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じょう‐るり【浄瑠璃】ジヤウ‥🔗🔉

じょう‐るり浄瑠璃ジヤウ‥ ①〔仏〕清浄しょうじょう・透明の瑠璃。法華経序品「―の中に」 ②三味線伴奏の語り物音楽の一つ。室町末期、無伴奏(時に琵琶や扇拍子)で語られた「浄瑠璃姫物語」が始まりで、広く他の物語に及ぶ。江戸時代の直前、三味線伴奏が定着し、人形芝居と、後には歌舞伎とも結合して庶民的娯楽として大いに流行する。初期には金平きんぴら節・播磨節などの古浄瑠璃が盛行、義太夫節・半太夫節・河東節・大薩摩節・一中節・豊後節・宮薗節・常磐津節・富本節・清元節・新内節などの流派が次々に派生した。なかでも元禄時代、竹本義太夫・近松門左衛門らによる人形浄瑠璃の義太夫節が代表的存在となり、浄瑠璃は義太夫節の異名ともなっている。 ⇒じょうるり‐かたり【浄瑠璃語り】 ⇒じょうるり‐きょうげん【浄瑠璃狂言】 ⇒じょうるり‐ざ【浄瑠璃座】 ⇒じょうるり‐しばい【浄瑠璃芝居】 ⇒じょうるり‐せかい【浄瑠璃世界】 ⇒じょうるり‐たゆう【浄瑠璃太夫】 ⇒じょうるり‐ぼん【浄瑠璃本】

じょうるり‐かたり【浄瑠璃語り】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐かたり浄瑠璃語りジヤウ‥ 三味線方の伴奏で浄瑠璃を語る人。浄瑠璃太夫。 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

じょうるり‐きょうげん【浄瑠璃狂言】ジヤウ‥キヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐きょうげん浄瑠璃狂言ジヤウ‥キヤウ‥ 浄瑠璃節を用いて演ずる歌舞伎狂言。義太夫狂言。 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

じょうるり‐ざ【浄瑠璃座】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐ざ浄瑠璃座ジヤウ‥ 人形浄瑠璃を興行する一座。また、その劇場。 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

じょうるり‐じ【浄瑠璃寺】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐じ浄瑠璃寺ジヤウ‥ 京都府木津川市にある真言律宗の寺。天平(729〜749)年間行基の建立と伝え、1047年(永承2)義明が再興。定朝様じょうちょうよう阿弥陀如来9体を安置した本堂は藤原時代の九体阿弥陀堂の代表作。九体寺。九品寺。

じょうるり‐しばい【浄瑠璃芝居】ジヤウ‥ヰ🔗🔉

じょうるり‐しばい浄瑠璃芝居ジヤウ‥ヰ 人形浄瑠璃の興行。 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

じょうるり‐せかい【浄瑠璃世界】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐せかい浄瑠璃世界ジヤウ‥ 〔仏〕東方にあるという薬師如来の浄土。浄瑠璃浄土。太平記18「東方―の教主」 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

じょうるり‐たゆう【浄瑠璃太夫】ジヤウ‥タイフ🔗🔉

じょうるり‐たゆう浄瑠璃太夫ジヤウ‥タイフ (→)「浄瑠璃語り」に同じ。 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

じょうるり‐ひめ【浄瑠璃姫】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐ひめ浄瑠璃姫ジヤウ‥ 義経伝説中の人物。三河国矢矧宿やはぎしゅくの長者の娘(薬師瑠璃光如来の申し子)。牛若丸奥州下りに情交を結んだと伝える。「十二段草子」に脚色されて有名。語り物「浄瑠璃」の名称の起源。 ⇒じょうるりひめ‐ものがたり【浄瑠璃姫物語】

じょうるりひめ‐ものがたり【浄瑠璃姫物語】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるりひめ‐ものがたり浄瑠璃姫物語ジヤウ‥ 「十二段草子」の別名。 ⇒じょうるり‐ひめ【浄瑠璃姫】

じょうるり‐ぼん【浄瑠璃本】ジヤウ‥🔗🔉

じょうるり‐ぼん浄瑠璃本ジヤウ‥ 各種の浄瑠璃、特に義太夫の詞章をしるした本。好色一代男5「―など読み」 ⇒じょう‐るり【浄瑠璃】

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