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すん‐てつ【寸鉄】🔗🔉

すん‐てつ寸鉄】 ①小さい刃物。寸兵。「身に―も帯びず」 ②短くて人の胸をつく語句。警句。警語。 ⇒寸鉄人を刺す ○寸鉄人を刺すすんてつひとをさす 警句や警語で人の急所を衝くことのたとえ。「寸鉄人を殺す」とも。 ⇒すん‐てつ【寸鉄】

○寸鉄人を刺すすんてつひとをさす🔗🔉

○寸鉄人を刺すすんてつひとをさす 警句や警語で人の急所を衝くことのたとえ。「寸鉄人を殺す」とも。 ⇒すん‐てつ【寸鉄】 すんで‐に既に】 〔副〕 (スデニの撥音化)もうちょっとのところで。あやうく。誹風柳多留4「あの女房―おれがもつところ」 すんで‐の‐こと既の事】 もう少しのところ。ほとんど。歌舞伎、東海道四谷怪談「―に踏み殺さうとした」 すんで‐の‐ところ既の所(→)「すんでのこと」に同じ。「―で思いとどまった」 すん‐と 〔副〕 ①すましたさま。不機嫌で人をよせつけないさま。つんと。浮世草子、御前義経記「わざと―した風情」 ②すっきりしたさま。浄瑠璃、神霊矢口渡「踊らぬ時も踊り子の―して又やさしきは」 すんど】 (スルドの転)こすっからいさま。こざかしいさま。好色一代男6「少し―に見ゆる時もあり」 すん‐ど寸土】 すこしの土地。寸地。「―も侵されず」 ずん‐と 〔副〕 ①物事を勢いよく突然にするさま。また、手ばやくたやすくするさま。ずんど。昨日は今日の物語「逃げんとするをとらへて―削ひで」。「―切る」 ②甚だしく。ぬきんでて。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「―風味のよい男」 ずん‐ど (髄胴ずいどうの転かという。「寸胴」は当て字) ①寸胴切の略。 ②車夫が夏に着る白いはっぴ。 ⇒ずんど‐ぎり【寸胴切】 ずん‐ど 〔副〕 (歴史的仮名遣ヅンドとも) ①物事をてきぱきとするさま。勢いよくするさま。ずんと。日葡辞書「カイナ(腕)ヲヅンドウチヲト(打落)ス」。曾我物語9「広縁に―あがり」 ②非常に。際立って。洒落本、南閨雑話「―能く気に入つてゐるから」 ③(打消の語を伴って)どうしても。決して。歌舞伎、鳴神「ならぬぞ。―ならぬぞ」 ずん‐どう寸胴】 ①(→)「ずんどぎり」に同じ。 ②円筒形で太さが変わらないさま。 ③腹から腰にかけて同じように太くて、ぶかっこうなこと。 ⇒ずんどう‐なべ【寸胴鍋】 ずんどう‐なべ寸胴鍋】 寸胴の形をした鍋。口径と深さがほぼ同寸。 ⇒ずん‐どう【寸胴】 ずんど‐ぎり寸胴切】 ①古木の幹の上部を切り、茶室などの庭の眺めにするもの。 ②まっすぐに切ること。ずんぎり。 ⇒ずん‐ど すん‐とく寸牘(→)寸簡すんかんに同じ。 すん‐どめ寸止め】 格闘競技で、攻撃する手足や武器を、相手の体に当たる寸前で止めること。 すんとり‐むし寸取虫(→)「しゃくとりむし」の別称。 スンナSunna アラビア】 (慣行の意)イスラムで、ムハンマドの言行にもとづく模範・先例・行為規範。イスラム法の典拠として、コーランに次いで重要とされる。→スンニー派→ハディース ずん‐なが・る順流る】 〔自下二〕 順番に事が進む。源氏物語松風「大御酒あまたたび―・れて」 すん‐なら (ソレナラの訛)別れる時の挨拶語。それでは。さようなら。浮世床「おい、―と出てゆく」 すんなり ①素直に形よく伸びているさま。しなやかなさま。しとやかなさま。「―した指」 ②抵抗なく順調に物事が進行するさま。「―と解決した」 スンニー‐はスンニー派】 (Sunnī アラビア)イスラムの多数派。コーランとスンナおよび共同体の合意に重きを置く。ムハンマドの後継者として正統カリフ4人を認め、ハナフィー・マーリク・シャーフィイー・ハンバルの四つの法学派を認める。全ムスリムの約9割を占める。スンナ派。→スンナ→シーア派 すん‐の‐くび寸の首】 のどぶえ1寸ばかりのところ。平治物語「―剣の前にかかつて」 すん‐の‐ま寸の間】 わずかのあいだ。すんかん。 ずん‐の‐まい順の舞‥マヒ 座にいる人々が順次に舞うこと。また、その舞。宇津保物語蔵開上「―は知りたらむにしたがひ」 ずん‐の‐わか順の和歌】 座にいる人々が順々に詠む和歌。宇津保物語蔵開上「―行政の少将の書きつく」 ずんば (ズハの強調形。漢文訓読から生じた語)もし…でないならば。太平記4「我今是を以て其の恩を報ぜ―いつの日をか期せん」 ずん‐ばい飄石ヅン‥ つぶて。つぶてを打つこと。また、その遊戯、その道具。→ふりずんばい すん‐ばく寸白⇒すばく すんば‐とうじん寸馬豆人】 (画中の遠景の人物の形容に用いられて)遠くに小さく見える人馬。 すんぱ‐もの寸端物】 (常尺に足りない刃物の意)武士佩刀はいとうの常尺2尺より短い道中差どうちゅうざしの類をいう。 すん‐びょう寸秒‥ベウ ごくわずかな時間。「―を争う」 すん‐びょう寸描‥ベウ 短い描写。スケッチ。 すん‐ぴょう寸評‥ピヤウ 短い批評。「―を加える」 すんぷ駿府】 駿河するが国の国府の所在地。中世には府中、近世に駿府と称した。今の静岡市。 ⇒すんぷ‐かばん【駿府加番】 ⇒すんぷ‐ざ【駿府座】 ⇒すんぷ‐じょうだい【駿府城代】 ⇒すんぷ‐じょうばん【駿府定番】 すんぷ‐かばん駿府加番】 江戸幕府の職名。駿府城代・駿府定番に加勢し、駿府城外を警衛。任期1年で交代。 ⇒すんぷ【駿府】 すん‐ぶくろ寸袋】 刀剣の鞘さやを包む革製の袋。→蟇肌ひきはだ すんぷ‐ざ駿府座】 江戸幕府が駿府に設けた金座。駿河座。→江戸座→京座⇒すんぷ【駿府】 すんぷ‐じょうだい駿府城代‥ジヤウ‥ 江戸幕府の職名。駿府城駐在の諸役人の長として庶政をつかさどった。旗本を任命。老中の支配。 ⇒すんぷ【駿府】 すんぷ‐じょうばん駿府定番‥ヂヤウ‥ 江戸幕府の職名。駿府城内に家臣・属僚とともに一定期間交代せずに居住し、大手門以外の城門警衛をつかさどった。老中の支配。 ⇒すんぷ【駿府】 ずんぶり (歴史的仮名遣ヅンブリとも)水中に沈みこむさま。ずぶり。日葡辞書「ヅンブリトシヅンダ」 すん‐ぶん寸分】 (スンプンとも。下に打消を伴う)すこしばかり。いささか。「―の狂いもない」 すん‐ぺい寸兵(→)寸鉄1に同じ。 ずんべら‐ぼうずんべら坊‥バウ (→)「ずべらぼう」に同じ。 すん‐ぽ寸歩】 わずかの歩み。少しの足がかり。 すん‐ぽう寸法‥パフ ①物の各部分の長さ。尺度。寸。日葡辞書「スンパウヲトル」 ②基準。標準。源平盛衰記20「佐殿の当時の―を以て、平家の世を取らんとし給はん事は」 ③手順。計画。予想。愚管抄7「―にも及ばず」。「これで敵をやっつけようという―さ」 ④有様。模様。 ⇒すんぽう‐こうか【寸法効果】 ずん‐ぽう巡方‥パウ ⇒じゅんぽう すんぽう‐こうか寸法効果‥パフカウクワ 〔機〕構造が同じでも寸法が異なるために予想と違った結果が生じること。 ⇒すん‐ぽう【寸法】 すん‐ぼうし角帽子】 能装束。頂がとがり、背後が長く垂れさがる、僧のかぶり物。すみぼうし。 ずんぼう‐むしゃずんぼう武者】 甲冑をつけて、指物さしものを指さない武者。つんぼむしゃ。 ずんぼろ‐ぼうずんぼろ坊‥バウ (→)「ずんぼろ坊主」に同じ。浄瑠璃、津国女夫池「かの売女ばいた、髪の毛引き抜き、―につかまつる」 ずんぼろ‐ぼうずずんぼろ坊主‥バウ‥ 坊主頭をののしっていう語。浄瑠璃、曾我会稽山「芥子けしの花もぐ―」 すん‐よ寸余】 1寸あまり。1寸ほど。 すん‐れつ寸裂】 ずたずたに裂くこと。こまかく裂けること。 すん‐わ寸話】 短いはなし。

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