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はずみ【弾み・勢み】ハヅミ🔗🔉

はずみ弾み・勢みハヅミ ①はずむこと。はねかえること。 ②勢いづくこと。調子づくこと。また、その勢い・調子。「―がつく」 ③その場のなりゆき。ゆきがかり。「事の―」「話の―」 ④事の勢い。拍子。「倒れた―に足を折った」 ⑤気前よく買うこと。おごり。好色一代女5「衣類寝道具かずかずの―」 ⇒はずみ‐ぐるま【弾み車・勢車】 ⇒弾みを食う

はずみ‐ぐるま【弾み車・勢車】ハヅミ‥🔗🔉

はずみ‐ぐるま弾み車・勢車ハヅミ‥ 回転軸に取り付けた重い車で、クランク軸に与える力の変動を緩和して、回転を滑らかにするもの。フライ‐ホイール。 ⇒はずみ【弾み・勢み】 ○弾みを食うはずみをくう 思いがけず余勢を受ける。「はずみを食らう」とも。 ⇒はずみ【弾み・勢み】

○弾みを食うはずみをくう🔗🔉

○弾みを食うはずみをくう 思いがけず余勢を受ける。「はずみを食らう」とも。 ⇒はずみ【弾み・勢み】 はず・む弾む・勢むハヅム 〔自五〕 ①物に当たる勢いではね返る。はね上がる。平家物語4「馬の足の及ばうほどは、手綱をくれて歩ませよ。―・まばかい繰つて泳がせよ」。日葡辞書「マリガハヅム」 ②息づかいが激しくなる。日葡辞書「イキガハヅム」。「胸が―・む」 ③調子づく。形勢が良くなる。浄瑠璃、関取千両幟「今度の角力には、千羽川が病気故―・むまいと思うたが思ひの外きついはずみ」。「話が―・む」「嬉しくて声が―・む」 ④機に乗ずる。つけこむ。浄瑠璃、彦山権現誓助剣「有難い初対面から―・んだ穿鑿」。色道大鏡「はづむ、蹴鞠より出でたる語なり…すべて機に乗ずる所に用ふ」 ⑤思い切ってする。傾城禁短気「そなたの此のごろ髪切つて遣りやつた先のぬく助は、なんぞ―・んだ事したか」 ⑥(他動詞的に)思い切って多分の金銭を出す。奮発する。おごる。好色一代男6「投節うたふ女に紫檀の継棹を―・み」。「祝儀を―・む」 はす‐むかい斜向い‥ムカヒ ななめ前。正面のとなり。「道を隔てて―の家」 はす‐めし蓮飯】 ①蓮の葉に糯米もちごめを包んで蒸した飯。もと盂蘭盆うらぼんの仏壇に供えたことに始まり、客のもてなしや親戚への贈りものなどにする。はすのいい。 ②蓮の葉を蒸してこまかに刻み、塩をふりかけてまぜた飯。はすのはめし。〈[季]秋〉 はず‐もと筈本】 矢の筈のねもと。 はず‐ゆ巴豆油‥ヅ‥ 巴豆の種子を圧搾して採った油。透明で粘りがあり、褐色または黄色。異臭がある。軟膏として神経痛・凍傷などに外用するほか、他の薬と混ぜて下剤とする。 バスラBaṣra】 イラク南東部の港湾都市。ペルシア湾奥、シャトル‐アラブ川下流右岸に位置し、7世紀にイスラム史上初の軍営都市(ミスル)として建設。近郊の油田を利用して、精油所・化学工場が立地。人口40万6千(1987)。 ハスラーhustler】 勝負師。特に、プロの玉突き。 ハズリットWilliam Hazlitt】 イギリスの批評家・随筆家。ロマン主義的な傾向をもつ。評論に「時代の精神」「シェークスピア劇人物論」など。(1778〜1830) は・する派する】 〔他サ変〕[文]派す(サ変) 出張させる。派遣する。 はず・る外るハヅル 〔自下二〕 ⇒はずれる(下一) パズルpuzzle】 謎解き。判じもの。「クロスワード‐―」 バス‐ルームbathroom】 洋風の浴室。風呂場。 はずれ外れハヅレ ①はずれること。また、はずれたもの。「調子―」「けた―」「仲間―」「―くじ」 ②中心から離れた所。特に、手足の先。はし。御伽草子、鉢かづき「手足の―の美しさよ」。「村の―」 ③言葉や動作のはしばし。また、そこからうかがえる特徴。浄瑠璃、冥途飛脚「詞の―に孫右衛門つくづくと推量し」 ④「つまはずれ」の略。 は‐ずれ葉擦れ】 風などで草木の葉がすれ合い、音を立てること。 バス‐レーンbus lane】 車両の多い道路で時刻表通りの運行を守るため、路線バス用に設けた車線。専用と優先の2種がある。 はず・れる外れるハヅレル 〔自下一〕[文]はづ・る(下二) ①外へそれて出る。はみ出る。枕草子223「ものの枝などの車の屋形などにさし入るを、急ぎてとらへて折らむとするほどに、ふと過ぎて―・れたるこそ、いとくちをしけれ」。平家物語4「馬や人に塞せかれて、さばかり早き宇治川の水は上にぞ湛へたる。おのづからも―・るる水には何もたまらず流れけり」。「コースから―・れる」 ②はまったものが外へぬけ出る。掛けたものが取れて離れる。「障子が―・れる」「ボタンが―・れる」「関節が―・れる」 ③届かない。源氏物語野分「薄色の御衣に、髪のまだ丈には―・れたる末の、ひき広げたるやうにて」 ④その中へ加わらない。漏れる。枕草子99「元輔が後といはるる君しもや今宵の歌に―・れてはをる」。古今著聞集1「社家推挙しければ―・るべきやうもなかりけるに…除目じもくに―・れけり」。「仲間から―・れる」 ⑤そむく。たがう。どちりなきりしたん「誰にてもあれ、人を殺す事は道理に―・れ」 ⑥基準からかけ離れる。日葡辞書「ヒトナミニハヅルル」 ⑦狙いとはちがう結果になる。当たらない。くいちがう。「天気予報が―・れる」「くじに―・れる」 バス‐ローブbathrobe】 湯上がりに着るタオル地の部屋着。前で打ち合わせ、共布のベルトを結ぶ。 パス‐ワーク (和製語pass work)球技で、味方にボールを送り合う技術。「巧みな―」 パス‐ワードpassword】 (合言葉の意)正式の利用者であることをコンピューターに通知するために使用する、あらかじめ取り決めた任意の文字列。キャッシュ‐カードの暗証番号もパスワードの一種。 はせ玉茎】 陰茎の異称。〈倭名類聚鈔3はせ初瀬・長谷】 奈良県桜井市の一地区。初瀬川に臨み、長谷寺の門前町。古く「はつせ」と称し、泊瀬朝倉宮はつせのあさくらのみや・泊瀬列城宮はつせのなみきのみやの上代帝京の地。桜の名所。長谷寺の牡丹も有名。(歌枕) はぜ粶・爆米・葩煎】 糯米もちごめを炒って爆ぜさせたもの。紅白などに染め分けて、雛の節句などの菓子用にする。近世には、年賀客に出したり、蓬莱ほうらい台の下に敷いたりした。〈日葡辞書〉 はぜ沙魚・鯊・蝦虎魚】 ハゼ科の硬骨魚の総称。淡水・海水・汽水に産し、多くは全長20センチメートル以下で水底にすむ。腹面は平たく、左右の腹びれが盃状に癒合して吸盤となっているものと癒合しないものとがある。種類が多いが、マハゼを指すことが多い。〈[季]秋〉。〈日葡辞書〉 マハゼ 提供:東京動物園協会 はぜ黄櫨(→)「はぜのき」に同じ。 は‐ぜ羽瀬】 簗やなの一種。竹簀たけすまたは葭簀よしずなどを、口を陸の方へ向けて半円状に立て回し、満潮の時に陸の方に来た魚が干潮の時に逃げようとするのをさえぎって捕らえる仕掛け。はじ。簀立て。 ばせ 米俵の両口に当てるわらのふた。桟俵さんだわら。俵ばす。 ばせ 〔接尾〕 体言に付いて、その様子や状態の意を添える。「顔―」「心―」 はせ‐あ・う馳せ合ふ‥アフ 〔自四〕 馬をかけさせて敵と争う。かけあう。平家物語9「打物ぬいてあれに―・ひ、これに―・ひ」 は‐せい派生】 ①根源からわかれ生ずること。分派して発生すること。「新たな問題が―する」 ②〔言〕(derivation)語または語基から、接辞付加などの方法により、新たに語を形成する方法。語幹の母韻交替によるものを内的派生という。例、「寒い」→「寒さ」「寒がる」。 ⇒はせい‐ご【派生語】 ⇒はせい‐しゃかい【派生社会】 ⇒はせいしょうひん‐とりひき【派生商品取引】 ⇒はせい‐てき【派生的】 ば‐せい罵声】 ののしりさわぐ声。「―を浴びせる」 はせい‐ご派生語】 (derivative)派生2によって作られた語。多くの場合、語基と品詞が異なる。→複合語⇒は‐せい【派生】 はせい‐しゃかい派生社会‥クワイ 社会分化の過程で、原型をなす基礎社会(自然社会)から派生した人為的結合による社会。 ⇒は‐せい【派生】 はせいしょうひん‐とりひき派生商品取引‥シヤウ‥ 金融派生商品(デリバティブ)を売買する取引。古くから農産物などの価格変動に伴う危険性を回避する手段として発展。20世紀後半以降、金融工学の発達等により、金融商品市場において急速に普及。デリバティブ取引。 ⇒は‐せい【派生】 はせい‐てき派生的】 他からわかれ出たさま。部分的なさま。「―な問題」 ⇒は‐せい【派生】 はせ‐うち馳せ撃ち】 互いに馬をはしらせながら刀で撃ちあうこと。 はぜ‐うり粶売】 江戸時代、大晦日や元日早朝、蓬莱ほうらい飾りなどに使う粶を売り歩いた者。〈[季]新年〉 はぜ‐うるし黄櫨漆】 〔植〕ハゼノキの別称。 は‐せお芭蕉‥セヲ (セヲは「蕉」の古い字音表記で、今日ではショウとよむ) ⇒ばしょう はせおそうし長谷雄草紙‥ヲサウ‥ 鎌倉時代、14世紀前半制作の絵巻。1巻。平安前期の文人紀長谷雄が鬼から美女を得た怪異な説話を描く。長谷雄卿絵巻。 はせ‐かえ・る馳せ帰る‥カヘル 〔自五〕 かけて帰る。走って帰る。また、馬を走らせて帰る。 はせがわ長谷川‥ガハ 姓氏の一つ。 ⇒はせがわ‐かずお【長谷川一夫】 ⇒はせがわ‐きよし【長谷川潔】 ⇒はせがわ‐さぶろう【長谷川三郎】 ⇒はせがわ‐しぐれ【長谷川時雨】 ⇒はせがわ‐しん【長谷川伸】 ⇒はせがわ‐せったん【長谷川雪旦】 ⇒はせがわ‐せんし【長谷川千四】 ⇒はせがわ‐てんけい【長谷川天渓】 ⇒はせがわ‐とうはく【長谷川等伯】 ⇒はせがわ‐としゆき【長谷川利行】 ⇒はせがわ‐にょぜかん【長谷川如是閑】 ⇒はせがわ‐は【長谷川派】 ⇒はせがわ‐へいぞう【長谷川平蔵】 ⇒はせがわ‐まちこ【長谷川町子】 ⇒はせがわ‐りゅう【長谷川流】 はせがわ‐かずお長谷川一夫‥ガハ‥ヲ 映画俳優。芸名は初め林長二郎。京都生れ。「雪之丞変化」などに出演、時代劇のスターとなる。ほかに「蛇姫様」「地獄門」、テレビドラマ「赤穂浪士」など。宝塚歌劇「ベルサイユのばら」を演出。(1908〜1984) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐きよし長谷川潔‥ガハ‥ 版画家。横浜生れ。1919年(大正8)以来フランスで生活。西洋銅版画の古い製版技法メゾティントを復活させ、独自の表現様式にまで高めた。(1891〜1980) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐さぶろう長谷川三郎‥ガハ‥ラウ 洋画家。山口県生れ。小出楢重に師事。自由美術家協会を結成、抽象絵画を発表。第二次大戦後は東洋的伝統に傾く。渡米して客死。作「蝶の軌跡」など。(1906〜1957) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐しぐれ長谷川時雨‥ガハ‥ 小説家・劇作家。本名、ヤス。東京生れ。三上於吉の妻。演劇活動のかたわら、雑誌「女人芸術」を創刊し、林芙美子らを育てた。著「旧聞日本橋」「近代美人伝」など。(1879〜1941) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐しん長谷川伸‥ガハ‥ 小説家・劇作家。本名、伸二郎。横浜生れ。股旅もの・敵討ものに新分野を開拓、多くの門人を育てて大衆文学の質的向上に尽くした。作「瞼の母」「一本刀土俵入」など。(1884〜1963) 長谷川伸 撮影:石井幸之助 ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐せったん長谷川雪旦‥ガハ‥ 江戸後期の画家。名は宗秀。別号は巌岳斎・一陽庵。江戸の人。法橋ほっきょうのちに法眼ほうげん。「江戸名所図会」「東都歳事記」など、版本の精密な挿絵で知られる。(1778〜1843) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐せんし長谷川千四‥ガハ‥ 浄瑠璃作者。大和の人。長谷寺の僧侶の出。「鬼一法眼三略巻」「壇浦兜軍記」など合作が多い。(1689〜1733) →文献資料[壇浦兜軍記] ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐てんけい長谷川天渓‥ガハ‥ 評論家。新潟県生れ。早大卒。雑誌「太陽」を編集。自然主義文学の代表的評論家。著「文芸観」「自然主義」など。(1876〜1940) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐とうはく長谷川等伯‥ガハ‥ 桃山時代の画家。長谷川派の祖。能登の人。初め信春と称し仏画を描いたが、のち京都に出、独自の画風を創造して狩野派に対抗。法眼に叙せられた。水墨画に鋭い筆法を見せ、花鳥画や肖像画にも才能を表す。作「松林図屏風」「智積院ちしゃくいん障壁画」、著「等伯画説」など。(1539〜1610) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐としゆき長谷川利行‥ガハ‥ 洋画家。京都生れ。貧窮無頼のうちに表現主義的な奔放な筆致で下町風景や人物を描く。(1891〜1940) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐にょぜかん長谷川如是閑‥ガハ‥ 評論家。名は万次郎。東京生れ。東京法学院卒。大阪朝日新聞記者を経て、大山郁夫らと雑誌「我等」を創刊、論壇に文明批評の健筆をふるう。著「現代国家批判」「ある心の自叙伝」など。文化勲章。(1875〜1969) 長谷川如是閑 撮影:田村 茂 ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐は長谷川派‥ガハ‥ 長谷川等伯を祖とする画派。等伯の子の久蔵・宗宅・左近・宗也の他に門人等胤・宗圜そうえんらが知られる。江戸初期には町絵師的性格を強めた。 ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐へいぞう長谷川平蔵‥ガハ‥ザウ 江戸中期の旗本。名は宣以のぶため。1787年(天明7)火付盗賊改ひつけとうぞくあらため加役。90年(寛政2)老中松平定信の命で人足寄場を創設。火付盗賊改として犯罪人逮捕や裁判に敏腕を発揮。(1745〜1795) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐まちこ長谷川町子‥ガハ‥ 漫画家。佐賀県生れ。田河水泡に師事。1946年〜74年、新聞に「サザエさん」を連載。平均的な日本のサラリーマン家庭を舞台に、明るく活躍するサザエさんは国民的人気者となる。(1920〜1992) ⇒はせがわ【長谷川】 はせがわ‐りゅう長谷川流‥ガハリウ ①剣術の一派。天正(1573〜1592)の頃、長谷川宗喜が創始。 ②砲術の一派。長谷川八郎兵衛一家を祖とする。 ③流鏑馬やぶさめの一派。奈良春日の祭の奉仕として知られる。 ⇒はせがわ【長谷川】 ば‐せき場席】 居るべき席。場所。座席。 はせ‐くだ・る馳せ下る】 〔自五〕 ①高地から低地へ馳せる。 ②都から地方へ急ぎ向かう。 はぜ‐ぐち爆口・罅口】 はじけ開いた口。ざくろぐち。 はせくら支倉】 姓氏の一つ。 ⇒はせくら‐つねなが【支倉常長】 はせくら‐つねなが支倉常長】 江戸初期の仙台藩士。通称、六右衛門。1613年(慶長18)伊達政宗の正使としてイスパニア・ローマに使し、通商貿易を開くことを求めたが、目的を達せず20年(元和6)帰国。(1571〜1622) ⇒はせくら【支倉】 はぜ‐ぐり爆栗】 クリの一変種。果皮は縦裂して種子をあらわす。本州北部産。ハダカグリ。 はせ‐さん・じる馳せ参じる】 〔自上一〕 (→)「はせさんずる」に同じ。 はせ‐さん・ずる馳せ参ずる】 〔自サ変〕[文]馳せ参ず(サ変) 馳せて参上する。大急ぎで参上する。平家物語2「―・じたる勢ども、一万余騎とぞしるいたる」 はせ‐じに馳せ死に】 戦場などに馳せつけて死ぬこと。平家物語11「ただ―に死ねや、者ども」 は‐ぜせり羽挵り】 鳥が嘴くちばしで羽をせせること。羽繕い。狂言、柿山伏「鳶といふ者は―をする物ぢやが」 はぜ‐だま爆丸・爆弾】 ばくだん。 はせ‐ちが・う馳せ違ふ‥チガフ 〔自四〕 互いに馳せて、ゆきちがう。合戦などで、馳せ合って入り乱れる。 はせ‐ちら・す馳せ散らす】 [一]〔自四〕 馬を全速力で走らせる。今昔物語集25「此よりやがて―・して往ね」 [二]〔他四〕 馬をはせて敵を蹴散らす。 は‐せつ跛説】 釣合いのとれない説。矛盾した論説。 はせ‐つかい馳せ使い‥ツカヒ (ハセヅカイとも)走り使い。 はせつか‐べ丈部】 大和政権で馳使はせつかいなどの雑用に従事した品部しなべはせ‐つ・く馳せ着く・馳せ付く】 [一]〔自四〕 ①走って、または馬を走らせて到着する。古今著聞集6「―・きて言ひけるは」 ②急いで追いつく。馬を走らせて追いつく。 [二]〔自下二〕 ⇒はせつける(下一) はせ‐つ・ける馳せ付ける】 〔自下一〕[文]はせつ・く(下二) 走って、または馬や車などを走らせて到着する。かけつける。「いの一番に―・ける」 バセット‐ハウンドbasset hound】 イヌの一品種。肩高35センチメートルほど。ビーグルに似るが、さらに足が短く、耳が大きい。フランスで作出された狩猟犬だがイギリスで改良され、現在は愛玩犬。 パセティックpathetic】 悲壮なさま。悲哀を起こさせるさま。 バセテールBasseterre】 西インド諸島東部、セント‐クリストファー‐ネイヴィスの首都。セント‐クリストファー島の中部に位置する。人口2万(1990)。 はせ‐でら長谷寺】 (チョウコクジとも)通称、長谷観音。 ①鎌倉市長谷にある単立寺院。もと浄土宗。現寺号は新長谷寺。聖武天皇の勅願で、徳道の開山と伝える。坂東三十三所第4番の札所。 長谷寺(鎌倉) 撮影:関戸 勇 ②奈良県桜井市初瀬はせにある真言宗豊山派ぶざんはの総本山。別称、本長谷寺。天武天皇の頃、川原寺の道明が開創したと伝え、女性の信仰を集めた。1587年(天正15)根来寺の専誉が入寺して再興。西国三十三所第8番の札所。牡丹の名所。豊山寺。泊瀬寺。初瀬寺。 バセドー‐びょうバセドー病‥ビヤウ 甲状腺の機能亢進こうしんによって起こる疾患。1840年、ドイツの医師バセドー(Karl von Basedow1799〜1854)が研究、発表。甲状腺腫脹・眼球突出・心悸亢進・多汗・手指振顫しんせんなどをおこす。グレーブス病。 はぜ‐の‐き黄櫨・櫨・梔】 ①ウルシ科の落葉高木。高さは約10メートルになる。暖地の山地に自生、秋に美しく紅葉する。5〜6月頃、葉腋に黄緑色の小花をつける。果実は灰黄色、扁円形。実から木蝋を採り、樹皮は染料となるので栽培される。ハゼ。ハジ。ハジノキ。ハジウルシ。ハゼウルシ。ヤマハゼ。漢名、野漆樹。〈書言字考節用集〉 はぜのき ハゼノキ(実) 提供:ネイチャー・プロダクション ②ヤマウルシの別称。 はせ‐の‐だいぶつ長谷の大仏(→)「鎌倉の大仏」に同じ。 はせ‐ひき馳せ引き】 馬を馳せながら弓を引くこと。はせゆみ。弓馬の芸。 はせべ長谷部】 姓氏の一つ。 ⇒はせべ‐ことんど【長谷部言人】 はせべ‐ことんど長谷部言人】 人類学者・解剖学者。東京生れ。新潟大・東北大・東大の教授を歴任。人類学に理化学的研究法を導入し、理学部に人類学科を創設。(1882〜1969) ⇒はせべ【長谷部】 はせ‐まわ・る馳せ回る‥マハル 〔自五〕 馬に乗って走り回る。かけまわる。 はせ‐むか・う馳せ向かふ‥ムカフ 〔自四〕 馬を走らせておもむく。いそいで行く。走りむかう。 パセリparsley】 セリ科の二年生草本。栽培上は一年生または二年生葉菜。地中海地方の原産で、野菜として広く栽培。17世紀頃日本に渡来。生の葉は爽快な香味があり、洋食に添えてつまとする。オランダゼリ。 パセリ は・せる馳せる】 〔自他下一〕[文]は・す(下二) ①走るようにする。走らす。また、走る。かける。宇治拾遺物語3「馬を―・せて鹿を逐ふ」。「思いを―・せる」 ②広く世間に知らせる。「名を―・せる」 は・ぜる爆ぜる・罅ぜる】 〔自下一〕[文]は・ず(下二) ①果実などが熟しまたは熱せられて裂ける。裂けて開く。はじける。「豆が―・ぜる」 ②魚や肉などが、酢や熱湯のために白くなる。〈日葡辞書〉 は‐せん端銭】 はしたの銭。はしたがね。 は‐せん波線】 波状の線。 は‐せん破船】 難破した船。 は‐せん破線】 「」のように等間隔に切れ目を入れた線。→点線→実線 は‐せん播遷】 遠国にさまようこと。 ば‐せん場銭】 ①劇場などの席料。 ②露店などの場所代。 ば‐せん馬氈】 馬の鞍におおい敷く毛布。毛皮・革製もある。くらおおい。 ば‐ぜん馬前】 馬の前。騎馬の前。「君の―に死す」 ば‐せんざん馬占山】 (Ma Zhanshan)中国の軍人。満州国軍政部総長・黒竜江省長に就任、のち離反してソ連に脱出。帰国後、包頭パオトウ方面で日本軍と対戦。抗日戦の英雄。(1885〜1950) はそ⇒はす はそうハサフ (ハゾウとも)胴部に小さい孔のある壺形の須恵器すえき。孔に竹の管をさし、内容物を注いだり吸ったりしたらしい。→半挿はんぞう は‐そう爬掻‥サウ 爪でかくこと。掻爬。 は‐そう破窓‥サウ やぶれた窓。 ば‐そう馬装‥サウ 軍人がその服装に準じて用いるように定められた馬具および装飾。 は‐そく把捉】 しっかりとつかまえること。「意味を―する」 は‐そく波束】 〔理〕(wave packet) ①ある瞬間の波形が媒質全体に拡がっていないで、一部分に限られた波。 ②量子力学で、空間の中に有限の拡がりをもつ波動関数。この波動関数が代表する粒子は、空間のその有限の部分でだけ存在の確率を有し、粒子のおおよその位置がこの部分の中にあることを示す。 ば‐そく馬足】 ①うまの足。馬脚。 ②足首が蹠あしうらの方へ屈曲して、足先が下に向き、歩行が不自由になる病症。尖足。 ば‐ぞく馬賊】 清末から中国東北部に横行跋扈ばっこした騎馬の群盗。 パソ‐コン パーソナル‐コンピューターの略。 ⇒パソコン‐つうしん【パソコン通信】 パソコン‐つうしんパソコン通信】 パーソナル‐コンピューターを端末装置とし、通常の電話回線網を用いて情報を交換する通信方式。 ⇒パソ‐コン ば‐そつ馬卒】 旧軍隊で、隊付の将校の乗馬を世話する兵卒。大佐以上は馬丁を雇った。 は‐そで羽袖】 袖を羽にたとえていう語。 ばそ‐どういつ馬祖道一‥ダウ‥ 中国唐代の禅宗の一派、洪州宗の派祖。四川省の人。6祖慧能えのうの弟子南岳懐譲えじょうに師事。「即心即仏」「平常心是道」などの句を残す。大寂禅師。(709〜788) パソ‐ドブレpaso doble スペイン】 スペイン風のワンステップ‐ダンス。また、その舞曲。パソドブル。 バソプレシンvasopressin】 脳下垂体後葉ホルモンの一種。抗利尿ホルモン。 は‐ぞり端反り】 (ハソリとも)陣笠などの端が上方または外方へそっていること。「―笠」 ば‐そり馬橇】 馬に引かせて走る橇。 パゾリーニPier Paolo Pasolini】 イタリアの詩人・作家・映画監督。社会から爪弾きにされている青少年の思いを自らの作品の根拠とした。詩集「グラムシの遺骨」、小説「生命ある若者」などのほか、映画「奇跡の丘」「アポロンの地獄」「王女メディア」など。(1922〜1975) バソリスbatholith】 深成岩体の形の一つ。露出面積100平方キロメートル以上の巨大なものをいう。ただし、単一の岩体ではなく、多数の貫入岩体から成り、ふつう花崗岩またはそれに近い組成の岩石。底がどうなっているかは不明。ギリシア語で「深い」を意味するbathysと「岩」の意味のlithosを語源とする。底盤。 は‐そん (把針の転。関東・甲信越地方で)修繕すること。 は‐そん破損】 やぶれ損ずること。こわれること。「屋根が―する」「―をつくろう」 はた】 (伊勢・長崎地方で)「たこ」のこと。 長崎はた 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 長崎はた 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 長崎はた 撮影:薗部 澄(JCII蔵) 長崎はた 撮影:薗部 澄(JCII蔵) はた(→)「杯はいに同じ。→ひとはた(一杯) はた畑・畠(→)「はたけ」に同じ。〈類聚名義抄〉 ⇒畑返す はた】 (古くはハダ)姓氏の一つ。古代の渡来系の氏族。応神天皇のとき渡来した弓月君ゆづきのきみの子孫と称するが、確かではない。5世紀後半頃より、伴造とものみやつことして多数の秦部はたべを管理し、織物の生産などにたずさわった。 ⇒はた‐さはちろう【秦佐八郎】 ⇒はた‐とよきち【秦豊吉】 ⇒はた‐の‐かわかつ【秦河勝】 はた】 ①布・紙などで造り、主に竿さおに掲げて、標識・装飾とするもの。万葉集2「捧げたる―の靡きは」→仗旗じょうき→軍旗。 ②紋所の名。 ③〔仏〕(梵語patākā 「幡」と書く)仏・菩薩の威徳を示す荘厳具しょうごんぐ。法会・説法などの際、寺の境内に立て、または本堂に飾る。三角形の首部の下に細長い幡身ばんしんをつけ、その下から数本の脚を垂れたもの。幡ばん⇒旗を揚げる ⇒旗を振る ⇒旗を巻く はた端・傍】 (ハシと同源) ①器物の外縁。へり。ふち。枕草子28「火桶の―に足をさえもたげて」 ②その物に近く沿った所。ほとり。平家物語5「頸を切つて猿沢の池の―にぞかけならべたる」。「口の―」「炉―」 ③わき。かたわら。そば。「―でやきもきする」「―の迷惑を考えない」 はた】 ①織物をつくる手動の機械。織機しょっき。万葉集7「未通女おとめらが織る―の上を」。「―の音」 ②(「服」と書く)機はたで織った布。古事記「わが王おおきみの織ろす―」 はた】 魚のひれ。祝詞、祈年祭「―の広物ひろもの・―の狭物さものはた二十】 にじゅう。「―とせ」 はた羽太】 ハタ科の硬骨魚の総称。アカハタ・アオハタ・マハタ・キジハタ・クエなど種類が多い。多くは暖海に産する。また、マハタを単にハタと呼ぶ。食用魚として珍重。藻魚。 はた】 〔副〕 (一説に、「はた(端)」が語源で、「ふち(縁)」「ほとり(辺)」などと関係があるという) ①ひょっとすると。もしや。万葉集6「さ男鹿の鳴くなる山を越え行かむ日だにや君に―逢はざらむ」 ②上の意をうけて、これをひるがえす意を表す。 ㋐しかしながら。そうはいうものの。源氏物語帚木「聞きすぐさむもいとほし、暫し立ちやすらふべきに―侍らねば」 ㋑それとも。あるいは。 ③上をうけて、それと同様であることを表す。やはり。 ㋐…もまた。源氏物語帚木「家の内に足らぬ事など―無かめるままに」 ㋑その上にまた。源氏物語桐壺「この御事にふれたる事をば道理をも失はせ給ひ、今―斯く世のなかの事をもおぼし捨てたるやうになりゆくは」 はだ肌・膚】 ①かわ。うわかわ。表皮。「木―」 ②人などの体の表面。はだえ。皮膚。また、きめ。膚理ふり。万葉集11「赤らひく―も触れずて寝たれども」。「―が荒れる」 ③土地などの表面。「山の―」 ④気質。気性。「学者―」 ⇒肌が合う ⇒肌で感じる ⇒肌に粟を生ずる ⇒肌を合わせる ⇒肌を入れる ⇒肌を汚す ⇒肌を脱ぐ ⇒肌を許す バターbutter】 乳製品の一つ。遠心分離により牛乳からクリームを分離し、これを激しくかき回して得る。脂肪とビタミンA・Dに富む。パンにつけ、料理・製菓にも用いる。発酵乳が原料のファーメント‐バターもある。乳酪にゅうらく。牛酪ぎゅうらく⇒バター‐クリーム【butter cream】 ⇒バター‐ケーキ【butter cake】 ⇒バター‐ナイフ【butter knife】 ⇒バター‐ピーナッツ ⇒バター‐ボール ⇒バター‐ミルク【buttermilk】 ⇒バター‐ライス ⇒バター‐ロール【butterroll】 パターputter】 ゴルフで、パットに用いる頭部が金属製のクラブ。 ⇒パター‐ゴルフ はだ‐あい肌合い‥アヒ ①皮膚や物の表面の感じ。 ②気風。気だて。「―が違う」 はた‐あきない旗商い・端商い‥アキナヒ 米相場・銭相場などで、現物をもたずに思惑で売買をしてさやをかせぐ業。旗師。たてあきない。好色一代女3「北浜の―する人、年中うそと横と欲とを元手にして世を渡り」 バター‐クリームbutter cream】 バターに卵・砂糖等を加えて作ったクリーム。ケーキの飾りなどに使う。 ⇒バター【butter】 はた‐あげ旗揚げ】 ①兵をあげること。胆大小心録「みのの国に―させ給ひし」 ②転じて、新たに事を起こすこと。「新党が―する」「―興行」 バター‐ケーキbutter cake】 バターを多く用い、砂糖・卵・小麦粉などを混ぜ合わせて焼き上げた洋菓子の総称。パウンド‐ケーキ・フルーツ‐ケーキなど。 ⇒バター【butter】 パター‐ゴルフ (和製語putter golf)パターのみを使うゴルフ。専用のコースで行う。 ⇒パター【putter】 はた‐あし旗脚】 長旗の末端の、風になびきひるがえる所。〈倭名類聚鈔13ばた‐あしばた足】 水泳で、伸ばした両足を交互に上下させて水を打つこと。 バター‐ナイフbutter knife】 パンにバターをぬるのに使うナイフ。 ⇒バター【butter】 パターナリズムpaternalism】 相手の利益のためには、本人の意向にかかわりなく、生活や行動に干渉し制限を加えるべきであるとする考え方。親と子、上司と部下、医者と患者との関係などに見られる。 バター‐ピーナッツ (butter peanut(s))落花生の渋皮を除いて油で煎りつけ、食塩・植物性油脂で調味をしたもの。 バターピーナッツ 撮影:関戸 勇 ⇒バター【butter】 バター‐ボール (和製語)バターを多く加えてつくった飴。バター飴。 ⇒バター【butter】 バター‐ミルクbuttermilk】 クリームからバターを採った残りの液体。飲料または粉末ミルク・製菓材料とする。 ⇒バター【butter】 バター‐ライス (butter rice)米をバターで炒いためてからスープ‐ストックで炊きあげたもの。肉料理などのつけ合せに用いる。 ⇒バター【butter】 バタールbâtard フランス】 フランスパンの一種。バゲットより太く短い。 はだ‐あれ肌荒れ】 肌が荒れること。皮膚の水分や油分がなくなること。 バター‐ロールbutterroll】 バター風味のやわらかい小型ロールパン。 バターロール 撮影:関戸 勇 ⇒バター【butter】 パターンpattern】 ①型。類型。様式。「ワン‐―」「行動―」 ②図案。図像。「テスト‐―」 ③(→)フリップに同じ。 ⇒パターン‐にんしき【パターン認識】 パターン‐にんしきパターン認識】 文字・図形など空間的なものの形の特徴を抽出・判別し、これを属すべきカテゴリーに対応づける操作。文字の読取り、図形の分類など。広義には音声認識などの時間的なパターン、さらには抽象的な事象にも拡張して用いる。 ⇒パターン【pattern】 バターン‐はんとうバターン半島‥タウ (Bataan)フィリピン、ルソン島のマニラ湾の北側にある半島。湾口のコレヒドール島とともに太平洋戦争の激戦地。 は‐だい歯代】 人力車などの車の損料。車の借賃。 は‐だい破題】 唐宋の科挙で、答案の冒頭数句を用いて全文の主題を簡潔に述べること。明清の八股はっこ文でも、初めの2句が同様の意味を持ち、こう呼ばれた。 ば‐たい馬体】 馬のからだ。馬のからだつき。 ば‐だい場代】 場所代。席料。場銭。 ば‐だい馬代】 ①(→)馬代銀に同じ。 ②馬の借賃。 ⇒ばだい‐ぎん【馬代銀】 はだいうす破提宇子】 キリシタン教理を批判した書。ハビアン著。1冊。1620年(元和6)刊行。 ばだい‐が跋提河】 (梵語Ajiravatī 阿恃多伐底)中インドの川の名。ガンダック川の支流。釈尊がこの川岸で入寂した。ばつだいが。 ばだい‐ぎん馬代銀】 室町・江戸時代、武家の間で馬の代りとして贈った金銭。ばだい。 ⇒ば‐だい【馬代】 はた‐いた鰭板・端板】 壁あるいは塀の板。正倉院文書によれば幅2尺、厚さ2〜3寸。 はた‐いと機糸】 機を織るのに用いる経緯たてよこの糸。 はた‐いも畑芋】 畑に作る里芋。水田に栽培するのを田芋たいもというのに対する。 バタイユGeorges Bataille】 フランスの思想家・社会学者・作家。1930年代にM.レリスやカイヨワらと社会学研究会を組織して、近代を超える思想を探究。近代の「限定された経済」を批判して、蕩尽と浪費の非生産的な「一般経済」、非知の世界を構想。ポスト構造主義に大きな影響を与えた。主著「呪われた部分」「エロティシズム」。(1897〜1962) はた‐いれ旗入れ(→)「旗埋め」に同じ。 はた‐いろ旗色】 ①戦場で旗のひるがえる様子。それによって戦況を知るところから転じて、形勢けいせい。「―が悪い」 ②立場。旗幟きし。「―を鮮明にする」 はだ‐いろ肌色】 ①はだのいろ。また、人の肌のような色。やや赤みをふくむ淡黄色。「―のじゅばん」 Munsell color system: 5YR8/5 ②器物などの地肌の色。 バタヴィアBatavia】 (もと、ゲルマンの一部族バタヴィ人が定住したライン川河口地域を指したラテン語) ①フランス革命の結果、1795年ネーデルラントに成立した共和国。1806年オランダ王国となる。 ②インドネシアの首都ジャカルタのオランダ領時代の名。 はた‐うち畑打ち】 種蒔きの準備などのため、鍬くわなどで畑の土を掘り返すこと。〈[季]春〉 はた‐うめ旗埋め】 取引で、空売りしたものを買い戻すこと。旗入れ。 はた‐うり旗売】 取引で、現物を持たずに空売りをすること。 はだ‐え肌・膚‥ヘ (ハダウヘ(肌上)の約か) ①人や獣類の体の表面をおおう皮。はだ。「玉の―」 ②刀剣の身の表。 はだ‐おび肌帯】 したおび。ふんどし。はだのおび。 はた‐おり機織】 ①機で布帛ふはくを織ること。また、その人。 ②機織虫の略。〈[季]秋〉。建礼門院右京大夫集「声のあやは音ばかりして―の」 ⇒はたおり‐どり【機織鳥】 ⇒はたおり‐ひめ【機織姫】 ⇒はたおり‐むし【機織虫】 ⇒はたおり‐め【機織女】 はたおり‐どり機織鳥】 スズメ目ハタオリドリ科の鳥の一群。スズメよりやや大。主として種子食、枯草やヤシの葉の繊維を編んで精巧な巣を作る。しばしば1本の木に多数が巣を作って集団繁殖する。アフリカと南アジアに約130種が分布する。近年ではスズメ類約35種もこの科に含める。 ハタオリドリとその巣 撮影:小宮輝之 キハタオリドリ 撮影:小宮輝之 ⇒はた‐おり【機織】 はたおり‐ひめ機織姫】 織女星の異称。たなばたつめ。〈[季]秋〉 ⇒はた‐おり【機織】 はたおり‐むし機織虫】 キリギリスの異称。 ⇒はた‐おり【機織】 はたおり‐め機織女】 ①機を織る女。はたおりおんな。 ②キリギリスの異称。古今和歌集六帖6「―くだ巻く声のきりきりと鳴く」 ⇒はた‐おり【機織】 はたおる‐むし機織る虫】 キリギリスの異称。拾遺和歌集「秋くれば―のあるなへに」 はだか】 (ハダアカ(肌赤)の約) ①衣服を脱ぎ、全身の肌のあらわれていること。すはだ。あかはだ。裸体。〈[季]夏〉。紫式部日記「―なる人ぞふたりゐたる」 ②転じて、おおいや飾りのないこと。むきだし。「―の冬木」「チップを―で渡す」 ③つつみ隠すところのないこと。赤裸々。浮世草子、御前義経記「我が身の上を―になして語りません」。「―のつきあい」 ④所持品のないこと。無一物むいちもつ。裸一貫。「事業の失敗で―になる」 ⇒はだか‐いくさ【裸軍】 ⇒はだか‐いっかん【裸一貫】 ⇒はだか‐いわし【裸鰯】 ⇒はだか‐うま【裸馬】 ⇒はだか‐ぎ【裸木】 ⇒はだか‐きん【裸金】 ⇒はだか‐ぐら【裸鞍】 ⇒はだか‐しょうばい【裸商売】 ⇒はだか‐じろ【裸城】 ⇒はだか‐すずり【裸硯】 ⇒はだか‐そうば【裸相場】 ⇒はだか‐つるはぎ【裸鶴脛】 ⇒はだか‐でんきゅう【裸電球】 ⇒はだか‐にわ【裸庭】 ⇒はだか‐の‐おうさま【裸の王様】 ⇒はだか‐び【裸火】 ⇒はだか‐ひゃっかん【裸百貫】 ⇒はだか‐ぶみ【裸文】 ⇒はだか‐へび【裸蛇】 ⇒はだか‐ほおずき【裸酸漿】 ⇒はだか‐まいり【裸参り】 ⇒はだか‐まつり【裸祭】 ⇒はだか‐み【裸身】 ⇒はだか‐むぎ【裸麦・稞麦】 ⇒はだか‐むし【裸虫】 ⇒はだか‐やき【裸焼】 ⇒はだか‐やぐら【裸櫓】 ⇒はだか‐やま【裸山】 ⇒はだか‐ろうそく【裸蝋燭】 ⇒裸で物を落とす例なし

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