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○盗人を見て縄を綯うぬすびとをみてなわをあざなう🔗🔉

○盗人を見て縄を綯うぬすびとをみてなわをあざなう あらかじめ準備をせずにいて行きあたりばったりに物事をすること。時機におくれては用をなさないことのたとえ。「泥棒を捕らえて縄を綯う」とも。 ⇒ぬす‐びと【盗人】 ぬすま・う盗まふヌスマフ 〔他四〕 (ヌスムに接尾語フの付いた語) ①人目を盗み続ける。万葉集11「山河に筌うえを伏せて守りもあへず年の八年をわが―・ひし」 ②ごまかす。偽る。万葉集11「情こころさへ奉まつれる君に何をかも言はずて言ひしとわが―・はむ」 ぬすみ盗み】 ぬすむこと。「―を働く」 ⇒ぬすみ‐あし【盗み足】 ⇒ぬすみ‐ぎき【盗み聞き】 ⇒ぬすみ‐ぐい【盗み食い】 ⇒ぬすみ‐ごころ【盗み心】 ⇒ぬすみ‐だけ【盗竹】 ⇒ぬすみ‐どり【盗み鳥】 ⇒ぬすみ‐どり【盗み撮り・盗み録り】 ⇒ぬすみ‐み【盗み見】 ⇒ぬすみ‐もの【盗み物】 ⇒ぬすみ‐よみ【盗み読み】 ⇒ぬすみ‐わらい【盗み笑い】 ぬすみ‐あし盗み足】 足音のしないようにそっと歩くこと。ぬきあし。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐ぎき盗み聞き】 他人の会話をひそかに聞くこと。立聞き。盗聴。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐ぐい盗み食い‥グヒ ①物を盗んで食うこと。 ②人に隠れてひそかに物を食うこと。つまみぐい。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐ごころ盗み心】 ぬすみをしようと思う心。とうしん。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐だけ盗竹】 (隠れて縛られているからいう)簀子すのこの裏に横に渡す竹。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐だ・す盗み出す】 〔他五〕 盗んで外に持ち出す。 ぬすみ‐どり盗み鳥】 狩猟禁止期間中に雁・鴨などの鳥を密猟すること。日本永代蔵5「無用の―、野山の狼を殺し」 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐どり盗み撮り・盗み録り(→)「かくしどり」に同じ。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐と・る盗み取る】 〔他五〕 他人のものを盗んで自分の所有にする。ぬすむ。「技術を―・る」 ぬすみ‐に窃に】 〔副〕 ひそかに。秘密に。散木奇歌集「初霜のおきのこしたる白菊を露や―うつろはすらむ」 ぬすみ‐み盗み見】 他人のものをひそかに見ること。気づかれないようにひそかに見ること。盗視。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ・みる盗み見る】 〔他上一〕 ひそかに見る。他人に気づかれないように見る。盗視する。「人の日記を―・みる」 ぬすみ‐もの盗み物】 ぬすんだ物品。盗品。贓物。贓品。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐よみ盗み読み】 ①他人あての手紙などをひそかに読むこと。 ②他人の読んでいるものを傍からこっそり読むこと。 ③人目にかくれて読むこと。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬすみ‐わらい盗み笑い‥ワラヒ 気づかれないようにこっそり笑うこと。 ⇒ぬすみ【盗み】 ぬす・む盗む】 〔他五〕 ①他人に所属するものをひそかに奪いとる。伊勢物語「からうじて―・み出でて」。「金を―・む」「アイディアを―・む」 ②ひそかに事をする。人目をごまかす。古事記「己が命を―・み殺せむと」。「母の目を―・む」 ③ひそかに学ぶ。まねする。方丈記「岡の屋に行き交ふ舟をながめて満沙弥が風情を―・み」。「芸を―・む」 ④(わずかの時間を)繰り合わせて利用する。「暇を―・む」 ⑤音曲で、詞章の中の、ある文字を発音しないでうたう。申楽談儀「『無常の』と移る所、…無常の『む』を―・みて、『じやうの』といふ文字の先を切るべし」 ぬた ①沼地。湿田。にた。のた。散木奇歌集「おくろ崎―の根蓴ねぬなわふみしだき」 ②どろ。ひじ。(泥の上に枯草を集めて寝るというところから)猪いのししの臥床ふしど。夫木和歌抄27「あみける―にやつれてぞふる」 ⇒ぬたを打つ ぬた】 「ぬたはだ」の略。 ぬた】 魚介や野菜などを酢味噌で和えた食品。ぬたあえ。ぬたなます。かきあえ。毛吹草6「此度は―に取あへよ紅葉鮒」(重頼) ぬた‐あえ饅和え・饅韲‥アヘ (→)「ぬた(饅)」に同じ。〈日葡辞書〉 ぬた‐う・つ 〔自四〕 ①猪が草の上にころがって体に泥をつける。もがきころげる。のたうつ。久安百首「恋をして臥す猪の床はまどろまで―・ちさます夜半のねざめよ」 ②だらしなく寝ころがる。 ③軽んずる。あなどる。史記抄「―・ちて我をあなづりて云ふと思ふぞ」 ぬた‐うなぎ饅鰻】 ヌタウナギ科の海産魚。全長60センチメートル。体は太く短い。3対の口ひげをもち、眼は皮下に埋没。体側に6〜7個の鰓孔えらあなが一列に並ぶ。捕らえられると大量の粘液を出す。本州中部以南・朝鮮半島南部の内湾浅所に生息。 ぬた‐く・る 〔自五〕 ①泥の上をもがいてころびまわる。のたくる。ぬたうつ。狂言、腹立てず「みみずの―・つたやうなこと」 ②うねりまわる。 ③(他動詞的に)塗りつける。色をごてごてと塗る。へたな文字などを書いたり、厚化粧をしたりすることにもいう。 ぬた‐なます饅膾(→)「ぬた(饅)」に同じ。 ぬた‐ばぬた場】 猪・鹿など大型の獣が泥をあびる場所。狩猟者の間では、そこに山の神がいて、祈ると獣があらわれるとされる。 ぬた‐はず觘筈】 觘目ぬための鹿の角で作った矢筈。また、それに似た節筈ふしはずぬた‐はだ】 鹿の角の表面にある波紋。ぬため。ぬた。〈倭名類聚鈔18ぬた‐め觘目】 鹿の角の觘ぬたはだのあるもの。平家物語11「―の鏑かぶらぬたり‐の‐き渟足柵】 大化改新当時の朝廷が、647年(大化3)に蝦夷に備えて設けた城柵。今の新潟市沼垂ぬったりの辺。ぬたりのさく。→磐舟柵いわふねのき

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