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す【巣・窼・栖】🔗⭐🔉
す【巣・窼・栖】
①鳥・獣・虫などがこもりすむ所。「―箱」
②(比喩的に)人が住みつく所。「愛の―」「古―」
③ひそむ所。かくれが。狂言、武悪「えい―を見付ておぢやる」
④クモの網。
⇒巣をくう
すみ‐か【住処】🔗⭐🔉
すみ‐か【住処】
(カは処。「住家」は当て字。「栖」とも書く)住むところ。すまい。源氏物語桐壺「なき人の―尋ね出でたりけむしるしのかんざし」。「仮の―」「悪あくの―」
す・む【住む・棲む・栖む】🔗⭐🔉
す・む【住む・棲む・栖む】
〔自五〕
(「巣」と同源か)生物が巣と定めたところで生活を営む意。
①巣にいる。巣を作って生活する。万葉集11「河千鳥―・む沢の上に立つ霧の」。古今和歌集序「花に鳴く鶯、水に―・むかはづの声を聞けば」
②男が女のもとにかよって夫婦のまじわりをする。伊勢物語「昔陸奥みちの国にて男、女、―・みけり」。大鏡道隆「故帥中納言惟仲の女に―・み給ひて男一人女一人生ませ給へりし」
③居を定めてそこで生活する。すまう。万葉集15「雨ごもり物もふ時にほととぎすわが―・む里に来鳴きとよもす」。平家物語灌頂「岩に苔むしてさびたる所なりければ、―・ままほしうぞおぼしめす」。「村に―・む」
④そのところに永くとどまる。万葉集15「我妹子は早も来ぬかと待つらむを沖にや―・まむ家づかずして」
◇一般には、「住」を使う。1は、「棲」「栖」を使う。
⇒住めば都
せいか‐ろう【栖霞楼】🔗⭐🔉
せいか‐ろう【栖霞楼】
平安京大内裏の豊楽院ぶらくいん内二楼の一つ。西の霽景せいけい楼と相対する。
せい‐せい【棲棲・栖栖】🔗⭐🔉
せい‐せい【棲棲・栖栖】
いそがしいさま。心がおちつかないさま。
せい‐そく【棲息・栖息】🔗⭐🔉
せい‐そく【棲息・栖息】
人間や動物が生きて住んでいること。生息。「―地」
せい‐ち【棲遅・栖遅】🔗⭐🔉
せい‐ち【棲遅・栖遅】
(「遅」はたたずむ意)
①[詩経陳風、衡門]ゆったりと心静かに住むこと。ゆっくりと休息すること。
②官に仕えず、世を避けて田野に隠遁すること。また、そのすまい。閑居。太平記35「いかなる人の―にてかあるらん」
せいほう‐ろう【栖鳳楼】🔗⭐🔉
せいほう‐ろう【栖鳳楼】
平安京大内裏の朝堂院四楼の一つ。応天門外の東の楼。西の翔鸞楼しょうらんろうに相対する。方4間。瓦葺で屋背に鴟尾しびがある。
[漢]栖🔗⭐🔉
栖 字形
〔木部6画/10画/3220・4034〕
〔音〕セイ(漢)
〔訓〕すむ・すみか
[意味]
(鳥が巣に)やどる。住む。巣。すみか。(同)棲。「栖息・幽栖・隠栖」

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