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なえ【苗】ナヘ🔗⭐🔉
なえ‐いみ【苗忌】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐いみ【苗忌】ナヘ‥
稲の苗をとることを忌むこと。また、その日。播種後49日目をいうことが多い。
なえ‐いろ【苗色】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐いろ【苗色】ナヘ‥
染色の名。薄い萌葱もえぎ色。また、青の黄ばんだ色。
Munsell color system: 4.5GY7/5
なえ‐うち【苗打ち】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐うち【苗打ち】ナヘ‥
田植の際に適量の苗束を田へ投げて配ること。また、その役。
なえ‐うり【苗売】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐うり【苗売】ナヘ‥
野菜や草花の苗を売り歩く人。初夏、茄子なす・瓜・朝顔などの苗を呼び声高く売り歩いた。〈[季]夏〉
なえ‐ぎ【苗木】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐ぎ【苗木】ナヘ‥
樹木の苗。移植するために育てる幼い木。
⇒なえぎ‐いち【苗木市】
なえぎ‐いち【苗木市】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえぎ‐いち【苗木市】ナヘ‥
3〜4月頃、社寺の縁日などに立つ、庭木や果樹の苗木を売る市。〈[季]春〉
⇒なえ‐ぎ【苗木】
なえ‐くさ【苗草】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐くさ【苗草】ナヘ‥
①草本の苗。
②苗代田に稲の種をまく時に敷く草。為忠百首「―を山田の小田に刈りしきて」
なえ‐ごえ【苗肥】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐ごえ【苗肥】ナヘ‥
(→)緑肥に同じ。
なえ‐じゃく【苗尺】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐じゃく【苗尺】ナヘ‥
(→)苗標なえじるしに同じ。
なえ‐じるし【苗標】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐じるし【苗標】ナヘ‥
播種の終わった苗代に挿す樹枝。竹・楊やなぎ・萱かやなどの枝を用いる。地方によって、苗尺なえじゃく・苗棒なえぼう・苗忌竹なえみたけ・苗代男なわしろおとこ・種棒たなんぼうなどと呼ぶ。
なえ‐しろ【苗代】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐しろ【苗代】ナヘ‥
⇒なわしろ
なえ‐だて【苗立て】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐だて【苗立て】ナヘ‥
(→)「苗開き」に同じ。
なえ‐で【苗手】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐で【苗手】ナヘ‥
稲の苗を束ねるわら。特に念入りに扱われた。のうで。
なえ‐どこ【苗床】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐どこ【苗床】ナヘ‥
野菜・花卉かき類・樹木などの苗を育成する場所。冷床・温床の2種がある。
なえとり‐うた【苗取歌】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえとり‐うた【苗取歌】ナヘ‥
農民が苗代なわしろから苗を取り、またそれを整理する時に歌う民謡。田植歌の類。
なえば‐さん【苗場山】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえば‐さん【苗場山】ナヘ‥
新潟県南部、長野県境にある成層火山。標高2145メートル。山頂部は高層湿原。豪雪地で山麓はスキー場として知られる。なえばやま。
苗場山
提供:オフィス史朗

なえ‐はた【苗畑】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐はた【苗畑】ナヘ‥
苗木を育てる畑。苗圃びょうほ。
なえ‐びらき【苗開き】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐びらき【苗開き】ナヘ‥
苗代の種まきから33日目に初めて行う田植。初はつ田植。なえだて。
なえ‐ぶね【苗舟】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐ぶね【苗舟】ナヘ‥
泥深い水田で、田植をする際につかう小舟。田舟。
なえ‐ぼう【苗棒】ナヘバウ🔗⭐🔉
なえ‐ぼう【苗棒】ナヘバウ
(→)苗標なえじるしに同じ。
なえ‐ま【苗間】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえ‐ま【苗間】ナヘ‥
(関東・中部地方で)苗代なわしろ。
なえみ‐たけ【苗忌竹】ナヘ‥🔗⭐🔉
なえみ‐たけ【苗忌竹】ナヘ‥
(→)苗標なえじるしに同じ。
なわ‐しろ【苗代】ナハ‥🔗⭐🔉
なわ‐しろ【苗代】ナハ‥
(ナハはナヘの古形、シロは四方を限った区域)水稲の種を蒔いて苗を仕立てるところ。水苗代・陸苗代および両者を折衷した折衷苗代などがある。なえしろ。〈[季]春〉。万葉集14「―のこなぎが花をきぬにすり」
⇒なわしろ‐いちご【苗代苺】
⇒なわしろ‐おとこ【苗代男】
⇒なわしろ‐がき【苗代垣】
⇒なわしろ‐くさ【苗代草】
⇒なわしろ‐くずし【苗代崩し】
⇒なわしろ‐ぐみ【苗代胡頽子】
⇒なわしろ‐だ【苗代田】
⇒なわしろ‐どき【苗代時】
⇒なわしろ‐どめ【苗代留め】
⇒なわしろ‐まつり【苗代祭】
⇒なわしろ‐みず【苗代水】
なわしろ‐いちご【苗代苺】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐いちご【苗代苺】ナハ‥
(田植の頃に熟すのでいう)バラ科キイチゴ属の落葉小低木。山地・原野に自生。茎は蔓状で短毛を密生し、とげがある。葉は3葉または5葉の複葉。初夏、淡紅色の五弁花を開き、6月、濃赤色の実を結ぶ。実は酸味があり、食用。皐月さつき苺。〈[季]夏〉
ナワシロイチゴ
提供:OPO
⇒なわ‐しろ【苗代】

なわしろ‐おとこ【苗代男】ナハ‥ヲトコ🔗⭐🔉
なわしろ‐おとこ【苗代男】ナハ‥ヲトコ
(→)苗標なえじるしに同じ。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐がき【苗代垣】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐がき【苗代垣】ナハ‥
鳥が苗代を害さないために、苗代の周囲に造った垣。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐くさ【苗代草】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐くさ【苗代草】ナハ‥
苗代に入れる緑肥。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐くずし【苗代崩し】ナハ‥クヅシ🔗⭐🔉
なわしろ‐くずし【苗代崩し】ナハ‥クヅシ
田植の最終に苗代田に苗を植えること。親田植。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐ぐみ【苗代胡頽子】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐ぐみ【苗代胡頽子】ナハ‥
グミ科の常緑低木。高さ約3メートル。とげがある。葉は長楕円形、裏面は銀白色。秋、白花を開く。果実は翌年の田植頃に紅熟し、食用、また、下痢どめに用いる。庭木として植栽。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐だ【苗代田】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐だ【苗代田】ナハ‥
苗代を仕立てる田。〈[季]春〉
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐どき【苗代時】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐どき【苗代時】ナハ‥
苗代を仕立てる時期。〈[季]春〉
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐どめ【苗代留め】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐どめ【苗代留め】ナハ‥
気候の関係で稲苗の成育が一般に不良な際、苗不足を警戒して、採苗期日の延期を全村で申し合わせること。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐まつり【苗代祭】ナハ‥🔗⭐🔉
なわしろ‐まつり【苗代祭】ナハ‥
(→)水口祭みなくちまつりに同じ。
⇒なわ‐しろ【苗代】
なわしろ‐みず【苗代水】ナハ‥ミヅ🔗⭐🔉
なわしろ‐みず【苗代水】ナハ‥ミヅ
苗代にそそぐ水。〈[季]春〉
⇒なわ‐しろ【苗代】
のう‐とこ【苗床】ナウ‥🔗⭐🔉
のう‐とこ【苗床】ナウ‥
(四国・九州地方で)苗代なわしろのこと。
ので‐ない【苗手綯】‥ナヒ🔗⭐🔉
ので‐ない【苗手綯】‥ナヒ
(奈良地方などで)(→)縄祝なわいわいに同じ。
びょう【苗】ベウ🔗⭐🔉
びょう【苗】ベウ
(呉音はミョウ)ミャオ(苗)族のこと。
びょう‐えい【苗裔】ベウ‥🔗⭐🔉
びょう‐えい【苗裔】ベウ‥
末の血すじ。遠い血統の子孫。末孫。後胤こういん。
びょう‐じょう【苗条】ベウデウ🔗⭐🔉
びょう‐じょう【苗条】ベウデウ
茎と葉との総称。苗。芽条。シュート。
びょう‐ぞく【苗族】ベウ‥🔗⭐🔉
びょう‐ぞく【苗族】ベウ‥
⇒ミャオぞく
○平仄が合わないひょうそくがあわない
話のつじつまが合わない。誹風柳多留拾遺12「平仄のねつから合はぬ正灯寺」
⇒ひょう‐そく【平仄】
びょう‐ほ【苗圃】ベウ‥🔗⭐🔉
びょう‐ほ【苗圃】ベウ‥
苗木・苗草を育てる田圃。
ミャオ‐ぞく【苗族】🔗⭐🔉
ミャオ‐ぞく【苗族】
(Miao)中国南部からタイ北部・ミャンマー・ラオス・ベトナムの山地に住む民族の中国における名称。焼畑耕作による陸稲・トウモロコシ・イモ類・雑穀の栽培を主とする。言語はシナ‐チベット語族のミャオ‐ヤオ語派に属する。モンと自称。メオ族。
みょう‐おや【苗親】メウ‥🔗⭐🔉
みょう‐おや【苗親】メウ‥
苗講みょうこうの中心となる家の主人。苗山みょうやまを管理する。
みょう‐じ【苗字・苗氏】メウ‥🔗⭐🔉
みょう‐じ【苗字・苗氏】メウ‥
(「苗」は「苗裔びょうえい」の意)(→)名字みょうじに同じ。
みょう‐やま【苗山】メウ‥🔗⭐🔉
みょう‐やま【苗山】メウ‥
苗みょうを同じくする者が共同で祀る氏神に所属する山。
[漢]苗🔗⭐🔉
苗 字形
筆順
〔艹部5画/8画/常用/4136・4944〕
〔音〕ビョウ〈ベウ〉(漢) ミョウ〈メウ〉(呉)
〔訓〕なえ・なわ=
[意味]
①植物の、なえ。「種苗」。転じて、生体に接種するワクチン。「痘苗」
②血すじ。子孫。「苗裔びょうえい・苗字みょうじ・同苗どうみょう」
③中国の南部からベトナムにかけて居住する山岳民族の名。ミャオ族。「苗族」
[解字]
会意。「艹」+「田」。田にはえ出たばかりの細い草の意。


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