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かん‐かん【緩緩】クワンクワン🔗🔉

かん‐かん緩緩クワンクワン ゆるやかなさま。いそがぬさま。太平記10「―の沙汰を致さば」

かん‐きゅう【緩急】クワンキフ🔗🔉

かん‐きゅう緩急クワンキフ ①ゆるやかなことときびしいこと。遅いことと速いこと。「―よろしきを得る」 ②(「緩」は語調を整える語)急なこと。危急の場合。まさかの場合。「一旦―あれば」 ⇒かんきゅう‐きごう【緩急記号】 ⇒かんきゅう‐じざい【緩急自在】 ⇒かんきゅう‐しゃ【緩急車】

かん‐きゅう【緩球】クワンキウ🔗🔉

かん‐きゅう緩球クワンキウ 野球で、打者のタイミングをはずすゆるい投球。スローボール。

かんきゅう‐きごう【緩急記号】クワンキフ‥ガウ🔗🔉

かんきゅう‐きごう緩急記号クワンキフ‥ガウ 〔音〕速度標語のうち、速度の変更を指示する記号。リタルダンドなど。 ⇒かん‐きゅう【緩急】

かんきゅう‐じざい【緩急自在】クワンキフ‥🔗🔉

かんきゅう‐じざい緩急自在クワンキフ‥ ゆるめたりひきしめたり、どのようにでも操れること。「―の投球」 ⇒かん‐きゅう【緩急】

かんきゅう‐しゃ【緩急車】クワンキフ‥🔗🔉

かんきゅう‐しゃ緩急車クワンキフ‥ 客車および貨車のうち、運転中に常用するブレーキ装置と留置中の転動を防止するブレーキ装置を備えたもの。 ⇒かん‐きゅう【緩急】

かん‐きょう【緩頬】クワンケフ🔗🔉

かん‐きょう緩頬クワンケフ ①顔色をやわらげること。また、顔色をやわらげておだやかに話すこと。婉曲に話すこと。 ②「緩頬を煩わす」の略。 ⇒緩頬を煩わす

○緩頬を煩わすかんきょうをわずらわす🔗🔉

○緩頬を煩わすかんきょうをわずらわす 自分のことをそれとなく他の人に話してもらう。 ⇒かん‐きょう【緩頬】 かん‐きょく奸曲・姦曲】 わるだくみのあること。 かん‐きょく寒極】 地球上で最低気温を記録したところ。北半球では東シベリアのオイミャコン(セ氏マイナス67.7度)、南半球では南極大陸のヴォストーク基地(セ氏マイナス88.3度)。 かんきょのとも閑居友】 (カンゴノトモとも)説話集。著者はおそらく慶政上人。2巻。1222年(貞応1)成立。仏教的説話32編を収める。平家物語の「大原御幸」は本書による。 かん‐きり缶切りクワン‥ 缶詰を切り開くのに用いる道具。 かんき‐りんれつ寒気】 冬の寒さが非常に厳しいこと。 ⇒かん‐き【寒気】

かん‐げざい【緩下剤】クワン‥🔗🔉

かん‐げざい緩下剤クワン‥ 中程度の強さの下剤。すなわち内服して糞便を粥かゆ状に軟らかくし、度々排泄させる下剤。↔峻しゅん下剤

かん‐こう【緩行】クワンカウ🔗🔉

かん‐こう緩行クワンカウ ゆっくり進むこと。鉄道では、各駅停車のこと。↔急行

かん‐こう【緩効】クワンカウ🔗🔉

かん‐こう緩効クワンカウ 効き目が緩やかなこと。少しずつ効果のあらわれること。遅効。 ⇒かんこうせい‐ひりょう【緩効性肥料】

かんこうせい‐ひりょう【緩効性肥料】クワンカウ‥レウ🔗🔉

かんこうせい‐ひりょう緩効性肥料クワンカウ‥レウ 化学肥料の一種。ゆっくりと効果が現れるよう、水に溶け難いか、微生物に分解され難いような性質をもたせたもの。窒素肥料が多く、利用率の向上、施肥回数の節減などに有効。↔速効性肥料 ⇒かん‐こう【緩効】

かん‐しゃ【緩射】クワン‥🔗🔉

かん‐しゃ緩射クワン‥ 火砲などを間をおいて発射すること。

かん‐しゃ【緩斜】クワン‥🔗🔉

かん‐しゃ緩斜クワン‥ ゆるやかな傾斜。↔急斜

かん‐しゅ【緩手】クワン‥🔗🔉

かん‐しゅ緩手クワン‥ 囲碁・将棋など勝負事で勝ちを遅らせる、ゆるい手。緩着かんちゃく

かん‐じょ【緩徐】クワン‥🔗🔉

かん‐じょ緩徐クワン‥ ゆるやかでおもむろなこと。

かん‐じょ【緩舒】クワン‥🔗🔉

かん‐じょ緩舒クワン‥ ゆるやかなこと。

かん‐じょう【緩声】クワンジヤウ🔗🔉

かん‐じょう緩声クワンジヤウ ①ゆるやかな声。のどかな調子。 ②楽府がふの雑曲の名。

かんしょう‐えき【緩衝液】クワン‥🔗🔉

かんしょう‐えき緩衝液クワン‥ 酸またはアルカリを加えても、水素イオン濃度の変化を微小にとどめることができる溶液。弱酸とその塩との混合溶液など。緩衝溶液。バッファー。 ⇒かん‐しょう【緩衝】

かんしょう‐き【緩衝器】クワン‥🔗🔉

かんしょう‐き緩衝器クワン‥ 鉄道車両・自動車などの、車両の前後両端部に取り付けた緩衝装置。バンパー。 ⇒かん‐しょう【緩衝】

かんしょう‐こく【緩衝国】クワン‥🔗🔉

かんしょう‐こく緩衝国クワン‥ (buffer state)相接する強国間に横たわり、摩擦や衝突を緩和する地位にある小国。ドイツ・フランス間のルクセンブルク・スイス、かつてのイギリス・フランス植民地間のタイなどは緩衝国。 ⇒かん‐しょう【緩衝】

かんしょう‐ざいこ【緩衝在庫】クワン‥🔗🔉

かんしょう‐ざいこ緩衝在庫クワン‥ (buffer stock)一次産品価格の安定を目的に、国際商品協定の加盟国が拠出した基金により保有される商品在庫。価格下落時に買い増し、価格高騰時に放出する。 ⇒かん‐しょう【緩衝】

かんしょう‐そうち【緩衝装置】クワン‥サウ‥🔗🔉

かんしょう‐そうち緩衝装置クワン‥サウ‥ 一般に機械・機構において急激な衝撃を緩和する装置。バッファー。→緩衝器⇒かん‐しょう【緩衝】

かんしょう‐ちたい【緩衝地帯】クワン‥🔗🔉

かんしょう‐ちたい緩衝地帯クワン‥ (buffer zone)対立する2国または数国の衝突を緩和するために設けた中立地帯。 ⇒かん‐しょう【緩衝】

かんせん‐ざい【緩染剤】クワン‥🔗🔉

かんせん‐ざい緩染剤クワン‥ 染色において、染料の繊維に対する親和力を緩慢に均等にし、浸透と染着とをよくする目的の薬剤。絹染色における酢酸アンモニウム絹練廃液、羊毛染色における硫酸ナトリウムの類。

かんそく‐ろか【緩速濾過】クワン‥クワ🔗🔉

かんそく‐ろか緩速濾過クワン‥クワ 浄水処理における濾過方法の一種。砂層を用い、1日4〜5メートルの速度で濾過する。砂層表面の微生物の作用により、微粒子の捕捉や溶解性有機物の吸着・酸化が行われる。→急速濾過

かん‐たい【緩怠】クワン‥🔗🔉

かん‐たい緩怠クワン‥ ①怠ること。なおざりにすること。遅滞。保元物語「清盛すでに叔父を誅す、何ぞ―せしめん」 ②過失。手落ち。過怠。浄瑠璃、傾城酒呑童子「今死ぬる人見舞に行つたとて、咎、―になるならば」 ③不作法。不届き。歌舞伎、毛抜「お勅使へ向つて―な」

かん‐たい【緩帯】クワン‥🔗🔉

かん‐たい緩帯クワン‥ 帯をゆるく結ぶこと。くつろいだ衣服の着方。

かん‐ちゃく【緩着】クワン‥🔗🔉

かん‐ちゃく緩着クワン‥ 囲碁・将棋などで、局面にひびかない、ぬるい手。緩手。

かん‐ぽ【寛歩・緩歩】クワン‥🔗🔉

かん‐ぽ寛歩・緩歩クワン‥ ゆっくり歩くこと。笈の小文「―駕にかへ、晩食肉よりも甘し」 ⇒かんぽ‐どうぶつ【緩歩動物】

かんぽ‐どうぶつ【緩歩動物】クワン‥🔗🔉

かんぽ‐どうぶつ緩歩動物クワン‥ 無脊椎動物の一門。世界に約1000種。体長約1ミリメートル以下。体は頭部と4胴節から成り、各胴節には短い足が一対ある。生息域は水陸に広い。陸上種の一部は乾燥すると休眠し、温度などの環境変化に強くなる。10年以上経っても水分を与えると再び活動を始める。クマムシ類。 ⇒かん‐ぽ【寛歩・緩歩】

かん‐まん【緩慢】クワン‥🔗🔉

かん‐まん緩慢クワン‥ ①きびしくないこと。ゆるやかなこと。「―な動作」 ②処置が手ぬるいこと。「―な規制」

かん‐りゅう【緩流】クワンリウ🔗🔉

かん‐りゅう緩流クワンリウ ゆるやかに流れること。また、その流れ。

かん‐わ【緩和】クワン‥🔗🔉

かん‐わ緩和クワン‥ きびしい状態がやわらぐこと。また、ゆるめたり、やわらげたりすること。「緊張―」「制限を―する」 ⇒かんわ‐ケア【緩和ケア】 ⇒かんわ‐げんしょう【緩和現象】 ⇒かんわ‐せいさく【緩和政策】

かんわ‐ケア【緩和ケア】クワン‥🔗🔉

かんわ‐ケア緩和ケアクワン‥ 治癒を目的とした治療が有効でなくなった患者とその家族に対して行う医療。痛みなどを軽減し、心理面・社会面・精神面の支援により患者および家族のQOLの向上を図る。 ⇒かん‐わ【緩和】

かんわ‐げんしょう【緩和現象】クワン‥シヤウ🔗🔉

かんわ‐げんしょう緩和現象クワン‥シヤウ 〔理〕外力によって平衡からずれた状態から平衡状態に到達する間に、観察される現象。途中の変化は時間の指数関数で表され、現象の遅速を緩和時間という量で特徴づける。 ⇒かん‐わ【緩和】

かんわ‐せいさく【緩和政策】クワン‥🔗🔉

かんわ‐せいさく緩和政策クワン‥ (→)宥和ゆうわ政策に同じ。 ⇒かん‐わ【緩和】

なる・い【緩い】🔗🔉

なる・い緩い】 〔形〕[文]なる・し(ク) なだらかである。おだやかである。また、はきはきしない。滑稽本、続膝栗毛「―・くいふとつきあがつて」

ぬる‐び【微温火・緩火】🔗🔉

ぬる‐び微温火・緩火】 火気の弱い火。とろび。

ゆっくり【緩】🔗🔉

ゆっくり】 ①動作・運動が時間をかけて行われるさま。急がないさま。「―と歩く」 ②時間・空間・気持などに余裕があるさま。「五人は―座れる」「どうぞ、ご―」 ⇒ゆっくり‐じしん【ゆっくり地震】

ゆら・し【緩し】🔗🔉

ゆら・し緩し】 〔形ク〕 ゆるい。寛大である。古事記「大君の心をゆらみ」

ゆる【緩】🔗🔉

ゆる】 ゆるやかなさま。ゆったりしているさま。源氏物語若菜上「琴の緒もいと―に張りて」

ゆる・い【緩い】🔗🔉

ゆる・い緩い】 〔形〕[文]ゆる・し(ク) ①ゆるやかで、たるみや隙間がある。締める力が十分でない。栄華物語楚王夢「御髪のいとこちたう多かるをいと―・う結はせ給ひて」。発心集「心―・くして懈怠ならん人」。「靴が―・くてすぐ脱げる」 ②勢いが弱い。枕草子197「三月ばかりの夕暮に―・く吹きたるあま風」 ③急速でない。ゆっくりしている。のろい。徒然草「速にすべき事を―・くし、―・くすべき事をいそぎて、過にしことのくやしきなり」。「―・い球を投げる」 ④寛大である。きびしくない。徒然草「―・くして軟らかなる時は一毛も損ぜず」。「取締りが―・い」 ⑤(「―・くないの」の形で、北海道・東北地方で)楽でない。容易ではない。 ⑥濃さの度合が小さい。水分を含んで軟らかい。「―・い糊」「便が―・い」 ⑦勾配・傾斜・曲線などがなだらかである。「―・い上り坂」「―・いカーブ」

ゆる‐か【緩か】🔗🔉

ゆる‐か緩か】 ゆるやか。ゆるいさま。夫木和歌抄1「真木の戸を明くれば春やいそぐらん袂にさえし風―なり」

ゆる‐かし・い【緩かしい】🔗🔉

ゆる‐かし・い緩かしい】 〔形〕[文]ゆるか・し(シク) おだやかである。のんびりしている。浄瑠璃、義経千本桜「かく―・しきお暮しなら」

ゆる・く【緩く】🔗🔉

ゆる・く緩く】 〔自下二〕 ゆるくなる。とける。くつろぐ。類聚名義抄「釈、ユルケタリ」

ゆる‐け・し【緩けし】🔗🔉

ゆる‐け・し緩けし】 〔形ク〕 (「けし」は接尾語)ゆるい。堀河百首「朝まだき―・き風のけしきにて」

ゆる・し【緩し】🔗🔉

ゆる・し緩し】 〔形ク〕 ⇒ゆるい

ゆるび【緩び】🔗🔉

ゆるび緩び】 (古くは清音)ゆるむこと。ゆるんだもの。ゆるみ。蜻蛉日記「心―なく」

ゆる・ぶ【緩ぶ・弛ぶ】🔗🔉

ゆる・ぶ緩ぶ・弛ぶ】 (古くユルフと清音) [一]〔自四〕 ①しまりがゆるくなる。ゆるむ。たるむ。万葉集13「みづ垣の久しき時ゆ恋すれば吾が帯―・ふ朝夕あさよい毎に」。源氏物語初音「―・べる緒整へさせ給ひなどす」 ②氷などが溶ける。枕草子90「うは氷あはにむすべる紐なればかざす日かげに―・ぶばかりを」 ③おおらかで寛大な心になる。ゆとりができる。源氏物語「おぼし沈みつる年頃の名残なき御有様にて心―・び給ふ事多かるに」 ④気分にゆるみができる。油断する。万葉集17「心には―・ふことなく須加の山すかなくのみや恋ひ渡りなむ」。源氏物語末摘花「心やすき独寝の床にて―・びにけり」 ⑤(寒さなどの)きびしさがやわらぐ。枕草子1「昼になりてぬるく―・びもて行けば」 [二]〔他下二〕 ①しまりをゆるくする。たるむようにする。万葉集12「梓弓引きみ―・へみ念ひみて既に心は寄りにしものを」 ②きびしさを緩和する。おだやかにする。寛大にする。源氏物語「少し―・べ給へや。大将に聞ゆべき事あり」。源氏物語帚木「あまりむげにうち―・べ見放ちたるも心やすくらうたきやうなれど、おのづからかろき方にぞ覚え侍るかし」

ゆる‐ふん【緩褌】🔗🔉

ゆる‐ふん緩褌】 (「ふん」は「ふんどし」の略) ①ふんどしの締め方がゆるいこと。また、締めたふんどしがゆるむこと。 ②転じて、気がゆるんでいること。

ゆるま・る【緩まる・弛まる】🔗🔉

ゆるま・る緩まる・弛まる】 〔自五〕 ①ゆるくなる。ゆるむ。沼田根元記「笠の緒―・り候」 ②やわらぐ。なごむ。寛大になる。日葡辞書「ココロノユルマル」。詞葉新雅「気が―・る。息延ぶ」。「制限が―・る」

ゆるみ【緩み・弛み】🔗🔉

ゆるみ緩み・弛み】 ゆるむこと。ゆるんだ度合。ゆるび。「気の―」

ゆる・む【緩む・弛む】🔗🔉

ゆる・む緩む・弛む】 [一]〔自五〕 (「ゆるぶ」(四)の転) ①しまる力が弱くなる。しまりがゆるくなる。たるむ。日葡辞書「ユルム。即ち、ユルマル」。「―・んだ紐を締め直す」 ②緊張がとける。油断する。「気が―・む」 ③きびしさが緩和する。寛大になる。「警戒が―・む」「寒さが―・む」 ④固まったものが水分を含んだりして軟らかくなる。「地盤が―・む」「便が―・む」 [二]〔他下二〕 ⇒ゆるめる(下一)

ゆる・める【緩める・弛める】🔗🔉

ゆる・める緩める・弛める】 〔他下一〕[文]ゆる・む(下二) (「ゆるぶ」(下二)の転) ①しめつける力を弱くする。ゆるくする。たるませる。狂言、瓜盗人「身どもが綱を引いて、又―・めたによつて、この杖で打つたものであらう」。「手綱を―・める」 ②緊張をとく。心をゆったりさせる。日葡辞書「ココロヲユルムル」。「気を―・める」 ③きびしさを緩和する。寛大にする。和英語林集成初版「ツミヲユルメル」。「取締りを―・める」 ④速度・勢い・固さなどの度合を弱くする。「スピードを―・める」「固い糊を水で―・める」

ゆる‐やか【緩やか】🔗🔉

ゆる‐やか緩やか】 ①ゆるいさま。ゆとりのあるさま。「―な袖付け」 ②傾斜が急でないさま。なだらか。「―なのぼり坂」 ③動きなどがゆっくりしているさま。「―な社会の変化」 ④きびしくないさま。寛大なさま。「規律が―だ」

ゆる‐ゆる【緩る緩る】🔗🔉

ゆる‐ゆる緩る緩る】 ①いそがないさま。徐々。枕草子32「網代ははしらせたる。…―と久しくゆくはいとわろし」。「列が―と進む」 ②くつろいださま。のびのび。らくらく。源氏物語行幸「桜の下襲したがさねいと長う尻引きて―と殊更びたる御もてなし」。日葡辞書「ユルユルトゴザレ」 ③柔らかになるさま。ゆるくなるさま。沙石集8「かの堅かりける物―となりて、あとかたなくとけて失せにけり」。「ズボンが―になる」 ④穏やかなさま。ゆったり。日葡辞書「ココロノユルユルトシタヒトヂャ」

ゆる‐らか【緩らか】🔗🔉

ゆる‐らか緩らか】 ①ゆるいさま。ゆとりのあるさま。ゆるやか。ゆるるか。源氏物語若紫「髪―にいと長く」 ②ゆっくりしたさま。源氏物語賢木「―にうち誦したるを」

ゆるり‐と【緩りと】🔗🔉

ゆるり‐と緩りと】 〔副〕 ①いそがずに。ゆるゆる。ゆっくり。狂言、萩大名「とてものことに―居て見よう、床机をくれい」 ②くつろいで。おちついて。日葡辞書「ユルリトゴザレ」。「ご―お過ごし下さい」

ゆる‐るか【緩るか】🔗🔉

ゆる‐るか緩るか(→)「ゆるらか」に同じ。

[漢]緩🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部9画/15画/常用/2043・344B〕 [] 字形 〔糸部9画/15画〕 〔音〕カン〈クヮン〉(漢) 〔訓〕ゆるい・ゆるやか・ゆるむ・ゆるめる [意味] ゆるい。ゆるやか。きびしくない。ゆったりしている。ゆるめる。(対)急。「緩和・緩衝・弛緩しかん・緩下剤」 [解字] 形声。「糸」+音符「爰」(=ゆとりをおく)。ひもの結び目がゆるい意。

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