複数辞典一括検索+

おし‐て【押手】🔗🔉

おし‐て押手】 (オシデとも) ①てのひらに朱・墨などを塗り、文書に押して印章とすること。その証拠の印。手印。宇津保物語蔵開上「その戸には文殿と―さしたり」 ②琵琶・琴などを弾くとき、左手で弦を押して音を変化させる弾き方。また、その左手。源氏物語紅梅「琵琶は―しづやかなるをよきにするものなるに」 ③弓術で、左手。ゆんで。おしかた。↔引手ひきで。 ④圧し。おさえ。人情本、春色辰巳園「どうも―が利かなくつてじれつてへよ」 ⇒おして‐いれ【押手入】 ⇒おして‐づくり【押手作り】 ⇒おして‐ぶみ【押手文】

おして‐いれ【押手入】🔗🔉

おして‐いれ押手入】 印形いんぎょうを入れる器。 ⇒おし‐て【押手】 ○推して知るべしおしてしるべし 考えてみればすぐ分かる。簡単に推量できる。「こう不勉強では、成績は―だ」 ⇒お・す【押す・圧す・推す・捺す】

おして‐づくり【押手作り】🔗🔉

おして‐づくり押手作り】 印形を作ること。また、その人。 ⇒おし‐て【押手】

おして‐ぶみ【押手文】🔗🔉

おして‐ぶみ押手文】 印形の押してある文書。崇峻紀「朝廷みかど―を下したまひて」 ⇒おし‐て【押手】

おっ‐たく・る【押っ手繰る】🔗🔉

おっ‐たく・る押っ手繰る】 〔他四〕 (オシタクルの音便)ひったくる。強奪する。浄瑠璃、吉野忠信「いざこの形見を―・つて、いづくへなりとも逃げまいか」

広辞苑押手で始まるの検索結果 1-5