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なが・れる【流れる】🔗⭐🔉
なが・れる【流れる】
〔自下一〕[文]なが・る(下二)
➊液体が低い方へ移動する。
①液体が移り動く。万葉集6「いはばしりたぎち―・るる泊瀬川絶ゆることなく又も来て見む」。「水が―・れる」「川が―・れる」
②降る。散り落ちる。万葉集5「わが苑に梅の花散るひさかたの天より雪の―・れ来るかも」
③したたる。万葉集3「吾妹子が植ゑし梅の木見るごとに心咽むせつつ涙し―・る」。竹取物語「くらもちの皇子血の―・るるまで調ぜさせ給ふ」。日葡辞書「アセガナガルル」
④浮かんで液体とともに移って行く。万葉集10「飛鳥川もみち葉―・る葛城の山の木の葉は今し散るらむ」。日葡辞書「フネガナガルル」。「橋が―・れる」
➋ものが移り動く。
①次第に移ってゆく。過ぎてゆく。古今和歌集冬「昨日といひ今日と暮してあすか川―・れて早き月日なりけり」。「歳月が―・れる」「電気が―・れる」
②次第に広がってゆく。万葉集10「春霞―・るるなへに青柳の枝啄くひ持ちて鶯鳴くも」。「霧が―・れる」
③次第に広まる。流布する。伝播する。万葉集2「妹が名は千代に―・れむ姫島の小松が末うれに蘿こけ生むすまでに」。三宝絵詞「仏法東に―・れて我国にとどまれるを」。「浮名が―・れる」「店内に曲が―・れる」
④順々に次へめぐる。源氏物語行幸「かはらけ数多たび―・れ、皆酔ひになりて」
⑤生きながらえる。古今和歌集恋「白河のしらずともいはじ底清み―・れてよよにすまむと思へば」
⑥さすらう。漂泊する。「他国を―・れあるく」
⑦その方に傾く。はしる。「怠惰に―・れる」
➌移動によって無効になる。
①流産する。
②質物を受け出す期限が過ぎて所有権がなくなる。醒睡笑「倉の内にいかなる河のあるやらん我がおく質の―・れぬはなし」
③やめになる。成立しない。「会議が―・れる」
④力が入らない。すわらない。狂言、悪坊「ああ、使はうとは思へども、酒に酔うたによつて、脛が―・れて使はれぬ」。「足が―・れて土俵に倒れる」
⑤それる。はずれる。「矢が―・れる」
⇒流れる水は腐らず
○流れる水は腐らずながれるみずはくさらず
常に動いているものには腐敗や停滞がないということ。
⇒なが・れる【流れる】
○流れる水は腐らずながれるみずはくさらず🔗⭐🔉
○流れる水は腐らずながれるみずはくさらず
常に動いているものには腐敗や停滞がないということ。
⇒なが・れる【流れる】
ながれ‐わたり【流れ渡り】
①川などを水の流れに任せて渡ること。
②世の風潮に任せて世を渡ること。放浪して渡世すること。
⇒ながれ【流れ】
ながれ‐わた・る【流れ渡る】
〔自五〕
あちこち移り歩く。渡り歩く。
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