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えり【彫】ヱリ🔗⭐🔉
えり【彫】ヱリ
①えること。ほること。きざむこと。また、彫ったように見える凹凸。
②矢筈やはずの、弦につがえるため彫りくぼめたところ。
えり‐いた【彫板】ヱリ‥🔗⭐🔉
えり‐いた【彫板】ヱリ‥
書画を彫ほった板。版木はんぎ。
えり‐い・る【彫り入る】ヱリ‥🔗⭐🔉
えり‐い・る【彫り入る】ヱリ‥
〔他下二〕
深く彫ほりつける。平家物語二「文字をば―・りきざみつけたりければ」
えり‐ぐし【彫櫛】ヱリ‥🔗⭐🔉
えり‐ぐし【彫櫛】ヱリ‥
彫物の飾りのある櫛。
えり‐つ・ける【彫り付ける】ヱリ‥🔗⭐🔉
えり‐つ・ける【彫り付ける】ヱリ‥
〔他下一〕[文]ゑりつ・く(下二)
刻み付ける。ほり付ける。
えり‐もの【彫物】ヱリ‥🔗⭐🔉
えり‐もの【彫物】ヱリ‥
えりつけた物。ほりもの。彫刻物。
え・る【彫る】ヱル🔗⭐🔉
え・る【彫る】ヱル
〔他五〕
①うがつ。くりぬく。ほる。万葉集12「盗人の―・りたる穴ゆ入りて見えけむ」
②刻む。彫刻する。源氏物語梅枝「心葉、紺瑠璃には五葉の枝、白きには梅を―・りて」
ちょう‐か【彫花】テウクワ🔗⭐🔉
ちょう‐か【彫花】テウクワ
陶器に彫刻した花紋。また、その技法。平彫・凸彫・凹彫の3種がある。
ちょう‐き【彫器】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐き【彫器】テウ‥
打製石器の一種。石刃せきじんや剥片の短辺に縦に打撃を加えて小さな刃を作り出した、旧石器時代後期に特徴的な石器。骨・角・牙などに溝を刻む工具とされる。刻器。ビュラン。グレーバー。
ちょう‐きん【彫金】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐きん【彫金】テウ‥
鏨たがねを使って金属を彫刻すること。「―師」
ちょう‐こう【彫工】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐こう【彫工】テウ‥
彫刻を職業とする人。ほりものし。彫刻師。
ちょう‐こく【彫刻】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐こく【彫刻】テウ‥
①ほりきざむこと。
②造形美術の一つ。木・石・金属などに文字や模様を刻み、または物像などを立体的にほりきざむこと。また、ほりきざんだもの。丸彫・浮彫・透かし彫がある。「―家」→彫塑。
⇒ちょうこく‐おうはん【彫刻凹版】
⇒ちょうこく‐き【彫刻機】
⇒ちょうこくぐ‐ざ【彫刻具座】
⇒ちょうこくしつ‐ざ【彫刻室座】
⇒ちょうこく‐せきばん【彫刻石版】
⇒ちょうこく‐とう【彫刻刀】
ちょうこく‐おうはん【彫刻凹版】テウ‥アフ‥🔗⭐🔉
ちょうこく‐おうはん【彫刻凹版】テウ‥アフ‥
凹版の一種。写真凹版(グラビア)に対し、彫刻刀または彫刻機械で彫刻するもの。美術印刷・有価証券・紙幣などの印刷に用いる。
⇒ちょう‐こく【彫刻】
ちょうこく‐き【彫刻機】テウ‥🔗⭐🔉
ちょうこく‐き【彫刻機】テウ‥
回転工具により文字・図案などを彫刻する機械。
⇒ちょう‐こく【彫刻】
ちょうこくぐ‐ざ【彫刻具座】テウ‥🔗⭐🔉
ちょうこくぐ‐ざ【彫刻具座】テウ‥
(Caelum ラテン)南天の星座。エリダヌス座と鳩座との間にある。日本からはほとんど見えない。鑿のみ座。
⇒ちょう‐こく【彫刻】
ちょうこくしつ‐ざ【彫刻室座】テウ‥🔗⭐🔉
ちょうこくしつ‐ざ【彫刻室座】テウ‥
(Sculptor ラテン)南天の星座。鯨座の南、鳳凰座の北にある。11月中旬の夕刻南中。アトリエ座。
⇒ちょう‐こく【彫刻】
ちょうこく‐せきばん【彫刻石版】テウ‥🔗⭐🔉
ちょうこく‐せきばん【彫刻石版】テウ‥
石版の一種。磨いた石版面に硝酸ゴムを塗り、乾いた後に、原図の輪郭を置いて彫刻し、その凹線に脂肪性のインクを浸みこませた石版。
⇒ちょう‐こく【彫刻】
ちょうこく‐とう【彫刻刀】テウ‥タウ🔗⭐🔉
ちょうこく‐とう【彫刻刀】テウ‥タウ
彫刻用の小刀。
⇒ちょう‐こく【彫刻】
ちょう‐しつ【彫漆】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐しつ【彫漆】テウ‥
陶器または木地に厚く漆うるしを塗り重ね、彫刻をほどこすこと。また、そのもの。
ちょう‐しょう【彫匠】テウシヤウ🔗⭐🔉
ちょう‐しょう【彫匠】テウシヤウ
彫刻家。ほりものし。
ちょう‐しん【彫心】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐しん【彫心】テウ‥
心にほりきざむこと。心にしみこむほど苦心すること。
⇒ちょうしん‐るこつ【彫心鏤骨】
ちょうしん‐るこつ【彫心鏤骨】テウ‥🔗⭐🔉
ちょうしん‐るこつ【彫心鏤骨】テウ‥
(心にきざみ骨にちりばめる意)苦心すること。詩文などを非常に骨を折り心を砕いてみがきあげること。
⇒ちょう‐しん【彫心】
ちょう‐せん【彫鐫】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐せん【彫鐫】テウ‥
ほりきざむこと。彫刻。
ちょう‐そ【彫塑】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐そ【彫塑】テウ‥
①彫刻と塑像。
②彫刻の原型となる塑像を製作すること。
ちょう‐ぞう【彫像】テウザウ🔗⭐🔉
ちょう‐ぞう【彫像】テウザウ
彫刻した像。
ちょう‐たく【彫琢】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐たく【彫琢】テウ‥
[孟子梁恵王下]宝石などをきざみ磨くこと。転じて、詩文の字句に磨きをかけること。
ちょう‐ぶん【彫文】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐ぶん【彫文】テウ‥
ほりきざんだ模様。
ちょう‐る【彫鏤】テウ‥🔗⭐🔉
ちょう‐る【彫鏤】テウ‥
ほりきざむこと。
ほり【彫り】🔗⭐🔉
ほり【彫り】
①彫ること。また、彫ったぐあい。
②彫ったような凹凸おうとつ。「―の深い顔」
ほり‐あげ【彫上げ】🔗⭐🔉
ほり‐あげ【彫上げ】
①彫物や印刻の模様や文字を高く、地を低くほること。うきぼり。
②ほり終わること。
ほり‐おこ・す【彫り起こす】🔗⭐🔉
ほり‐おこ・す【彫り起こす】
〔他五〕
版木に彫る。
ほり‐こみ【彫込み・刻込】🔗⭐🔉
ほり‐こみ【彫込み・刻込】
彫物または印刻の模様や文字を低く、地を高くほること。
ほり‐こ・む【彫り込む】🔗⭐🔉
ほり‐こ・む【彫り込む】
〔他五〕
奥深くまで彫る。また、彫って模様を付ける。
ほり‐し【彫師】🔗⭐🔉
ほり‐し【彫師】
ほりものし。
ほり‐つ・ける【彫り付ける】🔗⭐🔉
ほり‐つ・ける【彫り付ける】
〔他下一〕[文]ほりつ・く(下二)
彫りこむ。彫ってそのものに形をのこす。「メダルに名前を―・ける」
ほり‐どい【彫樋】‥ドヒ🔗⭐🔉
ほり‐どい【彫樋】‥ドヒ
木を彫って造った樋。
ほり‐ぬ・く【掘り抜く・彫り抜く】🔗⭐🔉
ほり‐ぬ・く【掘り抜く・彫り抜く】
〔他五〕
ほって貫く。「トンネルを―・く」
ほり‐ぬり【彫塗】🔗⭐🔉
ほり‐ぬり【彫塗】
大和絵の彩色の一技法。最初に引いた線描を生かすように線を塗り残しながら彩色するもの。
ほり‐ぶね【彫舟】🔗⭐🔉
ほり‐ぶね【彫舟】
木をくりぬいて作った舟。くりふね。
ほり‐め【彫目】🔗⭐🔉
ほり‐め【彫目】
彫刻で、のみの彫り跡。
ほり‐もの【彫物】🔗⭐🔉
ほり‐もの【彫物】
①木・竹・金属・石などに、形象や模様を彫ること。また、そのもの。彫刻。栄華物語歌合「―の骨に象眼の紙をはりて」
②(→)「いれずみ」1に同じ。
⇒ほりもの‐し【彫物師】
ほりもの‐し【彫物師】🔗⭐🔉
ほりもの‐し【彫物師】
ほりものを業とする人。ほりし。
⇒ほり‐もの【彫物】
ほ・る【掘る・彫る】🔗⭐🔉
ほ・る【掘る・彫る】
[一]〔他五〕
平面をこそげてくぼみをつくる意。
➊《掘》穴をあける。
①地に穴をつくる。万葉集13「木綿襷ゆうたすき肩にとりかけ斎瓮いわいべをいはひ―・り据ゑ天地の神にそ吾が祈のむ」。大鏡序「もの言はまほしくなれば、穴を―・りて言ひ入れ侍りけめ」。「池を―・る」
②土を取り除き、中に埋うまっているものを取り出す。源氏物語薄雲「春の花の木をも植ゑわたし、秋の草をも―・り移して、いたづらなる野辺の虫をも住ませて」。平家物語2「父母がかばねを―・りいだいて討たせられたる事をぞ、くやしみ給ひける」。徒然草「風流の破子わりごやうのもの…―・らぬ所もなく、山をあされども無かりけり」。「芋を―・る」
➋《彫》きざむ。
①彫刻する。える。太平記9「日光月光の二天子を金と銀とを以て―・り透かして」。「版木はんぎを―・る」
②身体を針で刺し、墨を入れる。入れ墨をする。
[二]〔自下二〕
⇒ほれる(下一)
[漢]彫🔗⭐🔉
彫 字形
筆順
〔彡部8画/11画/常用/3606・4426〕
[
] 字形
〔彡部8画/11画〕
〔音〕チョウ〈テウ〉(呉)(漢)
〔訓〕ほる・える
[意味]
ほりきざんで模様をつける。ほりもの。ほり。「彫琢ちょうたく・彫刻・木彫」
[解字]
形声。音符「
」(=あまねくめぐらす)+「彡」(=模様)。器物の表面に模様をめぐらす意。





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