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しし【父】🔗🔉

しし】 (上代東国方言)父ちち。万葉集20「母あも―に言こと申さずて今ぞくやしけ」

しし【肉・宍】🔗🔉

しし肉・宍】 にく。特に、食用の獣肉。 ⇒肉が付く ⇒肉が減る

しし【獣・猪・鹿】🔗🔉

しし獣・猪・鹿】 (肉の意より転じて) ①けもの。野獣。特に、食肉のために捕獲する「いのしし(猪)」「かのしし(鹿)」をいう。〈[季]秋〉。万葉集3「朝狩に―踏み起し」 ②獣狩ししがりの略。曾我物語4「馬の上、徒立ちならぶ人なし。殊に―の上手にて」 ⇒獣食った報い ⇒鹿の角を蜂が刺す ⇒鹿の角を揉む

し‐し【尿】🔗🔉

し‐し尿】 (幼児語)しっこ。小便。昨日は今日の物語「蟹かにのつらに―をしかけて見んとて」

し‐し【士師】🔗🔉

し‐し士師】 ①中国古代の、刑をつかさどった官。 ②イスラエルで、その王国成立前、ヨシュア以後サムエルの時まで(前1200年頃〜前1000年頃)、対外的困難の際に民衆の指導者となった者たち。「―記」

しし【子思】🔗🔉

しし子思】 中国、春秋時代の学者。孔子の孫。伯魚の子。名は伋。子思は字あざな。曾子の門人。「子思子」23編を著したとされ、「中庸」はその中の1編という。(前483?〜前402?)→子思子

しし【尸子】🔗🔉

しし尸子】 春秋時代の晋の人、尸佼の著。義の1字を要旨として修身・斉家・治国・平天下の道を説いた書。もと20編。清の章宗源が逸文を集め、2巻とした。内容的には儒家に近いが、漢書芸文志では雑家に編入。

し‐し【支子】🔗🔉

し‐し支子】 ①妾腹の子。庶子。 ②長子以外の子。

し‐し【史詩】🔗🔉

し‐し史詩】 史実を材料とした詩。

し‐し【四四】🔗🔉

し‐し四四】 連珠れんじゅで、4目が同時に2カ所できること。

し‐し【四至】🔗🔉

し‐し四至】 (シジとも) ⇒しいし

し‐し【四始】🔗🔉

し‐し四始】 (歳・月・日・時の始めの意)正月元日。

し‐し【四肢】🔗🔉

し‐し四肢】 ①両手と両足。動物の4本の足。 ②〔生〕高等脊椎動物の対をなす付属肢で、運動器官。魚類の偶鰭ぐうきから進化した。前肢および後肢から成る。鳥類では前肢が翼に変化。

し‐し【四詩】🔗🔉

し‐し四詩】 ①詩経の四種の詩体で、国風・大雅・小雅・頌しょうの総称。 ②詩経の古伝のテキスト四種。魯人申培の伝えた魯詩、斉人轅固えんこの伝えた斉詩、燕人韓嬰の伝えた韓詩、魯人毛亨の伝えた毛詩。毛詩はすなわち現存する詩経毛伝で、他の三種は散逸して残欠を伝えるのみ。四家詩。

し‐し【市肆】🔗🔉

し‐し市肆】 市街にある店。市店。

し‐し【死士】🔗🔉

し‐し死士】 死を決した士。決死の士。

し‐し【死屍】🔗🔉

し‐し死屍】 しかばね。かばね。死体。死骸。 ⇒死屍に鞭つ

し‐し【志士】🔗🔉

し‐し志士】 高い志をもつ人。国家・社会のために自分の身を犠牲にして尽くそうとする志を有する人。「勤皇の―」 ⇒志士苦心多し ⇒志士仁人は生を求めて以て仁を害するなし

し‐し【孜孜】🔗🔉

し‐し孜孜】 つとめ励むさま。「―として働く」

し‐し【私子】🔗🔉

し‐し私子】 ててなしご。私生児。

し‐し【私史】🔗🔉

し‐し私史】 個人的立場で書かれた歴史書。公的に編纂された正史以外の歴史書。野史やし。私乗。

し‐し【私資】🔗🔉

し‐し私資】 個人の資産。私財。私産。

し‐し【刺史】🔗🔉

し‐し刺史】 ①中国の地方官。漢では地方監察官。魏・晋・南北朝・隋・唐では州の施政官。宋以後廃止。 ②国守こくしゅの唐名。

し‐し【指示】🔗🔉

し‐し指示⇒しじ

し‐し【指使】🔗🔉

し‐し指使】 指揮して人を使うこと。

し‐し【師資】🔗🔉

し‐し師資】 [老子第27章「善人は不善人の師、不善人は善人の資なり」](「資」は、たすけの意) ①師として頼むこと。また、師。先生。 ②師弟の間柄。師弟。「―相承」

し‐し【恣肆】🔗🔉

し‐し恣肆】 ほしいまま。わがまま。放縦。

し‐し【紙誌】🔗🔉

し‐し紙誌】 新聞・雑誌の総称。

し‐し【紫史】🔗🔉

し‐し紫史】 (「紫」は紫式部、「史」は物語の意)源氏物語の異称。

し‐し【嗣子】🔗🔉

し‐し嗣子】 家督を相続する子。あとつぎ。あととり。

し‐し【獅子・師子】🔗🔉

し‐し獅子・師子】 ①ライオン。からしし。〈倭名類聚鈔18〉 ②左右の狛犬こまいぬのうち、向かって右方の、口を開いた方をいう。 ③(→)獅子頭ししがしら1の略。 ④舞楽の一つ。唐楽。沙陀さだ調。二人立ちの獅子が左右一対で舞う。伎楽の面影を遺すものといい、四天王寺に伝承。 ⑤能の舞事まいごとの一つ。獅子の豪快華麗な舞で、「石橋しゃっきょう」「望月」「内外詣うちともうで」のみにある。 ⇒獅子身中の虫 ⇒獅子に鰭 ⇒獅子に牡丹 ⇒獅子の子落し ⇒獅子の歯噛み ⇒獅子の分け前 ⇒獅子は兎を撃つに全力を用う

し‐し【詩史】🔗🔉

し‐し詩史】 ①詩で書きあらわした歴史。「平家―」 ②詩の歴史。「明治大正―」

し‐し【詩思】🔗🔉

し‐し詩思】 詩を作りたい思い。詩興。詩情。

し‐し🔗🔉

し‐し 〔感〕 (感動詞シを重ねた語) ①先払いのかけごえ。警蹕けいひつの声。 ②騒々しいのを鎮めとめる声。 ③鳥獣を追う声。 ④呼びかけの語。もしもし。 ⑤しくしくなく声。蜻蛉日記「―と泣く」

しし‐あい【肉合い】‥アヒ🔗🔉

しし‐あい肉合い‥アヒ 肉のつきぐあい。にくづき。日葡辞書「シシアイノヨイウマ」 ⇒ししあい‐とぎだし【肉合研出】 ⇒ししあい‐ぼり【肉合彫】

ししあい‐とぎだし【肉合研出】‥アヒ‥🔗🔉

ししあい‐とぎだし肉合研出‥アヒ‥ 高蒔絵に研出蒔絵を併用する技法。 ⇒しし‐あい【肉合い】

ししあい‐ぼり【肉合彫】‥アヒ‥🔗🔉

ししあい‐ぼり肉合彫‥アヒ‥ 彫金の一技法。絵模様の周囲を彫り下げ、地の平面よりも低く浮彫風に表す。江戸中期の杉浦乗意の創始という。 ⇒しし‐あい【肉合い】

しし‐あし【鹿足】🔗🔉

しし‐あし鹿足(→)「だくあし(跑足)」に同じ。

しし‐あな【獣穴】🔗🔉

しし‐あな獣穴】 けものを捕らえるための穴。おとしあな。天武紀「檻おりししあなを造り」

しし‐いち【肉市】🔗🔉

しし‐いち肉市】 鳥獣の肉をあきなう市。

ししい‐でん【紫宸殿】🔗🔉

ししい‐でん紫宸殿】 (デンの前の撥音ンの鼻母音化による語形) ⇒ししんでん。拾芥抄「南殿云紫宸殿ししいでん

しし‐うど【猪独活】🔗🔉

しし‐うど猪独活】 セリ科の大形多年草。山地の草原に自生。茎の高さ約2メートル、葉はウドに似る。夏、淡緑白色の小花を多数散形花序につける。果実は成熟すれば暗紫色を帯びる。根は乾して風邪・浮腫の薬に用いる。イヌウド。

しし‐え【肌】‥ヘ🔗🔉

しし‐え‥ヘ はだえ。はだ。〈類聚名義抄〉

しし‐えびら【鹿箙】🔗🔉

しし‐えびら鹿箙(→)角箙つのえびらに同じ。

しし‐おう【獅子王】‥ワウ🔗🔉

しし‐おう獅子王‥ワウ ①獅子の美称。 ②名剣の名。鳥羽天皇から相伝され、源頼政が鵺ぬえを射た功に賜った。豊後定秀、また、実成さねなりの作と伝える。獅子王丸。平家物語4「主上御感のあまりに、―といふ御剣をくだされけり」

しし‐おき【肉置き】🔗🔉

しし‐おき肉置き】 体の肉のつきぐあい。にくづき。好色一代女1「腰しまりて―たくましからず」

しし‐おどし【鹿威し】🔗🔉

しし‐おどし鹿威し】 田畑を荒らす鳥獣をおどし、追い払うための装置。かかし・鳴子・添水そうずの類の総称。しかおどし。

しし‐おどり【鹿踊】‥ヲドリ🔗🔉

しし‐おどり鹿踊‥ヲドリ ①江戸初期に流行した、にぎやかな踊り。獅子踊。 ②東北地方の民俗芸能で、鹿や猪の仮面をつけて踊る太鼓踊り。獅子舞とは別。

しし‐がき【鹿垣】🔗🔉

しし‐がき鹿垣】 枝つきの竹・木で作った逆茂木さかもぎ。猪・鹿や敵勢の侵入を防ぐのに用いた。ししやらい。鹿砦ろくさい。〈[季]秋〉。太平記36「―を二重三重に結ひ回し」

しし‐がしら【獅子頭】🔗🔉

しし‐がしら獅子頭】 ①木で刻み作った獅子の頭。獅子舞に用いる。しし。 ②金魚の一品種。頭上には、いぼが多く、冠をかぶったように見える。尾はリュウキンに似るが、湾曲している。オランダシシガシラ。 ③シシガシラ科の多年生常緑シダ。全国の山地の樹林下に普通に見られ、根茎は塊状。葉は束生し羽状で羽片は線形。胞子葉は裸葉より細い。ムカデグサ。ヤブソテツ。オサバ。イワシボネ。 ししがしら ⇒ししがしら‐の‐かぶと【獅子頭の兜】

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