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かざり‐せっちん【飾雪隠・荘雪隠】🔗⭐🔉
かざり‐せっちん【飾雪隠・荘雪隠】
(→)砂雪隠すなせっちんに同じ。
⇒かざり【飾り】
しょう【荘・庄】シヤウ🔗⭐🔉
しょう‐えん【荘園・庄園】シヤウヱン🔗⭐🔉
しょう‐えん【荘園・庄園】シヤウヱン
①平安時代より室町時代にかけての貴族・寺社の私的な領有地。奈良時代に墾田などを起源として出現したが、平安時代には地方豪族の寄進による荘園形成が盛んとなり、全国的に拡大、不輸不入権も認められるに至った。鎌倉幕府の守護地頭制によって次第に武家に侵略され、南北朝の動乱以後、急速に衰退に向かい、豊臣秀吉の時、太閤検地によって最終的に廃止された。荘。
②中国で、もと別荘に田園を付属させたもの。唐代以降大土地所有一般を指すようになり、清代に及んだ。耕作者には奴隷を使うこともあったが、唐以降は小作人を使用した。
③(manor イギリス・Grundherrschaft ドイツ)ヨーロッパ中世における領主の封建的土地所有。ドイツ初期には賦役をさせるいわゆる古典荘園があったが、ドイツ後期やイギリス・フランスでは生産物もしくは貨幣地代を出させた。
⇒しょうえん‐せいり‐れい【荘園整理令】
しょうえん‐せいり‐れい【荘園整理令】シヤウヱン‥🔗⭐🔉
しょうえん‐せいり‐れい【荘園整理令】シヤウヱン‥
平安時代に荘園の拡大を抑えるために出された規制令。902年(延喜2)以降数回にわたって発令。
⇒しょう‐えん【荘園・庄園】
しょう‐か【荘家・庄家】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐か【荘家・庄家】シヤウ‥
①荘園の事務をとった所。しょうけ。
②農家。農家の人。百姓。
しょう‐け【荘家】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐け【荘家】シヤウ‥
荘園を支配するために本主の設けた事務所。または荘園を支配する人。
しょう‐げん【荘厳】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐げん【荘厳】シヤウ‥
⇒そうごん
しょう‐こ【荘庫】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐こ【荘庫】シヤウ‥
荘園で米穀を貯える倉庫。荘倉。
しょう‐ごう【荘郷】シヤウガウ🔗⭐🔉
しょう‐ごう【荘郷】シヤウガウ
むらざと。ごう。
しょう‐ごん【荘厳】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐ごん【荘厳】シヤウ‥
仏像・仏堂を天蓋・幢幡どうばん・瓔珞ようらくその他の仏具・法具などで飾ること。また、その飾り。→そうごん
しょう‐じ【荘司・庄司】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐じ【荘司・庄司】シヤウ‥
荘園の領主の命を受けてその荘園を管理した職。郡司で荘司を兼ねるものを大荘司といった。荘長。荘官。
しょう‐そう【荘倉】シヤウサウ🔗⭐🔉
しょう‐そう【荘倉】シヤウサウ
荘園の納貢を蓄えておくくら。法隆寺資財帳「合荘―捌拾肆(八十四)口」
しょう‐ちょう【荘長】シヤウチヤウ🔗⭐🔉
しょう‐ちょう【荘長】シヤウチヤウ
(→)荘司しょうじに同じ。
しょう‐でん【荘田】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐でん【荘田】シヤウ‥
荘園の田地。
しょう‐ない【荘内・庄内】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐ない【荘内・庄内】シヤウ‥
荘園のうち。領土のうち。
しょう‐ひょう【荘票】シヤウヘウ🔗⭐🔉
しょう‐ひょう【荘票】シヤウヘウ
中国における一種の無記名式約束手形。紙幣同様に流通した。
しょう‐む【荘務】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐む【荘務】シヤウ‥
荘園の事務。
しょう‐や【庄屋・荘屋】シヤウ‥🔗⭐🔉
しょう‐や【庄屋・荘屋】シヤウ‥
(荘園の事務をつかさどった荘司・荘官の遺称)江戸時代、村の長。村請制度のもとで、納税その他の事務を行なって領主の村支配のための業務を担うとともに、村共同体の代表者として、年貢減免等領主への訴願を行なったり、近隣の村との交渉・紛争に当たる等、共同体の維持のために働いた。むらおさ。畿内・西国方面では庄屋、東国方面では名主なぬしと呼ぶことが多い。肝煎きもいりと称する地域もある。→名主2。
⇒しょうや‐けん【庄屋拳】
そう【荘】サウ🔗⭐🔉
そう【荘】サウ
(呉音はショウ)
①しもやしき。別宅。「別荘・山荘・旅荘」
②荘園しょうえん。源氏物語浮舟「因幡守なるが領ろうずる―に」
③荘周(荘子)のこと。
→しょう(荘・庄)
そう‐えん【荘園】サウヱン🔗⭐🔉
そう‐えん【荘園】サウヱン
⇒しょうえん
そう‐おう【荘王】サウワウ🔗⭐🔉
そう‐おう【荘王】サウワウ
春秋時代の楚の王。五覇の一人。穆王の子。名は侶。政治に励み、諸国を破って中原に進出、覇権を握った。周王に鼎かなえの軽重を問うたことは名高い。(在位前613〜前591)
そう‐けい【荘敬】サウ‥🔗⭐🔉
そう‐けい【荘敬】サウ‥
おごそかにつつしむこと。
そう‐ごん【荘厳】サウ‥🔗⭐🔉
そう‐ごん【荘厳】サウ‥
①たっとくおごそかなこと。重々しく立派なこと。「―な儀式」
②⇒しょうごん
そうし【荘子】サウ‥🔗⭐🔉
そうし【荘子】サウ‥
(曾子との混同を避けてソウジとも)
①荘周の敬称。
②「老子」と併称される道家の代表著書。荘周著。現行本は内編7、外編15、雑編11から成る。内編(逍遥遊・斉物論など)は多くの寓言によって、万物は斉同で生死などの差別を超越することを説く。外編・雑編は内編の意を敷衍ふえんしたもの。唐代、南華真経と称。
そうじ【荘子】サウ‥🔗⭐🔉
そうじ【荘子】サウ‥
⇒そうし
そう‐しゅう【荘周】サウシウ🔗⭐🔉
そう‐しゅう【荘周】サウシウ
戦国時代の思想家。字は子休。宋国の蒙(河南)の人。孟子と同時代という。漆園の吏となり、恵施と交わる。老子とともに道家の代表者で、老荘と並称。「荘子」はその著とされる。南華真人・南華老仙と称。荘子と敬称。→荘子。
⇒そうしゅう‐の‐ゆめ【荘周の夢】
そうしゅう‐の‐ゆめ【荘周の夢】サウシウ‥🔗⭐🔉
そうしゅう‐の‐ゆめ【荘周の夢】サウシウ‥
(→)「胡蝶こちょうの夢」に同じ。
⇒そう‐しゅう【荘周】
そう‐ちょう【荘重】サウ‥🔗⭐🔉
そう‐ちょう【荘重】サウ‥
おごそかでおもおもしいこと。「―な調べ」
そう‐でん【荘田】サウ‥🔗⭐🔉
そう‐でん【荘田】サウ‥
古代、貴族の私有地。荘園の田地。
[漢]荘🔗⭐🔉
荘 字形
筆順
〔艹部6画/9画/常用/3381・4171〕
[莊] 字形
〔艹部7画/10画/7223・6837〕
〔音〕ソウ〈サウ〉(漢) ショウ〈シャウ〉(呉)
[意味]
①大きくさかん。おごそか。「荘重そうちょう・荘厳そうごん」
②さかんに飾る。「荘厳しょうごん」
③いなか(の家)。「荘家」
㋐しもやしき。別宅。「山荘・村荘・別荘」。みせ。旅館。「旅荘」
㋑貴族・社寺などの私有地。「荘園しょうえん・そうえん・荘官しょうかん」
④中国戦国時代の思想家、荘周。「荘子・老荘」
[解字]
形声。「艹」+音符「壯」(=さかん)。草がさかんにのびしげる意。



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