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きょう‐きん【胸襟】🔗⭐🔉
きょう‐きん【胸襟】
①胸とえり。
②胸。胸のうち。
⇒胸襟を開く
○胸襟を開くきょうきんをひらく🔗⭐🔉
○胸襟を開くきょうきんをひらく
心中をうちあける。「胸襟を開いて語り合う」
⇒きょう‐きん【胸襟】
きょう‐く【狂句】キヤウ‥
おどけた句。滑稽な句。連歌の無心の句や俳諧の風狂の句。また、川柳、特に文化・文政(1804〜1830)以後の、知的遊戯に堕した川柳をいう。
きょう‐く【恐懼】
①恐れかしこまること。「―感激」
②朝廷から勘気を蒙り、出仕を停められ、籠居・謹慎すること。本朝世紀「件人等、去る五日の行幸に参仕せず―すべし」
③候文そうろうぶんの書簡の末尾に用いて敬意を表す語。「―再拝」「―謹言」
きょう‐く【教区】ケウ‥
宗門の布教の便宜上または監督上設けた区域。
きょう‐く【鏡矩】キヤウ‥
(→)矩鏡に同じ。
きょう‐ぐ【凶具・兇具】
(→)凶器に同じ。
きょう‐ぐ【狂愚】キヤウ‥
気違いじみて愚かなこと。
きょう‐ぐ【供具】
神仏または賓客などに飲食を供する具。また、そなえもの。
きょう‐ぐ【教具】ケウ‥
教授・学習を効果的に行うために用いられる道具・機器。黒板・掛図・標本・模型やテレビ・ビデオ・パソコンなど。
きょう‐ぐう【僑寓】ケウ‥
仮の住居。僑居。
きょう‐ぐう【境遇】キヤウ‥
生活していく上での、その人の環境や立場。身の上。まわりあわせ。境涯。「恵まれた―」
きょう‐くだり【京下り】キヤウ‥
京都から地方へ行くこと。↔京上り
きょう‐くつ【敬屈】キヤウ‥
身をかがめて敬礼すること。源平盛衰記1「馬より下りて―すれば」
きょう‐くよう【経供養】キヤウ‥ヤウ
経文を書写した際に行う仏事。
ぎょう‐くらべ【行比べ】ギヤウ‥
僧・修験者などが行力ぎょうりきをくらべあうこと。謡曲、車僧「いざ車僧、―せん」
きょう‐ぐる【京ぐる】キヤウ‥
女の髪の結い方。京風のぐるぐるわげ。頭上にぐるぐると二巻き巻いて髱たぼを出したもの。茶屋の女房など、年増が結った。通言総籬つうげんそうまがき「女房おふぢ…かみは―」
きょう‐くん【教訓】ケウ‥
教えさとすこと。また、その言葉。源平盛衰記6「嘆き―し給ふ」。「―を生かす」
きょうくんしょう【教訓抄】ケウ‥セウ
楽書。唐楽舞師の狛近真こまちかざね(1177〜1242)著。10巻。1233年(天福1)成る。古来の楽曲・楽器の由来や奏法を集める。「続教訓抄」15巻は狛朝葛こまともくずの著。
きょう‐け【京家】キヤウ‥
①公卿の家。公家くげ。源平盛衰記23「―の者共なれば」
②京都の人(または家)。浄瑠璃、源平布引滝「―の奥方、石山詣の御下向」
③藤原氏四家の一つ。祖は不比等ふひとの第4子、左京大夫麻呂。
きょう‐け【教化】ケウ‥
(キョウゲとも)〔仏〕
①衆生しゅじょうを仏道へと教え導くこと。
②法要に際して歌う仏教歌謡。
ぎょう‐け【行化】ギヤウ‥
〔仏〕
①修行と教化。また、教化を行うこと。
②遊行ゆぎょうして教化すること。
きょう‐けい【恭敬】
つつしみうやまうこと。
きょう‐けい【鏡径】キヤウ‥
球面鏡の口径。
ぎょう‐けい【行刑】ギヤウ‥
自由刑を執行すること。
⇒ぎょうけい‐かん【行刑官】
⇒ぎょうけい‐るいしんしょぐう‐れい【行刑累進処遇令】
ぎょう‐けい【行啓】ギヤウ‥
太皇太后・皇太后・皇后・皇太子・皇太子妃などが外出すること。→行幸
ぎょう‐けい【暁鶏】ゲウ‥
夜明けを告げる鶏。また、その時刻。晨鶏しんけい。
ぎょうけい‐かん【行刑官】ギヤウ‥クワン
刑務官の旧称。
⇒ぎょう‐けい【行刑】
ぎょうけい‐るいしんしょぐう‐れい【行刑累進処遇令】ギヤウ‥
受刑者の改悛かいしゅんを促し、その改善の程度に応じて処遇を緩和し、次第に社会生活に適応させることを目的とする1933年の司法省令。
⇒ぎょう‐けい【行刑】
きょう‐げき【京劇】キヤウ‥
中国の代表的古典劇。俳優の歌唱を中心に、様式化された仕草や台詞せりふ、派手な立回り、にぎやかで変化に富む鳴物を伴う音楽劇。清代、北京に始まる。京戯。けいげき。
きょう‐げき【挟撃・夾撃】ケフ‥
両方からはさみ撃つこと。はさみうち。「前後から―する」
きょう‐げき【徼撃】ケウ‥
むかえうつこと。迎撃。邀撃ようげき。
きょう‐げき【矯激】ケウ‥
言動が度はずれて過激なこと。「―な言動」「―の振舞い」
きょう‐けち【夾纈】ケフ‥
①古代の染色法の一つ。(→)板締いたじめに同じ。
②⇒こうけち
きょう‐けつ【供血】
輸血用に血液を提供すること。
きょう‐けつ【皎潔】ケウ‥
(コウケツとも)白くきよいこと。けがれのないこと。
きょう‐けつ【竅穴】ケウ‥
(「竅」は穴と同義)あな。すきま。
ぎょう‐けつ【凝血】
血液が凝固すること。また、その凝固した血液。→血餅けっぺい
ぎょう‐けつ【凝結】
①こり固まること。
②〔理〕(→)凝縮2に同じ。
③〔化〕(coagulation)コロイド粒子が集まって大きな粒子となり沈殿する現象。疎水コロイドは少量の電解質の添加により凝結する。凝析。
⇒ぎょうけつ‐かく【凝結核】
ぎょう‐げつ【暁月】ゲウ‥
夜明けに残る月。
ぎょうけつ‐かく【凝結核】
①大気中に浮遊する液体または固体の微粒子(エアロゾル)で、水蒸気が凝結して水滴を作る時の核となるもの。燃焼生成物・粘土粒子・海塩粒子など。
②一般に、気相内部で液滴が凝結するときの核になる物質。
⇒ぎょう‐けつ【凝結】
きょうげ‐べつでん【教外別伝】ケウ‥
禅宗で、仏の悟りは経文に説かれるのではなく、心から心に直接伝えられることをいう。→不立文字ふりゅうもんじ
きょう‐けん【凶険・兇険】
心の荒々しくけわしいこと。
きょう‐けん【凶歉】
農作物の出来が非常に悪いこと。はなはだしい不作。凶荒。
きょう‐けん【狂犬】キヤウ‥
狂犬病にかかって、人畜にかみつく犬。
⇒きょうけん‐びょう【狂犬病】
きょう‐けん【狂狷】キヤウ‥
[論語子路]理想に走り、かたくななこと。
きょう‐けん【恭倹】
人に対してうやうやしく、自分の行いは慎み深いこと。「―己おのれを持す」
きょう‐けん【恭謙】
慎み深く、へりくだっていること。
きょう‐けん【強肩】キヤウ‥
肩の力が強いこと。投球力がすぐれていること。「―の外野手」
きょう‐けん【強健】キヤウ‥
からだが丈夫で強いこと。「身体―」
きょう‐けん【強権】キヤウ‥
強い権力。特に、国家の司法・行政上の強力な権力。
⇒きょうけん‐たいせい【強権体制】
⇒きょうけん‐はつどう【強権発動】
きょう‐けん【教権】ケウ‥
①教師が生徒を教導する権限。
②宗教上の権力。特にカトリックで、教皇または教会の権力。
きょう‐けん【驕蹇】ケウ‥
たかぶりほしいままなこと。
きょう‐げん【狂言】キヤウ‥
①道理にかなわない言葉。正法眼蔵礼拝得髄「仏法を知らざる痴人の―なり」
②戯れに言う言葉。ざれごと。沙石集3「誠ある人も聞ゆるに、―はばかりあるにや」
③科白せりふと劇的行動を伴う芸能。歌舞中心の能・踊などに対する。例外に壬生みぶ狂言のような無言劇もある。
㋐能狂言。猿楽の笑いの要素を洗練した科白せりふ劇。鎌倉・室町時代に主要な芸能となり、江戸初期に大蔵流・鷺流・和泉流が確立。幕府の式楽として能とともに一日の番組に組み入れて演ぜられた。
㋑歌舞伎狂言。歌舞伎劇の演目。また、劇そのもの。本来は初期の歌舞伎踊に対して劇的な演目を指した。
④うそのことを仕組んで人をだます行為。「―強盗」
⇒きょうげん‐うたい【狂言謡】
⇒きょうげん‐かた【狂言方】
⇒きょうげん‐き【狂言記】
⇒きょうげん‐きご【狂言綺語】
⇒きょうげん‐ざ【狂言座】
⇒きょうげん‐さくしゃ【狂言作者】
⇒きょうげん‐し【狂言師】
⇒きょうげん‐じょうるり【狂言浄瑠璃】
⇒きょうげん‐ばかま【狂言袴】
⇒きょうげん‐ばしら【狂言柱】
⇒きょうげん‐ぼん【狂言本】
⇒きょうげん‐まく【狂言幕】
⇒きょうげん‐まわし【狂言回し】
⇒きょうげん‐めん【狂言面】
⇒きょうげん‐やくしゃ【狂言役者】
きょう‐げん【郷原・郷愿】キヤウ‥
(「愿」は、すなおなこと)善良を装い、郷中の好評を得ようとつとめる小人。
⇒郷原は徳の賊
きょう‐げん【嬌言】ケウ‥
なまめいたことば。嬌語。
きょう‐げん【興言】
興に乗じて言うこと。また、座興に言う語。大鏡道兼「―しあそびて、つゆ嘆かせ給はざりけり」
⇒きょうげん‐りこう【興言利口】
きょうげん‐うたい【狂言謡】キヤウ‥ウタヒ
狂言に用いる謡。能の一節を借用してそのまま謡うもの、能の謡を模した節付けのもの、狂言独自の節付けのものなどがある。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐かた【狂言方】キヤウ‥
①能役者のうち狂言・能の中のアイ、翁の三番叟と風流を務める者。大蔵流・和泉流が現存、鷺流は明治年間に廃絶。
②歌舞伎の狂言作者の下級者。書抜きを作り、幕の開閉の拍子木を打つなど演出事務に当たる。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐き【狂言記】キヤウ‥
狂言の詞章を集録した書。1660年(万治3)から刊行され、絵入の角書つのがきがある。狂言記・続狂言記・狂言記拾遺・狂言記外五十番の4種があり、曲数は合わせて200番。近世初期に上方かみがたで活躍した町風まちふう群小流派の台本に拠ったものらしく、読み物として広まった。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐きご【狂言綺語】キヤウ‥
(キョウゲンキギョとも)道理にあわない言と巧みに飾った語。小説・物語または歌舞音曲などをおとしめていう。平家物語3「願はくは今生世俗文字の業、―の誤りをもつてといふ朗詠をして」。(書名別項)
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげんきご【狂言綺語】キヤウ‥
滑稽本。式亭三馬作。2冊。1804年(文化1)刊。主に商品広告文を蒐集。
きょうげん‐ざ【狂言座】キヤウ‥
①能舞台で、橋掛りが後座あとざに接続する部分の奥まった位置。間あい狂言役の着座する所。間座あいざ。→能舞台(図)。
②歌舞伎芝居の劇場。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐さくしゃ【狂言作者】キヤウ‥
歌舞伎狂言を作る人。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐し【狂言師】キヤウ‥
①狂言を演ずる役者。→狂言方。
②江戸時代、幕府や大名の奥向に出て歌舞伎狂言を演じた踊りの女師匠。お狂言師。
③たくらんで他人をだます人。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐じょうるり【狂言浄瑠璃】キヤウ‥ジヤウ‥
①歌舞伎狂言中のある場面に常磐津・清元などの浄瑠璃を伴うもの。
②浄瑠璃を地とする所作事しょさごと。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうけん‐たいせい【強権体制】キヤウ‥
少数エリートが、暴力装置の掌握を背景に国家権力を行使する政治体制。第三世界に多発した軍事政権はその典型。→開発独裁。
⇒きょう‐けん【強権】
きょうげん‐ばかま【狂言袴】キヤウ‥
紋尽しの模様を散らした、狂言に用いる袴。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうげん‐ばしら【狂言柱】キヤウ‥
(→)後見柱こうけんばしらに同じ。
⇒きょう‐げん【狂言】
きょうけん‐はつどう【強権発動】キヤウ‥
警察力などの強制力を実際に行使すること。
⇒きょう‐けん【強権】
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