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ふ‐ぎ【不義】🔗🔉

ふ‐ぎ不義】 ①義にそむくこと。道にはずれること。悪逆なこと。 ②古代の律の八虐の一つ。師・長官などを弑しいすること。 ③男女の道義にはずれた関係。姦通。密通。浄瑠璃、女殺油地獄「―したと疑はれ」 ⇒不義にして富み且つ貴きは浮雲の如し ⇒不義はお家の御法度

○不義にして富み且つ貴きは浮雲の如しふぎにしてとみかつたっときはふうんのごとし🔗🔉

○不義にして富み且つ貴きは浮雲の如しふぎにしてとみかつたっときはふうんのごとし [論語述而]人道にそむいた方法で得た富貴は、浮雲のように、はかないものである。「不義の富貴は浮かべる雲」とも。 ⇒ふ‐ぎ【不義】 ふき‐ぬき吹貫・吹抜き】 ①風が吹きとおること。また、その所。ふきとおし。ふきぬけ。 ②吹流しの一種で、全円の枠を付けたもの。浄瑠璃、出世景清「弓やり長刀なぎなた―に」 吹貫 ③肌着を着ずに、ただ1枚の着物を着ること。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「糸経いとだて一枚の―でござりますゆえ」 ④㋐家屋の柱間に壁・建具がなく、外部に向かって開放されていること。 ㋑家屋の内部で、天井・床を設けず、数階を貫通した構造。ふきぬけ。吹放ち。 ⇒ふきぬき‐やたい【吹抜屋台】 ふきぬき‐やたい吹抜屋台】 日本の絵画で、室内描写の際、屋根・天井などを省き、内部の情景を斜め上からのぞき込むように描く技法。平安中期に案出され、源氏物語絵巻などの物語絵に典型的な作例が多く見られる。 ⇒ふき‐ぬき【吹貫・吹抜き】 ふき‐ぬけ吹抜け】 ①風の吹きとおること。また、その所。ふきぬき。 ②(→)「ふきぬき」4に同じ。 ふき‐ね吹値】 ①相場が急激に高騰した際の値段。 ②商人が客に吹きかけていう値段。

○不義はお家の御法度ふぎはおいえのごはっと🔗🔉

○不義はお家の御法度ふぎはおいえのごはっと 男女の密通は家訓によって厳禁である。近世、武家や大店おおだなで戒めとした語。 ⇒ふ‐ぎ【不義】 ふき‐はなち吹放ち(→)「ふきぬき」4に同じ。 ふき‐はら・う吹き払う‥ハラフ 〔他五〕 風が吹いて、ものをはらいのける。ふきはなつ。 ふき‐びん吹鬢】 鬢を大きくはり出した、女の髪の結い方。好色一代女5「―の京笄きょうこうがいふき‐ぶり吹き降り】 強い風と同時に、はげしく雨のふること。また、その風雨。 ふき‐べり吹き減り】 金銀貨幣などを鋳なおす時、量目りょうめの減ること。〈日葡辞書〉 ふき‐ほそ・る吹き細る】 〔自四〕 ①吹かれて細くなる。「夜嵐に―・りたる案山子かな」(太祇) ②吹き弱る。 ふき‐ほんぽう不羈奔放‥パウ 束縛されず、思いのままに自由に振る舞うこと。奔放不羈。 ふき‐ま・う吹き舞ふ‥マフ 〔自四〕 舞うように風が吹く。千載和歌集「春の夜は―・ふ風の移香に」 ふき‐まが・う吹き紛ふ‥マガフ 〔自四〕 風に吹かれて入り乱れる。源氏物語夕霧「時雨いと心あわただしう―・ひ」 ふき‐ま・く吹き捲く】 〔自四〕 ①風が吹いてまきあげる。 ②甚だしく風が吹く。 ふき‐まく・る吹き捲る】 〔自五〕 ①風などが激しく吹く。 ②次から次へと大言を吐く。さかんにしゃべり立てる。 ふき‐まさ・る吹き増さる】 〔自五〕 風が前よりも甚だしく吹く。 ふき‐まど・う吹き惑ふ‥マドフ 〔自四〕 風が吹き乱れる。吹きまくる。更級日記「風の―・ひたるさま」 ふき‐まめ富貴豆】 そらまめに砂糖を加えて柔らかく煮たもの。ふうきまめ。ふっきまめ。 ふき‐まよ・う吹き迷ふ‥マヨフ 〔自四〕 風が方向を定めず吹く。古今和歌集「―・ふ野風を寒み」 ふき‐まわし吹き回し‥マハシ ①風の吹くぐあい。風向きの加減。 ②転じて、その時の調子。「どういう風の―か、いつになく機嫌が良い」 ③谷間のような所に起こる旋風。〈日葡辞書〉 ふき‐まわ・す吹き回す‥マハス [一]〔自五〕 風が方向を定めず回るように吹く。 [二]〔他五〕 風が渦巻いて物をまわし漂わせる。 ぶ‐きみ不気味・無気味】 正体が知れず、気味のわるいこと。「―に静まり返っている」 ふき‐みそ蕗味噌】 嘗物なめものの一つ。蕗の薹とうをきざみ入れて焼いた味噌。〈[季]春〉 ふき‐みだ・す吹き乱す】 〔他四〕 風が吹いて乱す。ふきみだる。日葡辞書「フキミダシタルホノヲ」 ふき‐みだ・る吹き乱る】 〔他四〕 風が吹いて乱す。万葉集10「柳の糸を―・る風にか妹が梅の散るらむ」 ふき‐むす・ぶ吹き結ぶ】 〔他四〕 風が吹いて物をもつれさせる。特に、風が吹いて露を玉とする。源氏物語桐壺「宮城野の露―・ぶ風の音に」 ぶき‐め・く 〔自四〕 生なまなところがある。未熟の部分がある。甲陽軍鑑13「下手にこしらへたる供御は、やはらかなるかと思へば―・く」 ふき‐もの吹物】 吹いて鳴らす楽器の総称。管楽器。主に雅楽でいう。→打物うちもの→弾物ひきもの ふぎ‐もの不義者】 ①道義にはずれたことをする人。 ②密通をする人。 ふき‐や吹矢】 竹または木で作った吹筒の中に紙の羽を付けた短い矢を入れ、息をこめて吹き飛ばし、小鳥や的に射あてること。また、その用具。〈日葡辞書〉 吹矢 ふき‐や吹屋】 金属を精錬または鋳造する家。また、その人。 ふき‐や・む吹き止む】 [一]〔自五〕 今まで吹いていた風がやむ。 [二]〔他下二〕 ⇒ふきやめる(下一) ふき‐や・める吹き止める】 〔他下一〕[文]ふきや・む(下二) 笛などを吹くことをやめる。 ふ‐きゅう不休‥キウ 少しも休まないこと。「不眠―」 ふ‐きゅう不朽‥キウ いつまでも朽ちないこと。後世まで長く残ること。「―の名作」 ⇒ふきゅう‐ふめつ【不朽不滅】 ふ‐きゅう不急‥キフ 急を要しないこと。さし当たって用のないこと。「―の工事」「不要―」 ふ‐きゅう普及‥キフ 広く一般に行きわたること、また、行きわたらせること。「テレビの―」 ⇒ふきゅう‐ばん【普及版】 ふ‐きゅう腐朽‥キウ くさりくちること。 ふきゅう‐ばん普及版‥キフ‥ 書籍などで、広くゆき渡るように装丁・製本を簡略にするなどして安価にした版。 ⇒ふ‐きゅう【普及】 ふきゅう‐ふめつ不朽不滅‥キウ‥ 時がたっても朽ちも滅びもせず、長く残ること。永遠にその価値が残ること。 ⇒ふ‐きゅう【不朽】 ふ‐きょう不孝‥ケウ ①親に孝でないこと。ふこう。宇津保物語俊蔭「汝―の子ならば」 ②(中世の法律用語)不孝者として勘当すること。義絶。保元物語「親に―せられしが、たまたま勘当ゆりたる身の」 ふ‐きょう不況‥キヤウ 景気のわるいこと。不景気。↔好況。 ⇒ふきょう‐カルテル【不況カルテル】 ふ‐きょう不興】 (ブキョウとも) ①おもしろくないこと。興のわかないこと。無興ぶきょう。「―をかこつ」 ②主君・長上などの機嫌をそこなうこと。勘気を受けること。無興。椿説弓張月前編「久しく父為義が―を得て豊後のかたに身を寓せし」。「―を蒙こうむる」「―を買う」 ⇒ふきょう‐がお【不興顔】 ふ‐きょう布教‥ケウ 宗教をひろめること。 ⇒ふきょう‐し【布教師】 ふ‐きょう払暁‥ケウ ⇒ふつぎょう。天草本伊曾保物語「二にんの下女を使はれたが、―にそれらを起いて働かするために」 ふ‐きょう富強‥キヤウ ①富んで強いこと。ふうきょう。「―を誇る大国」 ②富国強兵の略。 ふ‐ぎょう俯仰‥ギヤウ ①下を向くことと上をあおぐこと。 ②転じて、起居動作。 ⇒俯仰天地に愧じず ぶ‐きょう不興・無興(→)不興ふきょうに同じ。源平盛衰記24「南都にて叡覧ありしには無下に劣りて、―にぞ思し召されける」 ぶ‐きよう不器用・無器用】 ①物を上手に仕上げる技術のないこと。わざのつたないこと。ぶきちょう。ぶきっちょう。浮世物語「芸能の方は殊の外に―なり」。「―で裁縫が苦手だ」 ②事態への対処が下手なこと。要領が悪いこと。「世渡りが―だ」 ③道義にそむくこと。卑劣なこと。浄瑠璃、国性爺後日合戦「女の道を背いた―な魂」 ぶ‐ぎょう奉行‥ギヤウ ①上命を奉じて公事・行事を執行すること。また、その担当者。徒然草「庭の儀を―する人」 ②武家の職名。政務を分掌して一部局を担当する者。鎌倉・室町時代では評定衆・引付衆の称、安土桃山時代では大老の下の参政の職、江戸時代では勘定奉行・寺社奉行・町奉行など。 ③宮中歌会始で、その事務を担当する人。 ⇒ぶぎょう‐しょ【奉行所】 ⇒ぶぎょう‐にん【奉行人】 ふきょう‐がお不興顔‥ガホ おもしろくなさそうな顔つき。不機嫌な顔つき。 ⇒ふ‐きょう【不興】 ふきょう‐カルテル不況カルテル‥キヤウ‥ 不況を切り抜けるために、独占禁止法で特別に認められていた業者間の協定。生産数量・販売数量・価格などについて結んだ。1999年廃止。 ⇒ふ‐きょう【不況】 ふ‐ぎょうぎ不行儀‥ギヤウ‥ (ブギョウギとも)行儀がわるいこと。無行儀ぶぎょうぎふきょう‐し布教師‥ケウ‥ ある宗派の布教のために派出される人。 ⇒ふ‐きょう【布教】 ぶぎょう‐しょ奉行所‥ギヤウ‥ 武家時代、奉行2の執務した役所。 ⇒ぶ‐ぎょう【奉行】 ふ‐ぎょうじょう不行状‥ギヤウジヤウ 身持ちのよくないこと。不身持ち。不品行。不行跡。 ぶきょう‐しょうせつ武侠小説‥ケフセウ‥ 侠客を主人公とする中国の小説。唐代に出現。宋から明にかけて「水滸伝」の英雄像が形成され、20世紀以後は出版の発展とともに隆盛。 ふ‐ぎょうせき不行跡‥ギヤウ‥ 身持ちのよくないこと。「―な行い」「―の限りを尽くす」

ふぎ‐もの【不義者】🔗🔉

ふぎ‐もの不義者】 ①道義にはずれたことをする人。 ②密通をする人。

ふ‐ぎり【不義理】🔗🔉

ふ‐ぎり不義理】 ①義理を欠くこと。「―を重ねる」 ②特に、金品の返済を怠ること。

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