複数辞典一括検索+
き‐ど【木戸】🔗⭐🔉
き‐ど【木戸】
(柵戸きどの意)
①防備のため柵に設けた門。城の門。
②庭園や通路の入口などに設けた屋根のない開き戸の門。
③興行場などに設けた見物人の出入口。
④木戸銭の略。「―を払う」
⇒木戸を突かれる
きど【木戸】(姓氏)🔗⭐🔉
きど【木戸】
姓氏の一つ。
⇒きど‐こういち【木戸幸一】
⇒きど‐たかよし【木戸孝允】
きど‐ぐち【木戸口】🔗⭐🔉
きど‐ぐち【木戸口】
①木戸の出入り口。
②歌舞伎の大道具で、家の出入り口に使用するもの。
きど‐げいしゃ【木戸芸者】🔗⭐🔉
きど‐げいしゃ【木戸芸者】
江戸時代、歌舞伎劇場で、新狂言の替り目などに、木戸口の台上で狂言の配役を読み上げ、俳優の声色をつかうなどして客を招いた芸人。
きど‐こういち【木戸幸一】‥カウ‥🔗⭐🔉
きど‐こういち【木戸幸一】‥カウ‥
政治家。孝允の孫。東京生れ。京大卒。侯爵。貴族院議員。文相・内相を経て1940年内大臣。昭和天皇の側近として絶大な影響力をふるった。A級戦犯として終身禁錮刑、55年仮釈放。著「木戸幸一日記」。(1889〜1977)
⇒きど【木戸】
きど‐ごめん【木戸御免】🔗⭐🔉
きど‐ごめん【木戸御免】
興行場に木戸銭なしに出入りできること。また、その人。
きど‐せん【木戸銭】🔗⭐🔉
きど‐せん【木戸銭】
興行物の見物のため、木戸で払う料金。木戸。
きど‐たかよし【木戸孝允】🔗⭐🔉
きど‐たかよし【木戸孝允】
政治家。長州藩士。初め桂小五郎。のち木戸貫治・準一郎と改名。松菊と号。藩の指導者となり薩摩藩とともに幕府を打倒。維新後は参議など要職を歴任、政府内の改革派の中心として、版籍奉還・廃藩置県に尽力。岩倉使節団副使。きどこういん。(1833〜1877)
木戸孝允
提供:毎日新聞社
⇒きど【木戸】

きど‐ばん【木戸番】🔗⭐🔉
きど‐ばん【木戸番】
①江戸時代、町々の木戸に設けた番屋。江戸では番太郎といった。
②興行場などの木戸の番人。
きど‐もん【木戸門】🔗⭐🔉
きど‐もん【木戸門】
2本の柱に屋根と腕木をのせた質素な門。普通の家の木戸の門。腕木門。
○木戸を突かれるきどをつかれる🔗⭐🔉
○木戸を突かれるきどをつかれる
興行場で、(無料で、または無断で入ろうとして)入場を拒まれる。
⇒き‐ど【木戸】
キトン【chiton ギリシア】
古代ギリシアの衣服。長方形の布を二つに折り、肩の所をブローチなどで留め、ウェストを飾り紐ひもで結んで襞ひだづけして着用。男女ともに使用。
き‐とんぼ【黄蜻蛉】
トンボ科の一種。大形のあかとんぼで、体は橙色、翅の内半部も橙色で美しい。
キトンボ
提供:ネイチャー・プロダクション
キナ【kina オランダ・規那】
〔植〕アカネ科の常緑高木。ペルー・ボリビアなどアンデス山地原産の薬用植物で、現在はジャワ島で栽培。葉は対生し、広い楕円形。淡紅色の香気ある五弁花を多数開く。花後、長形の蒴果さくかを結ぶ。その樹皮は生薬のキナ皮で多くのアルカロイドを含み、これから製するキニーネはマラリアの特効薬。キナの木。シンコナ。〈眼科新書〉(1815年刊)
キナ
キナーゼ【Kinase ドイツ】
リン酸化酵素の総称。アデノシン三リン酸などの持つリン酸を他の物質に移転する反応を触媒する。細胞の増殖・代謝・分化・運動など多くの機能の調節に関わる。
き‐ない【畿内】
帝都付近の地。中国の古制で、王城を中心とする四方500里以内の特別行政区。日本では歴代の皇居が置かれた大和・山城・河内・和泉・摂津の5カ国、すなわち五畿内。和泉が河内から分置される奈良時代までは四畿内といった。
き‐ない【機内】
飛行機の中。
⇒きない‐しょく【機内食】
きな・い
〔形〕
(西日本で)黄色い。きいない。
きない‐しょく【機内食】
航空機内で旅客に出される食事。旅客の希望により一定の選択ができる。
⇒き‐ない【機内】
キナ‐エキス【規那越幾斯】
キナの皮をアルコールに浸し、濾過・蒸発してエキスとしたもの。苦味があり、健胃・強壮薬として用いる。
キナ‐えん【規那塩】
キニーネの塩酸塩。白色針状の結晶。解熱剤。
き‐なか【半銭】
(寸半きなかの意。一文銭の直径が1寸いっきだからいう)1文の半分。半文。半銭はんせん。また、ほんの少しのこと。誹風柳多留16「―にもならず六部は七里行き」
き‐なか【季中】
年季奉公の期間の中途。好色一代女4「御奉公もなり難く、―に病作りて御暇請けて」
き‐なが【気長】
気の長いこと。性質ののんびりしていること。また、その性質の人。「―に待つ」↔気短きみじか
き‐ながし【木流し】
冬の間に山で伐った木を、春になって水量の増えた谷川で流すこと。〈[季]春〉
き‐ながし【着流し】
袴や羽織を着けない男性の略装。好色一代男3「はした腰元召連れ思ひ思ひの―」。「―で散歩する」
き‐なが・す【着流す】
〔他五〕
袴・羽織を着けずに略装する。浄瑠璃、源氏烏帽子折「直垂―・し太刀佩いて」
きな‐きな
絶えずあれこれと気にかけるさま。くよくよ。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「必ず―思はぬがよい」。木村曙、婦女の鑑「必らず―用もなき苦労に病をつのらせ玉ふな」
き‐な・く【来鳴く】
〔自四〕
来て鳴く。万葉集17「ほととぎす月たつまでに何か―・かぬ」
きな‐くさ・い【きな臭い】
〔形〕
①紙・綿・布などのこげるにおいがする。こげくさい。
②硝煙のにおいがする。戦いや物騒なことが始まりそうな気配である。「―・い情報が流れる」
③なんとなくあやしい。うさんくさい。「―・い男」
き‐なぐさみ【気慰み】
心のなぐさみ。気ばらし。
きなけつ
①秋の朝。蔵玉集「―秋朝」
②秋の空。秘蔵抄「―とは秋のそらなり」
きな‐こ【黄粉】
大豆をいって碾ひいて粉にしたもの。砂糖をまぜ、餅・団子などにまぶして食べる。豆の粉。「―をまぶす」
⇒きなこ‐もち【黄粉餅】
きなこ‐もち【黄粉餅】
きなこをまぶした餅。安倍川餅。
⇒きな‐こ【黄粉】
き‐なし【気無し】
①思慮のないこと。また、その人。浄瑠璃、出世握虎稚物語「―共の寄合、ちと嗜たしなめ」
②正気のないさま。気抜け。
③気乗りのしないこと。洒落本、甲駅新話「めしには―だす」
き‐な・す【着為す】
〔他四〕
ある状態になるように着る。着て、ある状態にする。源氏物語夕顔「黄なるすずしの単袴、長く―・したる童」
ぎなた‐よみ【ぎなた読み】
(「弁慶が、なぎなたを持って」と読むべきところを「弁慶がな、ぎなたを持って」と読むように)句読点を間違えた読み。
キナ‐チンキ【規那丁幾】
キナ皮をアルコールに浸して製した赤褐色の液。甚だしい苦味がある。強壮剤。
キナ‐の‐き【規那の木】
〔植〕(→)キナに同じ。
キナバル【Kinabalu】
ボルネオ(カリマンタン)島北部、マレーシアのサバ州にある山。標高4095メートル。山頂部には氷食地形が見られる。同山を中心とする自然公園は世界遺産。
キナバル
提供:JTBフォト
キナ‐ひ【規那皮】
キナの樹皮を乾燥したもの。解熱薬・強壮薬。精製してキニーネをつくる。
き‐なや【木納屋】
材木や薪などを入れておく納屋。
き‐なや・す【着萎す】
〔他四〕
着てよれよれにする。着てぐたぐたにする。蜻蛉日記上「―・したるものの」
き‐な‐やつ【気な奴】
いい気な奴。酔興者。好色一代男8「さても―かな」
き‐なら・う【着習ふ】‥ナラフ
〔他四〕
着ることになれる。
き‐なら・す【着馴らす】
〔他五〕
いつも着て体になじませる。
き‐なり【生成り】
手を加えてないこと。特に、糸や布地などの、さらさないままのもの。
き‐なり【着形】
着物をきた形。
き‐なり【気成り】
気のおもむくまま。気まま。気ずい。浄瑠璃、唐船噺今国性爺「おのが―の鉄砧かなとこおろし」



広辞苑に「木戸」で始まるの検索結果 1-11。