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けい‐じ‐か【形而下】🔗🔉

けい‐じ‐か形而下】 ①[易経繋辞上「形而上なる者は之を道と謂い、形而下なる者は之を器と謂う」]形をそなえるもの。有形。 ②〔哲〕(the physical)(井上哲次郎の訳語)自然一般・感性的現象、すなわち時間・空間のうちに形をとって現れるもの。↔形而上。 ⇒けいじか‐がく【形而下学】

けいじか‐がく【形而下学】🔗🔉

けいじか‐がく形而下学】 (physical sciences)かつて広く感性的現象を対象とする学問を指していった語。↔形而上学 ⇒けい‐じ‐か【形而下】

けいじ‐じょう【形而上】‥ジヤウ🔗🔉

けいじ‐じょう形而上‥ジヤウ ①[易経繋辞上「形而上なる者は之を道と謂い、形而下なる者は之を器と謂う」]形式を離れたもの。抽象的なもの。無形。 ②〔哲〕(the metaphysical)(井上哲次郎の訳語)時間・空間の中に形をもつ感覚的現象として存在することなく、それ自身超経験的な、ただ理性的思惟によってとらえられるとされる存在。明六雑誌12号「西人ノ説ニヨレバ凡ソ学問ノ事タヾ二大分アリ…即チ―形而下ノ二項ニ過ギズ」↔形而下。 ⇒けいじじょう‐かいが【形而上絵画】 ⇒けいじじょう‐がく【形而上学】 ⇒けいじじょうがくてき‐ゆいぶつろん【形而上学的唯物論】

けいじじょう‐かいが【形而上絵画】‥ジヤウクワイグワ🔗🔉

けいじじょう‐かいが形而上絵画‥ジヤウクワイグワ (Pittura Metafisica イタリア)イタリアの美術運動。キリコ・カラ(Carlo Carrà1881〜1966)が提唱。風景や静物の描写に神秘的な形而上的世界を暗示することを目指した。 ⇒けいじ‐じょう【形而上】

けいじじょう‐がく【形而上学】‥ジヤウ‥🔗🔉

けいじじょう‐がく形而上学‥ジヤウ‥ (metaphysics)(元来「自然学の後に置かれた書」(ta meta ta physika ギリシア)の意で、ロドスのアンドロニコスがアリストテレスの死後、著書編集の際に、存在の根本原理を論じた書を自然学書の後に配列したことに由来) ①アリストテレスのいう第一哲学。哲学史・問題集・定義集・実体論・自然神学の5部から成る。 ②現象を超越し、その背後に在るものの真の本質、存在の根本原理、存在そのものを純粋思惟により或いは直観によって探究しようとする学問。神・世界・霊魂などがその主要問題。 ⇒けいじ‐じょう【形而上】

けいじじょうがくてき‐ゆいぶつろん【形而上学的唯物論】‥ジヤウ‥🔗🔉

けいじじょうがくてき‐ゆいぶつろん形而上学的唯物論‥ジヤウ‥ 形而上学的思考方法をとる非弁証法的な唯物論。機械的唯物論にほぼ同じ。 ⇒けいじ‐じょう【形而上】

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