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きゃっ‐こう【脚光】キヤククワウ🔗⭐🔉
きゃっ‐こう【脚光】キヤククワウ
舞台の前面下方にあって、俳優を照らす照明。フットライト。
⇒脚光を浴びる
○脚光を浴びるきゃっこうをあびる🔗⭐🔉
○脚光を浴びるきゃっこうをあびる
①舞台に立つ。脚本が上演される。
②社会の注目の的となる。
⇒きゃっ‐こう【脚光】
キャッサバ【cassava】
トウダイグサ科の熱帯低木。高さ約2メートル、葉は掌状で互生、長柄をもつ。原産は中南米。熱帯地方では最も重要な主食の一つ。サツマイモに似た巨大な塊根からタピオカ澱粉を製する。マニホット。マンジョカ。タピオカの樹。
キャッシャー【cashier】
①(現金の)勘定場・出納すいとう所。出納係。
②金銭登録器。キャッシュ‐レジスター。
キャッシュ【cash】
現金。現なま。
⇒キャッシュ‐カード
⇒キャッシュ‐ディスペンサー【cash dispenser】
⇒キャッシュ‐バック【cash back】
⇒キャッシュ‐フロー【cash flow】
⇒キャッシュ‐フロー‐けいさんしょ【キャッシュフロー計算書】
⇒キャッシュ‐レス【cashless】
キャッシュ‐カード
(和製語cash card)現金自動預払機に使用するプラスチック製のカードで、銀行などが預金者に発行するもの。
⇒キャッシュ【cash】
キャッシュ‐ディスペンサー【cash dispenser】
現金自動支払機。CD
⇒キャッシュ【cash】
キャッシュ‐バック【cash back】
現金を返すこと。顧客サービスとして、支払い額の一部を返金すること。
⇒キャッシュ【cash】
キャッシュ‐フロー【cash flow】
①現金の収入と支出の動き。資金として必要な現金の出入り。
②企業会計で、税引き後の利益から配当金と役員賞与を引き、減価償却費を加えた額。
③企業会計で、現金および定期預金・譲渡性定期預金など現金同等物の流入と流出。
⇒キャッシュ【cash】
キャッシュ‐フロー‐けいさんしょ【キャッシュフロー計算書】
企業会計で、現金および定期預金・譲渡性定期預金などの現金同等物の一期間における流入額・流出額・期末残高を一覧した報告書。資本市場で一定金額以上の資金を調達する企業には、連結財務諸表の一つとして作成・公表することが義務づけられている。連結キャッシュ‐フロー計算書。
⇒キャッシュ【cash】
キャッシュ‐メモリー【cache memory】
(キャッシュは、貯蔵所の意)データ転送を高速に行うために、CPU(中央処理装置)と主記憶装置との間などに用意した記憶装置。主記憶装置より速くアクセスできる。
キャッシュ‐レス【cashless】
クレジット‐カードや口座振替などを利用して、現金のやりとりをしないこと。
⇒キャッシュ【cash】
キャッシング【cashing】
①手形や小切手を現金に替えること。
②金融機関が個人向けに行う小口融資。
キャッチ【catch】
①とらえること。つかむこと。「情報を―する」
②球技で、球を受けとること。捕球。「ナイス‐―」
③水泳・漕艇などで、水をとらえること。
④(→)キャッチャー2の略訛。
⇒キャッチ‐アップ【catch up】
⇒キャッチ‐アンド‐リリース【catch and release】
⇒キャッチ‐コピー
⇒キャッチ‐セールス
⇒キャッチ‐フレーズ【catch phrase】
⇒キャッチ‐ボール
⇒キャッチ‐ホン
⇒キャッチ‐ライト【catchlight】
キャッチ‐アップ【catch up】
追い付くこと。追い上げること。
⇒キャッチ【catch】
キャッチ‐アンド‐リリース【catch and release】
釣り人が、釣りあげた魚をすぐ水中に戻すこと。
⇒キャッチ【catch】
キャッチ‐コピー
(和製語catch copy)見る人に関心を持たせる短い宣伝文句。キャッチ‐フレーズ。
⇒キャッチ【catch】
キャッチ‐セールス
(和製語catch sales)街頭で通行人を呼びとめて行う詐欺まがいの販売方法。
⇒キャッチ【catch】
キャッチ‐フレーズ【catch phrase】
人の注意をひくように工夫した簡潔な宣伝文句。惹句じゃっく。
⇒キャッチ【catch】
キャッチ‐ボール
(和製語)野球で、互いにボールを投げたり受けたりしあうこと。送球・捕球の練習。
⇒キャッチ【catch】
キャッチ‐ホン
(和製語catchphone)通話中にかかってきた電話を簡単な操作で受けられるようにする電話サービス。
⇒キャッチ【catch】
キャッチャー【catcher】
①とらえる人、また、もの。
②野球で、本塁の後方にいて、投手の投球を受け、また本塁の守備に当たる人。捕手。
⇒キャッチャー‐ボート【catcher boat】
キャッチャー‐ボート【catcher boat】
捕鯨母船に従って捕鯨に従事する船。高速で耐波性・牽引力にすぐれ、船首に捕鯨砲を備える。捕鯨船。
⇒キャッチャー【catcher】
キャッチ‐ライト【catchlight】
写真や映像で、瞳に反射した星のような光点をつくるための照明法。
⇒キャッチ【catch】
キャッツ【Cats】
ロンドン‐ミュージカル。原作はT.S.エリオットの詩集「ポッサムおじさんの猫とつきあう法」(1939)。凝った猫のメーキャップが独特。ロイド=ウェバー作曲。
キャッツ‐アイ【cat's-eye】
①猫目ねこめ石。
②道路の横断歩道などに埋めこんだガラス玉。夜間、ヘッドライトの光を反射して所在を示す。
キャット【cat】
猫。「―‐フード」
キャット【CAT】
(clear-air turbulence)(→)晴天乱流。
きゃつ‐ばら【彼奴原】
〔代〕
「きゃつ」の複数。太平記23「―蟇目ひきめ負せてくれよ」
⇒きゃつ【彼奴】
キャップ【cap】
①縁なし帽子。
②鉛筆・万年筆などの鞘さや。
③瓶のふた。
④(キャプテンの略)チームやグループの長。
⑤(栄誉の帽子を与えられたことから)ラグビーなどで、国際試合に代表選手として出場したこと。その回数を数える語。
⇒キャップ‐ライト【cap light】
ギャップ【gap】
①割れ目。すきま。間隙。
②考え方や意見などのへだたり。食い違い。懸隔。「両者の主張に―がある」
⇒ギャップ‐けつごう【ギャップ結合】
⇒ギャップ‐レース【gap lathe】
ギャップ‐けつごう【ギャップ結合】‥ガフ
(gap junction)細胞間をつなぐ結合装置の一種。細胞膜を貫通して形成する数多くの管を通して、小さな分子やイオンで情報を伝達する。
⇒ギャップ【gap】
キャップ‐ライト【cap light】
鉱山作業用の帽子の前についている電灯。キャップ‐ランプ。
⇒キャップ【cap】
ギャップ‐レース【gap lathe】
(→)切落きりおとし旋盤。
⇒ギャップ【gap】
きゃつ‐め【彼奴奴】
〔代〕
「きゃつ」を強めていう語。
⇒きゃつ【彼奴】
きゃつ‐ら【彼奴等】
〔代〕
「きゃつ」の複数。あいつら。
⇒きゃつ【彼奴】
キャディー【caddie】
ゴルファーに随行して、クラブを運んだりプレー上の助言をしたりする人。
キャド【CAD】
(computer-aided design)コンピューターを利用して設計を行うこと。→キャム
ギヤ‐ド‐ペカドル【ぎやどぺかどる】
(Guia do Pecador ポルトガル 「罪人の導き」の意)キリシタン版の一つ。1599年(慶長4)刊の宗教書。2巻2冊。国字本。原著はルイス=デ=グラナダ著、1556年刊。
キャニスター【canister】
砂糖・小麦粉・茶葉・コーヒーなどを保存する蓋付きの容器。
キャノピー【canopy】
(天蓋の意)
①建築で、天蓋形の庇、屋根状の張り出し。
②電灯などのかさ。また、照明器具を天井にとりつける金具。カノピ。
③航空機などの操縦席をおおう透明の風防。
④パラシュートやパラグライダーの傘の部分。
⑤林冠。
キャノン【cannon】
⇒カノン
キャパ
キャパシティーの略。
キャパ【Robert Capa】
写真家。ハンガリー生れ。本名、アンドレイ=フリードマン。戦争報道写真の第一人者。代表作「人民戦線兵士の死」「インドシナ戦争」。(1913〜1954)
ギャバ
ギャバジンの略。
ギャバ【GABA】
ガンマ‐アミノ酪酸の略。
キャパシター【capacitor】
①(→)コンデンサーに同じ。
②気化器で、加速用の燃料を蓄える補助的な容器。
キャパシタンス【capacitance】
(→)電気容量に同じ。
キャパシティー【capacity】
容量。受容力。能力。
ギャバジン【gabardine; gaberdine】
経たてに梳毛そもう糸、緯よこに梳毛糸または綿糸を用い、うねの高い綾織とした織物。主として服地、また防水してレインコート地に用いる。ギャバ。
キャバレー【cabaret フランス】
舞台・ダンスホールなどのある酒場。日本では、特に第二次大戦後からホステスが客をもてなす形のものをいう。
キャバレー【Cabaret】
ブロードウェー‐ミュージカル。ナチ時代のベルリンのキャバレー芸人を描く。
きゃ‐はん【脚半・脚絆】
①旅などで、歩きやすくするため脛すねにまとう布。脛巾はばき。
②(→)巻脚半まききゃはんに同じ。
ギャバン【Jean Gabin】
フランスの映画俳優。「望郷」「大いなる幻影」「現金げんなまに手を出すな」「ヘッドライト」などに出演。(1904〜1976)
ジャン・ギャバン
提供:ullstein bild/APL
キャビア【caviar(e)】
(もとイタリア語)チョウザメの卵を塩漬けにした食品。ロシア南部・イランなどで産し、高価なものとして有名。
キャピタリズム【capitalism】
(→)資本主義。
キャピタル【capital】
①首都。首府。
②元金。資本。
③(→)キャピタル‐レターに同じ。
⇒キャピタル‐ゲイン【capital gain】
⇒キャピタル‐レター【capital letter】
⇒キャピタル‐ロス【capital loss】
キャピタル‐ゲイン【capital gain】
有価証券またはその他の資産の売買による利益。資本利得。株式の値上り益はその例。→インカム‐ゲイン。
⇒キャピタル【capital】
キャピタル‐レター【capital letter】
欧文の大文字。↔スモール‐レター。
⇒キャピタル【capital】
キャピタル‐ロス【capital loss】
有価証券などの資産の値下がりによる売買損。
⇒キャピタル【capital】
キャビテーション【cavitation】
空洞現象。流水の断面や向きが変化する場所の近くで空洞部ができ渦を起こす現象。ポンプ・スクリュー・プロペラなどの水力機械で起こる。振動や騒音の原因となり、羽根やポンプの障害を起こす。
キャビネ【cabinet フランス】
写真感光材料の大きさの一つ。12センチメートル×16.5センチメートル程度の大きさに対する慣用名。キャビネ判。カビネ判。
キャビネット【cabinet】
①戸棚。飾り棚。
②ラジオやテレビ受信機の外箱。
③収集品・事務用品などを保存するための引出し付きの箱。
④内閣。「シャドー‐―」
キャピラリー【capillary】
(→)毛細管2に同じ。
キャビン【cabin】
①船の客室。船室。軍艦の士官室。
②航空機の客室。ケビン。
⇒キャビン‐アテンダント【cabin attendant】
キャビン‐アテンダント【cabin attendant】
飛行機の客室乗務員。スチュワーデスやスチュワードなど性別を含む表現を避けた呼称。フライト‐アテンダント。
⇒キャビン【cabin】
きゃ‐ふ【脚布】
腰に巻く布。特に、女の腰巻。ゆもじ。〈日葡辞書〉
⇒きゃふ‐ぜに【脚布銭】
⇒きゃふ‐むすめ【脚布娘】
キャフェ【café】
⇒カフェ
キャフェテリア【cafeteria】
⇒カフェテリア
キャブ‐オーバー
(和製語cab over)トラック・バスなどで、運転台(キャブ)をエンジンの上に配置して、客室や荷台を広くした型の車両。
キャプション【caption】
①新聞・雑誌などの見出し。
②写真・図版の説明文。
③映画・テレビの字幕。タイトル。
キャプスタン【capstan】
①ウィンチの一種。錨鎖または他の縄索を巻き込む竪軸のろくろ。船の甲板上に装置し、また、陸上でも用いる。絞盤こうばん。
②テープ‐レコーダーで、テープ送り用のローラー。
きゃふ‐ぜに【脚布銭】
へそくりがね。
⇒きゃ‐ふ【脚布】
キャフタ【Kyakhta・恰克図】
ロシア連邦のシベリア東部にあるブリャート共和国南部の町。モンゴル国との国境に近い。18世紀、ロシア・清の貿易中心地。→アルタン‐ブラク。
⇒キャフタ‐じょうやく【恰克図条約】
キャブタイヤ‐ケーブル【cabtyre cable】
電線の一種。ゴムで絶縁被覆した電線を複数本まとめ、ゴムや塩化ビニル樹脂で被覆したもの。
キャフタ‐じょうやく【恰克図条約】‥デウ‥
1727年、ロシア・清の間に締結された条約。キャフタの東西にわたる国境の画定並びに貿易に関する事項などを規定。
⇒キャフタ【Kyakhta・恰克図】
キャプテン【captain】
①船長。艦長。機長。
②競技などで、チームの主将。
③小さな組織の長。主任。キャップ。
キャプテン【CAPTAIN】
(Character and Pattern Telephone Access Information Network)文字図形情報ネットワーク。電話線とテレビ受像機とを利用して、加入者に文字・図形などの情報を送る方式。
きゃふ‐むすめ【脚布娘】
成年式に仮親をとった女の子方こかた。→褌祝へこいわい
⇒きゃ‐ふ【脚布】
キャプラ【Frank R. Capra】
アメリカの映画監督。イタリア生れ。社会風刺喜劇を得意とし、代表作は「或る夜の出来事」「オペラハット」「我が家の楽園」など。(1897〜1991)
キャブレター【carburetor】
(→)気化器きかき。
ぎゃふん
負かされて抗弁や太刀打ちのできないさま。「―となる」「―と言わせる」
ぎゃ‐へい【瘧病】
(ギャクヘイの転)おこりやまい。義経記7「―をして万事限りになりにけり」
キャベツ【cabbage】
アブラナ科の一年生または二年生葉菜。ヨーロッパ原産。古来、世界で広く栽培。日本での栽培は明治初年以降。品種が多い。中央の葉は密に重なって結球し、生食・煮食また漬物用。甘藍かんらん。タマナ。
キャベツ
撮影:関戸 勇
き‐やま【木山】
木材を切り出す山。
ギヤマン【diamant オランダ】
①江戸時代、ダイヤモンドのこと。金剛石。蘭語訳撰(1810年)「金剛石、―」
②(ガラスの切削にダイヤモンドを使ったために、切って細工したものをギヤマン細工と呼び、さらにガラスそのものを指すに至った)ガラス・ガラス細工の旧称。
⇒ギヤマン‐せき【ギヤマン石】
⇒ギヤマン‐ぼり【ギヤマン彫】
ギヤマン‐せき【ギヤマン石】
ダイヤモンドをいう。
⇒ギヤマン【diamant オランダ】
ギヤマン‐ぼり【ギヤマン彫】
ガラス製品に彫刻を施したもの。また、陶磁器に彫刻したものもいう。
⇒ギヤマン【diamant オランダ】
き‐やみ【気病み】
心配や苦労から起こる病気。〈日葡辞書〉
キャミソール【camisole】
女性用の下着。袖なしで肩紐がついた腰丈の胴着。ペチコートと共に使うことが多い。カミソール。
キャム【CAM】
(computer-aided manufacturing)コンピューターを利用して製品を製造・加工すること。CAD(キャド)で作成されたデータをもとにNC工作機械を制御したり、制御のためのデータを出力したりする。CAD/CAMと総称されることが多い。
キャメラ【camera】
⇒カメラ
キャメル【camel】
①駱駝らくだ。
②駱駝の毛織物。
きゃら【伽羅】
①(梵語tagara多伽羅の略)香木の一種。沈香じんこうの最上の種類。日本では最も珍重された。→木所きどころ。
②よいものを賞めていう語。極上。隠簑「立すがた世界の―よけふの春」
③遊郭で金銭の隠語。
④おせじ。用捨箱「今の俗、世事をいふといふ事を―をいふ」
⇒きゃら‐いろ【伽羅色】
⇒きゃら‐ざいく【伽羅細工】
⇒きゃら‐だい【伽羅代】
⇒きゃら‐の‐あぶら【伽羅の油】
⇒きゃら‐の‐おんかた【伽羅の御方】
⇒きゃら‐の‐き【伽羅の木】
⇒きゃら‐の‐じ【伽羅の字】
⇒きゃら‐ぶき【伽羅蕗】
⇒きゃら‐ぼく【伽羅木】
⇒きゃら‐まくら【伽羅枕】
⇒きゃら‐め【伽羅女】
⇒きゃら‐もの【伽羅者】
キャラ
キャラクターの略。
ギャラ
(ギャランティーの略)出演料。契約金。「―が安い」
きゃら‐いろ【伽羅色】
濃い茶色。
Munsell color system: 6.5YR7/6
⇒きゃら【伽羅】
キャラウェー【caraway】
セリ科の二年草ヒメウイキョウ、またその種子(キャラウェー‐シーズ)。種子は香辛料・調味料とし、パンやチーズに加えるほか、薬用。
きゃら‐きゃら
かん高く笑う声。からから。
キャラクター【character】
①性格。人格。個性。キャラ。
②小説・映画・演劇・漫画などの登場人物。その役柄。
③文字。記号。
⇒キャラクター‐しょうひん【キャラクター商品】
キャラクター‐しょうひん【キャラクター商品】‥シヤウ‥
販売を促進するため、テレビや漫画などの登場人物やそのシンボルマークなどを付した商品。
⇒キャラクター【character】
キャラコ【calico】
(もと南インド、カリカットから舶来)織地が細かく薄い平織綿布。強い糊づけ仕上げをし、光沢がある。キャリコ。
きゃら‐ざいく【伽羅細工】
名木で種々の細工をすること。また、その人。その細工物。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐だい【伽羅代】
江戸時代、遊郭で客から芸娼妓に与えた小遣銭。
⇒きゃら【伽羅】
きゃらだ‐せん【佉羅陀山】
〔仏〕(梵語Kharādiya)十宝山または七金山しちこんせんの一つ。地蔵十輪経が説かれた場所とされ、後世、地蔵菩薩の浄土とする。騾林山。からだせん。
ギャラップ【George H. Gallup】
アメリカの心理学者・統計学者。1935年に創設した世論研究所の行う調査は「ギャラップ世論調査」として著名。(1901〜1984)
きゃら‐の‐あぶら【伽羅の油】
鬢びん付け油の一種。もと、ろうそくの溶けたものに松脂まつやにを混ぜて練ったもの。のちには大白唐蝋・胡麻油・丁子・白檀・竜脳などを原料とした。正保・慶安(1644〜1652)の頃、京都室町の髭の久吉ひさよしが売り始めて広まった。きゃら油。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐の‐おんかた【伽羅の御方】
本妻の隠語。
⇒きゃら【伽羅】
きゃらのかおり【伽羅の香り】‥カヲリ
端唄・小唄。女の恋心を伽羅の香りにからめて描く。
きゃら‐の‐き【伽羅の木】
キャラボクのこと。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐の‐じ【伽羅の字】
金銀の隠語。
⇒きゃら【伽羅】
キャラバン【caravan】
①隊商。
②販売・宣伝などのために(隊を組んで)各地を回ること。
⇒キャラバン‐サライ【caravansary イギリス・kārvānsarāy ペルシア】
⇒キャラバン‐シューズ
キャラバン‐サライ【caravansary イギリス・kārvānsarāy ペルシア】
イスラム世界の隊商宿。
⇒キャラバン【caravan】
キャラバン‐シューズ
(和製語)布地に厚いゴム底で防水性をもたせて作った軽登山・ハイキング用の編上げ靴。商標名。
⇒キャラバン【caravan】
きゃら‐ぶき【伽羅蕗】
蕗ふきの茎を醤油で伽羅色になるまで煮しめた料理。伽羅煮。〈[季]夏〉
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐ぼく【伽羅木】
イチイ科の常緑針葉低木。イチイの変種。幹は地に臥して直立しない。庭園・生垣に栽植。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐まくら【伽羅枕】
ひきだしがあって、その中で香をたくようにした木枕。遊女などが用いた。香枕。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐め【伽羅女】
美人。美女。浄瑠璃、心中万年草「わたしが妹にお梅と申してずんど―でござれども」
⇒きゃら【伽羅】
キャラメル【caramel】
①砂糖・水飴・練乳などを煮詰めて油脂・香料で風味をつけた柔らかい飴菓子。小さく切り、紙やオブラートで包む。
②(→)カラメルに同じ。
きゃら‐もの【伽羅者】
愛想のよい人。世事に巧者な人。
⇒きゃら【伽羅】
ギャラリー【gallery】
①回廊。歩廊。長廊下。ガレリー。
②美術品陳列室。画廊。
③(劇場の)天井桟敷。
④ゴルフなどの観衆。また、観客席。
ギャランティー【guaranty】
(保証の意)出演料。出場料。契約金。謝金。ギャラ。
きやり
①胸など痛んでさしこむさま。
②はらはら心配するさま。きやきや。洒落本、後編香ひ帒「女郎も少し―と来たらう」
き‐やり【木遣】
①重い材木などを、音頭をとり掛声を掛けて送り運ぶこと。また、その人。
②木遣歌の略。
⇒きやり‐うた【木遣歌】
⇒きやり‐おんど【木遣音頭】
キャリア【career】
①(職業・生涯の)経歴。「―を積む」
②専門的技能を要する職業についていること。
③国家公務員試験Ⅰ種(上級甲)合格者で、本庁に採用されている者の俗称。「―組」
⇒キャリア‐ウーマン【career woman】
キャリアー【carrier】
①〔理〕(→)担体。
②〔医〕病原菌やウイルスの感染者。保菌者。
③(→)搬送波。
④通信事業者。→コモン‐キャリアー
キャリア‐ウーマン【career woman】
熟練した知識や技術をもち第一線で働いている女性。
⇒キャリア【career】
キャリー【carry】
①物を運ぶ意。
②ゴルフで、打球の落下地点までの飛距離。
⇒キャリー‐バック【carry back】
⇒キャリー‐ボール
キャリー‐バック【carry back】
ラグビーで、攻撃されている側が自陣のインゴールにボールを持ちこんで地面につけること。ゴールラインから5メートルの地点でのスクラムで、相手の攻撃が再開される。
⇒キャリー【carry】
キャリー‐ボール
(和製語carry ball)(→)キャリング‐ボールに同じ。
⇒キャリー【carry】
きやり‐うた【木遣歌】
木遣の時に歌う一種の俗謡。祭礼の山車だしをひく時や祝儀などにも歌う。木遣節。木遣口説くどき。
⇒き‐やり【木遣】
キャリオール【carryall】
掘削・積込み・土砂運搬などの土木作業を1台で行う機械。
きやり‐おんど【木遣音頭】
運ばれる木材などの上に立って音頭をとる人。また、その歌う木遣歌。
⇒き‐やり【木遣】
キャリコ【calico】
⇒キャラコ
ギャリソン【William Lloyd Garrison】
アメリカの急進的な奴隷解放運動家。機関紙「解放者」を刊行し、黒人奴隷を無償で即時に解放することを主張。(1805〜1879)
キャリパス【callipers】
測定用補助器具。コンパス型の双脚を開閉して、工作物の寸法を測るのに用いるもの。外径・厚さ・幅などを測るものを外パス、内径を測るものを内パスという。パス。
キャリパス
キャリング‐ボール【carrying-ball】
①バスケット‐ボール・ハンド‐ボールなどで、許容される歩数以上ボールを持って歩くこと。反則となる。→トラベリング。
②サッカーで、ゴール‐キーパーがボールを持って5歩以上歩くこと。反則となる。
ギャル【gal アメリカ】
(girlの訛)女の子。若くて活発な娘。
ギャルソン【garçon フランス】
(少年の意)ホテル・レストラン・カフェなどの男の給仕。ボーイ。ガルソン。
ギャレー【galley】
船や飛行機内の調理室。
ギャレージ【garage】
⇒ガレージ
キャレル【carrell】
図書館の個人用閲覧机。カレル。
ギャロップ【gallop】
馬が一歩ごとに四足ともに地上から離して駆ける、最も速い駆け方。騎乗疾駆。駆歩くほ。→トロット
ギャロップ【galop】
19世紀初期から流行した4分の2拍子の軽快な旋回舞曲。馬の駆歩を模す。ガロップ。
キャロル【carol】
⇒カロル
キャロル【Lewis Carroll】
イギリスの童話作家・数学者。軽妙なユーモアと論理や言葉のナンセンスな遊びに富んだ童話「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」で有名。(1832〜1898)
きゃん【侠】
(唐音)
①勇みはだで、いきなさま。洒落本、道中粋語録どうちゅうすごろく「―のおみさん、通のぬし、いづれもきさまはきさまなり」
②おてんばで、はすっぱなさま。また、そのような女。おきゃん。人情本、春色英対暖語「其歳齢としごろは十八九、少し―には見ゆれども」
ギャング【gang】
(一味・組の意)
①主としてアメリカの組織的な強盗団・暴力団。
②転じて、日本では単独の凶賊・強盗をもいう。ギャングスター。
キャンサー【cancer】
(→)癌がん。
キャンセル【cancel】
取り消すこと。契約や予約を破棄すること。解約。「チケットを―する」
キャンター【canter】
⇒カンター
ギャンツェ【Gyangze・江孜】
中国チベット自治区南部、ニエンチュ河中流にある都市。600年余の歴史をもち、特産の絨毯じゅうたんは名高い。
キャンティ【Chianti】
イタリア中部トスカーナ州キャンティで産するワイン。
キャンディ‐おうこく【キャンディ王国】‥ワウ‥
(Kandy)セイロン島のシンハラ王朝最後の王国(1474〜1815)。イギリスに敗れ滅亡。
キャンデー【candy】
(キャンディーとも)
①砂糖を煮詰めて作った飴菓子。ボンボン・ドロップ・キャラメル・ヌガーなどの総称。糖菓。
②アイス‐キャンデーの略。
キャンドル【candle】
(→)蝋燭ろうそく。
⇒キャンドル‐サービス
キャンドル‐サービス
(candlelight serviceから)
①教会で、火をつけた蝋燭ろうそくを持ってする礼拝。
②結婚披露宴で、新郎新婦が招待客の各テーブル上の蝋燭に火をつけてまわること。
⇒キャンドル【candle】
キャンパー【camper】
キャンプする人。
キャンバス【canvas】
①⇒カンバス。
②野球で、一・二・三塁に置くカンバス地の四角いマット。
キャンパス【campus アメリカ】
①(大学などの)構内。敷地。校庭。
②転じて、大学。「―‐ライフ」
キャンピング【camping】
テントを張って野営すること。テント生活。
⇒キャンピング‐カー
キャンピング‐カー
(和製語camping car)キャンプ用に寝起きや炊事などの設備を備えた自動車。
⇒キャンピング【camping】
キャンプ【camp】
①野営。テントの仮小屋。また、テントを張って泊まること。「夏休みに山で―する」
②兵営。「米軍―」
③抑留所。収容所。「難民―」
④スポーツ選手などの練習のための合宿。「―‐イン」
⇒キャンプ‐サイト【campsite】
⇒キャンプ‐じょう【キャンプ場】
⇒キャンプ‐ファイア【campfire】
⇒キャンプ‐むら【キャンプ村】
キャンプ‐サイト【campsite】
(→)キャンプ場に同じ。
⇒キャンプ【camp】
キャンプ‐じょう【キャンプ場】‥ヂヤウ
テント生活に適した地。また、キャンプ用の敷地や炊事場・トイレなどの設備をもった施設。キャンプサイト。
⇒キャンプ【camp】
キャンプ‐デーヴィッド【Camp David】
アメリカ合衆国、メリーランド州にある大統領の別荘。
キャンプ‐ファイア【campfire】
キャンプなどでの焚たき火。また、それを囲んで交歓し、遊ぶこと。
キャンプファイア
撮影:関戸 勇
⇒キャンプ【camp】
キャンプ‐むら【キャンプ村】
キャンプ場のこと。テントが群がっている所を村に見立てていう。
⇒キャンプ【camp】
ギャンブラー【gambler】
賭博とばく師。ばくちうち。
キャンブリック【cambric】
薄地平織の亜麻あま布または綿布。ハンカチーフや夏の婦人・子供服などに用いる。カンブリック。
ギャンブル【gamble】
賭けごと。ばくち。投機。
キャンペーン【campaign】
①社会上・政治上の目的をもつ組織的な闘争や運動。
②ある特定の問題についての啓蒙宣伝活動。また、大がかりな商業宣伝。「プレス‐―」「責任追及の―を張る」
キャンベラ【Canberra】
オーストラリア連邦の首都。同国南東部の内陸にある計画都市。人口32万3千(2003)。
き‐ゆ【窺窬】
(「窬」はくぐり戸の意)すきをうかがいねらうこと。
き‐ゆ【覬覦】
(「覬」「覦」とも、のぞむ意)分不相応なことをうかがいねらうこと。分不相応の希望を抱くこと。
き・ゆ【消ゆ】
〔自下二〕
⇒きえる(下一)
キュイジーヌ【cuisine フランス】
料理。料理法。「ヌーベル‐―」
ギュイヨー【Marie-Jean Guyau】
フランスの哲学者。人類の生の進化論的発展を倫理学および芸術論の根本原理とする。著「社会学上より見たる芸術」など。(1854〜1888)
きゅう
①物をねじまわす時などにきしる音。
②圧迫されたり責め立てられたりして発する苦しみの声。
③酒などを一気に飲むさま。
きゅう【九・玖】キウ
(呉音はク)数の名。ここのつ。「玖」は大字。
きゅう【弓】
①ゆみ。
②古代中国で、長さの単位の一つ。
㋐弓から的までの距離をはかる単位。1弓を6尺とする。
㋑土地の測量の単位。8尺を1弓とする。
きゅう【仇】キウ
あだ。かたき。敵手。
きゅう【丘】キウ
孔子の名。
きゅう【旧】キウ
①昔。過去。「―に復する」「―に倍する」
②今は主流ではないもの、過去のものとなっていることを表す語。「―仮名遣」
③旧暦の略。「―のお盆」↔新
きゅう【休】キウ
やすむこと。やすみを数える語。「3勤1―」
きゅう【灸】キウ
漢方療法の一つ。もぐさを肌の局部、経穴けいけつ・灸穴にのせてこれに火を点じて焼き、その熱気によって病を治療すること。やいと。灸治。灸術。
⇒灸を据える
きゅう【急】キフ
①進行や変化が速いこと。「―な流れ」
②切迫して猶予のできないこと。また、事変。「―を要する」「―を告げる」
③突然で思いもかけないこと。だしぬけ。にわか。「―な用事」「―に走り出す」
④傾斜の度合が大きいさま。「―な坂」
⑤序破急の最後の段。舞楽や能楽で、音楽や舞が急速度となり終結に至るもの。
⑥急行列車の略。「準―」
きゅう【級】キフ
①上下の地位・程度の位置づけ。順序。段階。「プロ―の腕前」
②試験で与えられる、技量の位付け。「珠算の―が上がる」
③学校教育で、学年による組分け。学級。クラス。
④写真植字機による文字の大きさの単位。0.25ミリメートル角のものを1級とする。1ミリメートルの4分の1の意でquarterの頭文字をとってQで表す。
⑤(もと古代中国の秦で、首を切った者に爵位1級を与えたことから)いくさでとった首を数える語。
きゅう【宮】
(呉音はク)
①天子・神仙などの居所。みや。
②日本・中国の音楽で、五声の基準となる第1音。
③天球の区分。→十二宮。
④生殖機能を奪う刑。五刑の一つ。「―刑」
→ぐう(宮)
きゅう【笈】キフ
行脚僧・修験者などが、旅の際、物を入れ背負って持ち運ぶ、竹で編んだ箱。おい。
⇒笈を負う
きゅう【球】キウ
①まるい形。まるいもの。たま。まり。ボール。
②野球の略。
③野球で、投手が投げた球を数える語。
④〔数〕3次元空間で1定点から一定の距離r以内にある点全体の集合。その1定点を中心、rを半径(の長さ)という。球の表面積・体積はそれぞれ4πr2,(4/3)πr3である。球体。
きゅう【給】キフ
賃金。報酬。「院宮の―」
キュー【cue】
①ビリヤードに用いる突き棒。
②ラジオ・テレビで、演出家が示す開始の合図。「―を出す」
キュー【Q・q】
①アルファベットの17番目の文字。
②問い(question)の略号(Q)。
③電気回路で、共振の鋭さを表す値。Q値。
④写真植字機による文字の級を表す記号(Q)。→級4
キュー【queue】
(→)「待ち行列」に同じ。
き‐ゆう【机右】‥イウ
机のそば。座右。
き‐ゆう【杞憂】‥イウ
[列子天瑞](中国の杞の国の人が、天地が崩れて落ちるのを憂えたという故事に基づく)将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。杞人の憂え。取り越し苦労。「―であれば幸いだ」
き‐ゆう【喜憂】‥イウ
喜びと憂い。
き‐ゆう【豨勇】
イノシシ(豨)のようにむこうみずの勇気。また、そのような兵士。
き‐ゆう【嬉遊】‥イウ
たのしみ遊ぶこと。
⇒きゆう‐きょく【嬉遊曲】
ぎゅう
物を強く押したり締めつけたりするさま。強く圧迫されて発する声や音。「―と言わせる」
ぎゅう【牛】ギウ
①うし。うしの肉。
②「妓夫ぎゅう」の当て字。
③〔天〕二十八宿の一つ。牛宿。いなみぼし。
ぎゅう【妓夫】ギフ
(「牛」とも書く)
①夜鷹などの私娼について、客引きや用心棒をする男。浮世草子、好色万金丹「女房を惣嫁そうかに出して男が―に付くも世の姿也」
②遊女屋の若い者(使用人)。小見世では客引きなどをする見世番。牛太郎。ひとりね「あげやの男か―かに一年成りて見たし」
ぎ‐ゆう【義勇】
①正義と勇気。
②正義を愛する心から起きる勇気。
③進んで公共のために力を尽くすこと。
⇒ぎゆう‐ぐん【義勇軍】
⇒ぎゆう‐へい【義勇兵】
きゅう‐あ【旧痾】キウ‥
久しくなおらない病気。以前にかかった病気。持病。宿痾。
キューアール‐コード【QRコード】
二次元コードの方式の一種。商標名。
きゅう‐あい【求愛】キウ‥
異性の愛を求めること。「ツルの―行動」
きゅう‐あく【旧悪】キウ‥
①以前におかした悪事。「―露顕」
②現在の公訴の時効に相当する江戸時代の公事方御定書の制度。死罪以上の罪および永尋ながたずねの場合を除き、いったん罪を犯してもその後他の犯罪にかかわり合いのない限り、12カ月以上を経て発覚したときは旧悪と称して咎とがめないことにしていた。
きゅう‐アジア‐しょご【旧アジア諸語】キウ‥
(→)古アジア諸語に同じ。
きゅうあん【久安】キウ‥
[晋書]平安後期、近衛天皇朝の年号。天養2年7月22日(1145年8月12日)改元、久安7年1月26日(1151年2月14日)仁平に改元。
キュー‐アンド‐エー【Q&A】
(question and answer)問いと答え。一問一答。
きゅう‐い【九夷】キウ‥
①漢族が称した東方の九つの野蛮国。畎夷けんい・于夷・方夷・黄夷・白夷・赤夷・玄夷・風夷・陽夷。
②漢族が主に東方の他民族を卑しめていう語。
きゅう‐い【九位】キウヰ
世阿弥が芸の位を9段階に分けたもの。また、その注解の著書名。どこがよいと指摘できない言語を絶した美を示す芸境、すなわち「妙花風」を最上とする。くい。
きゅう‐い【旧衣】キウ‥
着ふるした着物。ふるぎ。
きゅう‐い【休意】キウ‥
心を安んずること。安心。休心。
きゅう‐い【宮闈・宮囲】‥ヰ
宮中の奥殿。后妃の宮殿。保元物語「后と申すは位を―に正しくして」
きゅう‐い【球威】キウヰ
野球で、投手が打者に対して投げる球の威力。
キュヴィエ【Georges Cuvier】
フランスの博物学者。コレージュ‐ド‐フランス教授。動物の比較解剖学を研究、古生物学を建設、ラマルクの進化論に反対し、天変地異説を唱えた。主著「比較解剖学講義」「地球表面の変革について」など。(1769〜1832)
きゅう‐いき【宮域】‥ヰキ
①宮殿のある区域。
②特に伊勢神宮の神域。
きゅういちいち‐じけん【九‐一一事件】キウ‥
2001年9月11日に米国で起きた同時多発テロ事件。4機の旅客機がイスラム急進派にハイ‐ジャックされ、うち2機がニューヨークの世界貿易センター‐ビルに突入し崩壊させ、1機がワシントンの国防総省ビルに突入、1機がペンシルヴァニア州に墜落した。死者3062人。
崩壊前の世界貿易センタービル(2001年)
提供:IPOL/APL
きゅう‐いん【旧姻】キウ‥
ふるくから縁組している親戚。
きゅう‐いん【旧院】キウヰン
もとの上皇または法皇。故院。
きゅう‐いん【吸引】キフ‥
吸いこむこと。引きつけること。「―力」
きゅう‐いん【吸飲】キフ‥
すってのむこと。「阿片の―」
きゅう‐いん【蚯蚓】キウ‥
[礼記月令]みみず。
きゅう‐いん【窮陰】
(陰気の窮極の意)冬の末。陰暦12月。
ぎゅういん‐ばしょく【牛飲馬食】ギウ‥
牛が水を飲み馬が秣まぐさを食うように、多量に飲食すること。
きゅう‐う【急雨】キフ‥
にわかあめ。
きゅう‐えい【仇英】キウ‥
明代中期(16世紀前半)の画家。字は実父じっぽ。号は十洲。江蘇太倉の人。唐・宋・元の古画を模写して技法の精を会得し、細密艶麗な彩色画と白描画とに長じた。
きゅう‐えき【宮掖】
帝王の居所。宮廷。宮闕。禁中。
ぎゅう‐えき【牛疫】ギウ‥
家畜法定伝染病の一つ。反芻はんすう類、多くは牛の伝染病。病原体はウイルス。伝染力が強く、激烈急性で、罹病した獣は6〜7日で死ぬ。
きゅう‐えん【久延】キウ‥
年月が久しく延びること。
きゅう‐えん【久遠】キウヱン
①時の無窮なこと。永遠。くおん。
②広く大いなること。
きゅう‐えん【仇怨】キウヱン
かたき。あだ。怨恨えんこん。
きゅう‐えん【旧怨】キウヱン
ふるいうらみ。昔のあだ。
きゅう‐えん【旧縁】キウ‥
ふるい縁故。前からのなじみ。
きゅう‐えん【休演】キウ‥
興行や出演などを休むこと。
きゅう‐えん【求縁】キウ‥
結婚の相手を探すこと。
きゅう‐えん【救援】キウヱン
他人の危険や困難をすくいたすけること。加勢。「―活動」「―物資」「―投手」
きゅう‐えん【球宴】キウ‥
花形選手が集まって行う野球の試合。特に、オールスター‐ゲーム。野球の饗宴。
きゅうおうどうわ【鳩翁道話】キウヲウダウ‥
柴田鳩翁の心学道話の筆録。正編3巻、1835年(天保6)刊。続編・続々編各3巻、36・39年刊。共に養子武修(遊翁)の編纂。
→文献資料[鳩翁道話]
キュー‐オー‐エル【QOL】
クオリティー‐オブ‐ライフの略。
きゅう‐おん【旧恩】キウ‥
むかし受けた恩。
きゅう‐おん【吸音】キフ‥
音波を吸収すること。
⇒きゅうおん‐ざい【吸音材】
きゅうおん‐ざい【吸音材】キフ‥
吸音効果のある材料。建築やスピーカーその他音響機器に用いる。ガラス繊維・フェルトなど。
⇒きゅう‐おん【吸音】
きゅう‐か【九夏】キウ‥
夏季90日の間の称。
⇒きゅうか‐さんぷく【九夏三伏】
きゅう‐か【旧家】キウ‥
①久しく続いてきた家柄。由緒のある家柄。久しくその土地に住んで来た家。「―の出」
②もと住んだ家。「―を訪れる」
きゅう‐か【休暇】キウ‥
(古くは「休假」)学校・官庁・会社などのやすみ。多く、日曜・祝日などの休日以外のやすみをいう。「―をとる」「夏期―」
⇒きゅうか‐とうそう【休暇闘争】
きゅう‐か【急火】キフクワ
にわかに燃え上がった火事。
きゅう‐か【毬花・球花】キウクワ
マツ・スギ・ヒノキなど、裸子植物針葉樹類の生殖器官。多数の木質の鱗片が重なって着生し、球形または円錐形をなし、種子は鱗片の内面に着く。
きゅう‐か【毬果・球果】キウクワ
雌の成熟した毬花。
キャビア【caviar(e)】
(もとイタリア語)チョウザメの卵を塩漬けにした食品。ロシア南部・イランなどで産し、高価なものとして有名。
キャピタリズム【capitalism】
(→)資本主義。
キャピタル【capital】
①首都。首府。
②元金。資本。
③(→)キャピタル‐レターに同じ。
⇒キャピタル‐ゲイン【capital gain】
⇒キャピタル‐レター【capital letter】
⇒キャピタル‐ロス【capital loss】
キャピタル‐ゲイン【capital gain】
有価証券またはその他の資産の売買による利益。資本利得。株式の値上り益はその例。→インカム‐ゲイン。
⇒キャピタル【capital】
キャピタル‐レター【capital letter】
欧文の大文字。↔スモール‐レター。
⇒キャピタル【capital】
キャピタル‐ロス【capital loss】
有価証券などの資産の値下がりによる売買損。
⇒キャピタル【capital】
キャビテーション【cavitation】
空洞現象。流水の断面や向きが変化する場所の近くで空洞部ができ渦を起こす現象。ポンプ・スクリュー・プロペラなどの水力機械で起こる。振動や騒音の原因となり、羽根やポンプの障害を起こす。
キャビネ【cabinet フランス】
写真感光材料の大きさの一つ。12センチメートル×16.5センチメートル程度の大きさに対する慣用名。キャビネ判。カビネ判。
キャビネット【cabinet】
①戸棚。飾り棚。
②ラジオやテレビ受信機の外箱。
③収集品・事務用品などを保存するための引出し付きの箱。
④内閣。「シャドー‐―」
キャピラリー【capillary】
(→)毛細管2に同じ。
キャビン【cabin】
①船の客室。船室。軍艦の士官室。
②航空機の客室。ケビン。
⇒キャビン‐アテンダント【cabin attendant】
キャビン‐アテンダント【cabin attendant】
飛行機の客室乗務員。スチュワーデスやスチュワードなど性別を含む表現を避けた呼称。フライト‐アテンダント。
⇒キャビン【cabin】
きゃ‐ふ【脚布】
腰に巻く布。特に、女の腰巻。ゆもじ。〈日葡辞書〉
⇒きゃふ‐ぜに【脚布銭】
⇒きゃふ‐むすめ【脚布娘】
キャフェ【café】
⇒カフェ
キャフェテリア【cafeteria】
⇒カフェテリア
キャブ‐オーバー
(和製語cab over)トラック・バスなどで、運転台(キャブ)をエンジンの上に配置して、客室や荷台を広くした型の車両。
キャプション【caption】
①新聞・雑誌などの見出し。
②写真・図版の説明文。
③映画・テレビの字幕。タイトル。
キャプスタン【capstan】
①ウィンチの一種。錨鎖または他の縄索を巻き込む竪軸のろくろ。船の甲板上に装置し、また、陸上でも用いる。絞盤こうばん。
②テープ‐レコーダーで、テープ送り用のローラー。
きゃふ‐ぜに【脚布銭】
へそくりがね。
⇒きゃ‐ふ【脚布】
キャフタ【Kyakhta・恰克図】
ロシア連邦のシベリア東部にあるブリャート共和国南部の町。モンゴル国との国境に近い。18世紀、ロシア・清の貿易中心地。→アルタン‐ブラク。
⇒キャフタ‐じょうやく【恰克図条約】
キャブタイヤ‐ケーブル【cabtyre cable】
電線の一種。ゴムで絶縁被覆した電線を複数本まとめ、ゴムや塩化ビニル樹脂で被覆したもの。
キャフタ‐じょうやく【恰克図条約】‥デウ‥
1727年、ロシア・清の間に締結された条約。キャフタの東西にわたる国境の画定並びに貿易に関する事項などを規定。
⇒キャフタ【Kyakhta・恰克図】
キャプテン【captain】
①船長。艦長。機長。
②競技などで、チームの主将。
③小さな組織の長。主任。キャップ。
キャプテン【CAPTAIN】
(Character and Pattern Telephone Access Information Network)文字図形情報ネットワーク。電話線とテレビ受像機とを利用して、加入者に文字・図形などの情報を送る方式。
きゃふ‐むすめ【脚布娘】
成年式に仮親をとった女の子方こかた。→褌祝へこいわい
⇒きゃ‐ふ【脚布】
キャプラ【Frank R. Capra】
アメリカの映画監督。イタリア生れ。社会風刺喜劇を得意とし、代表作は「或る夜の出来事」「オペラハット」「我が家の楽園」など。(1897〜1991)
キャブレター【carburetor】
(→)気化器きかき。
ぎゃふん
負かされて抗弁や太刀打ちのできないさま。「―となる」「―と言わせる」
ぎゃ‐へい【瘧病】
(ギャクヘイの転)おこりやまい。義経記7「―をして万事限りになりにけり」
キャベツ【cabbage】
アブラナ科の一年生または二年生葉菜。ヨーロッパ原産。古来、世界で広く栽培。日本での栽培は明治初年以降。品種が多い。中央の葉は密に重なって結球し、生食・煮食また漬物用。甘藍かんらん。タマナ。
キャベツ
撮影:関戸 勇
き‐やま【木山】
木材を切り出す山。
ギヤマン【diamant オランダ】
①江戸時代、ダイヤモンドのこと。金剛石。蘭語訳撰(1810年)「金剛石、―」
②(ガラスの切削にダイヤモンドを使ったために、切って細工したものをギヤマン細工と呼び、さらにガラスそのものを指すに至った)ガラス・ガラス細工の旧称。
⇒ギヤマン‐せき【ギヤマン石】
⇒ギヤマン‐ぼり【ギヤマン彫】
ギヤマン‐せき【ギヤマン石】
ダイヤモンドをいう。
⇒ギヤマン【diamant オランダ】
ギヤマン‐ぼり【ギヤマン彫】
ガラス製品に彫刻を施したもの。また、陶磁器に彫刻したものもいう。
⇒ギヤマン【diamant オランダ】
き‐やみ【気病み】
心配や苦労から起こる病気。〈日葡辞書〉
キャミソール【camisole】
女性用の下着。袖なしで肩紐がついた腰丈の胴着。ペチコートと共に使うことが多い。カミソール。
キャム【CAM】
(computer-aided manufacturing)コンピューターを利用して製品を製造・加工すること。CAD(キャド)で作成されたデータをもとにNC工作機械を制御したり、制御のためのデータを出力したりする。CAD/CAMと総称されることが多い。
キャメラ【camera】
⇒カメラ
キャメル【camel】
①駱駝らくだ。
②駱駝の毛織物。
きゃら【伽羅】
①(梵語tagara多伽羅の略)香木の一種。沈香じんこうの最上の種類。日本では最も珍重された。→木所きどころ。
②よいものを賞めていう語。極上。隠簑「立すがた世界の―よけふの春」
③遊郭で金銭の隠語。
④おせじ。用捨箱「今の俗、世事をいふといふ事を―をいふ」
⇒きゃら‐いろ【伽羅色】
⇒きゃら‐ざいく【伽羅細工】
⇒きゃら‐だい【伽羅代】
⇒きゃら‐の‐あぶら【伽羅の油】
⇒きゃら‐の‐おんかた【伽羅の御方】
⇒きゃら‐の‐き【伽羅の木】
⇒きゃら‐の‐じ【伽羅の字】
⇒きゃら‐ぶき【伽羅蕗】
⇒きゃら‐ぼく【伽羅木】
⇒きゃら‐まくら【伽羅枕】
⇒きゃら‐め【伽羅女】
⇒きゃら‐もの【伽羅者】
キャラ
キャラクターの略。
ギャラ
(ギャランティーの略)出演料。契約金。「―が安い」
きゃら‐いろ【伽羅色】
濃い茶色。
Munsell color system: 6.5YR7/6
⇒きゃら【伽羅】
キャラウェー【caraway】
セリ科の二年草ヒメウイキョウ、またその種子(キャラウェー‐シーズ)。種子は香辛料・調味料とし、パンやチーズに加えるほか、薬用。
きゃら‐きゃら
かん高く笑う声。からから。
キャラクター【character】
①性格。人格。個性。キャラ。
②小説・映画・演劇・漫画などの登場人物。その役柄。
③文字。記号。
⇒キャラクター‐しょうひん【キャラクター商品】
キャラクター‐しょうひん【キャラクター商品】‥シヤウ‥
販売を促進するため、テレビや漫画などの登場人物やそのシンボルマークなどを付した商品。
⇒キャラクター【character】
キャラコ【calico】
(もと南インド、カリカットから舶来)織地が細かく薄い平織綿布。強い糊づけ仕上げをし、光沢がある。キャリコ。
きゃら‐ざいく【伽羅細工】
名木で種々の細工をすること。また、その人。その細工物。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐だい【伽羅代】
江戸時代、遊郭で客から芸娼妓に与えた小遣銭。
⇒きゃら【伽羅】
きゃらだ‐せん【佉羅陀山】
〔仏〕(梵語Kharādiya)十宝山または七金山しちこんせんの一つ。地蔵十輪経が説かれた場所とされ、後世、地蔵菩薩の浄土とする。騾林山。からだせん。
ギャラップ【George H. Gallup】
アメリカの心理学者・統計学者。1935年に創設した世論研究所の行う調査は「ギャラップ世論調査」として著名。(1901〜1984)
きゃら‐の‐あぶら【伽羅の油】
鬢びん付け油の一種。もと、ろうそくの溶けたものに松脂まつやにを混ぜて練ったもの。のちには大白唐蝋・胡麻油・丁子・白檀・竜脳などを原料とした。正保・慶安(1644〜1652)の頃、京都室町の髭の久吉ひさよしが売り始めて広まった。きゃら油。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐の‐おんかた【伽羅の御方】
本妻の隠語。
⇒きゃら【伽羅】
きゃらのかおり【伽羅の香り】‥カヲリ
端唄・小唄。女の恋心を伽羅の香りにからめて描く。
きゃら‐の‐き【伽羅の木】
キャラボクのこと。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐の‐じ【伽羅の字】
金銀の隠語。
⇒きゃら【伽羅】
キャラバン【caravan】
①隊商。
②販売・宣伝などのために(隊を組んで)各地を回ること。
⇒キャラバン‐サライ【caravansary イギリス・kārvānsarāy ペルシア】
⇒キャラバン‐シューズ
キャラバン‐サライ【caravansary イギリス・kārvānsarāy ペルシア】
イスラム世界の隊商宿。
⇒キャラバン【caravan】
キャラバン‐シューズ
(和製語)布地に厚いゴム底で防水性をもたせて作った軽登山・ハイキング用の編上げ靴。商標名。
⇒キャラバン【caravan】
きゃら‐ぶき【伽羅蕗】
蕗ふきの茎を醤油で伽羅色になるまで煮しめた料理。伽羅煮。〈[季]夏〉
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐ぼく【伽羅木】
イチイ科の常緑針葉低木。イチイの変種。幹は地に臥して直立しない。庭園・生垣に栽植。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐まくら【伽羅枕】
ひきだしがあって、その中で香をたくようにした木枕。遊女などが用いた。香枕。
⇒きゃら【伽羅】
きゃら‐め【伽羅女】
美人。美女。浄瑠璃、心中万年草「わたしが妹にお梅と申してずんど―でござれども」
⇒きゃら【伽羅】
キャラメル【caramel】
①砂糖・水飴・練乳などを煮詰めて油脂・香料で風味をつけた柔らかい飴菓子。小さく切り、紙やオブラートで包む。
②(→)カラメルに同じ。
きゃら‐もの【伽羅者】
愛想のよい人。世事に巧者な人。
⇒きゃら【伽羅】
ギャラリー【gallery】
①回廊。歩廊。長廊下。ガレリー。
②美術品陳列室。画廊。
③(劇場の)天井桟敷。
④ゴルフなどの観衆。また、観客席。
ギャランティー【guaranty】
(保証の意)出演料。出場料。契約金。謝金。ギャラ。
きやり
①胸など痛んでさしこむさま。
②はらはら心配するさま。きやきや。洒落本、後編香ひ帒「女郎も少し―と来たらう」
き‐やり【木遣】
①重い材木などを、音頭をとり掛声を掛けて送り運ぶこと。また、その人。
②木遣歌の略。
⇒きやり‐うた【木遣歌】
⇒きやり‐おんど【木遣音頭】
キャリア【career】
①(職業・生涯の)経歴。「―を積む」
②専門的技能を要する職業についていること。
③国家公務員試験Ⅰ種(上級甲)合格者で、本庁に採用されている者の俗称。「―組」
⇒キャリア‐ウーマン【career woman】
キャリアー【carrier】
①〔理〕(→)担体。
②〔医〕病原菌やウイルスの感染者。保菌者。
③(→)搬送波。
④通信事業者。→コモン‐キャリアー
キャリア‐ウーマン【career woman】
熟練した知識や技術をもち第一線で働いている女性。
⇒キャリア【career】
キャリー【carry】
①物を運ぶ意。
②ゴルフで、打球の落下地点までの飛距離。
⇒キャリー‐バック【carry back】
⇒キャリー‐ボール
キャリー‐バック【carry back】
ラグビーで、攻撃されている側が自陣のインゴールにボールを持ちこんで地面につけること。ゴールラインから5メートルの地点でのスクラムで、相手の攻撃が再開される。
⇒キャリー【carry】
キャリー‐ボール
(和製語carry ball)(→)キャリング‐ボールに同じ。
⇒キャリー【carry】
きやり‐うた【木遣歌】
木遣の時に歌う一種の俗謡。祭礼の山車だしをひく時や祝儀などにも歌う。木遣節。木遣口説くどき。
⇒き‐やり【木遣】
キャリオール【carryall】
掘削・積込み・土砂運搬などの土木作業を1台で行う機械。
きやり‐おんど【木遣音頭】
運ばれる木材などの上に立って音頭をとる人。また、その歌う木遣歌。
⇒き‐やり【木遣】
キャリコ【calico】
⇒キャラコ
ギャリソン【William Lloyd Garrison】
アメリカの急進的な奴隷解放運動家。機関紙「解放者」を刊行し、黒人奴隷を無償で即時に解放することを主張。(1805〜1879)
キャリパス【callipers】
測定用補助器具。コンパス型の双脚を開閉して、工作物の寸法を測るのに用いるもの。外径・厚さ・幅などを測るものを外パス、内径を測るものを内パスという。パス。
キャリパス
キャリング‐ボール【carrying-ball】
①バスケット‐ボール・ハンド‐ボールなどで、許容される歩数以上ボールを持って歩くこと。反則となる。→トラベリング。
②サッカーで、ゴール‐キーパーがボールを持って5歩以上歩くこと。反則となる。
ギャル【gal アメリカ】
(girlの訛)女の子。若くて活発な娘。
ギャルソン【garçon フランス】
(少年の意)ホテル・レストラン・カフェなどの男の給仕。ボーイ。ガルソン。
ギャレー【galley】
船や飛行機内の調理室。
ギャレージ【garage】
⇒ガレージ
キャレル【carrell】
図書館の個人用閲覧机。カレル。
ギャロップ【gallop】
馬が一歩ごとに四足ともに地上から離して駆ける、最も速い駆け方。騎乗疾駆。駆歩くほ。→トロット
ギャロップ【galop】
19世紀初期から流行した4分の2拍子の軽快な旋回舞曲。馬の駆歩を模す。ガロップ。
キャロル【carol】
⇒カロル
キャロル【Lewis Carroll】
イギリスの童話作家・数学者。軽妙なユーモアと論理や言葉のナンセンスな遊びに富んだ童話「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」で有名。(1832〜1898)
きゃん【侠】
(唐音)
①勇みはだで、いきなさま。洒落本、道中粋語録どうちゅうすごろく「―のおみさん、通のぬし、いづれもきさまはきさまなり」
②おてんばで、はすっぱなさま。また、そのような女。おきゃん。人情本、春色英対暖語「其歳齢としごろは十八九、少し―には見ゆれども」
ギャング【gang】
(一味・組の意)
①主としてアメリカの組織的な強盗団・暴力団。
②転じて、日本では単独の凶賊・強盗をもいう。ギャングスター。
キャンサー【cancer】
(→)癌がん。
キャンセル【cancel】
取り消すこと。契約や予約を破棄すること。解約。「チケットを―する」
キャンター【canter】
⇒カンター
ギャンツェ【Gyangze・江孜】
中国チベット自治区南部、ニエンチュ河中流にある都市。600年余の歴史をもち、特産の絨毯じゅうたんは名高い。
キャンティ【Chianti】
イタリア中部トスカーナ州キャンティで産するワイン。
キャンディ‐おうこく【キャンディ王国】‥ワウ‥
(Kandy)セイロン島のシンハラ王朝最後の王国(1474〜1815)。イギリスに敗れ滅亡。
キャンデー【candy】
(キャンディーとも)
①砂糖を煮詰めて作った飴菓子。ボンボン・ドロップ・キャラメル・ヌガーなどの総称。糖菓。
②アイス‐キャンデーの略。
キャンドル【candle】
(→)蝋燭ろうそく。
⇒キャンドル‐サービス
キャンドル‐サービス
(candlelight serviceから)
①教会で、火をつけた蝋燭ろうそくを持ってする礼拝。
②結婚披露宴で、新郎新婦が招待客の各テーブル上の蝋燭に火をつけてまわること。
⇒キャンドル【candle】
キャンパー【camper】
キャンプする人。
キャンバス【canvas】
①⇒カンバス。
②野球で、一・二・三塁に置くカンバス地の四角いマット。
キャンパス【campus アメリカ】
①(大学などの)構内。敷地。校庭。
②転じて、大学。「―‐ライフ」
キャンピング【camping】
テントを張って野営すること。テント生活。
⇒キャンピング‐カー
キャンピング‐カー
(和製語camping car)キャンプ用に寝起きや炊事などの設備を備えた自動車。
⇒キャンピング【camping】
キャンプ【camp】
①野営。テントの仮小屋。また、テントを張って泊まること。「夏休みに山で―する」
②兵営。「米軍―」
③抑留所。収容所。「難民―」
④スポーツ選手などの練習のための合宿。「―‐イン」
⇒キャンプ‐サイト【campsite】
⇒キャンプ‐じょう【キャンプ場】
⇒キャンプ‐ファイア【campfire】
⇒キャンプ‐むら【キャンプ村】
キャンプ‐サイト【campsite】
(→)キャンプ場に同じ。
⇒キャンプ【camp】
キャンプ‐じょう【キャンプ場】‥ヂヤウ
テント生活に適した地。また、キャンプ用の敷地や炊事場・トイレなどの設備をもった施設。キャンプサイト。
⇒キャンプ【camp】
キャンプ‐デーヴィッド【Camp David】
アメリカ合衆国、メリーランド州にある大統領の別荘。
キャンプ‐ファイア【campfire】
キャンプなどでの焚たき火。また、それを囲んで交歓し、遊ぶこと。
キャンプファイア
撮影:関戸 勇
⇒キャンプ【camp】
キャンプ‐むら【キャンプ村】
キャンプ場のこと。テントが群がっている所を村に見立てていう。
⇒キャンプ【camp】
ギャンブラー【gambler】
賭博とばく師。ばくちうち。
キャンブリック【cambric】
薄地平織の亜麻あま布または綿布。ハンカチーフや夏の婦人・子供服などに用いる。カンブリック。
ギャンブル【gamble】
賭けごと。ばくち。投機。
キャンペーン【campaign】
①社会上・政治上の目的をもつ組織的な闘争や運動。
②ある特定の問題についての啓蒙宣伝活動。また、大がかりな商業宣伝。「プレス‐―」「責任追及の―を張る」
キャンベラ【Canberra】
オーストラリア連邦の首都。同国南東部の内陸にある計画都市。人口32万3千(2003)。
き‐ゆ【窺窬】
(「窬」はくぐり戸の意)すきをうかがいねらうこと。
き‐ゆ【覬覦】
(「覬」「覦」とも、のぞむ意)分不相応なことをうかがいねらうこと。分不相応の希望を抱くこと。
き・ゆ【消ゆ】
〔自下二〕
⇒きえる(下一)
キュイジーヌ【cuisine フランス】
料理。料理法。「ヌーベル‐―」
ギュイヨー【Marie-Jean Guyau】
フランスの哲学者。人類の生の進化論的発展を倫理学および芸術論の根本原理とする。著「社会学上より見たる芸術」など。(1854〜1888)
きゅう
①物をねじまわす時などにきしる音。
②圧迫されたり責め立てられたりして発する苦しみの声。
③酒などを一気に飲むさま。
きゅう【九・玖】キウ
(呉音はク)数の名。ここのつ。「玖」は大字。
きゅう【弓】
①ゆみ。
②古代中国で、長さの単位の一つ。
㋐弓から的までの距離をはかる単位。1弓を6尺とする。
㋑土地の測量の単位。8尺を1弓とする。
きゅう【仇】キウ
あだ。かたき。敵手。
きゅう【丘】キウ
孔子の名。
きゅう【旧】キウ
①昔。過去。「―に復する」「―に倍する」
②今は主流ではないもの、過去のものとなっていることを表す語。「―仮名遣」
③旧暦の略。「―のお盆」↔新
きゅう【休】キウ
やすむこと。やすみを数える語。「3勤1―」
きゅう【灸】キウ
漢方療法の一つ。もぐさを肌の局部、経穴けいけつ・灸穴にのせてこれに火を点じて焼き、その熱気によって病を治療すること。やいと。灸治。灸術。
⇒灸を据える
きゅう【急】キフ
①進行や変化が速いこと。「―な流れ」
②切迫して猶予のできないこと。また、事変。「―を要する」「―を告げる」
③突然で思いもかけないこと。だしぬけ。にわか。「―な用事」「―に走り出す」
④傾斜の度合が大きいさま。「―な坂」
⑤序破急の最後の段。舞楽や能楽で、音楽や舞が急速度となり終結に至るもの。
⑥急行列車の略。「準―」
きゅう【級】キフ
①上下の地位・程度の位置づけ。順序。段階。「プロ―の腕前」
②試験で与えられる、技量の位付け。「珠算の―が上がる」
③学校教育で、学年による組分け。学級。クラス。
④写真植字機による文字の大きさの単位。0.25ミリメートル角のものを1級とする。1ミリメートルの4分の1の意でquarterの頭文字をとってQで表す。
⑤(もと古代中国の秦で、首を切った者に爵位1級を与えたことから)いくさでとった首を数える語。
きゅう【宮】
(呉音はク)
①天子・神仙などの居所。みや。
②日本・中国の音楽で、五声の基準となる第1音。
③天球の区分。→十二宮。
④生殖機能を奪う刑。五刑の一つ。「―刑」
→ぐう(宮)
きゅう【笈】キフ
行脚僧・修験者などが、旅の際、物を入れ背負って持ち運ぶ、竹で編んだ箱。おい。
⇒笈を負う
きゅう【球】キウ
①まるい形。まるいもの。たま。まり。ボール。
②野球の略。
③野球で、投手が投げた球を数える語。
④〔数〕3次元空間で1定点から一定の距離r以内にある点全体の集合。その1定点を中心、rを半径(の長さ)という。球の表面積・体積はそれぞれ4πr2,(4/3)πr3である。球体。
きゅう【給】キフ
賃金。報酬。「院宮の―」
キュー【cue】
①ビリヤードに用いる突き棒。
②ラジオ・テレビで、演出家が示す開始の合図。「―を出す」
キュー【Q・q】
①アルファベットの17番目の文字。
②問い(question)の略号(Q)。
③電気回路で、共振の鋭さを表す値。Q値。
④写真植字機による文字の級を表す記号(Q)。→級4
キュー【queue】
(→)「待ち行列」に同じ。
き‐ゆう【机右】‥イウ
机のそば。座右。
き‐ゆう【杞憂】‥イウ
[列子天瑞](中国の杞の国の人が、天地が崩れて落ちるのを憂えたという故事に基づく)将来のことについてあれこれと無用の心配をすること。杞人の憂え。取り越し苦労。「―であれば幸いだ」
き‐ゆう【喜憂】‥イウ
喜びと憂い。
き‐ゆう【豨勇】
イノシシ(豨)のようにむこうみずの勇気。また、そのような兵士。
き‐ゆう【嬉遊】‥イウ
たのしみ遊ぶこと。
⇒きゆう‐きょく【嬉遊曲】
ぎゅう
物を強く押したり締めつけたりするさま。強く圧迫されて発する声や音。「―と言わせる」
ぎゅう【牛】ギウ
①うし。うしの肉。
②「妓夫ぎゅう」の当て字。
③〔天〕二十八宿の一つ。牛宿。いなみぼし。
ぎゅう【妓夫】ギフ
(「牛」とも書く)
①夜鷹などの私娼について、客引きや用心棒をする男。浮世草子、好色万金丹「女房を惣嫁そうかに出して男が―に付くも世の姿也」
②遊女屋の若い者(使用人)。小見世では客引きなどをする見世番。牛太郎。ひとりね「あげやの男か―かに一年成りて見たし」
ぎ‐ゆう【義勇】
①正義と勇気。
②正義を愛する心から起きる勇気。
③進んで公共のために力を尽くすこと。
⇒ぎゆう‐ぐん【義勇軍】
⇒ぎゆう‐へい【義勇兵】
きゅう‐あ【旧痾】キウ‥
久しくなおらない病気。以前にかかった病気。持病。宿痾。
キューアール‐コード【QRコード】
二次元コードの方式の一種。商標名。
きゅう‐あい【求愛】キウ‥
異性の愛を求めること。「ツルの―行動」
きゅう‐あく【旧悪】キウ‥
①以前におかした悪事。「―露顕」
②現在の公訴の時効に相当する江戸時代の公事方御定書の制度。死罪以上の罪および永尋ながたずねの場合を除き、いったん罪を犯してもその後他の犯罪にかかわり合いのない限り、12カ月以上を経て発覚したときは旧悪と称して咎とがめないことにしていた。
きゅう‐アジア‐しょご【旧アジア諸語】キウ‥
(→)古アジア諸語に同じ。
きゅうあん【久安】キウ‥
[晋書]平安後期、近衛天皇朝の年号。天養2年7月22日(1145年8月12日)改元、久安7年1月26日(1151年2月14日)仁平に改元。
キュー‐アンド‐エー【Q&A】
(question and answer)問いと答え。一問一答。
きゅう‐い【九夷】キウ‥
①漢族が称した東方の九つの野蛮国。畎夷けんい・于夷・方夷・黄夷・白夷・赤夷・玄夷・風夷・陽夷。
②漢族が主に東方の他民族を卑しめていう語。
きゅう‐い【九位】キウヰ
世阿弥が芸の位を9段階に分けたもの。また、その注解の著書名。どこがよいと指摘できない言語を絶した美を示す芸境、すなわち「妙花風」を最上とする。くい。
きゅう‐い【旧衣】キウ‥
着ふるした着物。ふるぎ。
きゅう‐い【休意】キウ‥
心を安んずること。安心。休心。
きゅう‐い【宮闈・宮囲】‥ヰ
宮中の奥殿。后妃の宮殿。保元物語「后と申すは位を―に正しくして」
きゅう‐い【球威】キウヰ
野球で、投手が打者に対して投げる球の威力。
キュヴィエ【Georges Cuvier】
フランスの博物学者。コレージュ‐ド‐フランス教授。動物の比較解剖学を研究、古生物学を建設、ラマルクの進化論に反対し、天変地異説を唱えた。主著「比較解剖学講義」「地球表面の変革について」など。(1769〜1832)
きゅう‐いき【宮域】‥ヰキ
①宮殿のある区域。
②特に伊勢神宮の神域。
きゅういちいち‐じけん【九‐一一事件】キウ‥
2001年9月11日に米国で起きた同時多発テロ事件。4機の旅客機がイスラム急進派にハイ‐ジャックされ、うち2機がニューヨークの世界貿易センター‐ビルに突入し崩壊させ、1機がワシントンの国防総省ビルに突入、1機がペンシルヴァニア州に墜落した。死者3062人。
崩壊前の世界貿易センタービル(2001年)
提供:IPOL/APL
きゅう‐いん【旧姻】キウ‥
ふるくから縁組している親戚。
きゅう‐いん【旧院】キウヰン
もとの上皇または法皇。故院。
きゅう‐いん【吸引】キフ‥
吸いこむこと。引きつけること。「―力」
きゅう‐いん【吸飲】キフ‥
すってのむこと。「阿片の―」
きゅう‐いん【蚯蚓】キウ‥
[礼記月令]みみず。
きゅう‐いん【窮陰】
(陰気の窮極の意)冬の末。陰暦12月。
ぎゅういん‐ばしょく【牛飲馬食】ギウ‥
牛が水を飲み馬が秣まぐさを食うように、多量に飲食すること。
きゅう‐う【急雨】キフ‥
にわかあめ。
きゅう‐えい【仇英】キウ‥
明代中期(16世紀前半)の画家。字は実父じっぽ。号は十洲。江蘇太倉の人。唐・宋・元の古画を模写して技法の精を会得し、細密艶麗な彩色画と白描画とに長じた。
きゅう‐えき【宮掖】
帝王の居所。宮廷。宮闕。禁中。
ぎゅう‐えき【牛疫】ギウ‥
家畜法定伝染病の一つ。反芻はんすう類、多くは牛の伝染病。病原体はウイルス。伝染力が強く、激烈急性で、罹病した獣は6〜7日で死ぬ。
きゅう‐えん【久延】キウ‥
年月が久しく延びること。
きゅう‐えん【久遠】キウヱン
①時の無窮なこと。永遠。くおん。
②広く大いなること。
きゅう‐えん【仇怨】キウヱン
かたき。あだ。怨恨えんこん。
きゅう‐えん【旧怨】キウヱン
ふるいうらみ。昔のあだ。
きゅう‐えん【旧縁】キウ‥
ふるい縁故。前からのなじみ。
きゅう‐えん【休演】キウ‥
興行や出演などを休むこと。
きゅう‐えん【求縁】キウ‥
結婚の相手を探すこと。
きゅう‐えん【救援】キウヱン
他人の危険や困難をすくいたすけること。加勢。「―活動」「―物資」「―投手」
きゅう‐えん【球宴】キウ‥
花形選手が集まって行う野球の試合。特に、オールスター‐ゲーム。野球の饗宴。
きゅうおうどうわ【鳩翁道話】キウヲウダウ‥
柴田鳩翁の心学道話の筆録。正編3巻、1835年(天保6)刊。続編・続々編各3巻、36・39年刊。共に養子武修(遊翁)の編纂。
→文献資料[鳩翁道話]
キュー‐オー‐エル【QOL】
クオリティー‐オブ‐ライフの略。
きゅう‐おん【旧恩】キウ‥
むかし受けた恩。
きゅう‐おん【吸音】キフ‥
音波を吸収すること。
⇒きゅうおん‐ざい【吸音材】
きゅうおん‐ざい【吸音材】キフ‥
吸音効果のある材料。建築やスピーカーその他音響機器に用いる。ガラス繊維・フェルトなど。
⇒きゅう‐おん【吸音】
きゅう‐か【九夏】キウ‥
夏季90日の間の称。
⇒きゅうか‐さんぷく【九夏三伏】
きゅう‐か【旧家】キウ‥
①久しく続いてきた家柄。由緒のある家柄。久しくその土地に住んで来た家。「―の出」
②もと住んだ家。「―を訪れる」
きゅう‐か【休暇】キウ‥
(古くは「休假」)学校・官庁・会社などのやすみ。多く、日曜・祝日などの休日以外のやすみをいう。「―をとる」「夏期―」
⇒きゅうか‐とうそう【休暇闘争】
きゅう‐か【急火】キフクワ
にわかに燃え上がった火事。
きゅう‐か【毬花・球花】キウクワ
マツ・スギ・ヒノキなど、裸子植物針葉樹類の生殖器官。多数の木質の鱗片が重なって着生し、球形または円錐形をなし、種子は鱗片の内面に着く。
きゅう‐か【毬果・球果】キウクワ
雌の成熟した毬花。広辞苑に「脚光」で始まるの検索結果 1-2。