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りょう【遼】レウ🔗🔉

りょうレウ 契丹きったん族が中国東北部を中心に建てた国。始祖耶律阿保機やりつあぼきが契丹族を統一、さらに党項タングート・吐谷渾とよくこんを征し、渤海を滅ぼし、太宗の時に後晋から燕雲十六州をとりあげ、947年国を遼と号した。9世で滅亡。(916〜1125)→契丹→カラキタイ

りょう‐えん【遼遠】レウヱン🔗🔉

りょう‐えん遼遠レウヱン はるか遠いこと。「前途―」

りょう‐が【遼河】レウ‥🔗🔉

りょう‐が遼河レウ‥ (Liao He)中国東北地区南部の大河。吉林省南西部に発する東遼河と内モンゴルの大興安嶺の東側に発する西遼河とが、遼寧省昌図県付近で合流して遼河となり、南西流して盤山県で双台子河となり遼東湾に注ぐ。全長1430キロメートル。

りょう‐かい【遼海】レウ‥🔗🔉

りょう‐かい遼海レウ‥ はるか遠くまで広がっている海。平家物語8「野雁の―に鳴くを聞きては」

りょうし【遼史】レウ‥🔗🔉

りょうし遼史レウ‥ 二十四史の一つ。遼代の史書。本紀30巻、志33巻、表8巻、列伝45巻。元の宰相脱脱・欧陽玄らが順帝の命を奉じて撰。1345年完成。

りょうとう‐かんぷ【遼東還付】レウ‥クワン‥🔗🔉

りょうとう‐かんぷ遼東還付レウ‥クワン‥ 「三国干渉」参照。 ⇒りょうとう【遼東】

りょうとう‐の‐いのこ【遼東の豕】レウ‥ヰノコ🔗🔉

りょうとう‐の‐いのこ遼東の豕レウ‥ヰノコ [後漢書朱浮伝](遼東では珍しい白頭の豚も、河東では珍しくないということから)世間ではありふれていることを知らずに自分一人が得意になることのたとえ。ひとりよがり。 ⇒りょうとう【遼東】

りょうとう‐はんとう【遼東半島】レウ‥タウ🔗🔉

りょうとう‐はんとう遼東半島レウ‥タウ 中国遼寧省南部、渤海と黄海との間に突出している半島。南西端に大連・旅順の良港がある。→関東州 ⇒りょうとう【遼東】

りょうねい【遼寧】レウ‥🔗🔉

りょうねい遼寧レウ‥ (Liaoning)中国東北地方南部の省。鴨緑江おうりょっこうを隔てて、朝鮮と接する。面積15万平方キロメートル。省都は瀋陽しんよう。略称は遼。鉄鉱石・石炭が豊富で、各種の重工業が発達。→中華人民共和国(図)

りょうよう【遼陽】レウヤウ🔗🔉

りょうよう遼陽レウヤウ (Liaoyang)中国遼寧省の都市。瀋陽の南、旧満鉄沿線の要地。遼・金時代には東京とうけいと称した。日露戦争の激戦地。人口72万8千(2000)。

[漢]遼🔗🔉

 字形 〔辶(辶)部12画/15画/人名/4643・4E4B〕 [] 字形 〔辶(辶)部12画/16画〕 〔音〕リョウ〈レウ〉(呉)(漢) 〔訓〕はるか [意味] ①空間的・時間的に、遠く離れている。はるか。とおい。「遼遠・広遼」 ②中国の王朝の名。契丹きったん。九一六〜一一二五年。「遼史」 [解字] 形声。「辶」+音符「」(=燃え続けるかがり火)。はるかに続く道の意。

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