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いら・える【応える・答える】イラヘル🔗⭐🔉
いら・える【応える・答える】イラヘル
〔自下一〕[文]いら・ふ(下二)
答える。返答する。返事する。宇津保物語祭使「いふことに―・へぬ人はつらからで」
こた・える【答える・応える】コタヘル🔗⭐🔉
こた・える【答える・応える】コタヘル
〔自下一〕[文]こた・ふ(下二)
(「こと(言)」を合わせる意)他からの働きかけにぴったりと応ずる。室町時代頃からヤ行にも活用するようになった。
①他人の言いかけ・働きかけに対し、言葉を返す。返事する。回答する。反応する。万葉集6「山彦の―・へむ極みたにぐくのさわたるきはみ」。万葉集13「たまほこの道来る人の立ち留り如何にと問へば―・へ遣るたづきを知らに」。浄瑠璃、冥途飛脚「嬲なぶつて好くは嬲られうが、金は今日請け取る。但し仲間へ―・へうか」。浮世風呂4「おらア掛値はいはねへと先にこてへて置いたア」。「ノックをしたが誰も―・えない」
②報いる。報ずる。顕宗紀「言としてむくいざるは無く、徳いきおいとして報こたへざるは無し」
③他からの作用に対して満足の得られるだけの十分な反応をする。応ずる。後拾遺和歌集神祇「いなり山みつの玉垣打ちたたきわがねぎごとを神も―・へよ」。「声援に―・える」
④刺激を身にしみて感ずる。深く感ずる。千載和歌集雑「あかつきのあらしにたぐふかねの音を心のそこに―・へてぞきく」。狂言、皹あかがり「六根へ―・へて疼きまする」。「失敗が身に―・える」
⑤問題に解答する。「設問に―・える」
◇返事や解答の場合には「答」、反応などの場合には「応」を使うことが多い。
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