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さい【犀】🔗🔉

さい】 ウマ目サイ科の哺乳類の総称。現生は4属。インドサイ・ジャワサイ・スマトラサイ・クロサイ・シロサイの5種。体長2〜4メートル、体重は1〜3.5トンに達する。頭は大きく首は短い。四肢には、それぞれ3本の指をもつ。皮膚は角質化して固く、特に前頭部の正中には角質化した1または2本の角がある。これを犀角さいかくといい、漢方で解熱薬。アフリカ・東南アジアの草原・湿地にすむ。草食。 くろさい クロサイ 提供:東京動物園協会 シロサイ 提供:東京動物園協会 インドサイ 提供:東京動物園協会

さい‐かく【犀角】🔗🔉

さい‐かく犀角】 ①犀の角つの。邪気を払い、毒を消すなどの霊力をもつとされ、魔除けのほか細工物に用いた。 ②犀の角の先端部を粉末にした生薬。漢方で解熱薬。黒色のものを上等とし、烏犀角うさいかくという。「―丸」「―湯」 ⇒さいかく‐の‐おび【犀角の帯】

さいかく‐の‐おび【犀角の帯】🔗🔉

さいかく‐の‐おび犀角の帯】 石帯せきたいの一種。犀の角を円形または角形に切って革帯かくたいの飾りとしてつけたもの。角つのの帯。 ⇒さい‐かく【犀角】

さい‐がわ【犀川】‥ガハ🔗🔉

さい‐がわ犀川‥ガハ ①石川県東部の富山県境付近の両白山地から北西へ流れ、金沢市街を通って日本海へ注ぐ川。 ②長野県松本盆地の明科あかしな付近で梓川あずさがわ・高瀬川と合流して北東へ流れ、長野市付近で千曲川に注ぐ川。上流は梓川・高瀬川など。

さい‐ちょう【犀鳥】‥テウ🔗🔉

さい‐ちょう犀鳥‥テウ ブッポウソウ目サイチョウ科の鳥の総称。嘴くちばしはきわめて長く大きくて下方に曲がる。上嘴の基部から頭上にかけて兜かぶと状隆起がある。繁殖期に雌が抱卵・育雛する間は樹洞内に閉じこもり、わずかに嘴が出るだけを残して入口を粘土でふさぎ、雄が食物を運ぶ習性がある。アフリカ・インド・東南アジアの森林に約54種。その一種サイチョウは、大形で全長約1メートル。主に黒と白の羽色。マレーシア・インドネシアに分布。 さいちょう オオサイチョウ 提供:OPO

さい‐ひ【犀皮】🔗🔉

さい‐ひ犀皮】 ①犀の皮。〈日葡辞書〉 ②犀皮塗の略。せいひ。君台観左右帳記「―、色くろし」 ⇒さいひ‐ぬり【犀皮塗】

さいひ‐ぬり【犀皮塗】🔗🔉

さいひ‐ぬり犀皮塗】 中国漆工の一種。種々の彩漆いろうるしを不均等に塗り重ね、斑文を研ぎ出したものという。 ⇒さい‐ひ【犀皮】

さい‐り【犀利】🔗🔉

さい‐り犀利】 [漢書馮奉世伝](「犀」は鋭い意)武器が堅く鋭いこと。転じて、文章の勢い、頭の働きなどが鋭いこと。「―な筆致」「―な感覚」

[漢]犀🔗🔉

 〔尸部9画〕 ⇒牛部

[漢]犀🔗🔉

 字形 〔牛(牜)部8画/12画/2652・3A54〕 〔音〕サイ(呉) セイ(漢) [意味] 獣の名。強い角と厚くかたい皮をもつ、水牛に似た動物。「犀角・犀利」 [下ツキ 木犀もくせい

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