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かさね【累】🔗🔉

かさね】 怪談の女主人公。下総国羽生はにゅう村の百姓与右衛門の妻。嫉妬深い醜婦で、夫に鬼怒川で殺害され、その怨念が一族に祟ったが、後に祐天上人の祈念で解脱したという。歌舞伎「伊達競阿国戯場だてくらべおくにかぶき」「法懸松成田利剣けさかけまつなりたのりけん」、浄瑠璃「薫樹めいぼく累物語」、清元「色彩間苅豆いろもようちょっとかりまめ」、三遊亭円朝の「真景累ヶ淵」などで有名。

るい【累】🔗🔉

るい】 わずらい。かかりあい。まきぞえ。「―を及ぼす」

るい‐か【累加】🔗🔉

るい‐か累加】 ①次々に加わること。次々に加えること。 ②〔数〕同じ数を次々に何回も加え合わせること。 ⇒るいか‐きろく【累加記録】

るい‐か【累家】🔗🔉

るい‐か累家】 代々続いてきた家。歴代の旧家。るいけ。

るいか‐きろく【累加記録】🔗🔉

るいか‐きろく累加記録】 〔教〕個々の児童・生徒に関する学習成績・特別活動・出席状況・健康状態などの継続的・全体的な記録。 ⇒るい‐か【累加】

るい‐きゅう【累及】‥キフ🔗🔉

るい‐きゅう累及‥キフ かかわりあいの及ぶこと。

るい‐け【累家】🔗🔉

るい‐け累家⇒るいか

るい‐けい【累計】🔗🔉

るい‐けい累計】 小計を順次加えて、合計を出すこと。また、その合計。「毎月の売上げを―する」

るい‐げつ【累月】🔗🔉

るい‐げつ累月】 月をかさねること。数カ月にわたること。連月。

るい‐げん【累減】🔗🔉

るい‐げん累減】 ①次々にへること。次々にへらすこと。 ②〔数〕ある数から同一の数を次々に減じて行くこと。 ⇒るいげん‐ぜい【累減税】

るい‐さ【累差】🔗🔉

るい‐さ累差】 計算や測定の際に累積した誤差。

るい‐ざ【累坐】🔗🔉

るい‐ざ累坐】 他人の罪にかかりあって罰せられること。まきぞえ。連座。

るい‐さい【累歳】🔗🔉

るい‐さい累歳】 年をかさねること。累年。連年。

るい‐さん【累算】🔗🔉

るい‐さん累算】 累計していくこと。しめ。

るい‐じ【累次】🔗🔉

るい‐じ累次】 ①かさなり続くこと。かさね続けること。「―の災害」 ②しばしば。たびたび。

るい‐しち【累七】🔗🔉

るい‐しち累七】 人の死後四十九日まで、7日ごとに追善供養すること。累七斎。

るい‐じつ【累日】🔗🔉

るい‐じつ累日】 日をかさねること。積日。連日。

るい‐じょ【累除】‥ヂヨ🔗🔉

るい‐じょ累除‥ヂヨ 〔数〕ある数を同一の数で次々に割って行くこと。

るい‐じょう【累乗】🔗🔉

るい‐じょう累乗】 〔数〕同一の数または文字を次々に掛け合わせること。回掛け合わせたものをaと表す。べき(羃)。 ⇒るいじょう‐こん【累乗根】

るいじょう‐こん【累乗根】🔗🔉

るいじょう‐こん累乗根を累乗してとなるとき、の累乗根といい、x√(aと表す。乗根。羃根べきこん⇒るい‐じょう【累乗】

るい‐しん【累進】🔗🔉

るい‐しん累進】 ①しきりに進みのぼること。次第に進みのぼること。 ②価格や数量の増加するのに従って比率が大きくなること。 ⇒るいしん‐ぜい【累進税】

るいしん‐ぜい【累進税】🔗🔉

るいしん‐ぜい累進税】 課税標準の増加に伴って、高い税率を適用する租税。所得税の類。↔逆進税。→比例税 ⇒るい‐しん【累進】

るい‐せ【累世】🔗🔉

るい‐せ累世】 世をかさねること。代々。世々。歴代。累代。るいせい。

るい‐せい【累世】🔗🔉

るい‐せい累世⇒るいせ

るい‐せき【累積】🔗🔉

るい‐せき累積】 かさなり積もること。かさね積むこと。たまって沢山になっていること。「―赤字」 ⇒るいせき‐さいむ【累積債務】 ⇒るいせき‐とうひょう【累積投票】 ⇒るいせき‐どすう【累積度数】 ⇒るいせき‐まく【累積膜】

るいせき‐さいむ【累積債務】🔗🔉

るいせき‐さいむ累積債務】 国際収支赤字国が外国から多額の資金を借り入れた結果、元利返済に難渋している対外債務。 ⇒るい‐せき【累積】

るいせき‐とうひょう【累積投票】‥ヘウ🔗🔉

るいせき‐とうひょう累積投票‥ヘウ 株式会社が同時に二人以上の取締役を株主総会で選任する場合、一株について選任すべき取締役の数だけの議決権を与え、それを特定の人に集中行使することを許す制度。多数派による取締役の独占を阻止するためのもの。1950年に採用されたが、74年以降は定款で排除できることとなった。 ⇒るい‐せき【累積】

るいせき‐どすう【累積度数】🔗🔉

るいせき‐どすう累積度数】 〔数〕度数分布において、ある数値以下の度数全体を加え合わせたもの。学級の身長の度数分布で、各身長ごとにそれ以下の度数(生徒数)の合計を指す類。 ⇒るい‐せき【累積】

るいせき‐まく【累積膜】🔗🔉

るいせき‐まく累積膜】 〔化〕液体表面上の単分子膜を金属やガラスなどに移しとり、何層も重ね合わせた超薄膜。分子が規則正しく配列し厚さも調節できるので、界面現象の研究に用いる。 ⇒るい‐せき【累積】

るい‐せん【累遷】🔗🔉

るい‐せん累遷】 しきりに官職がうつりすすむこと。累進。

るい‐そ【累祖】🔗🔉

るい‐そ累祖】 累代の祖先。代々の祖。

るい‐そう【累層】🔗🔉

るい‐そう累層】 地層を岩相に基づいて区分する単位。区分の境界は、岩相の急変または時間間隙の認められる所におく。層ともいう。

るい‐ぞう【累増】🔗🔉

るい‐ぞう累増】 かさなり増すこと。次第に増すこと。「借入金の―」

るい‐そん【累損】🔗🔉

るい‐そん累損】 累積損失のこと。過去何期間かの損失の繰越額の累計。

るい‐だい【累代】🔗🔉

るい‐だい累代】 (ルイタイとも)代をかさねること。代々。累世。宇津保物語忠乞「―に伝はれる帯なり」。「―の重恩」

るい‐ちょう【累朝】‥テウ🔗🔉

るい‐ちょう累朝‥テウ 累代の朝廷。代々の天子。歴朝。

るい‐ねん【累年】🔗🔉

るい‐ねん累年】 年をかさねること。連年。毎年。

るい‐はん【累犯】🔗🔉

るい‐はん累犯】 広義には、以前に罪を犯した者が再び罪を犯した場合をいうが、刑法ではこのうち刑を加重すべき原因となる犯罪の反復をいう。→再犯

るい‐や【累夜】🔗🔉

るい‐や累夜】 幾夜にもわたること。連夜。

るい‐よう【累葉】‥エフ🔗🔉

るい‐よう累葉‥エフ 代々。世々。累代。

るい‐らん【累卵】🔗🔉

るい‐らん累卵】 卵を積み重ねること。くずれやすく、きわめて危険な状態のたとえ。 ⇒累卵の危うき ○累卵の危うきるいらんのあやうき [史記范雎伝]積み上げた卵のように不安定で危険な状態。「―にある」 ⇒るい‐らん【累卵】

○累卵の危うきるいらんのあやうき🔗🔉

○累卵の危うきるいらんのあやうき [史記范雎伝]積み上げた卵のように不安定で危険な状態。「―にある」 ⇒るい‐らん【累卵】 るい‐りん類林】 ①同じ類を以て集めたもの。 ②類似の記事または類語・類句を集めた書物。 るい‐るい累累】 重なりあうさま。「死屍しし―」 るい‐るい累類】 親類。一族。狂言、釣狐「能う能う思へばきやつは某が為には―の命めいを取つた敵ぢや」 るい‐るい纍纍】 ①かさなるさま。つらなるさま。 ②志を得ないさま。また、元気なくうなだれるさま。疲れよわるさま。 るい‐れい類例】 似かよった例。類似の例。「他に―を見ない」 るい‐れき瘰癧】 頸部リンパ節の慢性腫脹で、結核性のもの。多くの大小結塊を生じ、初めは疼痛を感じないが、のち化膿して外方に潰破、膿汁を分泌するに至る。頸腺結核。 るい‐ろう羸老‥ラウ 老い衰えること。また、その人。

るい‐るい【累累】🔗🔉

るい‐るい累累】 重なりあうさま。「死屍しし―」

るい‐るい【累類】🔗🔉

るい‐るい累類】 親類。一族。狂言、釣狐「能う能う思へばきやつは某が為には―の命めいを取つた敵ぢや」

[漢]累🔗🔉

 〔田部6画〕 ⇒糸部

[漢]累🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部5画/11画/常用/4663・4E5F〕 〔音〕ルイ(呉)(漢) 〔訓〕かさなる・かさねる・わずらわす [意味] ①かさなる。つみかさねる。「累卵・累積・累計・累年・累犯・累累」 ②(次から次へと)かさねて。次第に。「累進・累増」 ③わずらわしい手数。かかりあい。まきぞえ。「累を他に及ぼす」「係累・煩累・連累」 [解字] [纍]が本字。形声。音符「畾るい」(=つみかさなる)+「糸」。糸をつなぎあわせるように、つぎつぎにかさなる意。現代中国語では「疲れる」の意にも用いる。

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