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ぎょう‐ずい【行水】ギヤウ‥🔗🔉

ぎょう‐ずい行水ギヤウ‥ ①潔斎のため清水で身体を洗い浄めること。宇治拾遺物語1「今宵は御―も候はで」 ②暑中などに、湯や水を入れたたらいに入って、身体の汗を流し去ること。〈[季]夏〉。「―を使う」「カラスの―」 ⇒ぎょうずい‐ぶね【行水船】

ぎょうずい‐ぶね【行水船】ギヤウ‥🔗🔉

ぎょうずい‐ぶね行水船ギヤウ‥ 行水をする設備のある小舟。のち据すえ風呂をも備えた。江戸時代、碇泊船のあたりをこぎ回って、湯銭を取って船中の人々に入浴させた。 ⇒ぎょう‐ずい【行水】

ゆく‐みず【行く水】‥ミヅ🔗🔉

ゆく‐みず行く水‥ミヅ 流れゆく水。流水。 ⇒ゆくみず‐の【行く水の】 ⇒行く水に数書く ○行く水に数書くゆくみずにかずかく はかないこと、また、つまらないことをすることのたとえ。古今和歌集「―よりもはかなきは」 ⇒ゆく‐みず【行く水】

○行く水に数書くゆくみずにかずかく🔗🔉

○行く水に数書くゆくみずにかずかく はかないこと、また、つまらないことをすることのたとえ。古今和歌集「―よりもはかなきは」 ⇒ゆく‐みず【行く水】 ゆくみず‐の行く水の‥ミヅ‥ 〔枕〕 「過ぐ」「とどめかぬ」にかかる。 ⇒ゆく‐みず【行く水】 ゆくもかえるも‐の‐せき行くも帰るもの関‥カヘル‥ (後撰集の「これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関」という、蝉丸の歌から出た語)近江国逢坂関おうさかのせきの異称。 ゆく‐ゆく行く行く】 ①行く末。やがて。将来。玉くしげ「或は今善き事も―のためにあしく」。「―は大物になるだろう」 ②(副詞的に)行きながら。顕宗紀(図書寮本)院政期点「臥しつつ泣き行ユクユクおらびて」。「話は―しよう」 ゆくゆく‐と 〔副〕 ①未詳。一説に、心が動揺しているさま。また、ずんずんの意とも。万葉集2「丹生の河瀬は渡らずて―恋痛きわがせいで通ひ来ね」 ②ずんずん。遠慮せずにずかずかと。源氏物語賢木「何事にかはとどこほり給はむ、―宮にもうれへ聞え給ふ」 ゆくら‐か 揺れ動くさま。心のおちつかないさま。また、ゆっくりしたさま。ゆったり。万葉集12「漁いざりするあまの楫の音―に妹は心に乗りにけるかも」 ゆくら‐ゆくら 揺れ動くさま。心が動揺するさま。ゆらゆら。万葉集17「大船の―に下恋にいつかも来むと待たすらむ」 ゆくり】 ゆかり。所縁。水鏡「事の―ありて丹後の国へ行きて」 ゆぐり (中国・四国地方でいう)(→)「いずめ」に同じ。 ゆくり‐か 思いがけないさま。突然。何心ないさま。不用意なさま。源氏物語明石「―に見せ奉りて」。源氏物語夕霧「―にあざれたることの、まことにならはぬ御心地なれば」 ゆくり‐なく 〔副〕 思いがけず。偶然に。「―もパリで再会した」 ゆくり‐な・し 〔形ク〕 思いがけない。突然である。不用意である。土佐日記「―・く風吹きて」。源氏物語賢木「あたら、思ひやり深うものし給ふ人の、御―・くかやうなる事をりをりせさせ給ふを」 ゆ‐くわ斎鍬‥クハみ浄めた鍬。神事に用いるもの。皇太神宮儀式帳「忌鍬ゆくわゆ‐ぐん斎郡】 大嘗祭に新穀を奉るために卜定ぼくじょうされた国郡。 ゆ‐け湯気】 入浴時の脳貧血。ゆげ。 ⇒湯気に中る ゆ‐げ弓削】 弓を削り作ること。また、その職の人。 ゆ‐げ湯気】 ①湯・水・氷などの表面から立ちのぼる水蒸気が小さな水滴となり、白く煙のように見えるもの。「頭から―を立てて怒る」 ②(→)「ゆけ」に同じ。 ゆ‐げ遊化】 〔仏〕 ①僧が遊行ゆぎょうして人を教化し善に導くこと。 ②(→)遊戯ゆげに同じ。 ゆ‐げ遊戯】 (ユケとも) ①遊び楽しむこと。ゆうぎ。栄華物語本雫「九重の宮の内に―し給ふこと」 ②楽しく思うこと。よろこぶこと。栄華物語後悔大将「―しおぼいたるさまもをかし」 ③〔仏〕心にまかせて、自在にふるまうこと。沙石集1「地獄に―してこそおはしませ」 ゆげい靫負ユゲヒ (ユキオヒの転。古くは清音) ①古代、靫ゆぎを負って宮廷を守った者。 ②特に、衛門府えもんふおよびその官人の称。→衛門府⇒ゆげい‐の‐かみ【靫負督】 ⇒ゆげい‐の‐ちょう【靫負庁】 ⇒ゆげい‐の‐つかさ【靫負司】 ⇒ゆげい‐の‐みょうぶ【靫負の命婦】 ⇒ゆげい‐べ【靫負部】 ゆげい‐の‐かみ靫負督ユゲヒ‥ 衛門府の長官、衛門督えもんのかみの別称。 ⇒ゆげい【靫負】 ゆげい‐の‐ちょう靫負庁ユゲヒ‥チヤウ 検非違使庁けびいしちょうの別称。 ⇒ゆげい【靫負】 ゆげい‐の‐つかさ靫負司ユゲヒ‥ 衛門府の別称。 ⇒ゆげい【靫負】 ゆげい‐の‐みょうぶ靫負の命婦ユゲヒ‥ミヤウ‥ 命婦(後宮女官)の名の一つ。父・兄や夫が靫負であるものの称。源氏物語桐壺「―といふをつかはす」 ⇒ゆげい【靫負】 ゆげい‐べ靫負部ユゲヒ‥ 大和政権で靫ゆぎを負って天皇や皇族を守護した品部しなべ。靫部。 ⇒ゆげい【靫負】 ゆげ‐ざんまい遊戯三昧】 遊戯ゆげにふけること。 ゆ‐げしょう湯化粧‥シヤウ 入浴後に化粧すること。 ゆ‐げた井桁】 イゲタの転。天草本伊曾保物語「狐とんで―のうちにとびあがつて」 ゆ‐げた湯桁】 湯槽ゆぶねのまわりの桁。また、湯槽。源氏物語空蝉「伊予の―もたどたどしかるまじう見ゆ」 ゆ‐げた湯下駄】 昔、湯殿で用いた下駄。 ゆげ‐たて湯気立て】 冬、室内の乾燥を防ぐため、暖房器に水を入れた容器をのせて湯気を立てること。〈[季]冬〉 ゆ‐けつ輸血】 血液型の合う健康者の血液を患者の血管内に注入すること。外傷または手術による失血、胃腸出血、貧血、衰弱、種々の伝染性疾患などの場合に行う。 ⇒ゆけつ‐はんのう【輸血反応】 ゆ‐けつがん油頁岩(→)オイル‐シェールに同じ。 ゆけつ‐はんのう輸血反応‥オウ 輸血による生体の反応、特に副作用。溶血・発熱・アレルギー反応・感染など。 ⇒ゆ‐けつ【輸血】

ゆくみず‐の【行く水の】‥ミヅ‥🔗🔉

ゆくみず‐の行く水の‥ミヅ‥ 〔枕〕 「過ぐ」「とどめかぬ」にかかる。 ⇒ゆく‐みず【行く水】

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