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つめ‐の‐あか【爪の垢】🔗🔉

つめ‐の‐あか爪の垢】 ①爪にたまった垢。つめくそ。 ②少ない、また、小さい物事のたとえ。「―ほどの事にも腹を立てる」 ⇒爪の垢を煎じて飲む ○爪の垢を煎じて飲むつめのあかをせんじてのむ すぐれた人に対した場合、せめてその人の爪の垢でももらってという気持で、その人にあやかるようにする。 ⇒つめ‐の‐あか【爪の垢】

○爪の垢を煎じて飲むつめのあかをせんじてのむ🔗🔉

○爪の垢を煎じて飲むつめのあかをせんじてのむ すぐれた人に対した場合、せめてその人の爪の垢でももらってという気持で、その人にあやかるようにする。 ⇒つめ‐の‐あか【爪の垢】 つめ‐の‐しろ詰の城】 ①二の丸・三の丸に対して本丸ほんまるの称。つめのじょう。太平記11「防ぐ兵そくばく討たれて、―へひきこもる」 ②出城でじろに対して根城ねじろの称。太平記32「東寺を―に構へて」 つめ‐は詰は】 〔副〕 結局。つめては。史記抄「五国を惣じて云たぞ―同事ぞ」 つめば‐けい爪羽鶏】 カッコウ目ツメバケイ科の鳥。キジ目ツメバケイ科とされることもある。大きさはキジぐらい。雛には翼に2本の強い爪があり、これを用いて木によじのぼる。巣は川の上の枝に作り、雛は危険になると水中に落ちて泳いで逃げる。飛翔力は弱く不器用。南アメリカ北部に産。ホアチン。 ツメバケイ 撮影:小宮輝之 つめ‐ばら詰腹】 ①他から強いられて切腹すること。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「急ぎ―切らするか」 ②転じて、強制的に責任をとらされたり辞職させられたりすること。「―を切らされる」 つめ‐ばん爪判】 爪印つめいん。江戸時代、口書くちがきに罪人の押した爪印。 つめ‐ばん詰番】 順を定めて出仕・宿直すること。結番けつばんつめ‐びき爪弾き⇒つまびき つめ‐ひも詰紐】 紐をしめてしっかりと結ぶこと。平家物語8「或は柿の直垂に―し」 つめ‐ひらき詰め開き】 ①間を短くつめたり長くのばしたりすること。調節。申楽談儀「拍子の―」 ②貴人の前から退く時、立つ前に左か右へ身体をまわして起ち上がること。転じて、立居振舞。また、あいさつ。 ③談判すること。応対。好色一代女1「理屈づめなる―」 ④強い風を横に受けて船を走らせること。 ⑤蹴鞠けまりで、詰め寄せたり開いたりすること。 つめ‐ひら・く詰め開く】 〔他四〕 ①厳重にかけあう。談判する。浄瑠璃、博多小女郎波枕「わしやきつと―・かうと走り出づるを」 ②短くつめたり長くのばしたり調節する。花鏡「真名の文字の内を拾ひて、てにはの字にて―・きて謡ふべし」 つめ‐ふ・せる詰め伏せる】 〔他下一〕[文]つめふ・す(下二) 言いつめて屈伏させる。説き伏せる。古今著聞集16「これほどにここちよく―・せたることこそ候はね」 つめ‐みがき爪磨き】 爪をみがくこと。爪をみがくもの。 つめ‐もの詰物】 ①鳥・魚・野菜などの内部に、別の調理品を詰め込んだ料理の総称。また、その内部に詰めるもの。 ②接触部の摩耗を防いだり輸送の際に品物の損傷を防いだりするため、機械の隙間や品物の間に充填するもの。パッキング。 ③虫歯などの欠損部をふさぐもの。インレー。 ④(→)詰将棋つめしょうぎに同じ。 ⇒つめもの‐ばこ【詰物箱】 つめもの‐ばこ詰物箱(→)パッキング箱ばこに同じ。 ⇒つめ‐もの【詰物】 つめ‐ようじん詰用心】 追い詰められないように用心すること。厳重な用心。狂言、夷毘沙門「鞍馬のつつと奥に住んで、敵かたきも持たぬ―」 つめ‐よ・せる詰め寄せる】 〔自下一〕[文]つめよ・す(下二) おしよせる。せまりよせる。 つめ‐よ・る詰め寄る】 〔自五〕 詰問きつもんなどをするため相手の近くに迫り寄る。「相手に―・る」 つ・める詰める】 [文]つ・む(下二) [一]〔他下一〕 一定の枠の中に物を押し入れて、すいた所をふさぎ、微動もしないようにする意。 ①ぎっしりと入れて満たす。万葉集3「潮干なば玉藻刈り―・め」。狂言、茶壺「毎年栂の尾へ茶を―・めにやられまする」 ②隙間のないようにする。ふさぐ。漏れたりしないようにする。太平記17「多年のいきどほりもただ今日のいくさに定りぬと気を―・めぬ人はなかりけり」。「穴を―・める」「席を―・める」「息を―・める」 ③物を隙間に入れてあかないようにする。落窪物語2「うちたたきおしひけど、うちとに―・めてければゆるぎだにせず」。「戸を―・める」 ④ゆきづまらせる。窮地に追い込む。徒然草「問ひ―・められてえこたへずなり侍りつ」。玉塵抄22「一国の者、飢寒に―・められて皆死ぬぞ」 ⑤ぎりぎりの所まで押し進める。きわみに至らせる。槐記「また、これほどと―・めて、それより先はきはまりなき芸もあり」。「計画を―・める」 ⑥きびしく迫る。攻め寄る。謡曲、橋弁慶「長刀の鋒に太刀合はせ、―・めつ開きつ戦ひしが」。玉塵抄6「敵のくたびれた時に―・めて一いくさしたらば」 ⑦そのことにかかりきる。休みなくしつづける。玉塵抄9「周の礼義教へに民がならひ―・めたに、襄公一向に礼教ないぞ」。「そんなに―・めて仕事をしなくてもいい」 ⑧ちぢめる。短くする。風姿花伝「老いぬればとて、腰膝をかがめ身を―・むれば、花失せて」。「袖を―・める」 ⑨倹約する。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「随分私が身を―・め、三度つける油も一度つけ」。「生活費を―・める」 ⑩発音を促音にする。謳曲英華抄「出して唱へがたきつ文字は訓にても―・めて唱ふ」 ⑪将棋で王手をかけ、相手の王将を逃げみちのないようにする。「金が一枚あれば―・められる」 ⑫(「指を―・める」の形で) ㋐ドアなどに指を挟む。 ㋑謝罪などのしるしに指を切り落とす。 [二]〔自下一〕 ①つまる。動きがとれなくなる。今鏡「ならはせ給はぬ御ありさまに、御冠の額も―・むる心ちせさせ給ひ」 ②勤務の人のいるべき席があかないように控えている。勤番をする。狂言、萩大名「此のうち御前に―・めてあれば」。「控室に―・めて待機する」 つめ・る抓める】 〔他五〕 つねる。つむ。日葡辞書「ワガミヲツメッテヒトノイタサヲシレ」 つめ‐れんげ爪蓮華】 ベンケイソウ科の常緑多年草。関東以西で、石垣やかやぶき屋根の上などに自生。高さ約15センチメートル。葉は多肉で、秋、白色の小花を長い穂状につける。カワラマツ。 つめれんげ つめろ詰めろ】 将棋で、(→)「一手いって透き」に同じ。 つめ‐ろう詰牢‥ラウ やっと身をいれるばかりの狭い牢。詰籠。太平記13「一間なる所を―のごとくにこしらへて押し籠め奉る」 つめ‐ろん詰論】 おしつめた弁論。問いつめた議論。曾我物語8「はや事実なる―なり」 つめ‐ろんぎ詰論議】 議論して問いつめること。詰論。

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