複数辞典一括検索+

く【区】🔗🔉

】 ①しきること。わけること。さかい。くぎり。「駅伝で3―を走る」 ②一般行政上の区画。明治初期には町村制を廃して大区・小区を置き、今は地方自治法上、都の区(特別区)、政令指定都市の区(行政区)の別がある。ほかに、市町村および特別区の一部で財産および公の施設の管理処分だけを行う財産区がある。 ③法令執行の目的で定めた区画。選挙区などの類。

く‐いき【区域】‥ヰキ🔗🔉

く‐いき区域‥ヰキ くぎりをつけた地域。しきりをした範囲。「遊泳禁止―」

く‐う【区宇】🔗🔉

く‐う区宇】 ①区域。 ②宇内うだい。天下。

く‐かい【区会】‥クワイ🔗🔉

く‐かい区会‥クワイ 区議会の通称。「―議員」

く‐かく【区画・区劃】‥クワク🔗🔉

く‐かく区画・区劃‥クワク 一定の土地・場所をしきること。しきり。境界。しきった土地。 ⇒くかく‐ぎょぎょう【区画漁業】 ⇒くかく‐せいり【区画整理】

くかく‐ぎょぎょう【区画漁業】‥クワク‥ゲフ🔗🔉

くかく‐ぎょぎょう区画漁業‥クワク‥ゲフ 水面を区分して行う漁業。海苔のり・牡蠣かき・魚類などの養殖業。免許漁業の一つ。→漁業権⇒く‐かく【区画・区劃】

くかく‐せいり【区画整理】‥クワク‥🔗🔉

くかく‐せいり区画整理‥クワク‥ 都市計画などで、土地の区画や道路などを改めること。 ⇒く‐かく【区画・区劃】

く‐かん【区間】🔗🔉

く‐かん区間】 ①鉄道・交通路などで、ある地点とある地点との間。「乗車―」「駅伝の―新記録」 ②〔数〕二つの実数との間にあるすべての実数の集合。両端のとを含む場合を閉区間(ふつう[a,b]と書く)、含まない場合を開区間(ふつう(a,b)と書く)という。

く‐ぎ【区議】🔗🔉

く‐ぎ区議】 区議会議員の略称。

く‐ぎかい【区議会】‥クワイ🔗🔉

く‐ぎかい区議会‥クワイ 東京都の区の議決機関。区会。また、財産区には、必要ある場合、財産区の議会または総会がおかれる。「―議員」 ○釘が利くくぎがきく ききめがある。意見をしたことの効果があらわれる。 ⇒くぎ【釘】

く‐ぎり【句切り・区切り】🔗🔉

く‐ぎり句切り・区切り】 ①詩文などの句の切れ目。 ②物事のきり。段落。「―をつける」 ⇒くぎり‐ふごう【句切り符号】

く‐ぎ・る【句切る・区切る】🔗🔉

く‐ぎ・る句切る・区切る】 〔他五〕 ①くぎりをつける。「文章を段落に―・る」「一語ずつ―・って読む」 ②物事の段落をつけ中途で切る。また、境界をつける。「前期と後期に―・る」

く‐く【区区】🔗🔉

く‐く区区】 ①まちまちであること。別々なこと。「意見が―に分かれる」 ②小さくてつまらぬさま。太平記1「空しく一生を―の中に誤る事」

く‐けい【区系】🔗🔉

く‐けい区系】 〔生〕ある地域に生息する動植物の特徴にもとづいて、生物地理学的に識別した区域。植物区系と動物区系とがある。

く‐けんさつちょう【区検察庁】‥チヤウ🔗🔉

く‐けんさつちょう区検察庁‥チヤウ 簡易裁判所に対応して置かれる検察庁。

くげん‐ししゅう【区限刺繍】‥シウ🔗🔉

くげん‐ししゅう区限刺繍‥シウ 平織の布に、織糸の目数を数えながら一定のステッチを繰り返す刺繍の総称。クロス‐ステッチ・ドロンワークなど。キャンパス‐ワーク。ニードル‐ポイント。

く‐さいばんしょ【区裁判所】🔗🔉

く‐さいばんしょ区裁判所】 1947年までの旧制で通常裁判所の最下級。現在の最下級としては簡易裁判所がある。 ○臭い飯を食うくさいめしをくう 刑務所で服役する。 ⇒くさ・い【臭い】 ○臭い物に蠅がたかるくさいものにはえがたかる 醜悪なものが類をもって集まるたとえ。 ⇒くさ・い【臭い】 ○臭いものに蓋をするくさいものにふたをする 悪事や醜聞などを、他人に知られないように一時的なてだてで隠す。 ⇒くさ・い【臭い】 ○臭いもの身知らずくさいものみしらず 自分の放つにおいは気にならないように、自分の欠点には気がつかない。 ⇒くさ・い【臭い】

く‐しょ【区処】🔗🔉

く‐しょ区処】 区分して処置すること。取り計らい。

く‐せい【区政】🔗🔉

く‐せい区政】 行政区画としての区の政治・行政。

く‐ちょう【区長】‥チヤウ🔗🔉

く‐ちょう区長‥チヤウ 区の長。明治初期におかれた大区の長。東京都の区および政令指定都市の区の長。→区2

く‐ない【区内】🔗🔉

く‐ない区内】 ①区画の内。 ②一区の内。

く‐ぶん【区分】🔗🔉

く‐ぶん区分】 ①区別して分けること。また、その分けたそれぞれの仕切り。区分け。「土地を―する」 ②〔論〕(division)類概念をそれに従属する種概念に分けること。例えば三角形を不等辺・等辺・二等辺に分けること。概念の外延を細分すること。→分類⇒くぶん‐きゅうせき‐ほう【区分求積法】 ⇒くぶん‐げんり【区分原理】 ⇒くぶん‐し【区分肢・区分枝】 ⇒くぶん‐しょゆうけん【区分所有権】

くぶん‐きゅうせき‐ほう【区分求積法】‥キウ‥ハフ🔗🔉

くぶん‐きゅうせき‐ほう区分求積法‥キウ‥ハフ 図形を近似的に単純な図形の集合に分割し、その分割を限りなく細かくしたときのそれらの面積の和の極限値として、もとの図形の面積または体積を求める方法。定積分の基礎。 ⇒く‐ぶん【区分】

くぶん‐げんり【区分原理】🔗🔉

くぶん‐げんり区分原理】 (principium divisionis ラテン)物事を区分する際の目安となる特質。例えば、三角形を不等辺・等辺・二等辺と区分する場合の区分原理は辺が等しいか否かということである。 ⇒く‐ぶん【区分】

くぶん‐し【区分肢・区分枝】🔗🔉

くぶん‐し区分肢・区分枝】 (members of division)類概念をそれに従属する種概念に区分する場合、区分された種概念をその類概念の区分肢という。 ⇒く‐ぶん【区分】

くぶん‐しょゆうけん【区分所有権】‥イウ🔗🔉

くぶん‐しょゆうけん区分所有権‥イウ 一棟の建物のうち構造上区分され独立して居住・店舗などの用途に供しうる部分について成立する所有権。マンションの居室の所有権の類。 ⇒く‐ぶん【区分】

く‐べつ【区別】🔗🔉

く‐べつ区別】 [論語子張]違いによって分けること。また、その違い。くわけ。けじめ。「色で―する」「―がつかない」

く‐みん【区民】🔗🔉

く‐みん区民】 区2の住民。 ⇒くみん‐ぜい【区民税】

くみん‐ぜい【区民税】🔗🔉

くみん‐ぜい区民税】 特別区民税の略。→住民税 ⇒く‐みん【区民】

く‐やくしょ【区役所】🔗🔉

く‐やくしょ区役所】 区の事務を行う役所。夏目漱石、硝子戸の中「其封筒は―などで使ふ極めて安い鼠色のものであつたが」

く‐りつ【区立】🔗🔉

く‐りつ区立】 区2の費用で設立・運営すること。また、その施設。「―図書館」

く‐わけ【区分け】🔗🔉

く‐わけ区分け】 ものを分けて、くぎりをつけること。くぶん。

く‐わり【区割り】🔗🔉

く‐わり区割り】 ものをいくつかのまとまりに分けること。区分くぶん

こまけ【細け・区分】🔗🔉

こまけ細け・区分】 こまかく分けたもの。宇津保物語吹上上「そこばくの―のもの、皆とらせ給ふ」

まち【区】🔗🔉

まち】 ①刀剣の刃と中心なかごとの界。刃区はまちと棟区むねまちとがある。→刀(図)。 ②鏃やじりの二叉に分かれる所。

まち‐まち【区区】🔗🔉

まち‐まち区区】 それぞれ異なること。個々別々。三蔵法師伝承徳点「甄あきらかに道芸を崇め、区マチマチに玄儒を別わかてり」。「皆の言うことが―だ」「―な服装」

[漢]区🔗🔉

 字形  筆順 〔匚(匸)部2画/4画/教育/2272・3668〕 [區] 字形 〔匚(匸)部9画/11画/5031・523F〕 〔音〕(呉)(漢) [意味] ①しきりをする。細かく分ける。しきられた範囲。くぎり。さかい。「区別・区域・区画・地区・選挙区」 ②(大都市の)行政上の小単位。「市区町村・区長・区議会」 ③まちまち。こまごま。「区区」 [解字] もと、匸部。会意。「品」(=多くの物)+「匸」(=くぎりをつける)。多くの物をくぎって整理する意。 [下ツキ 学区・管区・教区・漁区・地区・猟区

広辞苑で始まるの検索結果 1-37