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○抜手を切るぬきてをきる🔗🔉

○抜手を切るぬきてをきる 抜手によって泳ぐ。人生の難関を乗り切ってゆくのにたとえる。 ⇒ぬき‐て【抜手】 ぬき‐と・む貫き止む】 〔他下二〕 緒を通して綴る。つらぬきとめる。後撰和歌集「―・むる秋しなければ白露の千草に置ける玉もかひなし」 ぬき‐とり抜取り】 ①ぬきとること。 ②荷物・郵便物輸送の途中で、その中身をひそかにぬきとること。 ⇒ぬきとり‐けんさ【抜取り検査】 ぬきとり‐けんさ抜取り検査】 多数生産された製品の仕切りごとに、その一部を検査し、推計学を応用して仕切り全体の合格・不合格を決定すること。 ⇒ぬき‐とり【抜取り】 ぬき‐と・る抜き取る】 〔他五〕 ①引き抜いて取る。「とげを―・る」 ②ある部分をえらびとる。〈日葡辞書〉 ③(→)「ぬきとり」2をする。「財布を―・る」 ぬきな貫名】 姓氏の一つ。 ⇒ぬきな‐かいおく【貫名海屋】 ぬきな‐かいおく貫名海屋‥ヲク 江戸後期の書家。幕末の三筆の一人。名は苞しげる。字は子善。別号、菘翁すうおう。徳島の人。儒学を中井竹山に学び、京都で開塾。内外先人の書を研究して唐様の第一人者となった。画もよくした。(1778〜1863) ⇒ぬきな【貫名】 ぬき‐に抜荷】 ①運送中、またはしまってある荷物の中身をひそかに抜きとること。また、その抜きとった品。 ②(→)「ぬけに」に同じ。 ぬき‐にしき緯錦】 錦の一つ。緯糸よこいとで地色や文様を織り出した錦。現在の錦の大部分はこれで、上代の経錦たてにしきに対していう場合だけ使う語。よこにしき。 ぬき‐のり抜糊】 抜染ばっせんに用いる糊。 ぬき‐はな・す抜き放す】 〔他五〕 刀を鞘から勢いよく抜き出す。 ぬき‐はな・つ抜き放つ】 〔他五〕 「ぬきはなす」に同じ。 ぬき‐ぶ抜歩】 検地の時、一枚の田畑の中に大きな岩石などがあった時、その部分だけを本歩の中から取り除くこと。 ぬき‐ほ抜穂】 (ヌキボとも) ①稲・麦類の品質向上をはかるために、採種用としてすぐれた形質をもつ穂を抜き取り保存すること。また、その穂。 ②悠紀ゆき・主基すきの斎田から稲の穂を抜き取る神事。その穂を大嘗祭だいじょうさいの神饌しんせんの料とする。「―田」 ⇒ぬきほ‐の‐つかい【抜穂使】 ぬきほ‐の‐つかい抜穂使‥ツカヒ 大嘗祭挙行の年の8月下旬、抜穂2のために悠紀・主基の両国に派遣された勅使。ぬいぼのつかい。 ⇒ぬき‐ほ【抜穂】 ぬき‐ほん抜本】 ①浄瑠璃の一部分を抜粋した本。ぬきがき。↔丸本まるほん。 ②かきぬき。抄本。 ぬき‐み抜身】 ①刀・槍などを、鞘から抜き放ったもの。 ②貝などの、抜き取った中身の肉。むきみ。 ぬき‐みだ・る貫き乱る】 〔自他四〕 貫き通した緒を抜き取って玉などが散乱する。古今和歌集「―・る人こそあるらし白玉の間なくも散るか袖の狭きに」。拾遺和歌集「―・る涙の玉もとまるやと」 ぬき‐もん抜紋】 紋を白く染めぬいたもの。東海道中膝栗毛8「おまい様は此―にしなされ」 ぬき‐よみ抜読み】 一部分を抜き出して読むこと。抄読。 ぬきれ貫入】 (ヌキイレの約)数珠じゅずの異称。 ぬき‐わた抜綿】 古着・古蒲団などから抜き取った綿。ぬきでわた。 ぬきん・でる抽んでる・擢んでる・抜きん出る】 [文]ぬきん・づ(下二) (ヌキヅの転。一説にヌキイヅの転とも) [一]〔自下一〕 ①抜けて出る。のがれる。太平記13「只一人―・でて、後の山より何地いずちともなく落ち給ひにけり」 ②他よりすぐれる。ひいでる。「衆に―・でる」 [二]〔他下一〕 ①抜いて中から取り出す。選び出す。抜擢ばってきする。 ②他より卓越させる。人よりはげんでする。平家物語5「累祖奉公の中勤を―・で」 ぬく】 (形容詞ヌクシの語幹)遅鈍な者をののしっていう語。のろま。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「其処な―め」 ぬ・く抜く】 [一]〔他五〕 ➊ふさいでいるものを細長いもので突き破って向う側に出す。 ①孔に通す。万葉集17「玉に―・く楝おうちを家に植ゑたらば」 ②つきぬく。平家物語9「鎧のむないたうしろへつつと射―・かれて」 ③攻め落とす。「敵陣を―・く」 ④追いこす。平家物語9「そのまに佐々木はつと馳せ―・いて河へざつと打ち入れたる」。「3人―・いてトップに出る」 ⑤通り過ぎて向う側へ行く。「三遊間を―・く安打」 ⑥(動詞の連用形に付いて)そのことを最後までやり通す。また、すっかり…する。浮世風呂2「こまらせ―・いたはな」。「やり―・く」「困り―・く」 ➋ふさいでいるものの中から細長いものを手前に引き出す。また、そのようにして中にあるものを除き去る。 ①引いて取る。引きだす。万葉集13「剣刀つるぎたち鞘ゆ―・き出でて」。天草本伊曾保物語「眼まなこは―・いて取りたいぞ」。日葡辞書「ユキニムネノアタリマデヲチイッテ、アシヲヌカントスレドモカナワズ」。「刀を―・く」「とげを―・く」 ②選んで取り出す。方丈記「あるいはつばなを―・き岩梨をとり」。「問題点を書き―・く」 ③選び出して用いる。抜擢ばってきする。「優秀選手を―・く」 ④盗みとる。「月夜に釜を―・く」 ⑤消す。除き去る。はぶく。「しみを―・く」「毒気を―・く」「手を―・く」「朝食を―・く」「籍を―・く」 ⑥ごまかす。だます。狂言、末広がり「それを真実末広がりと思うて求めて来たか…―・かれをつた」。浄瑠璃、心中二つ腹帯「欺しやつたの―・きやつたの」 [二]〔自下二〕 ⇒ぬける(下一) ⇒抜きつ抜かれつ ⇒抜く手も見せず ぬ・ぐ脱ぐ】 [一]〔他五〕 (奈良時代は清音)身に着けたものを取り去る。万葉集4「吾妹子が形見の衣下に着てただに逢ふまでは吾れ―・かめやも」。源氏物語紅葉賀「中将の帯を引き解きて―・がせ給へば、―・がじとすまふを、とかくひきしろふ程に」。天草本平家物語「甲かぶとを―・ぎ、弓弦ゆづるをはづいて、降人に参らせられい」。曠野「うぐひすの声に―・ぎたる頭巾かな」(市柳)。「靴を―・ぐ」 [二]〔自下二〕 ⇒ぬげる(下一) ヌクアロファNuku'alofa】 南太平洋、トンガ王国の首都。トンガタプ島北岸にある。人口2万1千(2000)。 ぬく・い温い】 〔形〕[文]ぬく・し(ク) ①あたたかい。ぬるい。〈[季]春〉。相模集「下氷け―・くならば」 ②(近世上方語)遅鈍である。おろかしい。当流籠抜「談義は―・い波よする磯」 ぬぐい拭いヌグヒ ぬぐうこと。 ⇒ぬぐい‐いた【拭い板】 ⇒ぬぐい‐うるし【拭い漆】 ⇒ぬぐい‐えん【拭い縁】 ぬぐい‐いた拭い板ヌグヒ‥ ①削った床板ゆかいた。 ②(→)「ぬりいた(塗板)」1に同じ。 ⇒ぬぐい【拭い】 ぬぐい‐うるし拭い漆ヌグヒ‥ さっと拭ったように漆を刷くこと。 ⇒ぬぐい【拭い】 ぬぐい‐えん拭い縁ヌグヒ‥ よくふきこんで滑らかになっている縁。 ⇒ぬぐい【拭い】 ぬぐい‐さ・る拭い去るヌグヒ‥ 〔他五〕 ①ぬぐって汚れをきれいに取りのぞく。ふき取る。「ほこりを―・る」 ②汚名・疑惑などを完全に取りのぞく。払拭する。「不信感を―・る」 ぬぐい‐と・る拭い取るヌグヒ‥ 〔他五〕 拭って取り去る。ふきとる。「靴の泥を―・る」 ぬぐ・う拭うヌグフ 〔他五〕 ①軽くこすって除く。ふきとる。「若葉して御目の雫―・はばや」(芭蕉)。「汗を―・う」 ②恥・汚点・気持などを消し去る。「恥を―・う」「汚名を―・う」「不安を―・いきれない」 ぬく・し温し】 〔形ク〕 ⇒ぬくい ぬくすけ温助・温介】 のろまな者の異称。知能の足りない男。ぬけた男。ぬく太郎。傾城禁短気「そなたのこのごろ髪切つてやりやつた先の―は」 ぬくたろう温太郎‥ラウ (→)「ぬくすけ」に同じ。 ぬく‐ち温血】 生きている動物のあたたかい血。生血。定家鷹三百首「―飼ひては鷹つのるなり」 ヌクテー (朝鮮語nŭktae)本来、朝鮮半島の伝承で、イヌに似た正体不明の獣。ドール(アカオオカミ)ともいわれたが、現在ではオオカミとされる。勒犬。

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