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しお・れる【萎れる】シヲレル🔗🔉

しお・れる萎れるシヲレル 〔自下一〕[文]しを・る(下二) ①草木などが、生気を失ってしぼむ。万葉集19「事繁み相問はなくに梅の花雪に―・れてうつろはむかも」。「日照り続きで庭の花が―・れた」 ②衣などが雨露などにぬれ、また、古くなってくたくたになる。続拾遺和歌集「月にゆくとほやまずりのかり衣―・るる露に夜は更けにけり」。平家物語12「涙に袖は―・れつつ」 ③力がぬけてぐったりする。しょんぼりする。源氏物語真木柱「女君、あやしう悩ましげにのみもてない給ひて、すくよかなる折もなく―・れ給へるを」。「彼は近頃いやに―・れているね」 ④能や狂言で、「しおり」の動作をする。→しおり(萎) ○潮を踏むしおをふむ 世間の艱難を経験する。つらい目にあう。梁塵秘抄「田子の浦に汐踏むと」。好色一代男5「如何にも此浦のしほを踏んで、老いての咄はなしにもと思ふぞ」 ⇒しお【潮・汐】

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