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うつ‐せみ【空蝉】🔗🔉

うつ‐せみ空蝉】 (「現人うつせみ」に「空蝉」の字を当てた結果、平安時代以降にできた語) ①蝉のぬけがら。〈[季]夏〉。古今和歌集哀傷「―は殻を見つつも慰めつ」 ②転じて、蝉。後撰和歌集「―の声聞くからに物ぞ思ふ」 ③魂がぬけた虚脱状態の身。新内節、藤葛恋柵「身は―の心地して」 ④源氏物語の巻名。また、その女主人公の名。伊予介の妻。源氏に言い寄られるが、その身分や立場のゆえに悩む。夫の死後は尼となり、やがて二条院に引き取られる。

うつせみ‐の【現人の・空蝉の】🔗🔉

うつせみ‐の現人の・空蝉の】 〔枕〕 「身」「命」「世」「人」「妹」にかかる。万葉集1「―命を惜しみ」 ⇒うつせみ【現人】

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