かま‐とと【
蒲魚】
(蒲鉾
かまぼこを、「これは魚
ととか」と聞くことからという)わかっているくせにわからないふりをすること。なにも知らないような顔をして上品ぶり、また無邪気らしくふるまうこと。また、その人。
○竈賑うかまどにぎわう
暮らしが豊かになる。家が富む。新古今和歌集
賀「民の竈はにぎはひにけり」
⇒かま‐ど【竈】
○竈に媚ぶかまどにこぶ
[論語
八佾]貴い奥向きの主人に媚びるよりは、地位は低くとも実務を握っている者に媚びる。
⇒かま‐ど【竈】
○竈に跨がるかまどにまたがる
(釜は金でつくり、竈は多く土・石でつくるので、釜の方が貴いという意から)子が親にまさるたとえ。
⇒かま‐ど【竈】