複数辞典一括検索+

かん【簡】🔗🔉

かん】 ①中国で、紙の発明以前の書写材であった竹または木のふだ。転じて、文書。手紙。 ②手軽いこと。繁雑でないこと。↔繁 ⇒簡にして要を得る

かんい‐かきとめ‐ゆうびん【簡易書留郵便】‥イウ‥🔗🔉

かんい‐かきとめ‐ゆうびん簡易書留郵便‥イウ‥ 書留郵便の一種。一般の書留と異なり、引受けと配達のみを記録し、事故が発生した場合の損害賠償額が一定額に抑えられている。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐かぜい‐せいど【簡易課税制度】‥クワ‥🔗🔉

かんい‐かぜい‐せいど簡易課税制度‥クワ‥ 消費税に関して、中小事業者の納税事務負担の軽減を図るための特例制度。この制度を選択した事業者について、仕入れなど経費率を一定とみなして納税額を計算するもの。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐かんようじたい【簡易慣用字体】‥クワン‥🔗🔉

かんい‐かんようじたい簡易慣用字体‥クワン‥ 印刷標準字体に代えて、慣用上印刷活字として使用してもさしつかえないとされる字体。2000年に国語審議会が答申した「表外漢字字体表」で22字について指定。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐こうはんてつづき【簡易公判手続】🔗🔉

かんい‐こうはんてつづき簡易公判手続】 〔法〕被告人が公判の初めに有罪を認めた軽い罪の事件について定められた簡易な訴訟手続。証拠調べ手続が簡略化される。→アレインメント⇒かん‐い【簡易】

かんい‐さいばんしょ【簡易裁判所】🔗🔉

かんい‐さいばんしょ簡易裁判所】 軽微な民事・刑事事件を扱う第一審裁判所。1947年設置。2005年4月現在で全国に438カ所。略称、簡裁。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐さいばんしょ‐はんじ【簡易裁判所判事】🔗🔉

かんい‐さいばんしょ‐はんじ簡易裁判所判事】 簡易裁判所に置かれる裁判官。3年以上法律専門家としての経歴を有する者の中から任命される。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐しょうがっこう【簡易小学校】‥セウガクカウ🔗🔉

かんい‐しょうがっこう簡易小学校‥セウガクカウ 1886年(明治19)、4年制の尋常小学科の代用として設置された小学校。正式名称は小学簡易科。修業年限は3年以内、授業は1日2、3時間、経費は区町村負担。90年廃止。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐すいどう【簡易水道】‥ダウ🔗🔉

かんい‐すいどう簡易水道‥ダウ 人口5000人以下、101人以上を給水の対象とする小規模な上水道。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐せいめいほけん【簡易生命保険】🔗🔉

かんい‐せいめいほけん簡易生命保険】 日本郵政公社が行う生命保険。加入に当たり医師の審査を行わず、保険料は月掛・集金による払込みを原則とする。全国の郵便局で取り扱い、終身・定期・養老・家族・財形貯蓄・終身年金・定期年金・夫婦年金などがある。簡保。 ⇒かん‐い【簡易】

かんい‐たいか‐けんちくぶつ【簡易耐火建築物】‥クワ‥🔗🔉

かんい‐たいか‐けんちくぶつ簡易耐火建築物‥クワ‥ 耐火建築と木造建築の中間の建物。内部が木造で外壁が煉瓦造のものなど。→準耐火建築物⇒かん‐い【簡易】

かんい‐ゆうびんきょく【簡易郵便局】‥イウ‥🔗🔉

かんい‐ゆうびんきょく簡易郵便局‥イウ‥ 町村のような地方公共団体その他の非営利団体などが窓口事務を委託されて行う郵便局。 ⇒かん‐い【簡易】

かん‐えつ【簡閲】🔗🔉

かん‐えつ簡閲】 えらびしらべること。 ⇒かんえつ‐てんこ【簡閲点呼】

かんえつ‐てんこ【簡閲点呼】🔗🔉

かんえつ‐てんこ簡閲点呼】 軍が予備役・補充兵役などの下士官・兵を参集させ、点検・査閲すること。 ⇒かん‐えつ【簡閲】

かん‐けい【簡勁】🔗🔉

かん‐けい簡勁】 表現が簡潔で力がこもっていること。「―な筆致」

かん‐けつ【簡潔】🔗🔉

かん‐けつ簡潔】 表現が簡単で要領を得ていること。くだくだしくないこと。「―な文書」「―に述べる」

かん‐こ【簡古】🔗🔉

かん‐こ簡古】 簡単で古色をおびていること。

かん‐さい【簡裁】🔗🔉

かん‐さい簡裁】 簡易裁判所の略称。

かん‐さつ【簡札】🔗🔉

かん‐さつ簡札】 ①文字を書きしるすのに用いた竹や木の札。 ②かきもの。手紙。

かん‐しょう【簡捷】‥セフ🔗🔉

かん‐しょう簡捷‥セフ 簡単ですばやいこと。

かん‐せん【簡選】🔗🔉

かん‐せん簡選】 (「簡」も、えらぶ意)選ぶこと。また、選ばれた人。簡抜。簡択。

かん‐そ【簡素】🔗🔉

かん‐そ簡素】 むだをなくし質素なこと。「―な結婚式」「手続の―化」

かん‐そ【簡粗】🔗🔉

かん‐そ簡粗】 簡単で粗略なこと。「―な品」

かんたい‐じ【簡体字】🔗🔉

かんたい‐じ簡体字】 中華人民共和国の文字改革によって制定された、字体を簡略化した漢字。个(個)、书(書)、(電)、运(遠)など。簡化字。↔繁体字

かん‐たく【簡択】🔗🔉

かん‐たく簡択】 (「簡」は、えらぶ意)えらぶこと。簡選。簡抜。

かん‐たん【簡単・簡短】🔗🔉

かん‐たん簡単・簡短】 こみいっていないこと。てがるなこと。てみじか。「―な機械」「―に話す」「言うだけなら―だ」「―にはあきらめない」 ⇒かんたん‐ふく【簡単服】

かんたん‐ふく【簡単服】🔗🔉

かんたん‐ふく簡単服】 夏に用いる簡単なワンピース仕立ての婦人服。あっぱっぱ。 ⇒かん‐たん【簡単・簡短】

かん‐てんぎ【簡天儀】🔗🔉

かん‐てんぎ簡天儀】 江戸時代の天体観測器。渾天儀こんてんぎを簡易化したもの。元文(1736〜1741)年中に製作。

かん‐どく【簡牘】🔗🔉

かん‐どく簡牘】 (カントクとも。「簡」は竹札、「牘」は木札。紙のなかった時代に文字を書いたからいう) ①文書。書札。 ②手紙。書簡。 ⇒かんどく‐ぶん【簡牘文】

かんどく‐ぶん【簡牘文】🔗🔉

かんどく‐ぶん簡牘文】 手紙の文。日用文。書簡文。 ⇒かん‐どく【簡牘】

○簡にして要を得るかんにしてようをえる🔗🔉

○簡にして要を得るかんにしてようをえる 簡単ながら要領を得ている。 ⇒かん【簡】

かんの【簡野】🔗🔉

かんの簡野】 姓氏の一つ。 ⇒かんの‐どうめい【簡野道明】

かんの‐どうめい【簡野道明】‥ダウ‥🔗🔉

かんの‐どうめい簡野道明‥ダウ‥ (名はミチアキとも)漢学者。伊予出身。東京高師卒。東京女高師教授。のち中国に渡り、古書を研究。漢和辞書「字源」を編著。(1865〜1938) ⇒かんの【簡野】

かん‐ぱ【簡派】🔗🔉

かん‐ぱ簡派】 (「簡」は、えらぶ意)人材を選んで派遣すること。

かん‐ばつ【簡抜】🔗🔉

かん‐ばつ簡抜】 (「簡」は、えらぶ意)えらびぬくこと。よりぬくこと。

かん‐べん【簡便】🔗🔉

かん‐べん簡便】 簡単で便利なこと。「―な方法」

かん‐ぽ【簡保】🔗🔉

かん‐ぽ簡保】 簡易生命保険の略。

かん‐ぽう【簡法】‥パフ🔗🔉

かん‐ぽう簡法‥パフ 手軽な方法。簡便な方法。

かん‐ぼく【簡朴・簡樸】🔗🔉

かん‐ぼく簡朴・簡樸】 簡略で素朴なこと。手軽で飾りのないさま。簡素。

かん‐めい【簡明】🔗🔉

かん‐めい簡明】 簡単ではっきりしていること。簡単明瞭。「―に記す」「―な返答」

かん‐やく【簡約】🔗🔉

かん‐やく簡約】 簡単に要約すること。また、要点だけをとり、てみじかなこと。簡略。「講演を―にまとめる」「―英和辞典」

かん‐よう【簡要】‥エウ🔗🔉

かん‐よう簡要‥エウ 簡単で要領を得ていること。また、つづめた要点。

かん‐りゃく【簡略】🔗🔉

かん‐りゃく簡略】 こまかい所を略して簡単にすること。簡約。「―な説明」「―にする」「―化」

けん‐じゃく【簡択】‥ヂヤク🔗🔉

けん‐じゃく簡択‥ヂヤク えらぶこと。天草本金句集「―すべきなければ、眼界平らかなり」

ふだ【札・簡】🔗🔉

ふだ札・簡】 (フミイタ(文板)の転) ①ある目的のために必要な事項を書き記す小さい木片・紙片または金属片。大唐西域記長寛点「事を書しるす冊フタを伝ふ」。「荷―」「名―」 ②神仏の守り札。おふだ。 ③ある事を証明するもの。入場券・木戸札・手形・鑑札の類。「―を渡す」 ④立て札。高札。 ⑤カルタ・花札・トランプなどの一枚一枚。「―を配る」 ⑥近世、岡場所で娼家や検番に掲げておく芸娼妓の名札。 ⇒札が落ちる ⇒札が付く ⇒札削る

ふみた【札・簡】🔗🔉

ふみた札・簡】 (フミイタ(文板)の約)ふだ。〈日本霊異記訓釈〉

[漢]簡🔗🔉

 字形  筆順 〔竹部12画/18画/教育/2042・344A〕 〔音〕カン(漢) ケン(呉) 〔訓〕えらぶ [意味] ①文字を書くための(竹の)札。転じて、書きつけ。手紙。「竹簡・木簡・錯簡・書簡・断簡」 ②おおまか。てがる。「簡にして要を得た説明」「簡単・簡便・簡潔・繁簡」 ③えらび分ける。「簡約・簡抜・簡閲・料簡りょうけん」 [解字] 本字は。形声。「竹」+音符「閒」(=すきま)。一枚ずつすきまをあけて編んだ竹の札の意。 [下ツキ 貴簡・錯簡・残簡・手簡・書簡・尊簡・単簡・断簡・竹簡・繁簡・木簡・了簡・料簡

広辞苑で始まるの検索結果 1-48