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かど‐の‐おさ【看督長】‥ヲサ🔗🔉

かど‐の‐おさ看督長‥ヲサ 平安時代、検非違使けびいしの属官として、罪人の追捕ついぶや牢獄の事をつかさどった者。赤狩衣・白衣・布袴ほうこを着け、白杖を持った。

かん‐か【看過】‥クワ🔗🔉

かん‐か看過‥クワ ①大したことではないとして見のがすこと。大目にみること。「―できない事態」 ②見すごすこと。見おとすこと。

かん‐かく【看客】🔗🔉

かん‐かく看客】 見る人。見物人。観客。読者。

かん‐かん【看官】‥クワン🔗🔉

かん‐かん看官‥クワン 見る人。読者。観官。尾崎紅葉、紅子戯語「字を大きくして行ぎょうをあらくしたのは―の読みいゝ為めにと」

かん‐かん【看貫】‥クワン🔗🔉

かん‐かん看貫‥クワン ①品物の量目をはかって、斤量を定めること。 ②看貫秤の略。 ⇒かんかん‐ばかり【看貫秤】

かんかん‐おどり【看看踊】‥ヲドリ🔗🔉

かんかん‐おどり看看踊‥ヲドリ (「かんかんのう」云々の歌詞から、そう呼ばれる)(→)唐人踊に同じ。

かんかん‐ばかり【看貫秤】‥クワン‥🔗🔉

かんかん‐ばかり看貫秤‥クワン‥ (→)台秤だいばかりに同じ。 ⇒かん‐かん【看貫】

かん‐きん【看経】🔗🔉

かん‐きん看経】 (キンは唐音) ①禅宗で、経文を黙読すること。↔諷経ふぎん。 ②声を出して経文を読むこと。読経。誦経ずきょう。 ③経典を研究のために読むこと。

かん‐ご【看護】🔗🔉

かん‐ご看護】 傷病者に手当てをしたり、その世話をしたりすること。看病。「手厚い―」「病人を―する」 ⇒かんご‐がく【看護学】 ⇒かんご‐し【看護士】 ⇒かんご‐し【看護師】 ⇒かんご‐にん【看護人】 ⇒かんご‐ふ【看護婦】

かんこう‐じゅす【観光繻子】クワンクワウ‥🔗🔉

かんこう‐じゅす観光繻子クワンクワウ‥ (浅草の観光社が委託販売したことからの名という。カンコウは「看光」「寒紅」とも書く)経たてに絹糸、緯よこに綿糸を織り込んだ絹綿交織の織物。織り上げ後、艶出しカレンダーで光沢をつけて唐繻子に擬したもの。桐生・京都などに産する。

かんご‐がく【看護学】🔗🔉

かんご‐がく看護学】 看護の理論および応用を研究する学問。 ⇒かん‐ご【看護】

かんご‐し【看護士】🔗🔉

かんご‐し看護士】 男性の看護師。 ⇒かん‐ご【看護】

かんご‐し【看護師】🔗🔉

かんご‐し看護師】 厚生労働大臣の免許を受け、傷病者などの療養上の世話または診療の補助をすることを業とする者。高校卒業後、4年制大学のほか3年制の短期大学・看護学校等の養成機関を経て、国家試験に合格すると資格が与えられる。→准看護師⇒かん‐ご【看護】

かんご‐にん【看護人】🔗🔉

かんご‐にん看護人】 傷病者の世話をする人。 ⇒かん‐ご【看護】

かんご‐ふ【看護婦】🔗🔉

かんご‐ふ看護婦】 女性の看護師。正岡子規、仰臥漫録「律ハ―デアルト同時ニオ三ドンナリ」 ⇒かん‐ご【看護】

かん‐し【看視】🔗🔉

かん‐し看視】 注意深く見守ること。

かん‐しゅ【看守】🔗🔉

かん‐しゅ看守】 ①見守ること。また、その人。 ②刑務所・拘置所などにおいて巡視・警備、その他刑事施設事務に従事する法務事務官。 ⇒かんしゅ‐ちょう【看守長】

かん‐しゅ【看取】🔗🔉

かん‐しゅ看取】 見てとること。見て会得えとくすること。「相手の動きを素早く―する」

かんしゅ‐ちょう【看守長】‥チヤウ🔗🔉

かんしゅ‐ちょう看守長‥チヤウ 副看守長・看守部長・看守の上の階級にある法務事務官。 ⇒かん‐しゅ【看守】

かん‐てき【監的・看的】🔗🔉

かん‐てき監的・看的】 的の傍にいて、射的の命中したかどうかを看守すること。また、その人。

かんな‐ぜん【看話禅】‥ワ‥🔗🔉

かんな‐ぜん看話禅‥ワ‥ 〔仏〕公案を工夫参究して悟りをひらこうとする禅法。↔黙照禅

かん‐ぱ【看破】🔗🔉

かん‐ぱ看破】 隠されていること、背後にあるものを見やぶること。見あらわすこと。「策略を―する」

かん‐ばん【看板】🔗🔉

かん‐ばん看板】 ①商家で、屋号・職業・売品などを人目につくように記してかかげたもの。「―を出す」 ②劇場などで、俳優名を記し、または演芸の題目・場面などを画に描いてかかげたもの。 ③転じて、人の注目を集めて、自慢の種となるような人や事柄。「野球を―にしている学校」「―教授」 ④武家の中間ちゅうげん・小者などが着た短い衣服で、その背に主家の紋所などを染め出したもの。号衣。 ⑤(閉店時に看板を下ろすから)飲食店・バーなどで、その日の営業を終えること。「今日はもう―です」 ⑥(比喩的に)表向き標榜ひょうぼうしていること。見せかけ。「減税を政策の―にする」 ⇒かんばん‐え【看板絵】 ⇒かんばん‐だおれ【看板倒れ】 ⇒かんばん‐ほうしき【かんばん方式】 ⇒かんばん‐むすめ【看板娘】 ⇒看板が泣く ⇒看板に偽りなし ⇒看板を下ろす

かんばん‐え【看板絵】‥ヱ🔗🔉

かんばん‐え看板絵‥ヱ 芝居の場面などを描き、劇場の表に看板として掲げた絵。 ⇒かん‐ばん【看板】 ○看板が泣くかんばんがなく 長い間にかち得た評判を裏切る。「こんな出来では老舗の―」 ⇒かん‐ばん【看板】

○看板が泣くかんばんがなく🔗🔉

○看板が泣くかんばんがなく 長い間にかち得た評判を裏切る。「こんな出来では老舗の―」 ⇒かん‐ばん【看板】 かんばん‐だおれ看板倒れ‥ダフレ 看板だけ立派で、実質が伴わないこと。 ⇒かん‐ばん【看板】

かんばん‐だおれ【看板倒れ】‥ダフレ🔗🔉

かんばん‐だおれ看板倒れ‥ダフレ 看板だけ立派で、実質が伴わないこと。 ⇒かん‐ばん【看板】 ○看板に偽りなしかんばんにいつわりなし 中身が、外見や評判どおりであること。 ⇒かん‐ばん【看板】

○看板に偽りなしかんばんにいつわりなし🔗🔉

○看板に偽りなしかんばんにいつわりなし 中身が、外見や評判どおりであること。 ⇒かん‐ばん【看板】 かんぱん‐バタビヤしんぶん官板バタビヤ新聞クワン‥ 1862年(文久2)発行の新聞。幕府の蕃書調所でバタヴィアのオランダ政庁の機関紙を抄訳し、木活字版で発行。23巻まで発行して「官板海外新聞」と改称。「文久新聞」ともいう。日本最古の新聞の一つ。 ⇒かん‐ぱん【官版・官板】 かんばん‐ほうしきかんばん方式‥ハウ‥ (連絡用に「かんばん」と称する作業指図票を用いることから)トヨタ自動車が1970年代半ばに確立した生産管理方式。組立作業の流れに合わせて必要なときに必要な量だけ部品を購入・供給し、在庫・コストの抑制を目指すもの。ジャスト‐イン‐タイム方式。 ⇒かん‐ばん【看板】 かんばん‐むすめ看板娘】 看板代りの娘の意で、店先に客を引きつけるような美しい娘。 ⇒かん‐ばん【看板】

かんばん‐むすめ【看板娘】🔗🔉

かんばん‐むすめ看板娘】 看板代りの娘の意で、店先に客を引きつけるような美しい娘。 ⇒かん‐ばん【看板】 ○看板を下ろすかんばんをおろす ①その日の営業をやめる。また、廃業する。「客足が衰え、ついに看板を下ろした」 ②人の注意を引くように掲げていた題目・スローガンなどを取り下げる。「自然保護の―」 ⇒かん‐ばん【看板】

○看板を下ろすかんばんをおろす🔗🔉

○看板を下ろすかんばんをおろす ①その日の営業をやめる。また、廃業する。「客足が衰え、ついに看板を下ろした」 ②人の注意を引くように掲げていた題目・スローガンなどを取り下げる。「自然保護の―」 ⇒かん‐ばん【看板】 かん‐び甘美】 ①甘くて味のよいこと。「―な果物」 ②感覚に甘くこころよく感じられること。「―な夢」 かん‐び完美クワン‥ ①完全で美しいこと。「一点のかげりもない―な作品」 ②完全に充実すること。「有終―」 かん‐び完備クワン‥ 完全に備わること。すっかり揃っていること。「冷暖房―」 ⇒かんび‐か【完備花】 かん‐び巻尾クワン‥ 巻物または書籍の終り。 かん‐び艦尾】 軍艦の後尾の部分。軍艦の艫ともかん‐ぴ官費クワン‥ 政府から支出する費用。国費。「―留学生」↔私費 かん‐ぴ乾皮】 貯蔵のために乾かした獣皮。 かん‐ぴ堪否】 堪能なことと堪能でないこと。かんぷ。 かん‐ぴ韓非】 中国、戦国時代の韓の公子。法家の大成者。かつて荀子に師事。申不害しんふがい・商鞅しょうおうらの刑名の学を喜んだ。しばしば書を以て韓王を諫めたが用いられず、発憤して「韓非子」を著した。のち秦に使して李斯りしらに謀られ獄中で毒をおくられ自殺。( 〜前233頃) ⇒かんぴ‐し【韓非子】 がん‐ぴ岩菲】 ナデシコ科の多年草。中国原産。高さ約50センチメートル。夏至のころ、茎の頂に朱色5弁の花を開く。〈[季]夏〉 がん‐ぴ雁皮】 ①ジンチョウゲ科の落葉低木。西日本の山地に自生。高さ約2メートル。新枝・葉に絹毛があり、夏、梢上に黄色の小花を集めて開く。樹皮の繊維は和紙の原料。紙の木。文明本節用集「鴈鼻、ガンヒ」 がんぴ ②雁皮紙の略。〈日葡辞書〉 ⇒がんぴ‐し【雁皮紙】 ガンビアGambia】 アフリカ西岸、ガンビア川下流にある共和国。19世紀半ばからイギリスの植民地・保護領、1965年独立、70年共和国。首都バンジュール。面積1万1000平方キロメートル。人口142万(2001)。→アフリカ(図) かん‐ビール缶ビールクワン‥ ブリキやアルミの缶に入ったビール。日本では1958年から発売。缶詰ビール。〈[季]夏〉 ガンビールgambir ラテン・ オランダ】 ①アカネ科カギカズラ属の蔓つる性低木。インド原産の薬用植物。 ②1から採る生薬。阿仙薬。 かんび‐か完備花クワン‥クワ (→)完全花に同じ。 ⇒かん‐び【完備】 かん‐びき寒弾き】 三味線の寒稽古。〈[季]冬〉 かん‐ひざくら寒緋桜】 ヒカンザクラの別称。 かんぴ‐し韓非子】 ①韓非の敬称。 ②韓非およびその後学の著書。20巻55編。法律・刑罰を以て政治の基礎と説く。 ⇒かん‐ぴ【韓非】 がんぴ‐し雁皮紙】 ガンピの樹皮の繊維を原料とし、ノリウツギの内皮の液、またはトロロアオイの粘液を用いて漉いた、紙面が滑らかで上品な和紙。緻密で光沢があり、虫害に強く防湿性にもすぐれる。斐紙ひし⇒がん‐ぴ【雁皮】 かんぴ‐しょう柑皮症‥シヤウ 柑橘類・カボチャ・トマトなどカロテンを多量に含む食物を多食した時、皮膚にカロテンが沈着して黄色調を示す症状。自覚症がなく特別の障害はない。 かん‐びょう看病‥ビヤウ ①僧が病人のために加持祈祷をすること。日本霊異記「勤めて浄行を修し―を第一とす」 ②病人を介抱すること。みとり。看護。 ③病気の保養。療養。 かん‐ぴょう干瓢・乾瓢‥ペウ ユウガオの果肉を、細く薄く長くむいて乾した食品。栃木県の名産。 かんぴょう寛平クワンピヤウ (カンベイ・カンペイ・カンヘイとも)平安前期、宇多・醍醐天皇朝の年号。仁和5年4月27日(889年5月30日)改元、寛平10年4月26日(898年5月20日)昌泰に改元。 ⇒かんぴょうのおおんとき‐きさいのみやのうたあわせ【寛平御時后宮歌合】 ⇒かんぴょう‐の‐ごゆいかい【寛平御遺誡】 ⇒かんぴょう‐ほうおう【寛平法皇】 がん‐びょう眼病‥ビヤウ 眼の病気。めやみ。眼気。 かんぴょう‐き間氷期】 氷河時代において、一時気候がやや温暖となり、氷河が高緯度地方まで後退した時期。↔氷期。→氷河時代 かんぴょうのおおんとき‐きさいのみやのうたあわせ寛平御時后宮歌合クワンピヤウ‥オホン‥アハセ 889〜893年(寛平1〜5)頃の歌合。春夏秋冬恋の5題各20番200首。そのうち新撰万葉集に170首が収められ、古今集にも多数入集。 ⇒かんぴょう【寛平】 かんぴょう‐の‐ごゆいかい寛平御遺誡クワンピヤウ‥ 寛平9年(897)宇多天皇が譲位の際、醍醐天皇に与えた教訓書。帝王の進退・動作・学問、任官叙位・儀式および臣下の賢否などを述べる。寛平遺誡かんぴょういかい⇒かんぴょう【寛平】 かんぴょう‐ほうおう寛平法皇クワンピヤウホフワウ 宇多天皇出家後の称。 ⇒かんぴょう【寛平】 かん‐びん燗壜】 酒の燗をするための壜。 かん‐ぴん寒貧】 甚だ貧しいこと。「素―」 かん‐ぶ官武クワン‥ ①公卿と武家。 ②文官と武官。 かん‐ぶ患部クワン‥ 病気や傷のある部分。 かん‐ぶ幹部】 組織・活動の中心となる者。首脳。「組合―」 ⇒かんぶ‐こうほせい【幹部候補生】 かん‐ぶ漢武】 前漢の武帝。 かん‐ぷ奸婦】 悪知恵がはたらく女。毒婦。 かん‐ぷ完膚クワン‥ きずのない皮膚。 ⇒完膚無きまで かん‐ぷ官府クワン‥ ①朝廷。おおやけ。 ②官庁。役所。 ⇒かんぷ‐ぜん【官府宣】 かん‐ぷ官符クワン‥ 太政官符だいじょうかんぷの略。 ⇒かんぷ‐しゅと【官符衆徒】 かん‐ぷ姦夫】 有夫の女に通ずる男。まおとこ。みそかお。 かん‐ぷ姦婦】 夫以外の男に通ずる女。みそかめ。 かん‐ぷ悍婦】 気のあらい女。 かん‐ぷ乾布】 かわいたきれ。 ⇒かんぷ‐まさつ【乾布摩擦】 かん‐ぷ堪否(→)「かんぴ」に同じ。保元物語(金刀比羅本)「且は器量の―にしたがひ、且は外戚の尊卑による事ぞかし」 かん‐ぷ感孚】 (「孚」はまことの意)まごころに感じること。まごころが通じあうこと。 かん‐ぷ関釜クワン‥ 山口県下関と朝鮮の釜山。「―連絡船」 かん‐ぷ還付クワン‥ ①領有または所有、あるいは租借したものをもとへ戻すこと。 ②裁判所または捜査機関が証拠物または没収すべき物として押収した物を所有者・所持人に返すこと。 ⇒かんぷ‐きん【還付金】 がん‐ぷ頑夫グワン‥ 愚かで道理のわからない男。かたくなな男。 カンファ‐ド江華島】 (Kanghwa-do)韓国京畿道、漢江の河口にある小島。1875年同島付近で示威演習を行なった日本軍艦「雲揚」が砲撃され、それを機として翌年朝鮮の開国を定めた日本との修好条規(江華島条約)が結ばれた。 カンファレンスconference】 会議。協議会。連盟。 カンフー功夫】 (中国語)中国拳法。クンフー。 かん‐ぷう完封クワン‥ ①完全に封じこめること。 ②野球で、投手が相手に全く得点を与えないこと。シャット‐アウト。「―勝ち」 かん‐ぷう寒風】 冬の寒い風。〈[季]冬〉。↔暖風 かん‐ぷう観楓クワン‥ もみじを観賞すること。もみじがり。〈[季]秋〉 かんぷ‐きん還付金クワン‥ いったん納付した税金のうち、結果的に納めすぎであった場合や税の減免により納税者に返還される税額。 ⇒かん‐ぷ【還付】 かん‐ぷく官服クワン‥ 官吏の制服。官給の服。↔私服 かん‐ぷく感服】 深く感じて服従または敬服すること。感じてもっともと思うこと。「―の至り」 がん‐ぷく眼福】 珍奇なもの、貴重なもの、美しいものなどを見ることができた幸福。目の保養。 かん‐ぶくろ紙袋】 (カミブクロの音便)紙製の袋。 かんふげん‐ぎょう観普賢経クワン‥ギヤウ 経典。劉宋の曇摩蜜多どんまみったの訳。1巻。普賢観門および六根の罪を懺悔すべきことを説いた仏典。法華経終章の普賢勧発品ふげんかんぼつほんを承けているので、智顗ちぎは法華経の結経と判じた。観普賢菩薩行法経。普賢観経。普賢経。出塵功徳経。 かんぶ‐こうほせい幹部候補生】 ①現役兵で、一定の資格を有し、予備役の将校または下士官となることを志望する者のうち、銓衡せんこうに合格した者。 ②幹部自衛官(三等陸尉・三等海尉・三等空尉以上の自衛官)となすべき者。 ③会社など組織・団体で、将来幹部として活躍を期待される者。 ⇒かん‐ぶ【幹部】 かんぷ‐しゅと官符衆徒クワン‥ 奈良興福寺の衆徒の称。官符によって任命される興福寺別当・権別当・三綱の被官であるところからの呼び名。筒井順慶もこの出身。 ⇒かん‐ぷ【官符】 かん‐ふぜん肝不全】 比較的重篤な肝臓の機能障害。黄疸・腹水・浮腫・出血傾向・腎障害・肝性昏睡などの症状を呈する。 かん‐ふぜん冠不全クワン‥ 心臓の冠状動脈の血行が妨げられ、心臓に十分な酸素が供給されない状態。高度のものは狭心症の発作を起こし、また、心筋梗塞の原因となる。 かんぷ‐ぜん官府宣クワン‥ 摂政・関白から下す文書。 ⇒かん‐ぷ【官府】 カンプチアKampuchea クメール⇒カンボジア かん‐ぶつ奸物・姦物】 悪知恵がはたらく者。悪心のある人。 かん‐ぶつ官物クワン‥ 官の所有物。かんもつ。↔私物 かん‐ぶつ乾物】 乾した食品の総称。干椎茸ほししいたけ・干瓢かんぴょう、魚の干物などの類。 ⇒かんぶつ‐や【乾物屋】 かん‐ぶつ換物クワン‥ 金を物に換えること。 かん‐ぶつ観仏クワン‥ 仏の荘厳な相好・功徳を観想すること。 かん‐ぶつ灌仏クワン‥ ①仏像に香水こうずいをそそぎかけること。浴仏。 ②灌仏会の略。〈[季]春〉 ⇒かんぶつ‐え【灌仏会】 がん‐ぶつ玩物グワン‥ 物をもてあそぶこと。また、その物。玩具。 ⇒がんぶつ‐そうし【玩物喪志】 がん‐ぶつ頑物グワン‥ 頑固な人物。 がん‐ぶつ贋物】 にせもの。贋造物。 かんぶつ‐え灌仏会クワン‥ヱ 4月8日に釈尊の降誕ごうたんを祝して行う法会。花で飾った小堂(花御堂はなみどう)を作り、水盤に釈尊の像(誕生仏)を安置し、参詣者は小柄杓で甘茶(正しくは五色の水)を釈尊像の頭上にそそぎ、また持ち帰って飲む。日本には中国から伝わり、606年元興寺で行われたのを最初とし寺院・宮廷・民間の行事として広まる。降誕会。仏生会。竜華会。花祭。〈[季]春〉 ⇒かん‐ぶつ【灌仏】 がんぶつ‐そうし玩物喪志グワン‥サウ‥ [書経旅獒「物を玩もてあそび志を喪うしなう」]無用の物を愛玩して大切な志を失うこと。 ⇒がん‐ぶつ【玩物】 かんぶつ‐や乾物屋】 乾物を売る店。また、その人。 ⇒かん‐ぶつ【乾物】 かん‐ぶな寒鮒】 寒中にとれる鮒。最も美味という。〈[季]冬〉

かん‐びょう【看病】‥ビヤウ🔗🔉

かん‐びょう看病‥ビヤウ ①僧が病人のために加持祈祷をすること。日本霊異記「勤めて浄行を修し―を第一とす」 ②病人を介抱すること。みとり。看護。 ③病気の保養。療養。

かん‐ぼう【看忙】‥バウ🔗🔉

かん‐ぼう看忙‥バウ 富み栄えて閑のある人が、貧しくて忙しげに働き疲れている人々を冷然として看る意。雲棲和尚の語に「世に家業已に弁ずる者あり、歳尽の日に於て安座して貧人の衣食に役々たるを観る、名づけて看忙といふ」とある。

かん‐ぼう【看坊】‥バウ🔗🔉

かん‐ぼう看坊‥バウ ①禅寺で、留守居の僧。また、寺を守る僧。醒睡笑「円寂の後―をすゆるに、一夜をあかして見れば跡なし」 ②後見人。浮世草子、御前義経記「勘七・善三郎なんど―のうへは」

かんもんにっき【看聞日記】🔗🔉

かんもんにっき看聞日記】 後崇光院(貞成さだふ親王)著。1416(応永23)から48年(文安5)にわたる日記と1408年(応永15)の御幸記などの別記13巻、計55巻。当時の行事並びに世相が詳記されている好史料。看聞御記かんもんぎょき

み‐とり【見取り】🔗🔉

み‐とり見取り】 ①みとること。見て知ること。芸事などを見て習い覚えること。 ②見て写しとること。「―本」 ③(「看取り」とも書く)看病かんびょう。 ④江戸時代、収穫高が一定しないため納米高の定めにくい土地を、毎年坪刈つぼがりして納米高を定めること。見取検見けみ。 ⑤見取小作の略。 →みどり⇒みとり‐こさく【見取小作】 ⇒みとり‐ざん【見取り算】 ⇒みとり‐ず【見取図】 ⇒みとり‐ば【見取場】 ⇒みとり‐まい【見取米】

み‐と・る【見取る】🔗🔉

み‐と・る見取る】 〔他五〕 ①見て知る。みとめる。源氏物語蓬生「み心留めておぼさるることなめりと―・りて」 ②見て写し取る。 ③(「看取る」とも書く)病人の世話をする。看病する。「病気の父を―・る」「母の最期を―・る」

み‐な・す【見做す・看做す】🔗🔉

み‐な・す見做す・看做す】 〔他五〕 ①見てこれこれだと仮定または判定する。実際はどうであるかにかかわらず、こういうものだとして扱う。万葉集4「照らす日を闇に―・して」。「欠席は棄権と―・す」 ②見きわめる。見とどける。源氏物語夕顔「命長くて、なほ位高くなども―・し給へ」 ③見るようにする。忠岑集「しげき思ひを山しなの山をうしろに―・しつつ」 ④〔法〕性質を異にする事物について、法律上これを同一視する。「推定」と区別して用いる。

み‐やぶ・る【見破る・看破る】🔗🔉

み‐やぶ・る見破る・看破る】 〔他五〕 秘密を悟り知る。隠し事を見ぬく。「トリックを―・る」

め・す【召す・見す・看す】🔗🔉

め・す召す・見す・看す】 〔他五〕 (「見る」の尊敬語) ①御覧になる。万葉集1「埴安の堤の上にあり立たし―・したまへば」 ②お治めになる。万葉集1「食す国を―・し給はむと」 ③お呼び寄せになる。万葉集2「東の滝たぎの御門にさもらへど昨日も今日も―・すこともなし」。源氏物語夕顔「―・せば御こたへして起きたれば」。「神に―・される」 ④お取り寄せになる。古今和歌集「仁和寺に菊の花―・しける時に、歌そへて奉れと仰せられければ」。源氏物語空蝉「御硯いそぎ―・して」 ⑤召し出して役につかせる。お命じになる。推古紀「僧正、僧都を任して、仍りて僧尼を検校かむがふべし」。持統紀「撰善言司よきことえらぶつかさに拝す」。古今和歌集「もろこしの判官に―・されて侍りける時に」 ⑥結婚の相手となさる。寵愛なさる。神代紀「奇稲田媛を幸さむとして乞ひたまふ」。神代紀「皇孫因て幸す、即ち一夜にして有娠はらみぬ」 ⑦上からの命によって捕らえる。囚人とする。「めしいましむ」「めしこむ」「めしとる」など複合語として使われることが多い。今昔物語集17「すみやかに、かの不調を致す男を―・し搦めて…殺すべし」。古今著聞集12「―・しすゑていかに汝程のやつがこれ程やすくは搦められたるぞと御たづね有りければ」 ⑧上からの命令で…と呼ぶ。平家物語10「よしよし力及ばず。浪方なみかたとも―・せかし」 ⑨「食う」「飲む」「買う」「取る」「(腹を)切る」「着る」「(風邪を)引く」などの尊敬語。物を身に受け入れる意。万葉集8「わけがためわが手もすまに春の野に抜ける茅花つばなそ―・して肥えませ」。続詞花和歌集戯咲「女のよき、つみや―・すと売りありきけるを聞きて」。大鏡道隆「さかづき取り給ひてあまたたび―・し常よりも乱れあそばせ給ひけるさま」。平治物語「叶はぬ所にて御腹―・されん事何の義か候ふべき」。平家物語3「御行水を―・さばやと思し召すはいかがせんずる」。平家物語9「田内左衛門をば物具―・されて、伊勢三郎に預けらる」。平家物語(延慶本)「速やかに命を―・して後世を助給へ」。建礼門院右京大夫集「青色の御唐衣、蝶を色々に織りたりし―・したりし」。中華若木詩抄「花を―・せ花を―・せと誰が所へもゆけども」。浮世風呂2「お風でも―・してはお悪うございますから」。「お年を―・す」「羽織を―・す」 ⑩(自動詞的に)「乗る」「(気に)入る」などの尊敬語。平家物語4「それより御輿に―・して福原へいらせおはします」。「お気に―・したのをお持ち下さい」 ⑪(多く尊敬の助動詞「る」を添えた形で使われる)広く「する」の尊敬語。なさる。狂言、花子「思ふやうにはなけれども、得心を―・されて満足した」。ロドリーゲス大文典「何事を―・すぞ」 ⑫主に他の尊敬語動詞の連用形に付いて厚い尊敬の意を添える。万葉集15「遠くあれば一日一夜も思はずてあるらむものと思ほし―・すな」

[漢]看🔗🔉

 字形  筆順 〔目部4画/9画/教育/2039・3447〕 〔音〕カン(呉)(漢) 〔訓〕みる [意味] よく見る。見まもる。みとる。「看守・看破・看過・看護・参看」 [解字] 会意。「手」+「目」。目の上に手をかざしてよく見る意。

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