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つた【蔦】🔗🔉

つた】 ①キヅタ・ツタウルシなど蔓性木本の総称。 ②ブドウ科の落葉蔓性木本。中国・日本に産する。茎は吸盤を有する巻ひげで他物にからみ、葉は掌状に3〜5裂。初夏、葉腋に淡黄緑色の小花を総状につけ、黒色の液果となる。紅葉が美しく、塀・壁などに這わせる。ナツヅタ。地錦。漢名、常春藤。〈[季]秋〉。万葉集2「はふ―の」 つた ツタ 撮影:関戸 勇 ③ツタの葉にかたどった文様や紋所。紋所には蔦・鬼蔦・中陰蔦・結むすび蔦などがある。蔦の葉。 蔦

つた‐うるし【蔦漆】🔗🔉

つた‐うるし蔦漆】 ウルシ科の蔓性落葉樹。雌雄異株。他物にからみつく。初夏、葉腋に黄緑色の小花を総状につける。山野に自生、秋、美しく紅葉する。毒性はウルシより弱いがかぶれる。やまうるし。漢名、野葛。 つたうるし

つた‐おんせん【蔦温泉】‥ヲン‥🔗🔉

つた‐おんせん蔦温泉‥ヲン‥ 青森県十和田市にある温泉。奥入瀬おいらせ川の支流蔦川西岸に位し、標高480メートル。泉質は単純温泉。 蔦温泉 撮影:関戸 勇

つた‐かずら【蔦葛】‥カヅラ🔗🔉

つた‐かずら蔦葛‥カヅラ つるくさの総称。かずら。〈[季]秋〉。〈書言字考節用集〉

つた‐の‐からまる【蔦唐丸】🔗🔉

つた‐の‐からまる蔦唐丸】 蔦屋重三郎の狂名。

つた‐の‐ほそみち【蔦の細道】🔗🔉

つた‐の‐ほそみち蔦の細道】 静岡市丸子から宇津谷うつのや峠に通ずる国道の南方にある小道。伊勢物語、宇津山の条に基づく歌枕。蔦の下道。

つた‐もみじ【蔦紅葉】‥モミヂ🔗🔉

つた‐もみじ蔦紅葉‥モミヂ ①紅葉したツタ。〈[季]秋〉 ②イタヤカエデの別称。

つたもみじうつのやとうげ【蔦紅葉宇都谷峠】‥モミヂ‥タウゲ🔗🔉

つたもみじうつのやとうげ蔦紅葉宇都谷峠‥モミヂ‥タウゲ 歌舞伎脚本。5幕。河竹黙阿弥作の世話物。通称「文弥殺し」。1856年(安政3)初演。人情噺の座頭殺しを脚色したもの。姉の身代金で座頭の官位を受けに上京する文弥が、所持金をねらわれ宇都谷峠で殺されて亡霊となる。

つたや【蔦屋】🔗🔉

つたや蔦屋】 江戸時代の出版書肆しょし。安永(1772〜1781)初年、江戸吉原大門口に開業した地本問屋じほんどいやで、のち日本橋通油町に移る。→蔦屋重三郎⇒つたや‐じゅうざぶろう【蔦屋重三郎】

つたや‐じゅうざぶろう【蔦屋重三郎】‥ヂユウ‥ラウ🔗🔉

つたや‐じゅうざぶろう蔦屋重三郎‥ヂユウ‥ラウ 蔦屋の主人。本名、喜多川柯理。号、耕書堂など。蜀山人(大田南畝)・山東京伝ら江戸の狂歌師・戯作者と親しく、喜多川歌麿・十返舎一九・曲亭馬琴らも一時その家に寄寓。通称、蔦重つたじゅうまたは蔦十。自らも狂歌・戯文を作り、狂名は蔦唐丸つたのからまる。(1750〜1797) ⇒つたや【蔦屋】

[漢]蔦🔗🔉

 字形 〔艹部11画/14画/人名/3653・4455〕 〔音〕チョウ〈テウ〉(呉)(漢) 〔訓〕つた [意味] つる草の名。つた。「蔦蘿ちょうら

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