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す‐こう【速香】‥カウ🔗🔉

す‐こう速香‥カウ すぐ燃え尽きる下等の香。日葡辞書「スカウ、即ち、アシキカウ」

すみ‐やか【速やか】🔗🔉

すみ‐やか速やか】 はやいさま。ひまどらないさま。西大寺本最勝王経平安初期点「衣を焼かるることを被れるときに救ひて速スミヤカに滅したむ」。土佐日記「御船―に漕がしめたまへ」。「―に事を運ぶ」「―な解決」

すみ‐や・く【速く】🔗🔉

すみ‐や・く速く】 〔自四〕 (スミヤカを活用させたもの)速やかになる。心がせく。いらだつ。詞花和歌集「君をわが思ふ心はおほ原やいつしかとのみ―・かれつつ」

すむや‐け・し【速けし】🔗🔉

すむや‐け・し速けし】 〔形ク〕 すみやかである。早い。万葉集15「―・くはや帰りませ」

そく‐さん【速算】🔗🔉

そく‐さん速算】 てばやく計算をすること。「―表」

そくしつ‐き【足疾鬼・速疾鬼】🔗🔉

そくしつ‐き足疾鬼・速疾鬼】 (足が速いのでいう)羅刹らせつの異名。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「韋駄天栗毛―とて足はやき」

そく‐しゃ【速写】🔗🔉

そく‐しゃ速写】 速やかに写すこと。

そく‐しゃ【速射】🔗🔉

そく‐しゃ速射】 すばやくたて続けに発射すること。 ⇒そくしゃ‐ほう【速射砲】

そくしゃ‐ほう【速射砲】‥ハウ🔗🔉

そくしゃ‐ほう速射砲‥ハウ 弾丸の装填そうてんを迅速にし、発射速度を速めた火砲。 ⇒そく‐しゃ【速射】

そく‐しゅう【速修】‥シウ🔗🔉

そく‐しゅう速修‥シウ 技術を短期間で修得すること。

そく‐しゅう【速習】‥シフ🔗🔉

そく‐しゅう速習‥シフ 技術を短期間で習得すること。

そく‐せい【速成】🔗🔉

そく‐せい速成】 速やかになしとげること。 ⇒そくせい‐しょうゆ【速成醤油】

そくせい‐しょうゆ【速成醤油】‥シヤウ‥🔗🔉

そくせい‐しょうゆ速成醤油‥シヤウ‥ 諸味もろみに温度を加え、原料を化学的方法によって分解し、短期間でつくる醤油。 ⇒そく‐せい【速成】

そくせん‐ざい【促染剤・速染剤】🔗🔉

そくせん‐ざい促染剤・速染剤】 染色の際、染着力を促進させるために添加する薬剤。木綿染には硫酸ソーダ、絹・羊毛には酢酸・蟻酸などを用いる。助剤。

そくせん‐そっけつ【速戦即決】‥ソク‥🔗🔉

そくせん‐そっけつ速戦即決‥ソク‥ 決戦によって即座に勝敗を決すること。一気に勝負の決着をつけること。

そく‐たつ【速達】🔗🔉

そく‐たつ速達】 ①速やかにとどけること。速やかにとどくこと。 ②速達郵便の略。 ⇒そくたつ‐ゆうびん【速達郵便】

そくたつ‐ゆうびん【速達郵便】‥イウ‥🔗🔉

そくたつ‐ゆうびん速達郵便‥イウ‥ 郵便物特殊取扱の一種。郵便物の送達にあたり、他の郵便物に優先して運送し、配達するもの。 ⇒そく‐たつ【速達】

そく‐だん【速断】🔗🔉

そく‐だん速断】 ①速やかに判断すること。速やかに決断すること。「―を要する事態」 ②はやまって判断または決断すること。「―を避ける」

そく‐ど【速度】🔗🔉

そく‐ど速度】 ①進み行くはやさ。 ②〔理〕(velocity)物体の運動を表す量の一つ。大きさと向きとをもち、大きさは単位時間に通過する距離に等しく、向きは経路の接線と一致する。 ⇒そくど‐きごう【速度記号】 ⇒そくど‐けい【速度計】 ⇒そくど‐ひょうご【速度標語】 ⇒そくど‐へんちょう‐かん【速度変調管】

そく‐とう【速答】‥タフ🔗🔉

そく‐とう速答‥タフ すみやかに答えること。

そくど‐きごう【速度記号】‥ガウ🔗🔉

そくど‐きごう速度記号‥ガウ 楽曲の演奏速度を数字で指示する記号。一般にメトロノームの拍節数字を用いる。広義には速度標語も含めることがある。 ⇒そく‐ど【速度】

そく‐どく【速読】🔗🔉

そく‐どく速読】 本などを速く読むこと。「―術」

そくど‐けい【速度計】🔗🔉

そくど‐けい速度計】 自動車・航空機など運動体の速度を指示または自記する計器。 ⇒そく‐ど【速度】

そくど‐ひょうご【速度標語】‥ヘウ‥🔗🔉

そくど‐ひょうご速度標語‥ヘウ‥ 楽曲の演奏速度や曲想を指示する語。通常イタリア語を用いる。 速度標語(表) ⇒そく‐ど【速度】

そくど‐へんちょう‐かん【速度変調管】‥テウクワン🔗🔉

そくど‐へんちょう‐かん速度変調管‥テウクワン (→)クライストロンに同じ。 ⇒そく‐ど【速度】

そく‐ひつ【速筆】🔗🔉

そく‐ひつ速筆】 ものを書くことが早いこと。↔遅筆

そく‐ほ【速歩】🔗🔉

そく‐ほ速歩】 はやい足どりで歩くこと。早足。

そく‐ほう【速報】🔗🔉

そく‐ほう速報】 はやく報しらせること。すみやかな報知。「事故を―する」「選挙―」 ⇒そくほう‐ち【速報値】 ⇒そくほう‐ばん【速報板】

そくほう‐ち【速報値】🔗🔉

そくほう‐ち速報値】 測定した時点で報告され、まだ十分に整理されていない数値。 ⇒そく‐ほう【速報】

そくほう‐ばん【速報板】🔗🔉

そくほう‐ばん速報板】 主要事項を速報する掲示板。 ⇒そく‐ほう【速報】

そく‐りょう【速了】‥レウ🔗🔉

そく‐りょう速了‥レウ はやのみこみ。はやがてん。森鴎外、舞姫「彼等は―にも余を以て色を舞姫の群に漁するものとしたり」

そく‐りょく【速力】🔗🔉

そく‐りょく速力】 進むはやさ。速度。スピード。

そっかん‐せい【速乾性】ソク‥🔗🔉

そっかん‐せい速乾性ソク‥ 短時間で乾く性質。「―の塗料」

そっ‐き【速記】ソク‥🔗🔉

そっ‐き速記ソク‥ ①すばやく記すこと。特に、速記術で記すこと。「演説を―する」 ②速記術・速記録の略。福地桜痴、もしや草紙「殊に弁論文章に長じ、―は尤も得意の技にてありける程に」。「―を習う」「―を読む」 ⇒そっき‐きごう【速記記号】 ⇒そっき‐しゃ【速記者】 ⇒そっき‐じゅつ【速記術】 ⇒そっき‐ぼん【速記本】 ⇒そっき‐ろく【速記録】

そっき‐きごう【速記記号】ソク‥ガウ🔗🔉

そっき‐きごう速記記号ソク‥ガウ 速記術に用いる符号。速記符号。 ⇒そっ‐き【速記】

そっき‐しゃ【速記者】ソク‥🔗🔉

そっき‐しゃ速記者ソク‥ 口述・講演の速記を業とする人。 ⇒そっ‐き【速記】

そっき‐じゅつ【速記術】ソク‥🔗🔉

そっき‐じゅつ速記術ソク‥ (shorthand)普通の文字と異なる符号によって談話・演説などをすばやく書き取り、のちに普通の文字に書き直す技術。速記法。速記。→田鎖綱紀たくさりこうき⇒そっ‐き【速記】

そっき‐ぼん【速記本】ソク‥🔗🔉

そっき‐ぼん速記本ソク‥ 落語や講談の口演を速記で筆録して刊行した本。三遊亭円朝の「怪談牡丹灯籠」(1884年刊)が最初。 ⇒そっ‐き【速記】

そっ‐きゅう【速急】ソクキフ🔗🔉

そっ‐きゅう速急ソクキフ すみやかなこと。急速。「―に対案を練る」

そっ‐きゅう【速球】ソクキウ🔗🔉

そっ‐きゅう速球ソクキウ 野球で、投手の投げるはやい球。スピード‐ボール。

そっき‐ろく【速記録】ソク‥🔗🔉

そっき‐ろく速記録ソク‥ 速記術で書き取ったものをさらに普通の文字に直した記録。速記。 ⇒そっ‐き【速記】

そっ‐こう【速攻】ソク‥🔗🔉

そっ‐こう速攻ソク‥ 競技や戦で、相手をすばやくせめたてること。

そっ‐こう【速効】ソクカウ🔗🔉

そっ‐こう速効ソクカウ ききめがはやいこと。 ⇒そっこうせい‐ひりょう【速効性肥料】

そっこうせい‐ひりょう【速効性肥料】ソクカウ‥レウ🔗🔉

そっこうせい‐ひりょう速効性肥料ソクカウ‥レウ 硫安・硫酸カリなどのように、効果の現れるのがはやい肥料。速効肥料。↔緩効性肥料 ⇒そっ‐こう【速効】

はや‐あし【早足・速歩】🔗🔉

はや‐あし早足・速歩】 ①すみやかな歩調であるくこと。いそいで行くこと。いそぎあし。疾歩。捷歩。「―で通り抜ける」 ②馬の歩く速度で、1分間に約210メートルの速さ。

はや・い【早い・速い・疾い・捷い】🔗🔉

はや・い早い・速い・疾い・捷い】 〔形〕[文]はや・し(ク) ①すみやかである。速力が大である。万葉集17「婦負めい川の―・き瀬ごとに篝かがりさし八十伴の男は鵜川たちけり」。竹取物語「―・き風吹きて世界暗がりて」。「足が―・い」 ②ある動作を完了するのに要する時間が短い。万葉集5「残りたる雪に交れる梅の花―・くな散りそ雪は消ぬとも」。「仕事の―・い人」 ③夜があけて間もない。時間的に初めの方である。万葉集12「朝鴉―・くな鳴きそわが背子の朝明の姿見れば悲しも」。「朝―・く家を出る」 ④年月が短い。平家物語(延慶本)「此の君の御位余りに―・し、いかがわたらせ給はんずらん」 ⑤時間的に前である。先である。「僕は彼より1年―・く生まれた」 ⑥まだその時期でない。「あきらめるには―・い」 ⑦短い時間ですむ。手っとりばやい。「本人に会った方が話が―・い」 ⑧香りが鋭い。きつい。源氏物語梅枝「梅花花やかに今めかしう、すこし―・き心しらひを添へて」 ⑨(連用形を副詞的に用いて) ㋐まえから。かねて。以前。むかし。古事記「然るに宇遅能和紀郎子は―・く崩りましき」。古今和歌集「―・くぞ人を思ひそめてし」。源氏物語浮舟「―・うほのかに見し人の行くへも知らずなりにしが」 ㋑その時にはもう。すでに。とっくに。大和物語「男は―・う忘れにけり」。「5歳にして―・く父を失う」「―・くも1周遅れてしまった」 ㋒(「はやう」の形で、驚きの意をこめて)なんと。たしかに。もともと。源氏物語蓬生「見し心地する木立かなとおぼすは―・う此の宮なりけり」 ⑩(「…(する)が―・いか」の形で)…するやいなや。…すると即座に。「聞くが―・いかとび出した」 ◇1・2は、ふつう「速」を使い、また「疾」「捷」も使う。他は「早」を使う。 ⇒早い話が

はや‐およぎ【速泳】🔗🔉

はや‐およぎ速泳】 水泳で、クロールのこと。

はや‐さ【早さ・速さ】🔗🔉

はや‐さ早さ・速さ】 ①動きがはやいこと。また、その度合。「目にもとまらぬ―」「そろばんの―は日本一」「反応の―」 ②時刻・時期が早いこと。「起床時間の―には参った」

はや‐さめ【速雨】🔗🔉

はや‐さめ速雨】 にわかあめ。むらさめ。夕立。古事記「―零り来て、にはかに吾が面おもに沾そそきつ」

はや・し【早し・速し・疾し・捷し】🔗🔉

はや・し早し・速し・疾し・捷し】 〔形ク〕 ⇒はやい

はや‐にえ【速贄】‥ニヘ🔗🔉

はや‐にえ速贄‥ニヘ ①初物の献上品。古事記「島の―献る時に」 ②「もずの速贄」の略。

はや‐ま・る【早まる・速まる】🔗🔉

はや‐ま・る早まる・速まる】 〔自五〕 ①速さが増す。「回転が―・る」 ②時期・時刻が早くなる。「予定が―・る」 ③まだその時機でないのに事をする。いそぎすぎて判断を誤る。思慮の足りないことをする。「―・ったことをするな」 ◇1はふつう「速」を使う。

はやみ【速水】🔗🔉

はやみ速水】 姓氏の一つ。 ⇒はやみ‐ぎょしゅう【速水御舟】

はやみ‐ぎょしゅう【速水御舟】‥シウ🔗🔉

はやみ‐ぎょしゅう速水御舟‥シウ 日本画家。東京生れ。旧姓蒔田、本名、栄一。はじめ禾湖かこ・浩然こうねんと号。松本楓湖ふうこの画塾に入門。写実主義を徹底させ、幻想的な美の世界を開いた。日本美術院同人。代表作「炎舞」「名樹散椿」。(1894〜1935) ⇒はやみ【速水】

はや・む【早む・速む】🔗🔉

はや・む早む・速む】 [一]〔自四〕 はやりたつ。今鏡「五節に蔵人の頭たちの舞ひ給はざりければ殿上人たち―・みて」 [二]〔他下二〕 ⇒はやめる(下一)

はや・める【早める・速める】🔗🔉

はや・める早める・速める】 〔他下一〕[文]はや・む(下二) ①速さを加える。速くする。源氏物語椎本「駒ひきとどむる程もなくうち―・めて」。「足を―・める」 ②期日をくり上げる。時刻を早くする。「時期を―・める」 ◇1は、ふつう「速」を使う。

また・ぐ【急ぐ・速ぐ】🔗🔉

また・ぐ急ぐ・速ぐ】 〔自四〕 時を待ちかねていそぐ。はやる。あせる。古今和歌集雑体「いつしかと―・ぐ心を脛にあげて天の川原を今日や渡らむ」

[漢]速🔗🔉

 字形  筆順 〔辶(辶)部7画/10画/教育/3414・422E〕 [] 字形 〔辶(辶)部7画/11画〕 〔音〕ソク(呉)(漢) 〔訓〕はやい・はやめる・すみやか (名)はやし [意味] ①動きがはやい。すみやか。(対)遅。「速記・速報・速球・快速・早速さっそく・拙速」 ②はやさ。「秒速・時速・風速・音速」 [解字] 形声。「辶」+音符「束」(=せく)。せかせか行く意。 [下ツキ 音速・快速・加速・急速・減速・高速・早速・時速・失速・初速・神速・迅速・拙速・遅速・秒速・敏速・風速・変速

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