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なな‐くさ【七草・七種】🔗🔉

なな‐くさ七草・七種】 ①七つの種類。なないろ。いろいろ。 ②春の7種の菜、すなわち芹せり・薺なずな・御形ごぎょう・蘩蔞はこべ・仏座ほとけのざ・菘すずな・蘿蔔すずしろの称。古くは正月7日に羹あつものにした。後世は、これを俎まないたに載せて囃はやしてたたき、粥に入れて食べた。〈[季]新年〉。赤染衛門集「春日野の今日―のこれならで」→七草の囃はや。 ③秋の7種の草花。萩・尾花・葛くず・撫子なでしこ・女郎花おみなえし・藤袴・朝顔(朝顔は今のキキョウをいうか)。万葉集8「秋の野に咲きたる花をおよび折りかき数ふれば―の花」 ④「七種の節句」の略。 ⇒ななくさ‐がゆ【七種粥】 ⇒ななくさ‐づめ【七種爪】 ⇒ななくさ‐の‐いわい【七草の祝】 ⇒ななくさ‐の‐せっく【七種の節句】 ⇒ななくさ‐の‐たから【七種の宝】 ⇒ななくさ‐の‐はやし【七草の囃し】

ななくさ‐がゆ【七種粥】🔗🔉

ななくさ‐がゆ七種粥】 (七草粥とも書く) ①正月7日に、春の七草を入れて炊いた粥。後には薺なずなまたは油菜のみを用いた。菜粥。〈[季]新年〉 ②正月15日に、米・粟あわ・稗ひえ・黍きび・小豆など7種のものを入れて炊いた粥。後には小豆粥となった。 ⇒なな‐くさ【七草・七種】

ななくさ‐の‐はやし【七草の囃し】🔗🔉

ななくさ‐の‐はやし七草の囃し】 七草の祝に、前日の夜または当日の朝、俎まないたに薺なずなまたは七草や台所のすりこぎ・杓子などを載せ、吉方えほうに向かい、「唐土とうどの鳥が日本の土地へ渡らぬ先になずなななくさ(ななくさなずな)」、または「唐土の鳥と日本の鳥と渡らぬ先に、ななくさなずな手に摘み入れて」などと唱え囃しながら、それらを叩く習俗。〈[季]新年〉 ⇒なな‐くさ【七草・七種】

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