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うぶ‐め【産女・孕女】🔗🔉

うぶ‐め産女・孕女】 ①子を生んで産褥さんじょくにある女。産婦。 ②(「姑獲鳥」と書く)出産のために死んだ女がなるという想像上の鳥、または幽霊。その声は子供の泣き声に似、夜中に飛行して子供を害するという。うぶめどり。うぐめ。今昔物語集27「この―といふは…女の子産むとて死にたるが霊になりたるといふ人もあり」

はらみ‐いし【孕み石】🔗🔉

はらみ‐いし孕み石(→)子持石に同じ。 ⇒はらみ【孕み】

はらみ‐おんな【孕み女】‥ヲンナ🔗🔉

はらみ‐おんな孕み女‥ヲンナ 腹に子をやどした女。妊婦。 ⇒はらみ【孕み】

はらみ‐く【孕句】🔗🔉

はらみ‐く孕句】 ①詩文や連歌・俳諧で、あらかじめ考えておいた句。宿構しゅっこうの句。 ②転じて、以前からの考え。狂言、箕被みかずき「常々気に入らぬ女ぢやと―に思うてゐた」 ⇒はらみ【孕み】

はらみ‐ご【孕み子】🔗🔉

はらみ‐ご孕み子】 腹にやどった子供。胎児。 ⇒はらみ【孕み】

はらみ‐すすき【孕み薄】🔗🔉

はらみ‐すすき孕み薄】 すすきの穂がふくらんでいて、まだのび出ないもの。 ⇒はらみ【孕み】

はらみ‐ぜっく【孕み節供】🔗🔉

はらみ‐ぜっく孕み節供】 九州南部などで、正月14日のこと。この日、祝い棒で嫁の尻を叩き、「孕め孕め」と唱える。→孕めん棒⇒はらみ【孕み】

はらみときわ【孕常盤】‥トキハ🔗🔉

はらみときわ孕常盤‥トキハ 浄瑠璃。近松門左衛門作の時代物。1710年(宝永7)初演。常盤が清盛に従って子らの命を助けた後、牛若にあうこと、五条橋での牛若・弁慶の主従契約、牛若と浄瑠璃姫とのなれそめ、牛若奥州下向のことなどを作る。

はらみ‐ばし【孕み箸】🔗🔉

はらみ‐ばし孕み箸】 正月祝いの食事に用いる、中央部を太く両端を細く削った箸。腹太はらぶと箸。 ⇒はらみ【孕み】

はら・む【孕む】🔗🔉

はら・む孕む】 〔自五〕 (「腹」の動詞化) ①胎内に子をやどす。みごもる。妊娠する。法華義疏長保点「故に子を孕ハラマず」。「仔を―・む」 ②植物の穂が出ようとしてふくらむ。蜻蛉日記「若苗の…をかしう―・みて」 ③(他動詞的に)中に含んで持つ。「帆が風を―・む」「嵐を―・んだ情勢」

はら‐め【孕婦】🔗🔉

はら‐め孕婦】 はらみおんな。〈倭名類聚鈔(十巻本)1

はらめん‐ぼう【孕めん棒】‥バウ🔗🔉

はらめん‐ぼう孕めん棒‥バウ 孕み節供に、少年が嫁の尻を叩いて回る小さな棒。祝い棒。やちやち。

[漢]孕🔗🔉

 字形 〔子部2画/5画/5352・5554〕 〔音〕ヨウ(呉)(漢) 〔訓〕はらむ [意味] 妊娠する。みごもる。はらむ。「孕婦・懐孕・胎孕」

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