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○枚を銜むばいをふくむ🔗⭐🔉
○枚を銜むばいをふくむ
沈黙をまもり息をこらす。
⇒ばい【枚】
パイン【pine】
①松の類。
②(→)パイナップルに同じ。
ば‐いんしょ【馬寅初】
(Ma Yinchu)中国の経済学者。浙江嵊県(嵊州)の人。米国のコロンビア大学に学び、帰国後北京大学教授・国民政府立法委員などを歴任。人民共和国成立後、北京大学長。1957〜58年人口抑制論を批判され、60年解任。79年名誉回復。(1882〜1982)
バインダー【binder】
①新聞・書類などの綴込用具。表紙に留具のついたもの。
②稲・麦類の刈取結束機。リーパーの発達したもので、刈り取ったものを自動的に紐で結束して、その束を側方へ落としてゆく機械。
パイント【pint】
ヤード‐ポンド法による体積の単位。液量における1パイントは1ガロンの8分の1、イギリスでは約0.568リットル。アメリカでは約0.473リットル、乾量1パイントは約0.551リットル。記号pt
ハインリヒ【Heinrich】
①(1世)ドイツ王。オットー1世の父。919年ザクセン王家を開く。(876〜936)
②(4世)神聖ローマ皇帝。叙任権闘争で一時教皇グレゴリウス7世に屈服。反撃して対立教皇としてクレメンス3世を立てたが頓挫した。(1050〜1106)→カノッサ
ハウ【Elias Howe】
アメリカの発明家。1845年、ミシンを完成。(1819〜1867)
は・う【這う・延う】ハフ
[一]〔自五〕
①手と足とを地につけて進む。はらばう。枕草子151「三つばかりなるちごの急ぎて―・ひくる道にいとちひさき塵のありけるを」。「地を―・ってすすむ」
②獣・虫・貝などが伝うようにして前へ進む。古事記中「神風の伊勢の海の大石おいしに―・ひもとほろふ細螺しただみのい―・ひもとほり撃ちてし止まむ」。「みみずが―・う」
③まつわり伝ってゆく。はびこる。万葉集14「谷せばみ峰に―・ひたる玉かづら絶えむの心わが思はなくに」。「垣根につるばらを―・わせる」
④うろつきまわる。さすらう。源平盛衰記46「如何にも覚さん儘に―・ふ方に―・ひ給へ」
⑤腹ばいになる。「土俵に―・わせられた」
[二]〔他下二〕
①張りわたす。ひきのばす。万葉集5「墨縄を―・へたるごとく」
②懸想けそうする。いいよる。古事記中「蓴ぬなわ繰り―・へけく知らに」
⇒這えば立て立てば歩めの親心
⇒這っても黒豆
バウ【bow】
①舳へさき。船首。艇首。
②ボートで、艇首に最も近い位置の漕ぎ手。
ば・う【奪ふ】バフ
〔他四〕
(ウバウの約)無理に取る。横取りする。宇津保物語藤原君「―・ひ得つ」
バウアー【Bruno Bauer】
ドイツの哲学者。青年ヘーゲル学派の一人。その著「福音書批判」などでキリストの神性・史実性を否定。弟エトガー(Edgar B.1820〜1886)も同派の神学批判家として活躍。(1809〜1882)
パヴァーヌ【pavane フランス】
(パドヴァ風舞曲の意。一説に、孔雀の意のラテン語pavoに由来)16〜17世紀にヨーロッパで流行した宮廷舞曲。ゆっくりとして優雅な舞曲。孔雀の舞。
バヴァリア【Bavaria】
バイエルンの英語名。
パヴェーゼ【Cesare Pavese】
イタリアの小説家・詩人。孤独と社会的責務とをテーマとし、思索的な作品を書いた。アメリカ文学の翻訳も多数。自殺。詩集「働き疲れて」、小説「故郷」「月と篝火かがりび」など。(1908〜1950)
ハヴェル【Václav Havel】
チェコの劇作家・政治家。プラハ生れ。反体制運動家としてたびたび逮捕・投獄される。1989年の民主革命後、89〜92年チェコ‐スロヴァキア連邦大統領、連邦解消後の93〜2003年、チェコ共和国大統領を務める。(1936〜)
パウエル【Cecil Frank Powell】
イギリスの実験物理学者。原子核乾板を改良して陽子による中性子の散乱を研究、その後宇宙線の観測に移りパイ中間子を発見。パグウォッシュ会議の設立・運営にも寄与した。ノーベル賞。(1903〜1969)
ハウエルズ【William Dean Howells】
アメリカの小説家。勃興期のアメリカ自然主義文学の代表。作「サイラス=ラッパムの向上」など。(1837〜1920)
はう‐くず‐の【這ふ葛の】ハフ‥
〔枕〕
葛の長くはうことから、「遠長く」「行方」「後」「絶えず」などにかかる。
はう‐こ【這子】ハフ‥
⇒ほうこ
ハウサ【Hausa】
ナイジェリア北部からニジェール南部に住む民族。ヨルバ人・イボ人とともにナイジェリアの主要民族の一つ。多くはイスラム教徒。
⇒ハウサ‐ご【ハウサ語】
ハウサ‐ご【ハウサ語】
ナイジェリア北部・ニジェールで話される言語。アフロ‐アジア語族のチャド語派に属し、交易語としてアフリカで広く使用する。
⇒ハウサ【Hausa】
パウサニアス【Pausanias】
2世紀のギリシアの歴史家・旅行家。「ギリシア案内記」10巻を著し、各地の歴史・地誌・習俗のほか、宗教的・歴史的遺跡を詳しく紹介。
バウシュ【Pina Bausch】
ドイツの舞踊家・振付家。演劇的手法を取り入れたタンツテアーター(舞踊演劇)で高い評価を得る。(1940〜)
ハウジング【housing】
①住居。また、土地・住宅・家具・インテリアなどを扱う住宅関連産業の総称。
②機械装置などを囲む箱形の覆い。
ハウス【house】
①家。住宅。
②家屋。屋舎。建物。「オペラ‐―」
③ビニール‐ハウス・ハウス栽培の略。「―ものの野菜」
⇒ハウス‐キーパー【housekeeper】
⇒ハウス‐さいばい【ハウス栽培】
⇒ハウス‐ダスト【house dust】
⇒ハウス‐ドレス【housedress】
⇒ハウス‐ビル【house bill】
⇒ハウス‐マヌカン
⇒ハウス‐ワイン【house wine】
ハウス‐キーパー【housekeeper】
①雇われて家事をつかさどる者。家政婦。
②住宅や事務所の管理人。
③非合法時代の共産党の運動で、男性党員が官憲の目をくらますため、家庭の妻のように見せかけて同居した女性の党員やシンパ。
⇒ハウス【house】
ハウス‐さいばい【ハウス栽培】
ガラスまたはプラスチック‐フィルムで覆った小屋の中で行う、野菜・花卉かき・果樹などの栽培。→ビニール‐ハウス。
⇒ハウス【house】
ハウス‐ダスト【house dust】
家屋内に発生する、繊維・ダニの死骸などのほこり。気管支喘息ぜんそくなどのアレルゲンの一つとされる。
⇒ハウス【house】
ハウス‐ドレス【housedress】
女性が家庭で着る、ゆるやかで働きやすい服。ホームドレス。部屋着。
⇒ハウス【house】
ハウス‐ビル【house bill】
同一会社の本支店(特に国外店と国内店)間で振り出される為替手形。
⇒ハウス【house】
バウ‐スプリット【bowsprit】
帆船のもっとも船首側の帆(ジブ)を張るための、船首に斜めに突き出した帆柱。第一斜檣しゃしょう。遣出やりだし。
ハウス‐マヌカン
(house mannequin)ブティックなどで、自社製の服を着て販売する女性。英語で店の意の「ハウス」と、フランス語でモデルの意の「マヌカン」との合成語。
⇒ハウス【house】
ハウス‐ワイン【house wine】
レストランで、店が独自に選んで客に薦める手軽なワイン。
⇒ハウス【house】
は‐うた【端唄】
江戸で、文化・文政期に円熟し大成した小品の三味線歌曲。「春雨」「梅にも春」「槍さび」など。これから、歌沢と小唄が派生した。江戸端唄。広義の俗曲に含めることもある。
⇒はうた‐もの【端歌物・端唄物】
パウダー【powder】
①粉。粉末。
②おしろい。プードル。「―‐ケーキ」
⇒パウダー‐スノー【powder snow】
⇒パウダー‐スプレー【powder spray】
パウダー‐スノー【powder snow】
粉雪。
⇒パウダー【powder】
パウダー‐スプレー【powder spray】
粉末の化粧品・薬品等を霧状に吹き付ける器具。
⇒パウダー【powder】
はうた‐もの【端歌物・端唄物】
近世上方で発達した地歌の一種。三味線組歌と長歌物の次に起こった新様式の歌曲。自由で変化のある曲風。短い歌詞でも手事物は含めない。
▷現在は「端歌」と書いて江戸端唄と区別することが多い。
⇒は‐うた【端唄】
パウチ【pouch】
(小袋の意)食品やカードを密閉保護するプラスチック製などの袋やシート。→ポーチ
バウチズモ【bautismo ポルトガル】
(キリシタン用語)洗礼。バプテスマ。どちりなきりしたん「―を授からざるによて」
バウチャー【voucher】
特定の商品・サービスの引換券。クーポン券。
は‐うちわ【羽団扇】‥ウチハ
鳥の羽を用いて作ったうちわ。
⇒はうちわ‐かえで【羽団扇楓】
⇒はうちわ‐まめ【羽団扇豆】
はうちわ‐かえで【羽団扇楓】‥ウチハカヘデ
本州と北海道の山地に普通のカエデの一種で、落葉高木。対生する葉は円形で直径6〜12センチメートル、掌状に9〜11片に浅裂する。裂片には明瞭な鋸歯がある。春に葉腋から束状の花序を下垂し、暗紅色5弁の小花をつける。果実(翼果)の羽は鋭角に開く。紅葉が美しい。大きな葉を天狗の羽団扇にたとえて命名。
⇒は‐うちわ【羽団扇】
はうちわ‐まめ【羽団扇豆】‥ウチハ‥
マメ科の観賞用多年草。園芸上は属の学名ルピナスで呼ばれることが多い。ノボリフジ。ルーピン。→ルピナス
⇒は‐うちわ【羽団扇】
は‐う・つ【羽撃つ・羽搏つ】
〔自四〕
鳥が翼を打つ。はばたきする。太平記37「大鵬の九霄きゅうしょうの雲に―・つが如く」
ハウ‐ツー【how-to アメリカ】
(「どのように…」の意から)仕方。方法。特に、実用向きの手引・上達法。「仕事の―を身につける」
⇒ハウツー‐もの【ハウツー物】
ハウツー‐もの【ハウツー物】
実用的な技術や方法などを簡便に解説した手引書。
⇒ハウ‐ツー【how-to アメリカ】
はう‐つた‐の【這ふ蔦の】ハフ‥
〔枕〕
「別れ」にかかる。万葉集2「―別れし来れば」
ば‐うて【場打て】
その場の雰囲気に打たれて気おくれのすること。晴れ打て。浄瑠璃、曾我虎が磨「弁舌さはやか―せず」
バウ‐バイザー【bow visor】
船首にある開口部。また、ドアを波浪から守るために設ける開閉型の構造物。
バウハウス【Bauhaus】
ドイツの総合造形学校。1919年グロピウスらがワイマールに開設し、25年にベルリンとの中間にあるデッサウに移る。近代建築運動の一つがここから始まり、絵画・彫刻・デザインにも大きな影響を与えた。33年、ナチスの圧迫により最終的に解散。
ハウフ【Wilhelm Hauff】
ドイツの作家。「鵠こうのとりになったカリフの話」を含む童話集「隊商」や小説「皇帝の肖像」など。(1802〜1827)
ハウプトマン【Gerhart Hauptmann】
ドイツの作家。はじめ自然主義的戯曲「日の出前」「寂しき人々」「織工」「海狸の毛皮」など、のち新ロマン主義的・象徴主義的戯曲「ハンネレの昇天」「沈鐘」などを作った。ほかに小説「ゾアーナの異教者」など。ノーベル賞。(1862〜1946)
バウムガルテン【Alexander Gottlieb Baumgarten】
ドイツの哲学者。ウォルフ学派に属し、美学(Aesthetica ラテン)という名称を創始。感性的認識の学としての美学を確立。(1714〜1762)
バウムクーヘン【Baumkuchen ドイツ】
(「木の菓子」の意)洋菓子の一種。バター・砂糖・卵・小麦粉・コーン‐スターチなどを混ぜ合わせて、切り口が木の年輪に似た層を表すように、太い棒に少しずつ塗り重ねながら焼いた菓子。
バウムクーヘン
撮影:関戸 勇
は‐うら【羽裏】
鳥の翼の裏。
は‐うら【葉裏】
葉のうら。葉の裏面。
パウリ【Wolfgang Pauli】
スイスの理論物理学者。量子力学の建設者の一人。パウリの原理を提唱。ノーベル賞。(1900〜1958)
⇒パウリ‐の‐げんり【パウリの原理】
パウリスタ【paulista ポルトガル】
(「サンパウロの人」の意)特にブラジル‐コーヒーを客に供する喫茶店。カフェの名称としても使う。
パウリ‐の‐げんり【パウリの原理】
多数の電子を含む系において、一つの電子状態には1個しか電子が入れないという原理。1924年パウリが発見。禁制原理。排他律。
⇒パウリ【Wolfgang Pauli】
ハウリング【howling】
スピーカーから出た音が、再びマイクやピックアップから入って増幅され、大きな雑音が生じる現象。
パウル【Hermann Paul】
ドイツの言語学者。フライブルク・ミュンヘン大学教授。「ドイツ語辞典」「ドイツ語文法」を著し、ゲルマン語研究で有名。また、「言語史の原理」は青年文法学派の理論の集大成。(1846〜1921)
パウロ【Paulos ギリシア】
キリスト教をローマ帝国に普及するのに最も功の多かった伝道者。もと熱心なユダヤ教徒でキリスト教徒の迫害に加わったが、幻視の中で復活したイエス=キリストに接して回心し、生涯を伝道に捧げ、64年頃ローマで殉教。「異邦人の使徒」といわれた。信仰義認・贖罪しょくざいを説く。その書簡は新約聖書の重要な一部。パウル。パオロ。ポール。ポーロ。
⇒パウロ‐しょかん【パウロ書簡】
パウロ‐しょかん【パウロ書簡】
(Pauline Epistles)新約聖書の一部。パウロが自身の設立した教会や信徒にあてた手紙の総称。パウロの自伝のほかに贖罪論・歴史理解・神秘体験・教会論などを含む。
⇒パウロ【Paulos ギリシア】
パヴロフ【Ivan Petrovich Pavlov】
ソ連の生理学者。胃液・膵液の分泌機構を研究、条件反射を発見。人間の大脳生理学の基礎を築いた。ノーベル賞。(1849〜1936)
パヴロワ【Anna Pavlovna Pavlova】
ロシア生れの女性舞踊家。ロシア‐バレエの名手。1922年(大正11)日本にも来演。(1881〜1931)
バウンス‐さつえい【バウンス撮影】
(bounceは跳ね返る意)写真で、天井や壁などにフラッシュを反射させ、光を拡散させて撮影する技法。立体感のある撮影効果が得られる。
パウンデッジ‐フィー【poundage fee】
沿岸国が自国の経済水域で操業する外国漁船に課する単位漁獲量(たとえば1トン)当りの入漁料。
バウンド【bound】
ボールなどが地上に落ちて、はねかえること。はずむこと。
パウンド【pound】
⇒ポンド。
⇒パウンド‐ケーキ【pound cake】
パウンド【Roscoe Pound】
アメリカの法学者。プラグマティズムの立場から法律学を社会工学としてとらえ、社会学的法律学の必要性を説いた。著「コモン‐ローの精神」「法哲学入門」「法と道徳」など。(1870〜1964)
パウンド‐ケーキ【pound cake】
バターケーキの一種。主材料のバター・砂糖・卵・小麦粉を1ポンドずつの割合で混ぜたことからの名。
パウンドケーキ
撮影:関戸 勇
⇒パウンド【pound】
はえ
海中の暗礁。そね。くり。はえね。
はえ【生え】
生えること。万葉集14「柳こそ切れば―すれ」
はえ【映え・栄え】
①はえること。はえるさま。目にうつる感じのよいこと。枕草子83「つゆの―も見えぬに」
②光栄。ほまれ。「―ある伝統」
◇2は、「栄え」と書くことが多い。
はえ【掽】ハヘ
原木や米俵などを積み重ねたもの。また、それを数えるのにいう。浄瑠璃、心中宵庚申「幾―か庭に五つのたなつ物」
はえ【鮠】
(→)オイカワの別称。〈[季]春〉。〈倭名類聚鈔19〉
はえ【蠅】ハヘ
ハエ目短角亜目に属する昆虫の総称。狭義にはイエバエ科およびその近縁の科のものを指す。触角が太く短い。幼虫はいわゆる「うじ」。伝染病を媒介するものもある。はい。〈[季]夏〉。〈倭名類聚鈔19〉
はえ【南風】
(主に中国・四国・九州地方で)みなみかぜ。おだやかな順風。〈[季]夏〉。〈日葡辞書〉
は‐え【破壊】‥ヱ
やぶれこわれること。やぶりこわすこと。はかい。日本霊異記下「僧の過を説く時は、多くの人の信を―し」
はえ‐い・ず【生え出づ】‥イヅ
〔自下二〕
生い出る。出生する。生え出る。発芽する。
はえ‐いろ【映え色】
はえた色。つやのある色。新撰六帖6「岩がねはみどりもあけも―の」
はえ‐うち【蠅打ち】ハヘ‥
(→)「はえたたき」に同じ。
パエーリャ【paella スペイン】
スペインの米料理。米に魚介・鶏肉・野菜などを加え、サフランなどで風味をつけて炊き上げたもの。パエリア。
はえ‐がしら【蠅頭】ハヘ‥
①矢羽やばねの名。黒みを残して用いたもの。
②(→)疣結いぼゆいに同じ。
③擬餌鉤ぎじばりの一種。釣針の端に蠅の形に模した物を付けたもの。蚊鉤。
⇒はえがしら‐ほぞ【蠅頭枘】
はえがしら‐ほぞ【蠅頭枘】ハヘ‥
〔建〕枘ほぞの根元の周り(胴付どうつき)が材と直角でなく、斜めに切ってあるもの。
⇒はえ‐がしら【蠅頭】
はえ‐かび【蠅黴】ハヘ‥
接合菌類のカビで、イエバエなどに寄生して殺す。夏から秋、死んだイエバエの周囲には白色の分生子の輪ができる。
はえ‐かわ・る【生え変わる】‥カハル
〔自五〕
前に生えていたものがなくなったあとに、その代りにあたらしく生える。「歯が―・る」
はえ‐き【榱】ハヘキ
(→)「たるき(垂木)」に同じ。法華経玄賛平安中期点「梠の音は力挙反、桷ハヘキの端の木ぞ」
ば‐えき【馬疫】
馬の疫病。
はえ‐ぎわ【生え際】‥ギハ
額・襟首えりくびなどの髪の生えるきわ。
はえ‐ざ【蠅座】ハヘ‥
(Musca ラテン)南天の星座。南十字座の南隣。天の川の内にある。
はえ‐さがり【生え下り】
襟足えりあしや揉上もみあげなどの髪が生えさがること。また、その髪。おいさがり。
はえ‐ざむらい【蠅侍】ハヘザムラヒ
蠅のように取るに足りない武士。蠅武者。
はえ‐じごく【蠅地獄】ハヘヂ‥
〔植〕(→)ハエトリグサの別称。
はえ‐すべり【蠅滑り】ハヘ‥
(蠅がとまろうとしても、すべりおちるという意)はげ頭をあざわらっていう語。慶長見聞集「頭に毛のなきをば、年寄のきんかつぶり、―などとあだ名をいうて、若き人たち笑ふ」
はえ‐たたき【蠅叩き】ハヘ‥
蠅を打ち殺すのに用いる道具。はえうち。はえとり。〈[季]夏〉
はえ‐ちょう【蠅帳】ハヘチヤウ
⇒はいちょう
はえ‐つ・く【蝕え尽く】
〔自上二〕
日食・月食が皆既となる。推古紀「日―・きたること有り」
はえ・でる【生え出る】
〔自下一〕
生えて出る。発芽する。
はえ‐どくそう【蠅毒草】ハヘ‥サウ
ハエドクソウ科の多年草。林縁などに自生。高さ数十センチメートル。葉は卵状楕円形。夏、淡紫色の小唇形花を穂状に配列。根の煎汁は蠅取紙にしませて蠅を殺すのに有効。
はえ‐どまり【生え止り】
自然に生えたままでそれ以上は生えないこと。手入れをしなくとも、それよりは生えないこと。好色一代女1「額はわざとならず、自然じねんの―」
はえ‐とり【蠅取】ハヘ‥
①蠅を取ること。また、それに使う道具。〈[季]夏〉
②「はえとりぐも」の略。
⇒はえとり‐がみ【蠅取紙】
⇒はえとり‐ぐさ【蠅取草】
⇒はえとり‐ぐも【蠅捕蜘蛛】
⇒はえとり‐たけ【蠅取茸】
⇒はえとり‐なでしこ【蠅取撫子】
⇒はえとり‐むし【蠅取虫】
はえとり‐がみ【蠅取紙】ハヘ‥
とまった蠅がはりつくように、粘着性のある薬品を塗った紙。天井から釣り下げたりテーブルの上に広げたりして用いる。
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐ぐさ【蠅取草】ハヘ‥
モウセンゴケ科の多年生食虫植物。北米カロライナ地方などの原産。葉は軍扇状の葉身と扁平な葉柄とから成る。葉の上面に敏感な3本の糸状突起があり、小虫がこの毛に触れると、葉身の両側がたたまれてその小虫を捕らえ消化吸収する。初夏、純白色の花を開く。観賞用に栽培。ハエジゴク。〈[季]夏〉
はえとりぐさ
ハエトリグサ
提供:OPO
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐ぐも【蠅捕蜘蛛】ハヘ‥
ハエトリグモ科のクモの総称。体長2〜20ミリメートル。灰色・緑色・黄褐色などで腹部にさまざまな模様がある。前方中央の二つの眼は大きく発達。網を張らず、巧みに跳び、ハエなどを捕食。日本に100種以上生息する。
はえとりぐも
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐たけ【蠅取茸】ハヘ‥
〔植〕(その液汁が蠅を殺すからいう)(→)テングタケの別称。
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐なでしこ【蠅取撫子】ハヘ‥
(→)ムシトリナデシコの別称。〈[季]夏〉
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐むし【蠅取虫】ハヘ‥
(→)カマキリの別称。
⇒はえ‐とり【蠅取】
パエトン【Phaethōn】
ギリシア神話で、太陽神ヘリオスの子。太陽神の戦車を御し損ね大地を焦がしたので、ゼウスに撃ち落とされた。
はえ‐なわ【延縄】ハヘナハ
釣漁具の一種。1条の長い幹縄に、適当な間隔を置いて多くの釣糸を取り付け、それぞれに鉤はりをつけたもの。なわづり。のべなわ。「―漁業」→浮延縄うきはえなわ
延縄
はえ‐ぬき【生え抜き】
その土地に生まれて、ずっとそこで成長したこと。また、生まれてからずっとそうであること、はじめから続けてその会社・部署に勤務していることなどにいう。きっすい。ねぬき。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―の念者ぢや」。「―の江戸っ子」「―の社員」
はえ‐の‐こ【蠅の子】ハヘ‥
ハエの幼虫。うじ。
はえ‐ばえ・し【映映し】
〔形シク〕
非常に映えている。はなやかに見ばえがする。栄華物語松下枝「墨染にて―・しきこともなし」
は‐うら【羽裏】
鳥の翼の裏。
は‐うら【葉裏】
葉のうら。葉の裏面。
パウリ【Wolfgang Pauli】
スイスの理論物理学者。量子力学の建設者の一人。パウリの原理を提唱。ノーベル賞。(1900〜1958)
⇒パウリ‐の‐げんり【パウリの原理】
パウリスタ【paulista ポルトガル】
(「サンパウロの人」の意)特にブラジル‐コーヒーを客に供する喫茶店。カフェの名称としても使う。
パウリ‐の‐げんり【パウリの原理】
多数の電子を含む系において、一つの電子状態には1個しか電子が入れないという原理。1924年パウリが発見。禁制原理。排他律。
⇒パウリ【Wolfgang Pauli】
ハウリング【howling】
スピーカーから出た音が、再びマイクやピックアップから入って増幅され、大きな雑音が生じる現象。
パウル【Hermann Paul】
ドイツの言語学者。フライブルク・ミュンヘン大学教授。「ドイツ語辞典」「ドイツ語文法」を著し、ゲルマン語研究で有名。また、「言語史の原理」は青年文法学派の理論の集大成。(1846〜1921)
パウロ【Paulos ギリシア】
キリスト教をローマ帝国に普及するのに最も功の多かった伝道者。もと熱心なユダヤ教徒でキリスト教徒の迫害に加わったが、幻視の中で復活したイエス=キリストに接して回心し、生涯を伝道に捧げ、64年頃ローマで殉教。「異邦人の使徒」といわれた。信仰義認・贖罪しょくざいを説く。その書簡は新約聖書の重要な一部。パウル。パオロ。ポール。ポーロ。
⇒パウロ‐しょかん【パウロ書簡】
パウロ‐しょかん【パウロ書簡】
(Pauline Epistles)新約聖書の一部。パウロが自身の設立した教会や信徒にあてた手紙の総称。パウロの自伝のほかに贖罪論・歴史理解・神秘体験・教会論などを含む。
⇒パウロ【Paulos ギリシア】
パヴロフ【Ivan Petrovich Pavlov】
ソ連の生理学者。胃液・膵液の分泌機構を研究、条件反射を発見。人間の大脳生理学の基礎を築いた。ノーベル賞。(1849〜1936)
パヴロワ【Anna Pavlovna Pavlova】
ロシア生れの女性舞踊家。ロシア‐バレエの名手。1922年(大正11)日本にも来演。(1881〜1931)
バウンス‐さつえい【バウンス撮影】
(bounceは跳ね返る意)写真で、天井や壁などにフラッシュを反射させ、光を拡散させて撮影する技法。立体感のある撮影効果が得られる。
パウンデッジ‐フィー【poundage fee】
沿岸国が自国の経済水域で操業する外国漁船に課する単位漁獲量(たとえば1トン)当りの入漁料。
バウンド【bound】
ボールなどが地上に落ちて、はねかえること。はずむこと。
パウンド【pound】
⇒ポンド。
⇒パウンド‐ケーキ【pound cake】
パウンド【Roscoe Pound】
アメリカの法学者。プラグマティズムの立場から法律学を社会工学としてとらえ、社会学的法律学の必要性を説いた。著「コモン‐ローの精神」「法哲学入門」「法と道徳」など。(1870〜1964)
パウンド‐ケーキ【pound cake】
バターケーキの一種。主材料のバター・砂糖・卵・小麦粉を1ポンドずつの割合で混ぜたことからの名。
パウンドケーキ
撮影:関戸 勇
⇒パウンド【pound】
はえ
海中の暗礁。そね。くり。はえね。
はえ【生え】
生えること。万葉集14「柳こそ切れば―すれ」
はえ【映え・栄え】
①はえること。はえるさま。目にうつる感じのよいこと。枕草子83「つゆの―も見えぬに」
②光栄。ほまれ。「―ある伝統」
◇2は、「栄え」と書くことが多い。
はえ【掽】ハヘ
原木や米俵などを積み重ねたもの。また、それを数えるのにいう。浄瑠璃、心中宵庚申「幾―か庭に五つのたなつ物」
はえ【鮠】
(→)オイカワの別称。〈[季]春〉。〈倭名類聚鈔19〉
はえ【蠅】ハヘ
ハエ目短角亜目に属する昆虫の総称。狭義にはイエバエ科およびその近縁の科のものを指す。触角が太く短い。幼虫はいわゆる「うじ」。伝染病を媒介するものもある。はい。〈[季]夏〉。〈倭名類聚鈔19〉
はえ【南風】
(主に中国・四国・九州地方で)みなみかぜ。おだやかな順風。〈[季]夏〉。〈日葡辞書〉
は‐え【破壊】‥ヱ
やぶれこわれること。やぶりこわすこと。はかい。日本霊異記下「僧の過を説く時は、多くの人の信を―し」
はえ‐い・ず【生え出づ】‥イヅ
〔自下二〕
生い出る。出生する。生え出る。発芽する。
はえ‐いろ【映え色】
はえた色。つやのある色。新撰六帖6「岩がねはみどりもあけも―の」
はえ‐うち【蠅打ち】ハヘ‥
(→)「はえたたき」に同じ。
パエーリャ【paella スペイン】
スペインの米料理。米に魚介・鶏肉・野菜などを加え、サフランなどで風味をつけて炊き上げたもの。パエリア。
はえ‐がしら【蠅頭】ハヘ‥
①矢羽やばねの名。黒みを残して用いたもの。
②(→)疣結いぼゆいに同じ。
③擬餌鉤ぎじばりの一種。釣針の端に蠅の形に模した物を付けたもの。蚊鉤。
⇒はえがしら‐ほぞ【蠅頭枘】
はえがしら‐ほぞ【蠅頭枘】ハヘ‥
〔建〕枘ほぞの根元の周り(胴付どうつき)が材と直角でなく、斜めに切ってあるもの。
⇒はえ‐がしら【蠅頭】
はえ‐かび【蠅黴】ハヘ‥
接合菌類のカビで、イエバエなどに寄生して殺す。夏から秋、死んだイエバエの周囲には白色の分生子の輪ができる。
はえ‐かわ・る【生え変わる】‥カハル
〔自五〕
前に生えていたものがなくなったあとに、その代りにあたらしく生える。「歯が―・る」
はえ‐き【榱】ハヘキ
(→)「たるき(垂木)」に同じ。法華経玄賛平安中期点「梠の音は力挙反、桷ハヘキの端の木ぞ」
ば‐えき【馬疫】
馬の疫病。
はえ‐ぎわ【生え際】‥ギハ
額・襟首えりくびなどの髪の生えるきわ。
はえ‐ざ【蠅座】ハヘ‥
(Musca ラテン)南天の星座。南十字座の南隣。天の川の内にある。
はえ‐さがり【生え下り】
襟足えりあしや揉上もみあげなどの髪が生えさがること。また、その髪。おいさがり。
はえ‐ざむらい【蠅侍】ハヘザムラヒ
蠅のように取るに足りない武士。蠅武者。
はえ‐じごく【蠅地獄】ハヘヂ‥
〔植〕(→)ハエトリグサの別称。
はえ‐すべり【蠅滑り】ハヘ‥
(蠅がとまろうとしても、すべりおちるという意)はげ頭をあざわらっていう語。慶長見聞集「頭に毛のなきをば、年寄のきんかつぶり、―などとあだ名をいうて、若き人たち笑ふ」
はえ‐たたき【蠅叩き】ハヘ‥
蠅を打ち殺すのに用いる道具。はえうち。はえとり。〈[季]夏〉
はえ‐ちょう【蠅帳】ハヘチヤウ
⇒はいちょう
はえ‐つ・く【蝕え尽く】
〔自上二〕
日食・月食が皆既となる。推古紀「日―・きたること有り」
はえ・でる【生え出る】
〔自下一〕
生えて出る。発芽する。
はえ‐どくそう【蠅毒草】ハヘ‥サウ
ハエドクソウ科の多年草。林縁などに自生。高さ数十センチメートル。葉は卵状楕円形。夏、淡紫色の小唇形花を穂状に配列。根の煎汁は蠅取紙にしませて蠅を殺すのに有効。
はえ‐どまり【生え止り】
自然に生えたままでそれ以上は生えないこと。手入れをしなくとも、それよりは生えないこと。好色一代女1「額はわざとならず、自然じねんの―」
はえ‐とり【蠅取】ハヘ‥
①蠅を取ること。また、それに使う道具。〈[季]夏〉
②「はえとりぐも」の略。
⇒はえとり‐がみ【蠅取紙】
⇒はえとり‐ぐさ【蠅取草】
⇒はえとり‐ぐも【蠅捕蜘蛛】
⇒はえとり‐たけ【蠅取茸】
⇒はえとり‐なでしこ【蠅取撫子】
⇒はえとり‐むし【蠅取虫】
はえとり‐がみ【蠅取紙】ハヘ‥
とまった蠅がはりつくように、粘着性のある薬品を塗った紙。天井から釣り下げたりテーブルの上に広げたりして用いる。
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐ぐさ【蠅取草】ハヘ‥
モウセンゴケ科の多年生食虫植物。北米カロライナ地方などの原産。葉は軍扇状の葉身と扁平な葉柄とから成る。葉の上面に敏感な3本の糸状突起があり、小虫がこの毛に触れると、葉身の両側がたたまれてその小虫を捕らえ消化吸収する。初夏、純白色の花を開く。観賞用に栽培。ハエジゴク。〈[季]夏〉
はえとりぐさ
ハエトリグサ
提供:OPO
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐ぐも【蠅捕蜘蛛】ハヘ‥
ハエトリグモ科のクモの総称。体長2〜20ミリメートル。灰色・緑色・黄褐色などで腹部にさまざまな模様がある。前方中央の二つの眼は大きく発達。網を張らず、巧みに跳び、ハエなどを捕食。日本に100種以上生息する。
はえとりぐも
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐たけ【蠅取茸】ハヘ‥
〔植〕(その液汁が蠅を殺すからいう)(→)テングタケの別称。
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐なでしこ【蠅取撫子】ハヘ‥
(→)ムシトリナデシコの別称。〈[季]夏〉
⇒はえ‐とり【蠅取】
はえとり‐むし【蠅取虫】ハヘ‥
(→)カマキリの別称。
⇒はえ‐とり【蠅取】
パエトン【Phaethōn】
ギリシア神話で、太陽神ヘリオスの子。太陽神の戦車を御し損ね大地を焦がしたので、ゼウスに撃ち落とされた。
はえ‐なわ【延縄】ハヘナハ
釣漁具の一種。1条の長い幹縄に、適当な間隔を置いて多くの釣糸を取り付け、それぞれに鉤はりをつけたもの。なわづり。のべなわ。「―漁業」→浮延縄うきはえなわ
延縄
はえ‐ぬき【生え抜き】
その土地に生まれて、ずっとそこで成長したこと。また、生まれてからずっとそうであること、はじめから続けてその会社・部署に勤務していることなどにいう。きっすい。ねぬき。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―の念者ぢや」。「―の江戸っ子」「―の社員」
はえ‐の‐こ【蠅の子】ハヘ‥
ハエの幼虫。うじ。
はえ‐ばえ・し【映映し】
〔形シク〕
非常に映えている。はなやかに見ばえがする。栄華物語松下枝「墨染にて―・しきこともなし」
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