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えんかんるいかん【淵鑑類函】ヱン‥🔗🔉

えんかんるいかん淵鑑類函ヱン‥ 清代の類書。450巻。唐・宋・元・明の各種文献に見える字句・故事を広く集め、部門別に配列・編集。康帝の勅撰。1710年完成。

えん‐げん【淵源】ヱン‥🔗🔉

えん‐げん淵源ヱン‥ 物事のよってきたるもと。みなもと。根源。

えん‐すい【淵水】ヱン‥🔗🔉

えん‐すい淵水ヱン‥ ふちの水。深い水。源平盛衰記11「岸にたたへたる―は」

えん‐ずい【淵酔】ヱン‥🔗🔉

えん‐ずい淵酔ヱン‥ (エンスイとも) ①深く酔うこと。 ②平安時代以後、宮中で、正月・五節ごせち、または臨時の大礼などの後に、天皇臨席のもとに清涼殿で殿上人が催した酒宴。歌舞歓楽した。殿上の淵酔。

えん‐そう【淵藪・淵叢】ヱン‥🔗🔉

えん‐そう淵藪・淵叢ヱン‥ (「淵」は魚の集まる所、「藪」「叢」は鳥獣の集まる所の意)物事の寄り集まる所。末広鉄腸、雪中梅「東京府下にて弁士の―なりと云はれたる国友会嚶鳴社おうめいしゃの如きも」

えん‐てい【淵底】ヱン‥🔗🔉

えん‐てい淵底ヱン‥ ①ふちの底。深い水底。 ②物事の奥深い所。深い事情。古今著聞集15「昔今をかんがみて、その―をあなぐらせ給ふ」 ③(副詞的に用いて)根底から。深く。日葡辞書「コレハエンテイゴゾンジノゴトク」

えん‐ぼ【淵謨】ヱン‥🔗🔉

えん‐ぼ淵謨ヱン‥ 深いはかりごと。淵謀。

どぶ‐づり【淵釣】🔗🔉

どぶ‐づり淵釣】 (ドブは関東で淵のことにもいう)鮎あゆの釣り方の一種。川の淵で擬餌鉤ぎじばりで釣ること。

ふち【淵・潭】🔗🔉

ふち淵・潭】 ①川・沼・湖などの水が淀んで深い所。古今和歌集「世の中は何か常なる飛鳥川昨日の―ぞ今日は瀬になる」↔瀬。 ②浮かび上がることのできない境涯。「絶望の―に沈む」

ふち‐おき【淵置】🔗🔉

ふち‐おき淵置(→)淵巻ふちまきに同じ。

ふち‐せ【淵瀬】🔗🔉

ふち‐せ淵瀬】 ①淵と瀬。淀みと流れ。万葉集9「三川みつがわの―も落ちず小網さで刺すに」 ②世の無常をたとえる語。伊勢物語集「袖の上なる―なりけれ」

ふち‐まき【淵巻】🔗🔉

ふち‐まき淵巻】 秋期の闇夜を利用し、火振り作業による鮎刺網漁法。数十艘の漁船が一定間隔をおいて一斉に同じように網を張るなどの共同漁労を行うもので、巻川まきかわの一種。淵置。

[漢]淵🔗🔉

 字形 〔水(氵・氺)部8画/11画/4205・4A25〕 〔音〕エン〈ヱン〉(呉)(漢) 〔訓〕ふち [意味] ①ふち。水を深くたたえている所。「深淵・淵藪えんそう・淵源」 ②深い。静まりかえっている。「淵淵・淵博・淵酔」 ▷[渕][渊]は異体字。

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