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しめ【締め】🔗🔉

しめ締め】 ①しめること。しめつけること。 ②数を合計すること。また、合計した高。乄。総計。花暦八笑人「たしか―は三百五六十でござりましたが」 ③決着。しめくくり。 ④手紙などの封じ目に記す「乄」の字。 ⑤たばねたものを数える語。半紙一締めは10束すなわち100帖、2000枚。

しめ‐あけ【締め明け】🔗🔉

しめ‐あけ締め明け】 音のしないように加減をしながら、障子・襖ふすまなどをそっと明けること。

しめ‐あ・げる【締め上げる】🔗🔉

しめ‐あ・げる締め上げる】 〔他下一〕 ①きつく締める。「帯をきゅっと―・げる」 ②管理や監督を強めて、気持のゆるみをなくす。「規則で―・げる」 ③厳しく追及する。

しめ‐き・る【締め切る】🔗🔉

しめ‐き・る締め切る】 〔他五〕 ①(「閉め切る」とも書く)完全にしめる。しめたままにする。「―・った部屋」 ②取扱いなどを、打ち切る。終結させる。結末をつける。「先着100名で―・る」

しめ‐ぐ【締め具】🔗🔉

しめ‐ぐ締め具】 物を締めつけて固定するための道具。

しめ‐くくり【締め括り】🔗🔉

しめ‐くくり締め括り】 しめくくること。結末。「―をつける」

しめ‐くく・る【締め括る】🔗🔉

しめ‐くく・る締め括る】 〔他五〕 ①束ねてしばる。 ②監督する。 ③まとまりをつける。結末をつける。「話を―・る」

しめ‐こ・む【締め込む】🔗🔉

しめ‐こ・む締め込む】 〔他五〕 ①帯・紐ひもなどを固く締める。転じて、身につける。懐中にしまいこむ。滑稽本、当世下手談義いまようへただんぎ「そこらに有る物かき集めて―・み」 ②物事をうまいぐあいに運ぶ。肉体関係を結ぶ。歌舞伎、大雑書伊勢白粉「ふふ最早―・うだか。えいえい女夫めおとにせう」 ③(「―・んだり」の形で)うまくいった、しめたの意。滑稽本、妙竹林話七偏人「自己おいらの家の家名いえなを付けた石塔があるから―・んだりとまず掃除をし」

しめ‐ころ・す【締め殺す・絞め殺す】🔗🔉

しめ‐ころ・す締め殺す・絞め殺す】 〔他五〕 のどをしめて殺す。絞殺する。

しめ‐さば【締め鯖】🔗🔉

しめ‐さば締め鯖】 サバを三枚におろして塩で締め、さらに酢で締めたもの。

しめ‐だか【締め高・乄高】🔗🔉

しめ‐だか締め高・乄高】 合計の高。総計の額。

しめ‐だ・す【締め出す】🔗🔉

しめ‐だ・す締め出す】 〔他五〕 ①人を外に追い出す。また、出た人を門戸を閉じて入らせない。「門限に遅れて―・される」 ②(比喩的に)ある範囲内に入れないようにする。「暴力団関係者を―・す」「外国製品を―・す動きがある」

しめ‐つ・ける【締め付ける】🔗🔉

しめ‐つ・ける締め付ける】 〔他下一〕[文]しめつ・く(下二) ①強く締める。固く結びつける。平家物語9「我が馬にかきのせ奉り、鞍の前輪に―・け」。「胸を―・けられる思いがする」 ②自由にできないようにして苦しい目にあわせる。圧迫する。束縛する。「金銭面で―・ける」

しめ‐て【締めて・乄て】🔗🔉

しめ‐て締めて・乄て】 合計して。都合つごう。浮世草子、好色万金丹「―廿七文のつけとどけぞや」

しめ‐なき【締め泣き】🔗🔉

しめ‐なき締め泣き】 声を立てまいと押さえて泣くこと。しのびなき。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「―に恨み口説くぞ」

し・める【締める・絞める】🔗🔉

し・める締める・絞める】 〔他下一〕[文]し・む(下二) ①固く結んだり、ねじったりして、ゆるまないようにする。平家物語9「鍬形打つたる甲の緒―・め」。日葡辞書「ナワ、また、ヲヲシムル」。「帯を―・める」「ボルトで―・める」「財布の紐を―・める」 ②しばったり押さえつけたりして、自由に動けないようにする。また、にぎりしめる。平家物語11「侍共二十余人白き直垂着て馬の上に―・めつけてぞ渡されける」。歌舞伎、景清「逢ひたかつたと母親が寄らんとすれど縛り縄、娘も共に―・め絡む血筋の縁の」。隆達節「手に手を―・めてほとほとと叩く我はそなたの小鼓か」 ③《絞》くびる。締め殺す。日葡辞書「ノドヲシムル」。「鶏を―・める」 ④しぼる。圧搾する。日葡辞書「アブラヲシムル」 ⑤(愛する人を)ぐっと抱く。契りを結ぶ。浮世草子、御前義経記「―・めて離れし身なりしを、また結びかへ行く旅の」 ⑥(「閉める」とも書く)閉じる。とざす。「雨戸を―・める」「店を―・める」 ⑦(「乄る」とも書く)合計する。よせ合わせる。歌舞伎、助六所縁江戸桜「いかさま―・めて三百ぐらゐ、四百とはモウ出せぬわえ」。「売上げを―・める」 ⑧決着をつける。まとめる。しめくくる。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「胸中残さずうち明けて評議を―・めん」 ⑨物事が決着したのを祝って皆で手を打つ。歌舞伎、暫「尋ぬる名笛取り戻し、顔見世の祝儀ひとつ―・めようか」 ⑩ゆるんでいるのをひきしめる。緊張させる。申楽談儀「―・めつくくめつせられし、更に及びがたし」。「気持を―・めて事に当たる」「クラスの気風を―・める」 ⑪とっちめる。こらしめる。また、打ちのめす。浮世風呂2「今度おめへが江戸詞を笑つたら一番―・めてやらうと思つて」。「ちと―・めてやろう」 ⑫節約する。倹約する。「経費を―・める」 ⑬刺身・なますなどで、塩をふりかけたり酢になじませたりして肉をひきしめる。「鯖さばを酢で―・める」 ◇「絞」は、からだの一部を強く圧迫して息ができないようにしたり、殺したりする意の場合にもっぱら使う。

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