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うじ‐の‐かみ【氏上・氏長・氏宗】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐の‐かみ氏上・氏長・氏宗ウヂ‥ 氏の首長。大化改新以後は朝廷によって任命されるようになり、平安時代にかけては一族の宗家として、氏人を統率して朝廷に仕え、祖神の祭祀や叙爵推薦・処罰などをつかさどった。平安初期には宣旨によって氏長者うじのちょうじゃまたは氏長うじのおさという称を源・平・藤・橘の諸氏に賜ったが、室町時代以後は藤原氏の摂関となった者および源氏の征夷大将軍となった者だけがこれを称した。うじのこのかみ。

うじ‐の‐このかみ【氏上・氏長】ウヂ‥🔗🔉

うじ‐の‐このかみ氏上・氏長ウヂ‥ (→)「うじのかみ」に同じ。天武紀「因りて―賜ふ」

こ‐の‐かみ【兄・氏上】🔗🔉

こ‐の‐かみ兄・氏上】 (「子の上」の意) ①長男。総領。あに。清寧紀「長子このかみ磐城皇子」 ②兄弟姉妹の年長者。兄または姉。宇津保物語俊蔭「御―の右のおとど」 ③年上。年長の人。源氏物語柏木「かの君は五六年の程の―なりしかど」 ④氏うじの長者。氏の上かみ。天智紀「―には大刀を賜ふ」 ⑤上に立つ人。長。首魁。また、すぐれた人。持統紀「郡国くにぐにの長吏このかみつかさに勅みことのりして」 ⑥兄同様の人。義兄。雨月物語1「―来り給ふことの遅かりしに」 ⇒このかみ‐ごころ【兄心】 ⇒このかみ‐だ・つ【兄だつ】

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