複数辞典一括検索+
かぶ【蕪・蕪菁】🔗⭐🔉
かぶ【蕪・蕪菁】
(一説に「かぶら」の女房詞「おかぶ」から)
①アブラナ科の一年生または二年生根菜。植物学上は、ハクサイ・アブラナなどと同種。原産地は地中海沿岸から西アジアとされ、世界に広く栽培し、品種が多い。根の球形部は多肉・多汁で、白色・紅色など品種による差が大きい。葉・根は食用・飼料用、冬に収穫。かぶら。かぶらな。かぶな。〈[季]冬〉。〈日葡辞書〉
②カブの形をした髢かもじ。
③紋所の名。カブの形を図案化したもの。
かぶ‐な【蕪菜・蕪】🔗⭐🔉
かぶ‐な【蕪菜・蕪】
(→)「かぶ」に同じ。
かぶ‐ら【蕪・蕪菁】🔗⭐🔉
かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
①かぶ。〈[季]冬〉。〈倭名類聚鈔17〉。日葡辞書「カブ、…よりよくはカブラ」
②(遊里語)初心者。
⇒かぶら‐じる【蕪汁】
⇒かぶら‐ずし【蕪鮨・蕪鮓】
⇒かぶら‐な【蕪菜】
⇒かぶら‐なし【蕪無し】
⇒かぶら‐ばち【蕪菁蜂】
⇒かぶら‐はばち【蕪菁葉蜂】
⇒かぶら‐ぼね【蕪骨】
⇒かぶら‐むし【蕪蒸し】
かぶら‐じる【蕪汁】🔗⭐🔉
かぶら‐じる【蕪汁】
蕪の根や葉を実に入れた味噌汁。かぶじる。〈[季]冬〉
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐ずし【蕪鮨・蕪鮓】🔗⭐🔉
かぶら‐ずし【蕪鮨・蕪鮓】
ブリなどを塩漬けの蕪の間に挟み、麹に漬けて発酵させたもの。北陸地方、特に石川県の郷土料理。〈[季]冬〉
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐な【蕪菜】🔗⭐🔉
かぶら‐な【蕪菜】
(→)「かぶ」に同じ。
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐なし【蕪無し】🔗⭐🔉
かぶら‐なし【蕪無し】
青磁または古銅の花入れの名。蕪状のふくらみのないもの。
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐ばち【蕪菁蜂】🔗⭐🔉
かぶら‐ばち【蕪菁蜂】
カブラハバチの俗称。
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐はばち【蕪菁葉蜂】🔗⭐🔉
かぶら‐はばち【蕪菁葉蜂】
ハバチ科のハチ。体長約1センチメートル。体は黄褐色で、頭部は黒い。幼虫は大根・カブなどの葉を食害。カブラバチ。ナノクロムシ。
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐ぼね【蕪骨】🔗⭐🔉
かぶら‐ぼね【蕪骨】
鯨の上顎うわあごの軟骨を細く削って乾燥したもの。刺身のつまや、三杯酢などで酢の物にする。粕漬にした松浦漬は北九州の名産。氷頭ひず。
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
かぶら‐むし【蕪蒸し】🔗⭐🔉
かぶら‐むし【蕪蒸し】
魚におろした蕪をのせて蒸した料理。つなぎに卵白を加え、葛あんをかけて供する。また、蕪をくり抜いて中に具を詰めて蒸すものをもいう。〈[季]冬〉
⇒かぶ‐ら【蕪・蕪菁】
しけ・し【蕪し】🔗⭐🔉
しけ・し【蕪し】
〔形シク〕
きたない。荒れている。古事記中「葦原の―・しき小屋おやに」。〈新撰字鏡7〉
ぶ‐あい【蕪穢】🔗⭐🔉
ぶ‐あい【蕪穢】
土地の荒れていること。ぶわい。
ぶこ【蕪湖】🔗⭐🔉
ぶこ【蕪湖】
(Wuhu)中国安徽省東部の都市。青弋江せいよくこうと長江との合流点にあり、物流の中心地。刃物類や鉄画などの美術工芸品が名高く、各種工業も発達。人口69万7千(2000)。
ぶ‐ざつ【蕪雑】🔗⭐🔉
ぶ‐ざつ【蕪雑】
秩序が立たず、みだれること。繁雑で整わないこと。「―な文章」
ぶ‐じ【蕪辞】🔗⭐🔉
ぶ‐じ【蕪辞】
①粗末なことば。乱雑なことば。
②自分の言葉または文章の謙譲語。「―を連ねる」
ぶ‐そう【蕪草】‥サウ🔗⭐🔉
ぶ‐そう【蕪草】‥サウ
茂っている草。雑草。
ぶそん‐き【蕪村忌】🔗⭐🔉
ぶそん‐き【蕪村忌】
与謝蕪村の忌日。陰暦12月25日。画号によって春星忌しゅんせいきとも呼ぶ。〈[季]冬〉
⇒ぶそん【蕪村】
ぶそん‐くしゅう【蕪村句集】‥シフ🔗⭐🔉
ぶそん‐くしゅう【蕪村句集】‥シフ
俳諧集。2冊。高井几董きとう編。1784年(天明4)刊。遺句を四季別に配列し、代表句を網羅。
⇒ぶそん【蕪村】
ぶそん‐しちぶしゅう【蕪村七部集】‥シフ🔗⭐🔉
ぶそん‐しちぶしゅう【蕪村七部集】‥シフ
俳諧撰集。2冊。菊舎太兵衛きくやたひょうえほか編。1809年(文化6)刊。蕪村に関係のある「其雪影」「あけ烏」「一夜四歌仙」「花鳥篇」「五車反古ごしゃほうぐ」「桃李ももすもも」「続明烏」の7部に「続一夜四歌仙」を収める。7部を称しながら8部を収めるなど杜撰ずさんな点が多い。
⇒ぶそん【蕪村】
[漢]蕪🔗⭐🔉
蕪 字形
〔艹部12画/15画/4183・4973〕
〔音〕ブ(漢)
〔訓〕あれる・かぶ・かぶら
[意味]
①雑草が生い茂って荒れる。「荒蕪・榛蕪しんぶ」「田園まさに蕪あれんとす」〔帰去来の辞〕
②乱雑で整っていない。「蕪辞・蕪雑」
③かぶら。かぶ。「蕪菁ぶせい・かぶら」

広辞苑に「蕪」で始まるの検索結果 1-22。