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さし‐あい【差合・指合】‥アヒ🔗🔉

さし‐あい差合・指合‥アヒ (サシヤイとも) ①向かい合うこと。応対。 ②かちあってうまくないこと。さしつかえ。さしさわり。狂言、どちはぐれ「幸ひ今朝は―も御座らぬ」 ③連歌や俳諧で、去嫌さりきらいの法則上避けるべき関係にあること。無言抄「―など少し近き事ありとも」 ④他人の前で遠慮すべき言語や行動。さしさわり。当りさわり。 ⑤月経中であること。 ⇒さしあい‐く・る【差合繰る】 ⇒さしあい‐み【差合見】

さしあい‐く・る【差合繰る】‥アヒ‥🔗🔉

さしあい‐く・る差合繰る‥アヒ‥ 〔他四〕 (連歌・俳諧の席で、差合の有無を書物を繰って調べ、注意を与えることから)互いのさしつかえを遠慮する。「さしあいをくる」とも。 ⇒さし‐あい【差合・指合】

さしあい‐み【差合見】‥アヒ‥🔗🔉

さしあい‐み差合見‥アヒ‥ 連歌・俳諧を興行する時、その差合の有無を吟味すること。また、その役。 ⇒さし‐あい【差合・指合】

さし‐あ・う【差し合う】‥アフ🔗🔉

さし‐あ・う差し合う‥アフ 〔自五〕 ①出合う。でくわす。一つになる。落窪物語1「小路切りに辻に―・ひぬ」 ②かちあって不都合になる。さしつかえる。さしさわりがある。新古今和歌集「これかれ誘ひけるを―・ふ事ありて留まりて」

さし‐あわ・す【差し合す】‥アハス🔗🔉

さし‐あわ・す差し合す‥アハス 〔他下二〕 一つに合わせる。いっしょにする。源氏物語行幸「御心を―・せてのたまはむこと」

さし‐あわせ【差合せ】‥アハセ🔗🔉

さし‐あわせ差合せ‥アハセ(→)「さしにない」に同じ。 ②持ち合わせていること。急の用に役立てること。また、そのもの。世間胸算用5「たからは身の―」

さし‐やい【差合い】‥ヤヒ🔗🔉

さし‐やい差合い‥ヤヒ 「さしあい」の転。歌舞伎、お染久松色読販「ふぐと餅とは―だが」

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