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くさ‐ずり【草摺】🔗🔉

くさ‐ずり草摺】 ①衣服を草花で摺り染めにして色をつけること。また、その物。くさずりぞめ。 ②鎧よろいの胴の下に垂れて大腿部を被護するもの。5段の板から成り、大鎧おおよろいは前・後・左脇に3枚、右方脇楯わいだてに1枚を垂れる。近世は下散げさんという。平家物語9「鎧の―ひきあげて」→大鎧(図)⇒くさずり‐なが【草摺長】

くさずり‐なが【草摺長】🔗🔉

くさずり‐なが草摺長】 草摺を長く垂れて着ているさま。 ⇒くさ‐ずり【草摺】

くさずりびき【草摺引・草摺曳】🔗🔉

くさずりびき草摺引・草摺曳】 歌舞伎舞踊の一系統。長唄・荻江節。曾我五郎と朝比奈が鎧の草摺を引き合う荒事風江戸所作事で、草摺引物と総称。「分身草摺引」(長唄のち荻江節)、「菊寿の草摺」(長唄。通称、いきほひ)、「正札附根元草摺」(長唄。通称、正札附)など。

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