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ししん‐でん【紫宸殿】🔗🔉

ししん‐でん紫宸殿】 (シシイデンとも。古くは「紫震殿」とも書いた)平安京内裏だいりの正殿。もと朝賀・公事くじを行う所であったが、大極殿だいごくでんの荒廃・焼失後は即位などの大礼を行なった。南面して設けられ、9間の母屋の四方に廂ひさしがあり、殿の中央やや北寄りに玉座を設け、その東には御帳台みちょうだい、北には賢聖障子けんじょうのそうじがある。北廂から廊で清涼殿に通じ、南廂には階きざはしがあって前庭に通ずる。階の左右に左近さこんの桜、右近うこんの橘がある。今の京都御所のは1855年(安政2)の造営。南殿なでん。前殿。正殿。正寝。→内裏(図) 紫宸殿(京都御所) ⇒し‐しん【紫宸】

広辞苑 ページ 8646 での紫宸殿単語。