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広辞苑の検索結果 (7)

さし‐あい【差合・指合】‥アヒ🔗🔉

さし‐あい差合・指合‥アヒ (サシヤイとも) ①向かい合うこと。応対。 ②かちあってうまくないこと。さしつかえ。さしさわり。狂言、どちはぐれ「幸ひ今朝は―も御座らぬ」 ③連歌や俳諧で、去嫌さりきらいの法則上避けるべき関係にあること。無言抄「―など少し近き事ありとも」 ④他人の前で遠慮すべき言語や行動。さしさわり。当りさわり。 ⑤月経中であること。 ⇒さしあい‐く・る【差合繰る】 ⇒さしあい‐み【差合見】

さしあい‐く・る【差合繰る】‥アヒ‥🔗🔉

さしあい‐く・る差合繰る‥アヒ‥ 〔他四〕 (連歌・俳諧の席で、差合の有無を書物を繰って調べ、注意を与えることから)互いのさしつかえを遠慮する。「さしあいをくる」とも。 ⇒さし‐あい【差合・指合】

さしあい‐み【差合見】‥アヒ‥🔗🔉

さしあい‐み差合見‥アヒ‥ 連歌・俳諧を興行する時、その差合の有無を吟味すること。また、その役。 ⇒さし‐あい【差合・指合】

さし‐あ・う【差し合う】‥アフ🔗🔉

さし‐あ・う差し合う‥アフ 〔自五〕 ①出合う。でくわす。一つになる。落窪物語1「小路切りに辻に―・ひぬ」 ②かちあって不都合になる。さしつかえる。さしさわりがある。新古今和歌集「これかれ誘ひけるを―・ふ事ありて留まりて」

さし‐あわ・す【差し合す】‥アハス🔗🔉

さし‐あわ・す差し合す‥アハス 〔他下二〕 一つに合わせる。いっしょにする。源氏物語行幸「御心を―・せてのたまはむこと」

さし‐あわせ【差合せ】‥アハセ🔗🔉

さし‐あわせ差合せ‥アハセ(→)「さしにない」に同じ。 ②持ち合わせていること。急の用に役立てること。また、そのもの。世間胸算用5「たからは身の―」

さし‐やい【差合い】‥ヤヒ🔗🔉

さし‐やい差合い‥ヤヒ 「さしあい」の転。歌舞伎、お染久松色読販「ふぐと餅とは―だが」

大辞林の検索結果 (3)

さ-あい【差合(い)】🔗🔉

さ-あい ―アヒ [0] 【差合(い)】 相場と相場の開き。鞘(サヤ)。

さし-あい【差(し)合い・指(し)合い】🔗🔉

さし-あい ―アヒ [0] 【差(し)合い・指(し)合い】 (名・形動) (1)さしつかえ。さしさわり。 (2)あたりさわり。「へえー,と細君が―のない返事をする/吾輩は猫である(漱石)」 (3)連歌・俳諧で,一巻の中に類似の言葉や事物が規定以上に近づくのを嫌うこと。また,それを禁ずる規定(去り嫌い),規定された事項(嫌い物)をもいう。 →去り嫌い (4)人の前でしてはならないことや,言ってはならないこと。望ましくないこと。また,そのさま。遠慮。「悪口も―あれば喧嘩の種なり/仮名草子・浮世物語」「お堀端でみかけたが―なつれであつたから/洒落本・角鶏卵」 (5)一人の遊女に同時に二人の客が来合わせること。「女郎―,名代廻り部屋/洒落本・遊子方言」 (6)二人で力を合わせて行うこと。「二人で―にかつぐ/野菊之墓(左千夫)」 (7)〔女房詞〕 月のさわり。月経。

さし-あ・う【差(し)合う】🔗🔉

さし-あ・う ―アフ [0][3] 【差(し)合う】 (動ワ五[ハ四]) (1)他の物事と重なって,さしつかえる。当たり障りがある。 (2)出会う。出くわす。向かい合う。「あまた火ともさせて,小路ぎりに辻に―・ひぬ/落窪 1」「胡国と日本の東のおくの地とは―・ひてぞあんなると/宇治拾遺 15」 (3)言い合う。言い争う。「たとへば山賊と海賊と寄合て互に犯科(ボンカ)の得失を―・ふが如し/太平記 27」 (4)重なり合う。「かやうの事ども―・ひて/狭衣 2」 (5)(酒などを)互いにつぎあう。「美き酒にて有りければ,三人―・ひて/今昔 19」

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