じゆうみんけん‐うんどう【
自由民権運動】
‥イウ‥
人民の権利や自由の拡大を目標に掲げ、藩閥政治に対抗して政治へ参加しようとした、明治前半期の広範な政治運動。1874年(明治7)の板垣退助らの民撰議院設立建白書に始まる。最初は士族や都市知識人中心の運動だったが、次第に豪農層も加わり全国的なものとなり、81年には政府に国会開設の詔勅を出させる。83年以降衰退し、一部の急進派が激化事件を起こすが鎮圧される。三大事件建白運動や大同団結運動をへて、初期議会の民党につながる。
→資料:自由党盟約
⇒じ‐ゆう【自由】