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むしろ【筵・席・蓆・莚】🔗⭐🔉
むしろ【筵・席・蓆・莚】
①藺い・蒲がま・藁わら・竹などで編んだ敷物の総称。〈日本霊異記下訓釈〉
②「わらむしろ」の略。
③すわる場所。会合の場席。座席。徒然草「一道に携はる人、あらぬ道の―に臨みて」
⇒むしろ‐うち【筵打ち】
⇒むしろ‐おり【筵織】
⇒むしろ‐がい【筵貝】
⇒むしろ‐しき【蓆敷】
⇒むしろ‐だ【席田】
⇒むしろ‐ど【筵戸】
⇒むしろ‐ばた【筵旗・蓆旗】
⇒むしろ‐ばた【筵機】
⇒むしろばり‐の‐くるま【筵張の車】
⇒むしろ‐びさし【筵庇】
⇒むしろ‐やぶり【筵破り】
むしろ【寧ろ】🔗⭐🔉
むしろ【寧ろ】
〔副〕
(漢文訓読体で「寧」「無乃」の訓として用いる語)どちらかひとつを選ぶとするならば。どちらかといえば。いっそ。三蔵法師伝承徳点「同異を弁へ彰さむと欲おもはむことは無乃ムシロ妄みだりなるや」。「学者というより―政治家だ」「捕虜になるくらいなら―死んだほうがいい」
むしろ‐うち【筵打ち】🔗⭐🔉
むしろ‐うち【筵打ち】
筵を編むこと。また、それを業とする人。むしろおり。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐おり【筵織】🔗⭐🔉
むしろ‐おり【筵織】
①(→)「筵打ち」に同じ。
②武蔵国(東京都)青梅付近から産出する綿織物。海老茶地の黄縞。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐がい【筵貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
むしろ‐がい【筵貝】‥ガヒ
オリイレヨフバイ科の巻貝。貝殻は卵円錐形で、殻高約2センチメートル。表面は暗褐色、筵のような紋様(彫刻という)がある。本州以南の浅海の、砂泥上にすむ。腐肉食性。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐しき【蓆敷】🔗⭐🔉
むしろ‐しき【蓆敷】
後妻、または妾めかけ。御蓙延ござはえ。〈日葡辞書〉
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐だ【席田】🔗⭐🔉
むしろ‐だ【席田】
催馬楽さいばらの曲名。明治に入って復曲された現行曲で、呂りょに属する。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐ど【筵戸】🔗⭐🔉
むしろ‐ど【筵戸】
筵を張って作った(貧家の)戸。浮世草子、西鶴名残の友「―に煙立ちのぼり乞食の住める所と見えけるが」
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐ばた【筵旗・蓆旗】🔗⭐🔉
むしろ‐ばた【筵旗・蓆旗】
筵を旗としたもの。百姓一揆などに用いた。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐ばた【筵機】🔗⭐🔉
むしろ‐ばた【筵機】
筵を織ること。また、その機。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろばり‐の‐くるま【筵張の車】🔗⭐🔉
むしろばり‐の‐くるま【筵張の車】
牛車ぎっしゃの一種。車箱を筵で張ったもの。五位の乗用とされた質素なもの。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐びさし【筵庇】🔗⭐🔉
むしろ‐びさし【筵庇】
筵で日除けにしたひさし。
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
むしろ‐やぶり【筵破り】🔗⭐🔉
むしろ‐やぶり【筵破り】
老人が女色におぼれること。また、その老人。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「アノここな―めが」
⇒むしろ【筵・席・蓆・莚】
○虫を起こすむしをおこす
子供が虫気むしけを起こす。狂言、夷毘沙門「虫を起させてはなるまいと思うて、山椒の皮を売りに出たと存ずるよ」
⇒むし【虫】
○虫を殺すむしをころす
癇癪かんしゃくを抑えてがまんする。「虫をさする」「虫を死なす」とも。
⇒むし【虫】
○虫をわずらうむしをわずらう
虫気むしけで病気になる。
⇒むし【虫】
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