくり‐ざる【括猿】🔗🔉

くくり‐ざる括猿】 布に綿を入れて作った猿の縫いぐるみ。着物・幟のぼりなどや絵馬堂に下げてお守りにしたり、念願の成就を祈ったりした。傾城買四十八手「ふとんのすみへつけし―を」→千疋せんびき。 括猿 ⇒くくり【括り】

くくり‐ずきん【括頭巾】‥ヅ‥🔗🔉

くくり‐ずきん括頭巾‥ヅ‥ 頭巾の一種。頭の形に合わせて円く作り縁をくくったもの。 ⇒くくり【括り】

くくり‐そで【括り袖】🔗🔉

くくり‐そで括り袖】 ①綿を入れてふくらませて縫った袖口。 ②袖口をひもでくくった袖。または、袖口にひだを寄せてすぼめたもの。 ⇒くくり【括り】

くくり‐ぞめ【括り染め】🔗🔉

くくり‐ぞめ括り染め(→)「しぼりぞめ」に同じ。 ⇒くくり【括り】

くくり‐つ・ける【括り付ける】🔗🔉

くくり‐つ・ける括り付ける】 〔他下一〕[文]くくりつ・く(下二) ひもなどで、しばって離れないようにする。「柱に―・ける」「子供を背中に―・ける」

くくり‐ばかま【括袴】🔗🔉

くくり‐ばかま括袴】 裾口をすぼめるために厚く綿を入れ、紐で括るようにした袴。地質は麻布・繻子しゅす・緞子どんすなど。 ⇒くくり【括り】

くくり‐ひも【括り紐】🔗🔉

くくり‐ひも括り紐】 物をくくるのに用いる紐。 ⇒くくり【括り】

くくり‐まくら【括り枕】🔗🔉

くくり‐まくら括り枕】 中に綿または蕎麦そばがら・茶がらなどを入れ、両端をくくってこしらえた枕。好色一代男8「草の戸の中に置火燵を仕懸け、―もありて」 ⇒くくり【括り】

くくり‐め【括り目】🔗🔉

くくり‐め括り目】 くくった所。また、その痕。 ⇒くくり【括り】

くくり‐もの【括り物】🔗🔉

くくり‐もの括り物】 括り染めにしたもの。枕草子159「巻染め・むら濃・―など染めたる」 ⇒くくり【括り】

くく・る【括る】🔗🔉

くく・る括る】 〔他五〕 ①ばらばらなものを一つにたばねる。しめて結ぶ。しばりつける。万葉集13「玉こそば緒の絶えぬれば―・りつつまたも合ふといへ」。平家物語4「その頸をば唱取つて泣く泣く石に―・り合はせ、敵の中を紛れ出でて、宇治川の深き所に沈めけり」。「糸を―・る」「荷物を縄で―・る」 ②絞り染めにする。古今和歌集六帖1「木の葉皆唐紅に―・るとて霜の跡にも置きまさるかな」 ③首をしめて死ぬ。日葡辞書「クビヲククル」 ④束縛する。浄瑠璃、心中天の網島「小春に沙汰なし、耳へ入れば夜明けまで―・られる」 ⑤まとめる。総括する。「今月の収支を―・る」「括弧で―・る」「高を―・る」 ⑥絵の主要部分の縁などを、少し濃い色で線を加え、また隈どる。

くく・れる【括れる】🔗🔉

くく・れる括れる】 〔自下一〕 紐などが巻きついて、一部分が細く締まる。また、紐が食い込んだようなあとがつく。

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