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せっ‐ちゅう【折衷・折中】🔗🔉

せっ‐ちゅう折衷・折中】 [史記孔子世家、賛]あれこれと取捨して適当なところをとること。日葡辞書「セッチュウスル、また、セッチュウシテナヲス」。「―案」「和洋―」 ⇒せっちゅう‐がく‐は【折衷学派】 ⇒せっちゅう‐しゅぎ【折衷主義】 ⇒せっちゅう‐なわしろ【折衷苗代】 ⇒せっちゅう‐よう【折衷様】

せっちゅう‐がく‐は【折衷学派】🔗🔉

せっちゅう‐がく‐は折衷学派】 江戸中期の儒学の一派。朱子学・古学・陽明学などの派にとらわれず、各自が諸説を取捨選択して独自の学説を立てようとしたもの。18世紀後半に片山兼山・井上蘭台・井上金峨・大田錦城ら、折衷を旨とした学者を輩出したことから、のちにこう総称した。 ⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】

せっちゅう‐しゅぎ【折衷主義】🔗🔉

せっちゅう‐しゅぎ折衷主義】 (eclecticism)種々の哲学・思想体系から相互に調和できる考えだけを選び取って、まとまった形に作り上げる態度。殊に古代哲学の末期に有力となり、キケロはその代表者。近世においてもライプニッツ‐ウォルフ学派その他フランス19世紀のクーザン一派にもこの傾向が見られる。 ⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】

せっちゅう‐なわしろ【折衷苗代】‥ナハ‥🔗🔉

せっちゅう‐なわしろ折衷苗代‥ナハ‥ 水苗代と陸苗代との利点を兼ね備えるように工夫された苗代。灌排水が自由にできる水田に設けて、必要に応じて灌排水を行いながら稲苗を育成するもの。 ⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】 ○雪中に炭を送るせっちゅうにすみをおくる 相手が最も困っている時に救いの手を差し伸べること。 ⇒せっ‐ちゅう【雪中】

せっちゅう‐よう【折衷様】‥ヤウ🔗🔉

せっちゅう‐よう折衷様‥ヤウ 鎌倉時代以降、和様を基にして唐様からようまたは天竺様、あるいは両者の手法が加わった社寺建築様式。大阪の観心寺金堂が代表的なもの。 ⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】

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