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き‐の‐こ【菌・茸】🔗⭐🔉
き‐の‐こ【菌・茸】
(「木の子」の意)子嚢菌の一部および担子菌類の子実体の俗称。山野の樹陰・朽木などに生じ、多くは傘状をなし、裏に多数の胞子が着生。マツタケ・ハツタケ・シイタケのように食用となるもの、テングタケ・ワライタケなど有毒のものがあり、また薬用となるものなど用途も広い。古名くさびら。〈[季]秋〉
⇒きのこ‐がり【茸狩】
⇒きのこ‐ぐも【茸雲】
⇒きのこ‐とり【茸採り】
⇒きのこ‐むし【蕈虫】
⇒きのこ‐めし【茸飯】
⇒茸採った山は忘れられぬ
きん【菌】🔗⭐🔉
きん【菌】
①きのこ。
②きのこ・かび・酵母の類。「―糸」
③さいきん。ばいきん。「病原―」
きん‐かく【菌核】🔗⭐🔉
きん‐かく【菌核】
菌類で、菌糸が集まって生じた、黒色の硬い塊。
⇒きんかく‐びょう【菌核病】
きんかく‐びょう【菌核病】‥ビヤウ🔗⭐🔉
きんかく‐びょう【菌核病】‥ビヤウ
植物の病害。菌核病菌などの菌類の感染による。この病気で腐敗あるいは枯死した植物体の病斑部に、褐色や黒色の菌核ができる。イネ・ナタネ・レンゲ・野菜類やリンゴなど、多くの農作物をおかす。
⇒きん‐かく【菌核】
きん‐かぶ【菌株】🔗⭐🔉
きん‐かぶ【菌株】
1種類もしくは1系統の細菌や菌類を純粋に分離し、植え継いで培養したもの。
きん‐かん【菌環】‥クワン🔗⭐🔉
きん‐かん【菌環】‥クワン
(→)菌輪きんりんに同じ。
きんけつ‐しょう【菌血症】‥シヤウ🔗⭐🔉
きんけつ‐しょう【菌血症】‥シヤウ
病原菌が血中に入り全身を循環している状態。化膿菌・チフス菌・結核菌・炭疽菌・ブルセラ菌などに見られる。→敗血症
きんこうたい‐しょう【菌交代症】‥カウ‥シヤウ🔗⭐🔉
きんこうたい‐しょう【菌交代症】‥カウ‥シヤウ
抗生物質などの使用により、生体内に常在する菌種が減少・死滅し、それに代わって常時は少ない菌または他の菌種が増殖してひき起こされる病症。カンジダ症など。
きん‐こん【菌根】🔗⭐🔉
きん‐こん【菌根】
菌類との複合体となった根。菌糸が高等植物の根に共生して形成される。養分の相互補給などが行われている。
きん‐し【菌糸】🔗⭐🔉
きん‐し【菌糸】
菌類の体を構成する本体で、繊細な糸状の細胞または細胞列。
きん‐しゅう【菌褶】‥シフ🔗⭐🔉
きん‐しゅう【菌褶】‥シフ
菌傘きんさんの下面にある放射状のひだ。菌糸の結合によってでき、無数の胞子を生ずる。ひだ。襉かん。→きのこ
きんしょう‐さいばい【菌床栽培】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
きんしょう‐さいばい【菌床栽培】‥シヤウ‥
キノコの栽培方法の一つ。おがくずに栄養材を加えた培地で栽培するもの。昭和初期に始まった。
きん‐じん【菌蕈】🔗⭐🔉
きん‐じん【菌蕈】
きのこのこと。菌類の中でよく発達した子実体を形成する種類の総称。
きん‐りん【菌輪】🔗⭐🔉
きん‐りん【菌輪】
同一種のきのこが、地上に輪状に配列して発生する現象、およびそのもの。菌類の菌糸体が地下で、ある1点から放射状に成長した結果生じ、輪の大きさは年々拡がる。菌環。魔女の輪(fairy ring)。仙人の環。
きん‐るい【菌類】🔗⭐🔉
きん‐るい【菌類】
きのこ・かび・酵母など変形菌・真菌類の総称。多くは葉緑素を欠き、他の有機物から養分を吸収して生活する。糸状の細胞または細胞列(菌糸)から成り、生殖は主として胞子による。担子菌・子嚢菌・接合菌・変形菌・鞭毛菌・不完全菌類に大別される。また、広くは細菌・放線菌・真菌類などの総称。→界3
くさびら【菌・茸】(作品名)🔗⭐🔉
くさびら【菌・茸】
狂言。家に大きなきのこが生えたので山伏が祈ると、かえってきのこの数がふえ、山伏を追う。「菌山伏」とも。
たけ【茸・菌・蕈】🔗⭐🔉
たけ【茸・菌・蕈】
きのこ。〈[季]秋〉。万葉集10「―を詠める」
[漢]菌🔗⭐🔉
菌 字形
筆順
〔艹部8画/11画/常用/2261・365D〕
〔音〕キン(漢)
〔訓〕きのこ
[意味]
①きのこ。「菌類・菌糸」
②かび。バクテリア。「黴菌ばいきん・病原菌・殺菌」
[解字]
形声。「艹」+音符「
」。
[下ツキ
桿菌・球菌・細菌・殺菌・雑菌・黴菌・病菌・保菌・滅菌・淋菌



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