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や‐かた【屋形・館】🔗⭐🔉
や‐かた【屋形・館】
①船・牛車などに設けた、屋根の形をしたもの。また、それをそなえた船。屋形船。枕草子306「船、…―といふもののかたにておす」→牛車(図)。
②かりに構えた家。かりの宿所。かりや。寓居。宇津保物語初秋「みづからは―に住むとも」
③貴人や豪族の宿所または邸宅。たち。との。太平記11「探題の―へ攻め入り」
④貴人の敬称。また、中世の大名の敬称。甲陽軍鑑2「あれほど強―のしかも御年いまだ三十にも足り給はぬに」
⇒やかた‐ぐるま【屋形車】
⇒やかた‐ごう【屋形号】
⇒やかた‐ごし【屋形輿】
⇒やかた‐じろ【館城】
⇒やかた‐ちりめん【屋形縮緬】
⇒やかた‐ぶね【屋形船】
⇒やかた‐まち【屋形町】
⇒やかた‐もの【屋形者】
やかた‐ぐるま【屋形車】🔗⭐🔉
やかた‐ぐるま【屋形車】
車箱に屋根の設けてある牛車。南海寄帰内法伝平安後期点「棚車ヤカタクルマに像を輿のせて」
⇒や‐かた【屋形・館】
やかた‐ごう【屋形号】‥ガウ🔗⭐🔉
やかた‐ごう【屋形号】‥ガウ
室町時代、特に許されて大名などの称した「屋形」という称号。この称号を得なければ、家臣に烏帽子えぼし・直垂ひたたれ・素襖すおうなどを着せることができなかった。
⇒や‐かた【屋形・館】
やかた‐ごし【屋形輿】🔗⭐🔉
やかた‐ごし【屋形輿】
屋形1の設けてある輿。
⇒や‐かた【屋形・館】
やかた‐ちりめん【屋形縮緬】🔗⭐🔉
やかた‐ちりめん【屋形縮緬】
昔、舶来の縮緬の名。ちぢみが細かく、最上とされた。八形縮緬。
⇒や‐かた【屋形・館】
やかた‐ぶね【屋形船】🔗⭐🔉
やかた‐ぶね【屋形船】
屋形1を設けた船。貴人が乗る船で、多くは遊山用。江戸時代以降、川遊びなどに賃貸しするものが現れた。
⇒や‐かた【屋形・館】
やかた‐まち【屋形町】🔗⭐🔉
やかた‐まち【屋形町】
貴人または武家の屋敷の立ちつづいた町なみ。屋敷町。
⇒や‐かた【屋形・館】
やかた‐もの【屋形者】🔗⭐🔉
やかた‐もの【屋形者】
①侍屋敷に住み、または、奉公する者。屋敷者。
②特に江戸の遊里で、侍屋敷から来る、勤番侍の客をいう。
⇒や‐かた【屋形・館】
や‐ぎょう【屋形】‥ギヤウ🔗⭐🔉
や‐ぎょう【屋形】‥ギヤウ
九州地方で、墓の上をおおう小さい屋形やかたのこと。野屋のや。
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