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はべ・り【侍り】🔗⭐🔉
はべ・り【侍り】
[一]〔自ラ変〕
(ハ(這)ヒアリの約。神仏・天皇・貴人のそば近くに仕えるものは、両手をついて伺候したのによる語)
①神仏・天皇・貴人に伺候する。お仕えする。枕草子56「御前の方に向かひてうしろざまに、誰々か―・ると問ふ」
②「あり」「居り」を丁寧にいう語。存在・指定の意を表す。鎌倉時代以後は雅文的表現として用いられた。
㋐あります。ございます。竹取物語「この幼き者はこはく―・るものにて」。源氏物語桐壺「いともかしこきは身の置き所も―・らず」。源氏物語帚木「さは―・らぬか、といへば中将うなづく」。方丈記「治承四年水無月の比、にはかに都遷り―・りき」
㋑おります。古今和歌集哀傷「女の親の思ひにて山寺に―・りけるを」。源氏物語夕顔「むかし見給へし女房の尼にて―・る東山の辺に移し奉らむ」
[二]〔助動〕
(活用はラ変型。[活用]ら/り/り/る/れ/れ)
①動詞およびある種の助動詞の連用形に付いて、聞き手に対する丁寧の意を表す。この用法は平安時代末にはなくなり、代わって「さうらふ」が用いられた。…ます。源氏物語葵「なかなか今は何をたのみてか怠り―・らむ」。源氏物語末摘花「心にかなはぬ由をのみ聞えすさび―・れば」
②鎌倉時代以後、1の用法が忘れられて雅文的表現として用いられた。方丈記「さるべき物のさとしかなどぞ疑ひ―・りし」
はべり‐とう・ぶ【侍り給ぶ】‥タウブ🔗⭐🔉
はべり‐とう・ぶ【侍り給ぶ】‥タウブ
⇒とうぶ(給ぶ)2㋑
はんべ・り【侍り】🔗⭐🔉
はんべ・り【侍り】
〔自ラ変〕
ハベリの転。〈類聚名義抄〉
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